「西鉄8000形電車」の版間の差分
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2015年[[3月5日]]の[[西日本新聞]]朝刊によると、車両の老朽化を理由に2015年度および[[2016年]]度に2編成ずつ[[廃車 (鉄道)|廃車]]する予定で、さらに[[2017年]]度に残り2編成を廃車することを検討中と発表された。日中の特急運用は3000形の増備投入で代替される。 |
2015年[[3月5日]]の[[西日本新聞]]朝刊によると、車両の老朽化を理由に2015年度および[[2016年]]度に2編成ずつ[[廃車 (鉄道)|廃車]]する予定で、さらに[[2017年]]度に残り2編成を廃車することを検討中と発表された。日中の特急運用は3000形の増備投入で代替される。 |
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なお、西鉄では2016年2月に通勤用新型車両の9000形の投入を発表<ref>[http://www.nishitetsu.co.jp/release/2015/15_142.pdf#search=%27%E8%A5%BF%E9%89%849000%E5%BD%A2%27 西日本鉄道ニュースリリース「平成29年3月 天神大牟田線に新型車両「9000形」を導入」] - 2016年2月25日付(※PDF)</ref>し、2017年3月20日から営業運転を開始 |
なお、西鉄では2016年2月に通勤用新型車両の9000形の投入を発表<ref>[http://www.nishitetsu.co.jp/release/2015/15_142.pdf#search=%27%E8%A5%BF%E9%89%849000%E5%BD%A2%27 西日本鉄道ニュースリリース「平成29年3月 天神大牟田線に新型車両「9000形」を導入」] - 2016年2月25日付(※PDF)</ref>し、2017年3月20日から営業運転を開始しているが<ref>[http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/16_111.pdf 西日本鉄道ニュースリリース「新型車両「9000形」 運行開始と試乗会の実施について」] - 2017年2月10日付(※PDF)</ref>、同形式は5000形の置き換えが主な目的のため、本形式も置き換えるかは現時点でわかっていない。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2017年3月24日 (金) 07:48時点における版
西鉄8000形電車 | |
---|---|
8000形 | |
基本情報 | |
製造所 | 川崎重工業 |
主要諸元 | |
編成 |
6両固定 (Tc-M-M-M-M-Tc) |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 |
直流1,500V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 110 km/h |
起動加速度 | 2.5 km/h/s |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.0 km/h/s |
編成定員 | 750人(座席339人) |
車両定員 |
両端車116人(座席50人) 中間2・4・5号車130人(座席60人) 中間3号車128人(座席59人) |
車両重量 |
先頭車29.3t 中間2・4号車37.2t 中間3号車35.6t 中間5号車35.5t |
全長 | 19,500 mm |
全幅 | 2,716 mm |
全高 |
4,080mm パンタグラフ搭載車4,170 mm |
主電動機 | 三菱MB-3189-B |
主電動機出力 | 135kW |
駆動方式 | WN駆動方式 |
歯車比 | 83:18 (4.61) |
編成出力 | 2,160kW |
制御装置 | 抵抗制御(三菱電機ABFM-188-15MDHD) |
制動装置 |
発電制動併用電気指令式電磁直通空気制動 三菱MBS(先頭車)/MBS-D(中間車) |
保安装置 | 西鉄型ATS |
西鉄8000形電車(にしてつ8000けいでんしゃ)は、1989年(平成元年)3月10日に営業運転を開始した西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線用の特急形車両。
