「あすか120%」の版間の差分
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* 『あすか120%リターン BURNING Fest.』([[Microsoft Windows|Win]])1999年[[9月24日]] |
* 『あすか120%リターン BURNING Fest.』([[Microsoft Windows|Win]])1999年[[9月24日]] |
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* 『[[SuperLiteシリーズ|SuperLite 1500シリーズ]] あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(PS)[[2002年]][[9月26日]] |
* 『[[SuperLiteシリーズ|SuperLite 1500シリーズ]] あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(PS)[[2002年]][[9月26日]] |
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* 『あすか120%スペシャル BURNING Fest.'''Ver.2'''<ref>パッケージ画像にはちゃんと黒丸が付いている。</ref> |
* 『あすか120%スペシャル BURNING Fest.'''Ver.2'''』(ゲームアーカイブス)<ref>パッケージ画像にはちゃんと黒丸が付いている。</ref>2010年12月8日 |
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* 『あすか120%エクセレント BURNING Fest.』(ゲームアーカイブス)2011年2月9日 |
* 『あすか120%エクセレント BURNING Fest.』(ゲームアーカイブス)2011年2月9日 |
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* 『あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(ゲームアーカイブス)2011年4月13日 |
* 『あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(ゲームアーカイブス)2011年4月13日 |
2018年2月25日 (日) 21:15時点における版
『あすか120%』(ASUKA120%)は、ファミリーソフトから発売された対戦型格闘ゲーム。
概要
プレイアブルキャラクターが全員女性(『リミテッド』以降を除く)のいわゆるギャル格闘ゲームの先取り作品である。クラブ対抗の予算争奪格闘大会「部対抗予算争奪メガファイト」が舞台となっており、各部員はそれぞれのクラブの特長を活かした技を駆使して戦う。
当初は一部のパソコンのみで発売されプレイキャラも6人と少なかったが、家庭用ゲーム機への移植となったPCエンジン(PCE)版『マキシマ』ではプレイキャラを4人追加した上で格闘ゲームとして本格的な作り込みを見せた。
続いて1996年にはPlayStation(PS)へと機種を変えた『スペシャル』を発売。『マキシマ』で発覚していた各部員の性能差を埋めるべくゲームバランスの調整、同じくハードの制約から欠損が発生していたスプライトの修正、一部の声優陣の交代などが行われた。更にはバランスを再調整したバージョン『スペシャルVer.2』が発売された。1997年にはPS版『エクセレント』が発売されるが、内容的にドラスティックな変化を欠き、AVG要素を取り入れたストーリーモードの導入以外は『スペシャル』のマイナーチェンジに留まった。同年にはセガサターン(SS)に機種を移した『リミテッド』も発売されており、グラフィックを大幅に刷新してキャラクターを大型化するなど意欲的な面も見られたが、家庭用ゲーム機としてのSS自体の低迷もあって、人気には至らなかった。なお、この『リミテッド』は当初アーケード版が先行してカネコより発売される予定であったが、発売中止となった。そして1999年には、『リミテッド』のグラフィックを流用しつつ独自のシステムを取り入れた『ファイナル』が、PSで販売された。同年には、『ファイナル』のグラフィックをもとにしたWindows(Win)版『リターン』も発売された。
シリーズ発売当時はまだ目新しい2段ジャンプと簡単な入力の必殺技コマンドを全部員に採用した他に「ガードからのカウンター」、「ダッシュ技への連携」や技の「相殺システム」や「叩きつけ攻撃」、「受身」など斬新な要素を多く取り入れていた。シリーズ初期より基本操作はボタン2つでほぼ全てのシステムが使用可能となっている(空きボタンはマクロ入力)。『スペシャル』以降の独自要素としてはゲージを一定まで溜めると表示が100%を超えて120%となり一定時間超必殺技が出し放題となるシステムがある。
