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[[File:Aerotaxi 19 10 06.jpg|thumb|エアタクシーに使用される[[ビーチクラフト キングエア]]]] |
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'''エアタクシー'''(Air taxi)とは、操縦士と機体とを貸し切る形で少人数の[[旅客]]を[[輸送]]する『不定期/目的地間直行運航』形態の航空会社で通常、旅客が任意の目的地を指定できる<ref name="VLJ">{{citation|title=欧米におけるエアタクシービジネスの状況<sub>超軽量ジェット機の実現で経済的で快適・安全な運航が可能に</sub> |url=http://www.nedo.go.jp/content/100105363.pdf |format=PDF }}</ref>。 |
'''エアタクシー'''(Air taxi)とは、操縦士と機体とを貸し切る形で少人数の[[旅客]]を[[輸送]]する『不定期/目的地間直行運航』形態の航空会社で通常、旅客が任意の目的地を指定できる<ref name="VLJ">{{citation|title=欧米におけるエアタクシービジネスの状況<sub>超軽量ジェット機の実現で経済的で快適・安全な運航が可能に</sub> |url=http://www.nedo.go.jp/content/100105363.pdf |format=PDF }}</ref>。 |
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[[アメリカ合衆国]]や[[カナダ]]では地方路線の代わりとしても利用されており、[[:en:ImagineAir|ImagineAir]]や[[:en:Propair|Propair]]のようなエアタクシー会社が多数存在している。アメリカの業界団体として[[:en:Air Taxi Association|エアタクシー協会]]がある。 |
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アメリカなどでは[[有視界飛行方式]] (VFR) の場合、特定の空域を除き[[飛行計画]]の通報の必要がなく、提出する場合でもオンラインで予定日の前日か数日前まで受け付けていることから盛んに利用されている。 |
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中小企業が多くチャーター便の運航など他の航空ビジネスも行っていることが多いが、[[ヴァージン・グループ]]は[[チャーター便]]を取り扱う子会社で参入している。 |
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中小企業が多くチャーター便の運航など他の航空ビジネスも行っていることが多いが、[[ヴァージン・グループ]]は[[チャーター便]]を取り扱う子会社で、[[全日空]]ではビジネスジェットの運航ノウハウを有する[[双日]]と共同で[[ANAビジネスジェット]]を設立している。大手の子会社では定期便との乗り継ぎを想定したをプランを用意するなど、親会社との連携を売りにしたサービスを強みとしている<ref name=response307825>[https://response.jp/article/2018/03/28/307825.html ホンダジェットで飛ぶ 日本からのビジネスジェット“エアタクシー”誕生…ANAと双日 | レスポンス(Response.jp)]</ref>。 |
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乗客は事前に予約し、当日に[[空港]]や飛行場に向かって目的地まで移動する。[[ヘリコプター]]などの[[垂直離着陸機]]の場合には任意の場所で乗り降りも可能。 |
乗客は事前に予約し、当日に[[空港]]や飛行場に向かって目的地まで移動する。[[ヘリコプター]]などの[[垂直離着陸機]]の場合には任意の場所で乗り降りも可能。 |
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乗り継ぎ利用の場合は、便が早着すれば前倒しで出発、遅延ならば客の到着まで待機するなど柔軟な利用が可能である。 |
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アメリカやカナダなどでは小型機であれば予約無しで当日に利用できる会社も多い。 |
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料金は会社によってまちまちであり、相乗りや往復の利用で割引があるなど様々なプランがある。 |
料金は会社によってまちまちであり、相乗りや往復の利用で割引があるなど様々なプランがある。 |
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==機体== |