製造の背景
大牟田線(当時)の西鉄特急には、1973年(昭和48年)以来2000形が使用されていたが、1987年(昭和62年)に実施された国鉄分割民営化により九州旅客鉄道(JR九州)が発足し、大牟田線と並行する鹿児島本線の列車増発や新駅設置など積極的な営業政策が進められたため、西鉄としては競争力の強化が課題となっていた。また、福岡市では1989年3月からアジア太平洋博覧会を開催することが決定しており、これを機会として製造から15年が経過した2000形に代わる新形式の特急形車両が製造されることとなった[1]。
西鉄の歴代特急車は、初代1000形、2代目2000形に対して3代目である本形式が8000形と命名されたのは、登場前年の1988年(昭和63年)が前身の九州電気軌道時代を含む西鉄創業80周年だったことに由来する[2]。
6両編成6本(36両)が製造された[3]。1989年2月に8011F・8021F・8031F(F=編成)が落成し、続いて8041F・8051F・8061Fが同年4月に落成した[4]。
構造
車体
普通鋼製車体で、両端に両開き式の乗降扉を設けた片側2扉構造である。本形式では2000形と異なり、先頭車前部が前面展望を考慮した設計となっており、前面運転室と乗降扉の間に眺望性を良くした区画を設けている。
前面は「く」の字形に傾斜させた非貫通形とし、前面窓は左右対称の大形曲面ガラスとして視界を確保している。前面下部に丸型の前照灯・尾灯を配置し、前面上部の窓の内側と側面中央上部に種別・行先表示器を設けている。前面運転室と乗降扉の間の窓は高さ1,050mm×幅2,660mmの大形固定窓となっており、他の窓に比べ高さ・幅ともに大きく、当時の鉄道車両としては最大級である。他の窓も2列ごとの固定窓としており2000形に比べ眺望性が向上している。なお、扉寄りの窓1枚はどの位置でも止められるバランサ付きの1枚下降窓となっている。また、先頭車の運転台側の扉は後方にオフセットされている。
車体塗装は、白色(ケープアイボリー)地に窓周りと車体裾が深みのある赤色(カーディナルレッド)としている。
台車・機器
台車・機器は5000形とほぼ同一で、台車は西鉄初の車体連結のダイヤフラム型空気バネを採用し、軸箱支持は円筒ゴム軸箱支持方式としたKW-60A形(電動車)およびKW-61A形(制御車)が採用されている。
ブレーキは西鉄初の発電制動併用電気指令式電磁直通空気制動が採用されている。
制御方式は旧来の抵抗制御としている。導入時には抵抗制御に代わる制御方式の導入が検討されたが、結局見送られた[5]。主な理由としては以下の点が挙げられる。
- 当時他社局で採用されつつあったチョッパ制御や界磁添加励磁制御はVVVFインバータ制御へ移行するまでの一過性のものに過ぎない。
- 当時VVVFインバータ制御はまだ技術の革新途上にあり、制御装置の価格自体もきわめて高価である。
- 停車駅の少ない特急運用が主体であり、回生ブレーキの使用効果が薄い。
車両別の設置機器については下記「編成」を参照。
運転室
全室式。2000形と異なり、一般的な左側配置の運転席となった(右側には方向幕設定機が埋め込まれている)。運転装置は西鉄初のT型ワンハンドルマスコンとしている。また、JR西日本221系の運転席に設置されているものと類似したモニタ装置も設置された。
警笛は従来の空気式のものの他、電子式の警笛も併設された。本形式以降の西鉄の新形式車両はいずれも空気式と電子式の警笛を併設している。
車内設備
本形式は特急形車両ではあるが、通勤・通学利用も考慮した設計である。乗降扉間の座席は900mm間隔で配置されたバケット式でワインレッドのチェック柄モケットを張った転換クロスシートとなっているが、乗降扉寄りの座席は固定式で、車端部連結面寄りの座席は青色モケットのロングシートとしている。カーテンは横引き式とし、開閉可能な窓の部分にはロールアップカーテン(上から引き出すカーテン)も設けている。連結面寄りの扉周りとロングシート部分には三角形のつり革を設置している。
冷房装置は天井形集中分散式になっており、ラインデリアによる冷風撹拌として車内温度の均一化を図っている。2001年(平成13年)から天神大牟田線で弱冷房車が導入されたことにより、本形式では下り方先頭車(番号末尾1)が弱冷房車に設定されており、当該車両には弱冷房車を示すステッカーが貼付された。
