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*佐賀県内の佐世保線は長崎支社の管轄。 |
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2018年6月2日 (土) 03:08時点における版
九州旅客鉄道鉄道事業本部(きゅうしゅうりょかくてつどうてつどうじぎょうほんぶ)は、九州旅客鉄道(JR九州)本社内の組織(現業機関)である。所在地は福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目25番21号。長崎支社とともに旧日本国有鉄道九州総局の流れを汲む。
組織
2011年7月1日現在、以下のセクションで構成されている。
- 企画部
- 安全推進部
- サービス部 - サービス課
- 新幹線部 - 企画課・運輸課・工務課
- 営業部 - 企画課・営業課・販売一課・販売二課・総合販売センター
- 運輸部 - 企画課・輸送課・運用課・車両課
- 施設部 - 企画課・保線課・工事課・設備課・工事事務所
- 電気部 - 企画課・電力課・信号通信課・システム課・電気工事事務所
- 運行管理部
- 各鉄道事業部、各現業機関
沿革
- 1950年(昭和25年)8月1日:門司鉄道管理局発足。
- 1957年(昭和32年)1月16日:西部支社発足。
- 1970年(昭和45年)8月15日:支社制度廃止に伴い西部支社を九州総局に改称。
- 1985年(昭和60年)3月20日:門司鉄道管理局を九州総局に統合。
- 1987年(昭和62年)4月1日:九州旅客鉄道発足。発足に際しては福岡市内に福岡本社が設置され、旧九州総局を北九州本社として2本社体制を採る。旧九州総局に相当する業務のうち、佐賀県の一部と長崎県全域は九州旅客鉄道 長崎支店(現在の長崎支社)に承継し、それ以外は九州旅客鉄道 鉄道事業本部管轄となる(通称は本社直轄)。
- 1988年(昭和63年)9月1日:上山田線廃線。
- 1989年(平成元年)
- 1991年(平成3年)6月1日:唐津鉄道事業部発足。
- 1996年(平成8年)6月1日:筑豊篠栗鉄道事業部発足。
- 1999年(平成11年)6月1日:久留米鉄道事業部および日田彦山鉄道事業部発足。
- 2000年(平成12年)3月6日:福岡本社移転。
- 2001年(平成13年)4月1日:北九州本社を福岡本社に併合。北九州市には別途在来線の地方組織として北部九州地域本社を新設。本社が直轄していた各在来線の管理を北部九州地域本社に移行[1]。
- 2003年(平成15年)12月1日:九州新幹線の部分開業に備え、鹿児島県薩摩川内市に新幹線鉄道事業部を設置。
- 2004年(平成16年)3月13日:九州新幹線 新八代駅 - 鹿児島中央駅間開業。
- 2009年(平成21年)4月1日:日田彦山鉄道事業部を筑豊篠栗鉄道事業部に統合[1]。
- 2010年(平成22年)4月1日:北部九州地域本社が管轄していた各在来線の管理が再度本社直轄に戻る[1]。これにより、北部九州地域本社は企画部のみ残される形となる。九州新幹線の鹿児島ルート全線開業に備え、鉄道事業本部内に新幹線部を発足。その後、全線開業までの間に新幹線鉄道事業部の機能を順次移行。
- 2011年(平成23年)3月12日:九州新幹線 博多駅 - 新八代駅間開業。
管轄路線
福岡県全域と佐賀県の大部分に加え、大分県日田市の一部も管轄している。
- 福岡県内の山陽新幹線と博多南線はJR西日本本社鉄道本部新幹線鉄道事業本部の管轄。小倉駅と博多駅についても、JR九州本社鉄道事業本部は在来線部分のみ管理する(博多南線は在来線であるが、博多駅では新幹線ホームに発着)。
- 佐賀県内の佐世保線は長崎支社の管轄。
- 路線
※本社・支社の境界は閉塞区間上にあるため、境界線の内側の停車場(駅・信号場など)を記載している。なお、●印が付いた路線は他線接続駅しか管理区間内に入っていない路線である。JR支社境も参照のこと。