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従来は[[ビーチクラフト クイーンエア]]のような小型の双発プロペラ機(ビジネス機)による運行が主流であったが、近年では[[超軽量ジェット機]]による運行が徐々に拡大しつつある<ref name="VLJ"/>。地方路線の代わりとなっている会社では10人以上乗れる機体も多く利用されているが、[[セスナ 172]]や[[SR22 (航空機)|SR22]]などの定員が4人の単発小型プロペラ機を使った輸送も行われている。3人が乗る場合、1名は副操縦士の席に座ることになる。 |
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滑走路の不要な[[ヘリコプター]]などの[[垂直離着陸機]]による運行もある。 |
滑走路の不要な[[ヘリコプター]]などの[[垂直離着陸機]]による運行もあり、離島や山間部への路線として利用されている他、ビルの屋上のヘリポートへ直接移動することも可能である。 |
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操縦士の不要な自動操縦による運行も模索される<ref name="News">{{citation|title=エアタクシーに向けたエアバスとボーイングの取り組み |url=https://www.excite.co.jp/News/it_g/20171010/Slashdot_17_10_10_0456249.html |format= }}</ref>。 |
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* [[ゼネラルアビエーション]] |
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2018年8月31日 (金) 08:16時点における版
エアタクシー(Air taxi)とは、操縦士と機体とを貸し切る形で少人数の旅客を輸送する『不定期/目的地間直行運航』形態の航空会社で通常、旅客が任意の目的地を指定できる[1]。
チャーター便とは違い、旅行会社や大手航空会社を仲介せず、客が運航会社と直接取引する。
概要
一種のチャーター便であり、国土が広大で人口密度の低い国で鉄道などの交通機関や定期便の運行が少ない地域で運航される。島が多い東南アジアでは水上機による運航も行われている。
アメリカ合衆国やカナダでは地方路線の代わりとしても利用されており、ImagineAirやPropairのようなエアタクシー会社が多数存在している。アメリカの業界団体としてエアタクシー協会がある。
アメリカなどでは有視界飛行方式 (VFR) の場合、特定の空域を除き飛行計画の通報の必要がなく、提出する場合でもオンラインで予定日の前日か数日前まで受け付けていることから盛んに利用されている。
中小企業が多くチャーター便の運航など他の航空ビジネスも行っていることが多いが、ヴァージン・グループはチャーター便を取り扱う子会社で、全日空ではビジネスジェットの運航ノウハウを有する双日と共同でANAビジネスジェットを設立している。大手の子会社では定期便との乗り継ぎを想定したをプランを用意するなど、親会社との連携を売りにしたサービスを強みとしている[2]。
利用形態
乗客は事前に予約し、当日に空港や飛行場に向かって目的地まで移動する。ヘリコプターなどの垂直離着陸機の場合には任意の場所で乗り降りも可能。
乗り継ぎ利用の場合は、便が早着すれば前倒しで出発、遅延ならば客の到着まで待機するなど柔軟な利用が可能である。
アメリカやカナダなどでは小型機であれば予約無しで当日に利用できる会社も多い。
料金は会社によってまちまちであり、相乗りや往復の利用で割引があるなど様々なプランがある。
機体
従来はビーチクラフト クイーンエアのような小型の双発プロペラ機(ビジネス機)による運行が主流であったが、近年では超軽量ジェット機による運行が徐々に拡大しつつある[1]。地方路線の代わりとなっている会社では10人以上乗れる機体も多く利用されているが、セスナ 172やSR22などの定員が4人の単発小型プロペラ機を使った輸送も行われている。3人が乗る場合、1名は副操縦士の席に座ることになる。
滑走路の不要なヘリコプターなどの垂直離着陸機による運行もあり、離島や山間部への路線として利用されている他、ビルの屋上のヘリポートへ直接移動することも可能である。
操縦士の不要な自動操縦による運行も模索される[3]。
エアバスのヘリコプター部門は2017年10月3日に4人乗りマルチコプターである「CityAirbus」の推進システムのテストに成功した。CityAirbusは2018年初飛行、2023年の就航を目指している[3]。
Uberは4人乗りで垂直離着陸が可能な電動航空機によるエアタクシー事業の実験を予定している[4]。
ドイツのスタートアップ企業であるLilium(リリウム)は、2人乗りの電動垂直離着陸機の開発を行っており、2025年にはエアタクシー事業を開始すると発表している[5]。
脚注
関連項目
- ゼネラルアビエーション
- チャーター便
- スカイカー - 自動操縦によるエアタクシーが検討されている。