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== 選手としての特徴 ==
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[[牽制球|牽制]]が非常にうまく、2016年は77回を投げて6回1塁ランナーを刺している<ref>[http://www.cbssports.com/mlb/news/mlb-playoffs-2016-breaking-down-julio-urias-filthy-pickoff-move-before-nlcs-game-4/ MLB Playoffs: Breaking down Julio Urias' filthy pickoff move before NLCS Game 4]CBS SPORTS, 2017年1月3日閲覧</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==

2017年4月3日 (月) 19:14時点における版

フリオ・ウリアス
Julio Urías
ロサンゼルス・ドジャース #7
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 シナロア州クリアカン
生年月日 (1996-08-12) 1996年8月12日(27歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 アマチュア・フリーエージェントとしてロサンゼルス・ドジャースと契約
初出場 2016年5月27日 ニューヨーク・メッツ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

フリオ・セサル・ウリアス・アコスタJulio César Urías Acosta1996年8月12日 - )は、メキシコ合衆国シナロア州クリアカン出身のプロ野球選手投手)。MLBロサンゼルス・ドジャース所属。

経歴

2012年6月にヤシエル・プイグの視察のためメキシコに訪れていたロサンゼルス・ドジャーススカウトの目に留まり[1]8月17日に契約を結び[2]、プロ入りを果たした。同年はプレーしていない。

2013年1月31日にルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ドジャースへ配属され、5月23日に最年少投手としてプロデビューを果たした[3]。5月26日にA級グレートレイクス・ルーンズへ配属された[4]。8月31日にテンポリアリィー・インアクティブ・リストに登録された[5]。9月26日にテンポリアリィー・インアクティブ・リストから復帰した[6]。A級グレートレイクスでは18試合に先発登板し、2勝0敗、防御率2.48、67奪三振を記録した[7]

2014年スプリングトレーニングに招待選手として参加。3月31日にA+級ランチョクカモンガ・クエークスへ配属された[8]。6月にオールスターフューチャーズゲームの世界選抜に選出された[9]。7月12日にテンポリアリィー・インアクティブ・リストに登録され、15日に復帰した[10]。25試合(20試合で先発)登板し、2勝2敗、防御率2.36、109奪三振を記録した[7]。オフにドジャースのマイナーリーグ最優秀投手賞を受賞した[11]

2015年もスプリングトレーニングに招待選手として参加。4月8日にAA級タルサ・ドリラーズへ配属された[12]。5月18日に目の手術のため故障者リストに登録され[13]、7月10日にリハビリのためルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースへ配属された[14]。7月21日にA+級ランチョクカモンガへ昇格し[15]、7月24日にAA級タルサへ昇格した[16]。8月31日にAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ昇格した[17]。同年は4チーム合計で18試合に先発登板し、3勝5敗、防御率3.81、88奪三振を記録した[7]

2016年も3年連続でスプリングトレーニングに招待選手として参加し、開幕はAAA級オクラホマシティで迎えた[18]。5月27日にメジャー契約を結び[19]、同日のニューヨーク・メッツ戦で先発起用されメジャーデビューを果たした[20]。デビューから7試合目となる6月28日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で初勝利を挙げた。10代での初勝利はMLBでは2005年のフェリックス・ヘルナンデス以来11年ぶりのことだった。メジャー1年目は18試合に登板(うち先発15試合)で5勝2敗、防御率3.39の成績を残した[21]。チームが4年連続のナ・リーグ西地区優勝を果たして迎えたポストシーズンで、ウリアスはロースター入りし[22]、10月13日のワシントン・ナショナルズとのディビジョンシリーズ第5戦の5回に3番手として初登板、2回0/3を無失点で抑え勝利投手となった[23]。20歳62日でのポストシーズン登板は1956年のワールドシリーズ第4戦におけるドン・ドライスデールの20歳76日を更新するドジャースの最年少記録となった。メジャー全体でも1967年のワールドシリーズ第4戦におけるケン・ブレット(19歳20日)、1970年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ第3戦におけるバート・ブライレブン(19歳182日)、1970年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ第2戦におけるドン・ガレット英語版(19歳271日)に次ぐ史上4位の記録である[24]。チームはリーグチャンピオンシップシリーズへの進出を果たし、シカゴ・カブスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第4戦に先発したが、3回2/3を4失点で敗戦投手となり、先発としての役割を果たすことはできなかった[21][25]。チームは2勝4敗でリーグチャンピオンシップシリーズ敗退に終わった。

選手としての特徴

オーバーハンドから、最速96mph(154km/h)・平均93mph(約150km/h)のフォーシームを軸に、平均76mph(約122km/h)のカーブ、平均85mph(約137km/h)のスライダー、平均80mph(約129km/h)のチェンジアップを使用する[26]
牽制が非常にうまく、2016年は77回を投げて6回1塁ランナーを刺している[27]

人物

幼少期に左目を3回手術しており、ほとんど見えていないが、盲目ではない[1][28]。ただ、本人は「"これは神の仕業。彼は悪い左目をよこしたが、よい左腕をくれた"」[1]と気にしていない様子である。2015年5月19日に手術を行い改善された[29]

