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[[Uber]]は4人乗りで垂直離着陸が可能な[[電動航空機]]によるエアタクシー事業の実験を予定している<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/10/news091.html “空飛ぶタクシー”「UberAIR」実現へ NASAと協力 - ITmedia NEWS]</ref>。
[[Uber]]は4人乗りで垂直離着陸が可能な[[電動航空機]]によるエアタクシー事業の実験を予定している<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/10/news091.html “空飛ぶタクシー”「UberAIR」実現へ NASAと協力 - ITmedia NEWS]</ref>。


欧州ではドイツのスタートアップ[[Lilium(リリウム)GmbH|Lilium(リリウム)]]が2017年4月に世界初の2人乗り[[垂直離着陸機|垂直離着陸(VTLO)]]型ジェットのテスト飛行を成功させ、2025年にエアタクシーとして事業を開始すると発表している<ref>https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20170602-00071638/</ref>。
欧州ではドイツのスタートアップ[[Lilium(リリウム)GmbH|Lilium(リリウム)]]が2017年4月に世界初の2人乗り垂直離着陸(VTOL)型ジェットのテスト飛行を成功させ、2025年にエアタクシーとして事業を開始すると発表している<ref>https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20170602-00071638/</ref>。
タクシー


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2018年8月12日 (日) 14:19時点における版

ImagineAirがエアタクシーとして使用しているSR22

エアタクシー(Air taxi)とは、操縦士と機体とを貸し切る形で少人数の旅客輸送する『不定期/目的地間直行運航』形態の航空会社で通常、旅客が任意の目的地を指定できる[1]

チャーター便とは違い、旅行会社や大手航空会社を仲介せず、客が運航会社と直接取引する。

概要

デ・ハビランド・カナダ DHC-6による水上エアタクシー

一種のチャーター便であり、国土が広大で人口密度の低い国で鉄道などの交通機関や定期便の運行が少ない地域で運航される。島が多い東南アジアでは水上機による運航も行われている。

アメリカ合衆国カナダでは地方路線の代わりとしても利用されており、ImagineAirPropairのようなエアタクシー会社が多数存在している。アメリカの業界団体としてエアタクシー協会がある。

中小企業が多くチャーター便の運航など他の航空ビジネスも行っていることが多いが、ヴァージン・グループチャーター便を取り扱う子会社で参入している。

仕組み

乗客は事前に予約し、当日に空港や飛行場に向かって目的地まで移動する。ヘリコプターなどの垂直離着陸機の場合には任意の場所で乗り降りも可能。

料金は会社によってまちまちであり、相乗りや往復の利用で割引があるなど様々なプランがある。

機体

ビーチクラフト キングエア

従来はビーチクラフト クイーンエアのような小型の双発プロペラ機(ビジネス機)による運行が主流であったが、近年では超軽量ジェット機による運行が徐々に拡大しつつある[1]セスナ 172SR22などの単発の小型プロペラ機を使った1~3名の輸送も行われている。

滑走路の不要なヘリコプターなどの垂直離着陸機による運行もある。

操縦士の不要な自動操縦による運行も模索される[2]

エアバスのヘリコプター部門は2017年10月3日に4人乗りマルチコプターである「CityAirbus」の推進システムのテストに成功した。CityAirbusは2018年初飛行、2023年の就航を目指している[2]

Uberは4人乗りで垂直離着陸が可能な電動航空機によるエアタクシー事業の実験を予定している[3]

欧州ではドイツのスタートアップLilium(リリウム)が2017年4月に世界初の2人乗り垂直離着陸(VTOL)型ジェットのテスト飛行を成功させ、2025年にエアタクシーとして事業を開始すると発表している[4]

脚注

関連項目