「金沢エクスプレス号」の版間の差分

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** [[2月1日]] - この日の出発便より、「青春ドリーム金沢号」が東京駅 - 東京ディズニーランド (TDL) 間を延長<ref>[http://www.nishinihonjrbus.co.jp/news/show/id/431 「東京ディズニーランド(R)」への乗り入れを拡大します!](西日本ジェイアールバス 2016年12月28日、2017年2月5日閲覧)</ref>。
** [[2月1日]] - この日の出発便より、「青春ドリーム金沢号」が東京駅 - 東京ディズニーランド (TDL) 間を延長<ref>[http://www.nishinihonjrbus.co.jp/news/show/id/431 「東京ディズニーランド(R)」への乗り入れを拡大します!](西日本ジェイアールバス 2016年12月28日、2017年2月5日閲覧)</ref>。
* [[2018年]] (平成30年)
** [[6月1日]] - この日の出発便より、「金沢エクスプレス号」が新宿駅23:50出発⇒金沢駅直行便に、4往復に減便<ref>[https://www.nishinihonjrbus.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/05/金沢~新宿線ダイヤ改正20180601.pdf「 金沢エクスプレス号)」への時刻変更を行います。](西日本ジェイアールバス 2018年6月1日、2018年5月15日閲覧)</ref>。
** [[9月1日]] - この日の出発便より、「金沢エクスプレス号」3往復に減便【金沢~新宿線】ダイヤ改正について、<ref>[https://www.nishinihonjrbus.co.jp/news/7226/「金沢エクスプレス号)」への時刻変更を行います。](西日本ジェイアールバス 2018年9月1日、2018年8月2日閲覧)</ref>。


== 使用車両 ==
== 使用車両 ==

2018年8月5日 (日) 02:51時点における版

金沢エクスプレス号(西武バス)
金沢エクスプレス号(西武バス)
青春ドリーム金沢号(西日本JRバス)
青春ドリーム金沢号(西日本JRバス)

金沢エクスプレス号(かなざわエクスプレスごう)は、東京都渋谷区石川県金沢市を結ぶ高速バスである。

本項では、上野駅東京駅発着で富山駅前経由のグランドリーム金沢号2016年11月30日出発便まではドリーム金沢号)、東京ディズニーランド・東京駅発着で富山駅前経由の青春ドリーム金沢号についても記す。

概要

当初、池袋 - 金沢線(後に「金沢エクスプレス号」の愛称がつく)は西武バス北陸鉄道の2社共同運行となる予定であった。ところが、ほぼ同時期にJRバス関東西日本JRバスの共同運行による路線開設申請が行われ、類似内容で競願となった。当初は池袋 - 金沢間の需要はどの程度か予測できず、2路線のダブルトラッキングとなると供給過剰により共倒れとなる可能性も考えられた。各社間協議の結果、1988年12月運行開始の時点では西武・北鉄の2社でスタートし、翌年6月の増便の際にJRバス関東が参入し、さらに1990年10月の4往復化の際に西日本JRバスも参入した。

これとは別に、2005年10月1日に西日本JRバスが単独で東京駅 - 富山・金沢間で「ドリーム金沢号」の運行を開始(JRバス関東の参入は同年12月16日)。こちらは後に4列シート車両による廉価版「青春ドリーム金沢号」も設定。2016年12月1日より「ドリーム金沢号」に「グランドリーム号」仕様の車両が導入され、愛称も「グランドリーム金沢号」と改称された。

運行会社

金沢エクスプレス号

西武バスは昼行便が運転士1人乗務、夜行便が2人乗務。JRバスは途中交替制の完全ワンマン運行で、東部湯の丸SAから東京側の区間はJRバス関東、金沢側の区間は西日本JRバスがそれぞれ担当する(以前はJRバスも運転士2人乗務だった)。また、かつてJRバス関東便では小諸支店の乗務員同士で交代をして金沢まで運行していた。

過去の運行会社

グランドリーム金沢号・青春ドリーム金沢号

  • ジェイアールバス関東(小諸支店)
  • 西日本ジェイアールバス(金沢営業所)