路線名 | 区間 | 備考 |
---|---|---|
九州新幹線 (鹿児島ルート) |
博多駅[2] - 鹿児島中央駅(博多駅構内除く全線) | 駅運転・営業業務は新鳥栖駅 - 新大牟田駅間の4駅のみ直轄[3] |
鹿児島本線 | 門司港駅 - 大牟田駅[4] | |
日豊本線 | 小倉駅 - 吉富駅[5] | |
山陽本線 | 下関駅[6] - 門司駅(下関駅構内除く) | |
長崎本線 | 鳥栖駅 - 肥前大浦駅[7] | |
久大本線 | 久留米駅 - 豊後三芳駅[8] | |
筑豊本線 | 若松駅 - 折尾駅 - 桂川駅 - 原田駅(全線) | 「若松線」としては 若松駅 - 折尾駅 「福北ゆたか線」としては黒崎駅 - 折尾駅 - 桂川駅 - 吉塚駅 - 博多駅 (ただし、折尾駅 - 吉塚駅間の前後は鹿児島本線) 「原田線」としては桂川駅 - 原田駅 |
篠栗線 | 桂川駅 - 吉塚駅(全線) | |
日田彦山線 | 城野駅 - 夜明駅(全線) | |
後藤寺線 | 田川後藤寺駅 - 新飯塚駅(全線) | |
香椎線 | 西戸崎駅 - 宇美駅(全線) | |
唐津線 | 久保田駅 - 西唐津駅(全線) | |
筑肥線 | 姪浜駅 - 唐津駅 山本駅 - 伊万里駅(全線) |
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●佐世保線 | 肥前山口駅 - (下小田第1踏切付近)[9] |
なお、国鉄九州総局との相違点は次のとおり(長崎支社関係および九州新幹線を除く)。
鉄道事業部
車両基地
- 熊本総合車両所(幹クマ)
- 川内新幹線車両センター(※配置車両なし)
- 南福岡車両区(本ミフ)
- 南福岡車両区竹下車両派出[10](※配置車両なし)
- 小倉総合車両センター門司港派出(本コラ)
- 筑豊篠栗鉄道事業部直方車両センター(本チク)
- 唐津鉄道事業部唐津車両センター(本カラ)
車両工場
- 熊本総合車両所
- 小倉総合車両センター
乗務員区所
運転士
車掌
運転士・車掌
- 博多新幹線乗務所
- 筑豊篠栗鉄道事業部直方運輸センター
- 唐津鉄道事業部唐津乗務センター
- 久留米鉄道事業部久留米運輸センター
指令所
- 博多総合指令センター
- 東京指令所
脚注
- ^ a b c 『JR気動車客車編成表2012』 交通新聞社 2012年
- ^ 新幹線の博多駅はJR西日本新幹線管理本部の管轄。実際の会社境界は博多駅 - 新鳥栖駅間にある博多総合車両所(博多南線博多南駅)の分岐点であるが、運賃計算上は博多駅を境界としている。
- ^ 熊本県内の新玉名駅・熊本駅・新八代駅・新水俣駅の運営は熊本支社に、鹿児島県内の出水駅・川内駅・鹿児島中央駅の運営は鹿児島支社に委託。
- ^ 大牟田駅と荒尾駅の間の福岡・熊本両県の県境付近に熊本支社との境界がある。
- ^ 吉富駅と中津駅の間にかかる山国川橋梁と中津駅下り場内信号機の間に大分支社との境界がある。
- ^ 下関駅はJR西日本広島支社の管轄。実際の会社境界は下関駅上り第1場内信号機(関門トンネルの本州側入口付近)であるが、運賃計算上は下関駅を境界としている。
- ^ 肥前大浦駅と土井崎信号場の間の佐賀・長崎両県の県境付近に長崎支社との境界がある。
- ^ 豊後三芳駅と、その豊後中川方の最初のトンネル(小ヶ瀬トンネル)の間に大分支社との境界がある。
- ^ 肥前山口駅と大町駅の間の下小田第1踏切と、その大町方の上り第1閉塞信号機の間(肥前山口駅起点1.5km地点)に長崎支社との境界がある。
- ^ 九州旅客鉄道:「JR九州のひみつ」(PHP研究所,2013)P.54-P.55
関連項目
- 九州旅客鉄道北部九州地域本社
- 管轄エリアが隣接するJR他社の現業機関
- 西日本旅客鉄道広島支社 - 下関駅を挟んで隣接。