大牟田方から3両目の車両(番号末尾3)連結部付近にはカード式の公衆電話を設けた。電話周囲は防音のため客室との間に仕切りが設けられており、この関係で定員が2名(座席1名)少なくなっている。通話料金が高額なこともあり、設置当初から利用者が少なく、電光案内装置などで宣伝したが[6][注 1]、その後の携帯電話の普及もあり、電話は2000年(平成12年)4月から2001年11月にかけて施工された重要部検査の際に順次撤去された。
落成後まもなく車内の貫通路上部と運転室出入口上部にLED式の情報案内装置を設置した。この案内装置は次停車駅の他、営業案内も表示する。また自動車内放送装置も設置されている。
- 営業運転開始時には、車内放送用チャイムとして地元ゆかりの民謡や童謡、あるいは福岡県出身、もしくは同県にゆかりのある歌手の楽曲をオルゴール調にアレンジしたものを各駅到着前に流していたが、その後標準的なチャイムのみに変更された[注 2]が、後にチャイム自体がオルゴールに変更された。
- 2012年(平成24年)3月24日改正前まで使用されていたチャイムは、発車前・発車後の案内については長崎電気軌道の始発業務放送に使われているもの、到着前のチャイムは京阪特急で使われていたものを、それぞれ短くしたものであった。
なお、車内チャイムに使われた曲は後述する。
編成
編成は以下のようになっている。
← 大牟田
|
落成 | LED案内表示器装着改造 | 観光列車化改造 | 廃車 | |||||
8011 | 8012 | 8013 | 8014 | 8015 | 8016 | 1989年2月7日 | 1989年12月5日 | (2016年10月2日運用終了) | |
8021 | 8022 | 8023 | 8024 | 8025 | 8026 | 1989年2月13日 | 1989年11月27日 | 2016年7月現在廃車処分中(同7月10日運用終了) | |
8031 | 8032 | 8033 | 8034 | 8035 | 8036 | 1989年2月15日 | 1990年9月6日 | 2015年12月22日(同9月27日運用終了) | |
8041 | 8042 | 8043 | 8044 | 8045 | 8046 | 1989年4月1日 | 1990年10月1日 | 2015年7月3日(同4月3日運用終了) | |
8051 | 8052 | 8053 | 8054 | 8055 | 8056 | 1989年4月17日 | 1990年10月25日 | 2014年3月19日 旅人化 | |
8061 | 8062 | 8063 | 8064 | 8065 | 8066 | 1989年4月20日 | 1990年11月19日 | 2015年10月4日 水都化 |
両端2両が制御車(ク8000形)、中間4両が電動車(モ8000形)のMT比4M2T編成となっている。
現況
運用
本形式は特急用として転換クロスシート主体の座席構造を有し、編成は6両固定、また乗降用扉は片側2ヶ所であることから、通勤ラッシュ時の輸送には不向きな構造である。そのため、平日朝夕の混雑時間帯は太宰府線や天神大牟田線の普通など比較的混雑度の低い列車の運用に就いており、その時間帯はロングシートの5000形などの他形式が特急運用に充当される[注 3]。日中の特急運用は一部列車を除きすべて本形式が使用されているが、一日に「旅人」編成を除いた5編成すべてを運用するため、検査や故障などで工場に入場している編成がある場合は主に5000形が特急に使用される。また、年末年始やゴールデンウィークなどの多客期は混雑緩和のため本形式に代わり3000形や5000形、6000形・6050形の7両編成が終日特急運用に入ることがある。なお、2010年(平成22年)10月に2000形の営業運行を終了するまでは主に同形式が特急に使用されていた。また、特急運用との関係で、極わずかであるが急行列車にも充当される。
車両整備
本形式は特急運用主体のため、他形式より走行距離が長いことから、西鉄の車両の中では唯一重要部検査サイクルの「60万km以内」に該当している。そのため、平均検査周期は前回の検査出場から2年5ヶ月から2年10ヶ月の範囲で入場している。8年周期の全般検査では次回の全般検査までの間に2回重要部検査を受けていることになる。また、車体の検査票はかつて白地に白文字表記だったが、2002年(平成14年)7月から2004年(平成16年)4月にかけて実施された全般検査の際には、順次赤地に白文字表記へと改められた。なお、2000年ごろから5000形などで連結部の転落防止幌設置が進められているが、本形式には設置されていない。
