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基本的にはミュージシャンでは無いが、[[1970年代]]前半の[[プログレッシブ・ロック]]・シーンに於けるピート・シンフィールドの業績は大きいと言える。[[キング・クリムゾン]]での実績はもちろんだが、[[ロキシー・ミュージック]]のデビュー作『[[ロキシー・ミュージック (アルバム)|ロキシー・ミュージック]]』をプロデュースしたり、[[エマーソン・レイク・アンド・パーマー]]の『[[恐怖の頭脳改革]]』に作詞で参加したり、まだ世界的に無名だった[[イタリア]]の[[プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ|PFM]]をマンティコア・レーベルで国際展開させるといった活動歴を残している。また、[[シェール]]や[[セリーヌ・ディオン]]の作品に歌詞を提供し、世界的な成功を収めている。
基本的にはミュージシャンでは無いが、[[1970年代]]前半の[[プログレッシブ・ロック]]・シーンに於けるピート・シンフィールドの業績は大きいと言える。[[キング・クリムゾン]]での実績はもちろんだが、[[ロキシー・ミュージック]]のデビュー作『[[ロキシー・ミュージック (アルバム)|ロキシー・ミュージック]]』をプロデュースしたり、[[エマーソン・レイク・アンド・パーマー]]の『[[恐怖の頭脳改革]]』に作詞で参加したり、まだ世界的に無名だった[[イタリア]]の[[プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ|PFM]]をマンティコア・レーベルで国際展開させるといった活動歴を残している。また、[[シェール]]や[[セリーヌ・ディオン]]の作品に歌詞を提供し、世界的な成功を収めている。

2011年8月7日、BS-TBSで放送された「[[SONG TO SOUL|SONG TO SOUL ~永遠の一曲~]] [[クリムゾン・キングの宮殿]]」番組に英国取材で出演。[[キング・クリムゾン]]誕生前後の状況や楽曲制作の裏話を証言した。
2011年8月7日、BS-TBSで放送された番組「[[SONG TO SOUL|SONG TO SOUL ~永遠の一曲~]] [[クリムゾン・キングの宮殿]]」に英国取材で出演。[[キング・クリムゾン]]誕生前後の状況や楽曲制作の裏話を証言した。


== ディスコグラフィ ==
== ディスコグラフィ ==
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* [[プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ]]: 『幻の映像』 - ''Photos of Ghosts'' (1973年) ※プロデュース、歌詞担当
* [[プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ]]: 『幻の映像』 - ''Photos of Ghosts'' (1973年) ※プロデュース、歌詞担当
* プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ: 『[[甦る世界]](英語盤)』 - ''The World Became the World'' (1974年) ※プロデュース、歌詞担当
* プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ: 『[[甦る世界]](英語盤)』 - ''The World Became the World'' (1974年) ※プロデュース、歌詞担当
* アンジェロ・ブランドゥアルディ: ''Alla fiera dell'est|Highdown Fair'' (1978年) ※歌詞担当
* アンジェロ・ブランドゥアルディ: ''Highdown Fair'' (1978年) ※『''Alla fiera dell'est''』英語盤の歌詞担当
* ピート・シンフィールド、ロバート・シェクリー、[[ブライアン・イーノ]]: ''In a Land of Clear Colours'' (1978年) ※ナレーション
* ピート・シンフィールド、ロバート・シェクリー、[[ブライアン・イーノ]]: ''In a Land of Clear Colours'' (1978年) ※ナレーション
* アンジェロ・ブランドゥアルディ: ''La pulce d'acqua|Fables and Fantasies'' (1980年) ※歌詞担当
* アンジェロ・ブランドゥアルディ: ''Fables and Fantasies'' (1980年) ※『''La pulce d'acqua''』英語盤の歌詞担当
* [[クリス・スクワイア]] & [[アラン・ホワイト]]: "Run with the Fox" (1981年) ※歌詞担当
* [[クリス・スクワイア]] & [[アラン・ホワイト]]: "Run with the Fox" (1981年) ※歌詞担当
* バックス・フィズ: 『夢のハッピー・チャンス』 - ''Bucks Fizz'' (1981年) ※歌詞担当
* バックス・フィズ: 『夢のハッピー・チャンス』 - ''Bucks Fizz'' (1981年) ※歌詞担当

2019年2月6日 (水) 15:43時点における版

ピート・シンフィールド
Pete Sinfield
基本情報
出生名 ピーター・ジョン・シンフィールド
(Peter John Sinfield)
生誕 (1943-12-27) 1943年12月27日(80歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル プログレッシブ・ロック
職業 詩人作詞家プロデューサー
活動期間 1968年 - 現在
共同作業者 キング・クリムゾン
ロキシー・ミュージック
エマーソン・レイク・アンド・パーマー ほか
公式サイト Song Soup On Sea