運行経路

金沢エクスプレス号

バスタ新宿 - 池袋駅東口(西武高速バスのりば) - 下落合駅 - 練馬駅練馬区役所前) - 川越的場 - 金沢駅前(5番乗り場)

  • 西武バスでは「金沢エクスプレス号」という名称は使用せず、「金沢線」という路線名称を使用している。
  • JRバスが担当する下り夜行便のうち、1本は川越的場通過(9号、季節運行便)、1本は池袋駅東口 - 川越的場間通過(11号、新宿→金沢直行便)。
休憩箇所

グランドリーム金沢号

上野駅(入谷口) - 東京駅(乗車は八重洲南口、降車は日本橋口) - (関越自動車道) - (上信越自動車道) - (北陸自動車道) - 富山駅前 - 金沢駅前(5番乗り場)- 山環もりの里 - 金沢工業大学

休憩箇所
  • 上里SA・有磯海SAで途中休憩、東部湯の丸SAで乗務員交代、黒姫野尻湖PA・名立谷浜SAで乗務員のみの運転休憩がある。

青春ドリーム金沢号

東京ディズニーランド - 東京駅(乗車は八重洲南口、降車は日本橋口) - (関越自動車道) - (上信越自動車道) - (北陸自動車道) - 富山駅前 - 金沢駅前(5番乗り場)- 山環もりの里 - 金沢工業大学前

休憩箇所
  • 上里SA・有磯海SAで途中休憩、東部湯の丸SAで乗務員交代、黒姫野尻湖PA・名立谷浜SAで乗務員のみの運転休憩がある。

運行回数

  • 金沢エクスプレス号:昼行便1日3往復、夜行便1日3往復(西武バスが昼行便・夜行便各1往復、JRバスが昼行便・夜行便各2往復)。
    • 昼行便1往復、夜行便1往復は繁忙期運行(西武バス・JRバス各1往復)。
  • グランドリーム金沢号・青春ドリーム金沢号:夜行便各1日1往復。

歴史

  • 1988年昭和63年)12月10日 - 西武バスと北陸鉄道の共同運行で1日2往復(昼行1往復、夜行1往復)で運行開始。
  • 1989年平成元年)6月10日 - ジェイアールバス関東参入。1日3往復に増便。
  • 1990年(平成2年)10月1日 - 西日本ジェイアールバス参入。1日4往復に増便。
  • 2001年(平成13年)8月1日 - 新宿駅新南口発着系統を新設。池袋系統を含め1日6往復に増便。運行経路を上信越自動車道経由に変更。
  • 2004年(平成16年)8月1日 - 新宿発着の昼行便を新設(愛称:「新宿昼特急金沢号」。1日2往復)、全体で1日8往復(昼4往復、夜4往復)に増便。
  • 2005年(平成17年)
    • 10月1日 - 「ドリーム金沢号」の運行を開始。「ドリーム金沢号」は東京駅発着で富山経由(運行開始当時は西日本JRバスの単独運行)。
    • 12月16日 - 「ドリーム金沢号」にJRバス関東が参入、2社運行となる。
  • 2006年(平成18年)
    • 11月1日 - 全便新宿発池袋経由に変更(池袋サンシャインシティプリンスホテル停車を廃止、「新宿昼特急金沢号」の愛称消滅)、4往復(昼2往復、夜2往復)を週末・多客期のみ運行の不定期便に格下げ。バス停新設(川越的場)。
    • 12月1日 - 「ドリーム金沢号」の東京駅到着場所が日本橋口に変更となる。
  • 2007年(平成19年)7月1日 - 北陸鉄道が撤退。定期4往復、不定期2往復の1日6往復に減便。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月13日 - 「青春ドリーム金沢号」運行開始[2]
    • 7月1日 - 「ドリーム金沢号」・「青春ドリーム金沢号」が路線延長。もりの里ジャスコ前・山環もりの里・上野駅入谷口に停車。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月9日 - 「ドリーム金沢号」・「青春ドリーム金沢号」が金沢工業大学前へ路線延長。もりの里ジャスコ前バス停を廃止[1]
    • 5月11日 - 「ドリーム金沢号」・「青春ドリーム金沢号」がこの日の出発便より運賃改定、季節・曜日ごとに異なる運賃体系に変更(「早売5」「早売1」も設定)。あわせて前日(5月10日)出発便をもって往復割引乗車券の発売を終了[2]
    • 7月1日 - 「金沢エクスプレス号」がこの日の出発便より運賃改定。季節・曜日ごとに異なる運賃体系に変更(「早売5」「早売1」も設定)するとともに、学割の設定を開始。あわせて前日(6月30日)出発便をもって往復割引乗車券の発売と「早売21」の設定を終了[3]
  • 2016年 (平成28年)
    • 4月4日 - 新宿駅南口にバスタ新宿開業。これに伴い「金沢エクスプレス号」の発着場所を移転。
    • 12月1日 - 「ドリーム金沢号」を「グランドリーム金沢号」に変更[4]
    • 12月22日 - 「青春ドリーム金沢号」の東京駅 - 上野駅間を廃止。
  • 2017年 (平成29年)
    • 2月1日 - この日の出発便より、「青春ドリーム金沢号」が東京駅 - 東京ディズニーランド (TDL) 間を延長[5]
  • 2018年 (平成30年)
    • 6月1日 - この日の出発便より、「金沢エクスプレス号」が新宿駅23:50出発⇒金沢駅直行便に、4往復に減便[6]
    • 9月1日 - この日の出発便より、「金沢エクスプレス号」3往復に減便【金沢~新宿線】ダイヤ改正について、[7]