詳細情報

表彰

MLB
MiLB

記録

MLB
MiLB

背番号

  • 78 (2016年 - 同年途中)
  • 7 (2016年途中 - )

脚注

注釈

  1. ^ 通称「新人ベストナイン」。選出対象となる新人扱い選手を両リーグ統一した中で、各守備位置ごとに各球団監督の投票により選出される(例えばシルバースラッガー賞のように各リーグごとに選出されるのではない)。投手部門には2009年まで「右投手」「左投手」の2部門があり、2010年以降は「リリーフ投手」が追加されて基本3部門がある。

出典

  1. ^ a b c Hernandez, Dylan (2015年2月23日). “Despite eye condition, prospect Julio Urias dazzles on the mound”. Los Angeles Times. 2015年3月12日閲覧。
  2. ^ Badler, Ben (2012年8月23日). “Dodgers Sign Mexican Lefty Julio Urias”. Baseball America. 2012年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月31日閲覧。
  3. ^ Marshall, Ashley (2013年5月26日). “Teenager Urias shines in pro debut”. Milb.com. 2013年8月31日閲覧。
  4. ^ Midwest League Transactions May 2013 MiLB.com (英語) (2013年5月26日) 2016年5月20日閲覧
  5. ^ Midwest League Transactions 2013 August MiLB.com (英語) (2013年8月31日) 2016年5月20日閲覧
  6. ^ Midwest League Transactions 2013 September MiLB.com (英語) (2013年9月26日) 2016年5月20日閲覧
  7. ^ a b c Julio Urias stats MiLB.com (英語)
  8. ^ California League Transactions 2014 March MiLB.com (英語) (2014年3月31日) 2016年5月20日閲覧
  9. ^ Gurnick, Ken (2014年6月24日). “Seager, Urias named to Futures Game roster”. MLB.com. 2016年6月1日閲覧。
  10. ^ California League Transactions July 2014 MiLB.com (英語) 2016年5月20日閲覧
  11. ^ Stephen, Eric (2014年9月26日). “Joc Pederson, Corey Seager, Julio Urias named Dodgers minor league players of the year”. True Blue LA. 2016年6月1日閲覧。
  12. ^ Texas League Transactions 2015 April MiLB.com (英語) (2015年4月8日) 2016年5月20日閲覧
  13. ^ Texas League Transactions 2015 May MiLB.com (英語) (2015年5月18日) 2016年5月20日閲覧
  14. ^ League Transactions May 2016 MiLB.com (英語) (2015年7月10日) 2016年5月20日閲覧
  15. ^ California League Transactions 2015 July MiLB.com (英語) (2015年7月21日) 2016年5月20日閲覧
  16. ^ Texas League Transactions 2015 July MiLB.com (英語) (2015年7月24日) 2016年5月20日閲覧
  17. ^ Pacific Coast League Transactions 2015 August MiLB.com (英語) (2015年8月31日) 2016年5月20日閲覧
  18. ^ OKC Dodgers Release 2016 Opening Day Roster MiLB.com (英語) (2016年4月6日) 2016年5月20日閲覧
  19. ^ Dodgers select contract of Julio Urias MLB.com Los Angels Dodgers Press Release (英語) (2016年5月27日) 2016年5月28日閲覧
  20. ^ Mets 86 Dodgers after fast start, Urias finish MLB.com (英語) (2016年5月27日) 2016年5月28日閲覧
  21. ^ a b Julio Urias Stats Baseball-Reference.com” (英語). Baseball Reference. 2016年11月7日閲覧。
  22. ^ Dodgers Division Series roster” (英語). MLB.com Dodgers News (2016年10月7日). 2016年11月7日閲覧。
  23. ^ Los Angeles Dodgers vs. Washington Nationals - Box Score - October 13, 2016 - ESPN” (英語). ESPN MLB (2016年10月13日). 2016年11月7日閲覧。
  24. ^ Stephen, Eric (2016年10月13日). “Julio Urias is youngest Dodgers posteason pitcher ever” (英語). SB Nation. 2016年11月7日閲覧。
  25. ^ Gurnick, Ken and Carrie Muskat (2016年10月20日). “Chicag 'o' is back, ties LA in NLCS!” (英語). mlb.com. 2016年11月7日閲覧。
  26. ^ FanGraphs - PITCHf/x
  27. ^ MLB Playoffs: Breaking down Julio Urias' filthy pickoff move before NLCS Game 4CBS SPORTS, 2017年1月3日閲覧
  28. ^ Passan, Jeff (2014年7月13日). “Is 18 too soon for Dodgers phenom Julio Urias to debut in big leagues?”. Yahoo! Sports. 2015年3月12日閲覧。
  29. ^ Stephen, Eric (2015年5月19日). “Julio Urias to miss a month after eye surgery, which could pay off for Dodgers down the stretch”. SB Nation. 2015年6月17日閲覧。

関連項目

外部リンク