「フランシス・フォード・コッポラ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
30行目: 30行目:
| カンヌ国際映画祭 = '''[[パルム・ドール]]'''<br />[[第27回カンヌ国際映画祭|1974年]]『[[カンバセーション…盗聴…]]』<br />[[第32回カンヌ国際映画祭|1979年]]『[[地獄の黙示録]]』<br />'''国際映画批評家連盟賞'''<br />[[第32回カンヌ国際映画祭|1979年]]『[[地獄の黙示録]]』
| カンヌ国際映画祭 = '''[[パルム・ドール]]'''<br />[[第27回カンヌ国際映画祭|1974年]]『[[カンバセーション…盗聴…]]』<br />[[第32回カンヌ国際映画祭|1979年]]『[[地獄の黙示録]]』<br />'''国際映画批評家連盟賞'''<br />[[第32回カンヌ国際映画祭|1979年]]『[[地獄の黙示録]]』
| ヴェネツィア国際映画祭 = '''[[栄誉金獅子賞]]'''<br /> 1992年
| ヴェネツィア国際映画祭 = '''[[栄誉金獅子賞]]'''<br /> 1992年
| 全米映画批評家協会賞 = '''監督賞'''<br />1974年『[[ゴッドファーザー PART II]]』
| 全米映画批評家協会賞 = '''[[全米映画批評家協会賞 監督賞|監督賞]]'''<br />1974年『[[ゴッドファーザー PART II]]』
| ゴールデングローブ賞 = '''[[ゴールデングローブ賞 監督賞|監督賞]]'''<br />1972年『[[ゴッドファーザー (映画)|ゴッドファーザー]]』<br />1979年『[[地獄の黙示録]]』<br />'''[[ゴールデングローブ賞 脚本賞|脚本賞]]'''<br />1972年『[[ゴッドファーザー (映画)|ゴッドファーザー]]』
| ゴールデングローブ賞 = '''[[ゴールデングローブ賞 監督賞|監督賞]]'''<br />1972年『[[ゴッドファーザー (映画)|ゴッドファーザー]]』<br />1979年『[[地獄の黙示録]]』<br />'''[[ゴールデングローブ賞 脚本賞|脚本賞]]'''<br />1972年『[[ゴッドファーザー (映画)|ゴッドファーザー]]』
| 英国アカデミー賞 = '''[[英国アカデミー賞 監督賞|監督賞]]'''<br />1979年『[[地獄の黙示録]]』
| 英国アカデミー賞 = '''[[英国アカデミー賞 監督賞|監督賞]]'''<br />1979年『[[地獄の黙示録]]』

2018年8月23日 (木) 13:58時点における版

フランシス・フォード・コッポラ
Francis Ford Coppola
Francis Ford Coppola
2001年、カンヌにて
生年月日 (1939-04-07) 1939年4月7日(85歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ミシガン州デトロイト
民族 イタリア系アメリカ人
職業 映画監督・映画プロデューサー・脚本家・実業家
活動期間 1962年 - 活動中
配偶者 エレニア・ジェシー・ニール
(1963年 - 現在)
著名な家族 カーマイン・コッポラ(父)
イタリア・コッポラ(母)
アントン・コッポラ(叔父)
オーガスト・コッポラ(兄)
タリア・シャイア(妹)
ジャン=カルロ・コッポラ(息子)
ロマン・コッポラ(息子)
ソフィア・コッポラ(娘)
マーク・コッポラ(甥)
ニコラス・ケイジ(甥)
クリストファー・コッポラ(甥)
ジェイソン・シュワルツマン(甥)
ロバート・シュワルツマン(甥)
ジア・コッポラ(孫)
主な作品
ゴッドファーザー』(1972年)
カンバセーション…盗聴…』(1973年)
ゴッドファーザー PART II』(1974年)
地獄の黙示録』(1979年)
 
受賞
アカデミー賞
作品賞
1974年ゴッドファーザー PART II
監督賞
1974年ゴッドファーザー PART II
脚本賞
1970年パットン大戦車軍団
脚色賞
1972年ゴッドファーザー
1974年ゴッドファーザー PART II
アービング・G・タルバーグ賞
2010年 映画界への貢献に対して
カンヌ国際映画祭
パルム・ドール
1974年カンバセーション…盗聴…
1979年地獄の黙示録
国際映画批評家連盟賞
1979年地獄の黙示録
ヴェネツィア国際映画祭
栄誉金獅子賞
1992年
全米映画批評家協会賞
監督賞
1974年『ゴッドファーザー PART II
英国アカデミー賞
監督賞
1979年『地獄の黙示録
ゴールデングローブ賞
監督賞
1972年『ゴッドファーザー
1979年『地獄の黙示録
脚本賞
1972年『ゴッドファーザー
その他の賞
テンプレートを表示

フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola, 1939年4月7日 - )は、アメリカ合衆国映画監督映画プロデューサー脚本家実業家

娘は映画監督のソフィア・コッポラ、息子は映画監督のロマン・コッポラ。甥は俳優のニコラス・ケイジ(フランシスの兄オーガストの子)、ジェイソン・シュワルツマン(タリア・シャイアの子)。