開発はフィルインカフェ、『ファイナル』以降はサクセスが担当。キャラクターデザインは七瀬葵、PS版『エクセレント』以降は石田敦子、『ファイナル』では細雪純が担当した。作曲は全作とも与猶啓至が担当している。
『あすか120%』の基となった『マッドストーカー』は主に2人のプログラマによりほぼ作られ、その2人がそれぞれフィルインカフェ・トレジャーと別々の会社へ移籍した為両社の格闘系ゲームにはシステムに似た部分が多く見られる。
ゲームアーカイブスの『ファイナル』以降関連作の新販売は途絶えたが、本シリーズのゲーム性は『ファントムブレイカー』シリーズへと受け継がれた。
シリーズ作品
日付は発売日。
- 『あすか120% BURNING Fest.』(FM TOWNS)1994年3月11日
- 『あすか120% BURNING Fest.』(X68000)[1]1994年4月22日
- 『あすか120%エクセレント BURNING Fest.』(FM TOWNS)[2]1994年12月22日
- 『あすか120%マキシマ BURNING Fest.』(PCE/NECアベニュー)1995年7月28日
- 『あすか120%スペシャル BURNING Fest.』(PS)1996年3月29日
- 『あすか120%スペシャル BURNING Fest.Ver.2[3]』(PS)1996年6月頃
- 『あすか120%エクセレント BURNING Fest.』(PS)1997年5月9日
- 『あすか120%リミテッド BURNING Fest.』(SS/アスク講談社)1997年10月9日[4]
- 『あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(PS)1999年5月27日
- 『あすか120%リターン BURNING Fest.』(Win)1999年9月24日
- 『SuperLite 1500シリーズ あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(PS)2002年9月26日
- 『あすか120%スペシャル BURNING Fest.Ver.2』(ゲームアーカイブス)[5]2010年12月8日
- 『あすか120%エクセレント BURNING Fest.』(ゲームアーカイブス)2011年2月9日
- 『あすか120%ファイナル BURNING Fest.』(ゲームアーカイブス)2011年4月13日
登場人物
声優の名前は本作出演時のもの。
1作目から登場
- 本田飛鳥
- 声:茶山莉子
- 化学部代表。大会のダークホースと目される主人公的存在。必殺技はフラスコを投げて爆発させる「フェノメノンクラッシュ」など。
- 大久保久美
- 声:長沢美樹→美木まさき
- 新体操部代表。当たり判定と範囲の広い技を多く持つ。必殺技はリボンを振り回して攻撃する「リボンカッター」など。
- 新堂環
- 声:勝生真沙子→小川里永子
- テニス部代表。前年度優勝者で学院長の娘。必殺技はラケットで攻撃する「迎撃・V」など。
- 山崎竜子
- 声:森本晶
- バレー部代表。身体のバネを生かした打撃技が主体。必殺技は「竜巻レシーブ」など。
- 鈴木めぐみ
- 声:北条静香→野上ゆかな
- 応援部代表。童顔で小柄だが、グラマーで他校生にも人気が高い。必殺技は「ボンボンアッパー」など。
- 初期の作品ではいわゆるパンちら描写が存在したが、新作が発売されるに連れて無くなっていった。
- 北条虎美
- 声:伊藤みお
- 空手部代表。若白髪なのか髪が白みがかっている。前年度準優勝者で長身から繰り出す空手技が強力。必殺技は「飛び膝踵落とし」など。
マキシマから参戦
- 豊田可莉奈
- 声:荒木香恵
- 生物部代表。飛鳥の幼馴染でライバル。技の多くはペットのカエル「ケロぴょん」を使う。必殺技は「ケロケロヒートプレス」など。
- キャシィ・ワイルド
- 声:ジュディー・モンロー→高乃麗→井上麗花
- プロレス同好会所属。フロリダの姉妹校との交換留学生。必殺技はプロレスの投げ技「ノーザンライトボム」など。
- 御手洗清子
- 声:矢吹ゆみ→日高のり子
- ソフトボール部代表。「おてあらい」とも読める名字にコンプレックスを持つ。必殺技は下手から鋭くボールを投げつける「大リーグソフトボール8号」など。
- 小和田奈々
- 声:高橋美紀→浅倉優稀
- 日舞研究会代表。名家小和田家の長女。必殺技は扇子を広げて舞で攻撃する「牛若の舞」など。
スペシャルから参戦
リミテッドから参戦
- 扇ヶ谷鉄子
- 声:島津冴子
- 化学部。例年負け続ける化学部勝利のため、中等部の飛鳥の資質に目を付けて猛特訓を行った先輩。必殺技は飛鳥と同型。
- 新堂源一郎
- 声:加藤精三→郷里大輔
- 学院長。四字熟語の名前を冠した強力な必殺技「乾坤一擲」などを使用する。
ファイナルから参戦
- 古館伊知子
- 声:水谷優子→茂呂田かおる
- 報道部代表。『ファイナル』での参戦以前は実況を担当していた。必殺技はマイクを持って突撃する「突撃!インタビューアタック」など。名前や担当は、アナウンサーや司会者として知られるタレント・古舘伊知郎のパロディである。