ピーター・ジョン・“ピート”・シンフィールド(Peter John "Pete[1]" Sinfield 1943年12月27日 - )は、イギリスロンドン生まれの詩人作詞家

概要

初期のキング・クリムゾンで「作詞を担当する準メンバー」という極めて特異な立場で参加していた。ロック・ミュージックに壮大なスケールの世界観を持ち込み、バンドの方向性を決定付けた。また、ステージでの照明効果も担当する。1972年初頭にクリムゾンを脱退。一年後の1973年にソロ・アルバム『スティル』を完成させる。(1993年にピーター・シンフィールド名義で、CD『スティルージョン』として再発売)

基本的にはミュージシャンでは無いが、1970年代前半のプログレッシブ・ロック・シーンに於けるピート・シンフィールドの業績は大きいと言える。キング・クリムゾンでの実績はもちろんだが、ロキシー・ミュージックのデビュー作『ロキシー・ミュージック』をプロデュースしたり、エマーソン・レイク・アンド・パーマーの『恐怖の頭脳改革』に作詞で参加したり、まだ世界的に無名だったイタリアPFMをマンティコア・レーベルで国際展開させるといった活動歴を残している。また、シェールセリーヌ・ディオンの作品に歌詞を提供し、世界的な成功を収めている。

2011年8月7日、BS-TBSで放送された番組「SONG TO SOUL ~永遠の一曲~ クリムゾン・キングの宮殿」に英国取材で出演。キング・クリムゾン誕生前後の状況や楽曲制作の裏話を証言した。

ディスコグラフィ

ソロ・アルバム

  • 『スティル』 - Still (1973年) ※ボーカル、12弦ギター、シンセサイザー、プロデュース、カバー・デザイン担当。1993年に『スティルージョン』 - Stillusionとして再発

キング・クリムゾン

エマーソン・レイク・アンド・パーマー

その他

  • マクドナルド・アンド・ジャイルズ: 『マクドナルド・アンド・ジャイルズ』 - McDonald and Giles (1970年) ※「Birdman」歌詞担当
  • ロキシー・ミュージック: 『ロキシー・ミュージック』 - Roxy Music (1972年) ※プロデュース担当
  • プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ: 『幻の映像』 - Photos of Ghosts (1973年) ※プロデュース、歌詞担当
  • プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ: 『甦る世界(英語盤)』 - The World Became the World (1974年) ※プロデュース、歌詞担当
  • アンジェロ・ブランドゥアルディ: Highdown Fair (1978年) ※『Alla fiera dell'est』英語盤の歌詞担当
  • ピート・シンフィールド、ロバート・シェクリー、ブライアン・イーノ: In a Land of Clear Colours (1978年) ※ナレーション
  • アンジェロ・ブランドゥアルディ: Fables and Fantasies (1980年) ※『La pulce d'acqua』英語盤の歌詞担当
  • クリス・スクワイア & アラン・ホワイト: "Run with the Fox" (1981年) ※歌詞担当
  • バックス・フィズ: 『夢のハッピー・チャンス』 - Bucks Fizz (1981年) ※歌詞担当
  • バックス・フィズ: 『アー・ユー・レディ』 - Are You Ready (1982年) - Bucks Fizz ※歌詞担当
  • ムーン・マーティン: 「Xレイ・ヴィジョン」 - "X-Ray Vision" (1982年) ※歌詞担当
  • レオ・セイヤー: 『愛の面影』 - Have You Ever Been in Love (1983年) ※歌詞担当
  • バックス・フィズ: I Hear Talk (1984年) ※歌詞担当
  • バックス・フィズ: Writing on the Wall (1986年) ※歌詞担当
  • ファイブ・スター: 『シルク・アンド・スティール』 - Silk & Steel (1986年) ※歌詞担当
  • フレアーク: Sleight of Hand (1987年) ※「Walk Upon Dreams」歌詞担当
  • セリーヌ・ディオン: 『ラヴ・ストーリーズ』 - The Colour of My Love (1993年) ※「Think twice」歌詞担当
  • デヴィッド・クロス: 『エグザイルズ』 - Exiles (1997年) ※「This Is Your Life」歌詞担当

脚注

  1. ^ "Pete" は "Peter" の愛称 --ジーニアス英和辞典』(第3版)大修館書店〈シャープ電子辞書 PW-9600 収録〉、2002年。 より。

外部リンク