来歴

祖父はイタリア人で、南イタリアの町ベルナルダ出身。1904年にアメリカに移住した。父は元NBC交響楽団フルート奏者で作曲家のカーマイン・コッポラ、妹は女優のタリア・シャイア

コッポラはデトロイト出身、ニューヨーク郊外で育った。ホフストラ大学で演劇を学ぶ傍ら、セルゲイ・エイゼンシュテインの作品を研究する。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で学び、在学中からピンク映画や恐怖映画の演出を手がける。黒澤明のファンでもある彼は学生時代に、ノーベル文学賞を特例として黒澤に授与すべき、という旨の手紙をノーベル事務局へ送った。

ロジャー・コーマンのもとで低予算映画の監督としてキャリアをスタートした。また『雨のニューオリンズ』(1965年)、『パリは燃えているか』(1966年)、『禁じられた情事の森』(1967年、クレジットなし)[1]などの作品の脚本を執筆した。

1969年11月19日、映画制作会社アメリカン・ゾエトロープ社を設立[2]ワーナー・ブラザースと7本の映画製作の契約を結ぶが、第1作の『THX 1138』の内容をワーナー幹部に酷評され、契約を破棄される。その結果、ゾエトロープ社とその社長のコッポラは危機に追い込まれるが、1972年の『ゴッドファーザー』の世界的ヒットにより、複数の映画賞を獲得し、シリーズ化もされた。

1979年の『地獄の黙示録』はカンヌ国際映画祭グランプリを獲得したが、続く1982年の『ワン・フロム・ザ・ハート』が興行的に失敗、経済的に苦しい立場に追い込まれて、1980年代以降には3度の破産を経験している。『影武者』の外国版プロデューサーとして参加し、資金を援助した。

1975年からニーバム・エステートの土地の一部を購入してワイン造りを始めている。カリフォルニア州ナパバレーニバウム・コッポラ・ワイナリーを経営し、「ルビコン」ワインは世界的評価を受けた。

作品

監督

脚本

製作・製作総指揮

出演

  • 戦場の追跡 War Hunt (1962年)陸軍のトラック運転手(クレジットなし)
  • ヤングレーサー The Young Racers (1963年)(クレジットなし)
  • 地獄の黙示録 Apocalypse Now (1979年)テレビ・ディレクター (クレジットなし)
  • ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録 Hearts of Darkness: A Filmmaker's Apocalypse (1991年)エレノア・コッポラ監督、ドキュメンタリー映画。
  • アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史 A Decade Under the Influence (2003年)ドキュメンタリー映画
  • パロアルト・ストーリー Palo Alto (2013年)声の出演(クレジットなし)- ジア・コッポラ長編映画監督デビュー作。