使用車両

「金沢エクスプレス号」では、現在は西武バス・西日本JRバスとも原則独立3列シートのスーパーハイデッカー及びハイデッカーである。西日本JRバスではいすゞ・ガーラ日野・セレガ三菱ふそう・エアロバスを投入している。

運行開始当初、西武バス・北陸鉄道は4列シート34人乗り、JRバスは4列シート36人乗りのスーパーハイデッカーを使用していた。後にJRバス関東は34人乗りに変更している。

JRバス関東では、運行開始当初は通常の中間床下WC付4列シート36人乗りの三菱ふそう・エアロクィーンM (P-MS729SA) を使用していたが、間もなく最後部WC付4列シート32人乗りエアロクィーンW (P-MU525TA) に置き換えた。このエアロクィーンWは、座席番号はJR方式の「1A」ではなく西武式の「A-1」、座席は4列シートながら横スライド機能付、さらに交代運転士用の仮眠室も客室最後部に設置するなど、車種以外は西武バスの車両に仕様を近づけていた(3軸スーパーハイデッカーという点まで揃っていた)。西日本JRバスも、1990年の参入当初には在来車のエアロクィーンWを西武バス同様の仕様に改造していた。異なる車種でありながら、ここまで仕様を統一した例は少ない。

使用車両画像一覧

過去の車両(金沢エクスプレス号)
過去の車両(ドリーム金沢号)


脚注

  1. ^ 【東京~富山・金沢線】金沢地区の路線延伸(ジェイアールバス関東 2015年2月16日、2015年4月12日閲覧)
  2. ^ 【東京~金沢線】運賃体系の変更(ジェイアールバス関東 2015年4月9日、2015年6月28日閲覧)
  3. ^ 【金沢-池袋・新宿】線の運賃を変更します (西日本ジェイアールバス 2015年5月29日、2015年7月4日閲覧)
  4. ^ JR高速バス ダイヤ改正 (PDF) (西日本ジェイアールバス 2016年10月28日、2016年12月23日閲覧)
  5. ^ 「東京ディズニーランド(R)」への乗り入れを拡大します!(西日本ジェイアールバス 2016年12月28日、2017年2月5日閲覧)
  6. ^ 金沢エクスプレス号)」への時刻変更を行います。(西日本ジェイアールバス 2018年6月1日、2018年5月15日閲覧)
  7. ^ [1](西日本ジェイアールバス 2018年9月1日、2018年8月2日閲覧)

関連項目

外部リンク