受賞

部門 作品 結果
アカデミー賞 1970年 脚本賞 パットン大戦車軍団 受賞[4]
1972年 作品賞 ゴッドファーザー 受賞
脚色賞 受賞[5]
監督賞 ノミネート
1973年 作品賞 アメリカン・グラフィティ ノミネート[6]
1974年 作品賞 ゴッドファーザー PART II 受賞[7]
監督賞 受賞
脚色賞 受賞[5]
作品賞 カンバセーション…盗聴… ノミネート
脚本賞 ノミネート
1979年 作品賞 地獄の黙示録 ノミネート[8]
監督賞 ノミネート
脚色賞 ノミネート[9]
1990年 作品賞 ゴッドファーザー PART III ノミネート
監督賞 ノミネート
2010年 アービング・G・タルバーグ賞 - 受賞
カンヌ国際映画祭 1967年 パルム・ドール 大人になれば… ノミネート
1974年 パルム・ドール カンバセーション…盗聴… 受賞
エキュメニカル審査員賞 特別賞 受賞
1979年 パルムドール 地獄の黙示録 受賞
国際批評家連盟賞 受賞
ヴェネチア国際映画祭 1992年 栄誉金獅子賞 - 受賞
ベルリン国際映画祭 1991年 ベルリナーレ・カメラ(功労賞) - 受賞
ゴールデン・グローブ賞 1972年 作品賞(ドラマ部門) ゴッドファーザー 受賞
監督賞 受賞
脚本賞 受賞[5]
1973年 作品賞(ミュージカル・コメディ部門) アメリカン・グラフィティ 受賞[10]
1974年 作品賞(ドラマ部門) ゴッドファーザー PART II ノミネート
監督賞 ノミネート
脚本賞 ノミネート[11]
作品賞(ドラマ部門) カンバセーション…盗聴… ノミネート
監督賞 ノミネート
脚本賞 ノミネート
1979年 監督賞 地獄の黙示録 受賞
作曲賞 受賞[12]
1984年 監督賞 コットンクラブ ノミネート
1990年 監督賞 ゴッドファーザー PART III ノミネート
脚本賞 ノミネート[11]
ニューヨーク映画批評家協会賞 1972年 作品賞 ゴッドファーザー ノミネート
監督賞 ノミネート
脚本賞 ノミネート[11]
1974年 脚本賞 カンバセーション…盗聴… ノミネート
作品賞 ゴッドファーザー PART II ノミネート
監督賞 ノミネート
全米映画批評家協会 1972年 監督賞 ゴッドファーザー ノミネート
脚本賞 ノミネート[11]
1974年 監督賞 カンバセーション…盗聴…
ゴッドファーザー PART II
受賞
全米監督協会賞 1972年 長編映画監督賞 ゴッドファーザー 受賞
1974年 長編映画監督賞 ゴッドファーザー PART II 受賞
長編映画監督賞 カンバセーション…盗聴… ノミネート
1998年 生涯功績賞 - 受賞
全米脚本家組合賞 1967年 コメディ脚本賞(映画部門) 大人になれば… ノミネート
1970年 脚本賞(映画部門) パットン大戦車軍団 受賞[4]
1972年 脚色賞(映画部門) ゴッドファーザー 受賞[5]
1974年 脚色賞(映画部門) ゴッドファーザー PART II 受賞[5]
脚本賞(映画部門) カンバセーション…盗聴… ノミネート
1979年 脚本賞(映画部門) 地獄の黙示録 ノミネート[9]
全米撮影監督協会賞 1998年 理事会賞 - 受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 1974年 監督賞 カンバセーション…盗聴… 受賞
1997年 ビリー・ワイルダー賞 - 受賞
英国アカデミー賞 1974年 監督賞 カンバセーション…盗聴… ノミネート
脚本賞 ノミネート
1979年 監督賞 地獄の黙示録 受賞
アンソニー・アスキス賞(作曲賞) ノミネート[13]
モスクワ国際映画祭 1983年 金賞 アウトサイダー ノミネート
1987年 金賞 友よ、風に抱かれて ノミネート
サン・セバスティアン国際映画祭 1969年 ゴールデン・シェル(最優秀映画賞) 雨のなかの女 受賞
1984年 OCIC賞 ランブルフィッシュ 受賞
国際映画批評家連盟賞 受賞
2002年 50周年特別賞 - 受賞
テッサロニキ国際映画祭 2005年 ゴールデン・アレクサンダー名誉賞 - 受賞
セザール賞 1979年 外国映画賞 地獄の黙示録 ノミネート
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 1973年 外国作品賞 ゴッドファーザー 受賞
1980年 外国監督賞 地獄の黙示録 受賞
1981年 外国プロデューサー賞 影武者 受賞[14]
リンカーン・センター映画協会 2002年 Chaplin Award Gala - 受賞
サテライト賞 2001年 メアリー・ピックフォード賞 - 受賞
エドガー賞 1974年 脚本賞(映画部門) カンバセーション…盗聴… ノミネート
サターン賞 1992年 監督賞 ドラキュラ 受賞
ヒューゴー賞 1993年 映像部門 ドラキュラ ノミネート
グラミー賞 1980年 映画・テレビサウンドトラック部門 地獄の黙示録 ノミネート[13]
プライムタイム・エミー賞 1997年 作品賞 (ミニシリーズ部門) オデッセイ ノミネート
1998年 作品賞 (ミニシリーズ部門) モビー・ディック ノミネート

備考

脚注

  1. ^ ハーラン・リーボ 著、河原一久、鈴木勉 訳『ザ・ゴッドファーザー』ソニーマガジンズ、2001年11月22日、43頁。ISBN 978-4789717748 
  2. ^ ハーラン・リーボ 『ザ・ゴッドファーザー』前掲書、50頁。
  3. ^ ソビエト映画『大宇宙基地』(1959年、原題:Небо зовёт)をロジャー・コーマンが大幅に改変して公開した作品。コッポラはアメリカ版で追加撮影されたパートの監督を務めた。
  4. ^ a b エドマンド・H・ノースと共に受賞。
  5. ^ a b c d e マリオ・プーゾと共に受賞。
  6. ^ ゲイリー・カーツと共にノミネート。
  7. ^ グレイ・フレデリクソン、フレッド・ルースと共に受賞。
  8. ^ フレッド・ルース、グレイ・フレデリクソン、トム・スターンバーグと共にノミネート。
  9. ^ a b ジョン・ミリアスと共にノミネート。
  10. ^ ゲイリー・カーツと共に受賞。
  11. ^ a b c d マリオ・プーゾと共にノミネート。
  12. ^ カーマイン・コッポラと主に受賞。
  13. ^ a b カーマイン・コッポラと共にノミネート。
  14. ^ ジョージ・ルーカスと共に受賞。
  15. ^ 高松宮殿下記念世界文化賞 2013年 第25回 演劇・映像部門 フランシス・フォード・コッポラ”. 2013年10月25日閲覧。
  16. ^ 2013 Praemium Imperiale Press Conference”. 2013年10月25日閲覧。
  17. ^ Francis Ford Coppola, 2013 Laureate of Theatre/Film”. 2013年10月25日閲覧。
  18. ^ 文化通信社 編『映画界のドン 岡田茂の活動屋人生』ヤマハミュージックメディア(原著2012年5月27日)、62 - 73頁。ISBN 4636885198 
  19. ^ Rubicon Shuttered | News | News & Features”. Wine Spectator. 2018年6月18日閲覧。

外部リンク