ラッピング
- 2003年6月の8011編成での『ウルトラマン号』、2004年12月の映画『ポーラー・エクスプレス』とのタイアップ、2007年3月の福岡ソフトバンクホークスなど、時々キャンペーンなどに伴うラッピングが施されている。
- 2007年1月末には、8061編成が純真短期大学のフルラッピング編成とされており、2009年7月の検査入場まで続けられた。原塗装を完全に覆い隠す(ただし、連結面はラッピング塗装なし)フルラッピングは今回が初めてである。
- 2008年6月2日から12月31日まで、西鉄創立100周年記念企画の一環として、8011編成が100周年記念ラッピング電車として運行された。
- 2008年9月11日から2009年1月10日まで、8031編成がコカ・コーラのラッピングとして運用されていた。これは、フルラッピングではなくnimocaラッピングの8041編成と同様に客用扉周りのみのラッピングである(同編成にある前頭部のラッピングはない)。
- 2009年3月27日から、8021編成が福岡ソフトバンクホークスのラッピング編成とされている。
- 2014年12月1日から2015年4月5日まで、8021編成がフルラッピング仕様で『西鉄妖怪ウォッチ電車』として運行された[7]。
- 2015年2月10日から4月3日まで、8041編成に『柳川さげもん祭り』ラッピングが施された。。
- 2015年7月31日から2016年8月31日まで8011編成が『[明治日本の産業革命遺産]』ラッピングで走っている。
- この他、一時期毎年人権週間に合わせたラッピングがされていたが、これは両先頭車のみで、側面にカラフルな鳥の絵柄とシールタイプのヘッドマークだけのシンプルなものとされていた。
-
「純真短期大学」フルラッピング
(2007年4月) -
「明治日本の産業革命遺産」ラッピング
(2016年7月)
車内チャイムに使われた曲
特急の車内チャイムは、西鉄独自のものと言っていい、「E」と「C#」の2打音が使われてきたが、8000系導入後は到着案内に以下のような駅別に異なったチャイムを使用していた。アーティストは福岡県出身者または福岡県に所縁のある人物となっている。
その後、一旦先述の2打音のみに戻されたが、再び車内チャイムが使われた。
2015年以降、外国語案内を加えた放送更新後は車内チャイムを使用していない。
- 西鉄福岡駅・薬院駅 - 『黒田節』※西鉄福岡のみ→『わたしの城下町』(小柳ルミ子:福岡市早良区出身)→『乾杯』(長渕剛:鹿児島県出身であるが、進学のため福岡市に居住歴あり)
- 西鉄二日市駅 - 『通りゃんせ』→『贈る言葉』(海援隊:ボーカルの武田鉄矢は福岡市博多区出身)→『SAY YES』(CHAGE and ASKA:CHAGEは北九州市小倉北区、ASKAは大野城市の出身である)
- 西鉄久留米駅 - 『久留米そろばん踊り』→『赤いスイートピー』(松田聖子:久留米市出身)→『涙のリクエスト』(チェッカーズ:メンバーの藤井フミヤ・尚之兄弟は久留米市出身)
- 西鉄柳川駅 - 『からたちの花』(作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰)→『輝きながら…』(徳永英明:柳川市出身)
- 新栄町駅・大牟田駅 - 『炭坑節』→『夢の中へ』(井上陽水)→『少年時代』(井上陽水:飯塚市出身)
観光列車への改造
現状では本形式で運用する列車は減っているが、一部の編成が観光列車に改造されている。
「旅人」
-
「旅人」となった8051編成
西鉄二日市(2014年9月)
8051編成は、2014年(平成26年)に大宰府観光活性化を目的として約3,500万円をかけて観光列車「旅人(たびと)」に改造された。主な改造内容は次のとおり。
- 外部色は淡いピンク色の麻の葉文様地に太宰府の様々な風物のイラストの組み合わせに変更。
- 車内の化粧板を各車ごとに異なる和文様柄に変更。
- 両端の先頭車の最前部(運転台と運転台後部の扉の間)にある座席のモケットをダークブラウン地の梅模様の柄に張り替え。
- 8053の座席の一部を撤去し、太宰府の土産物などを展示するカウンター、観光リーフレット・チラシ用ラック、記念スタンプ台を設置。
「旅人」の愛称は、奈良時代に大宰帥として大宰府で多くの和歌を詠んだとされる歌人・大伴旅人にちなんでおり、第39代太宰府天満宮宮司の西高辻信良により命名された。
同年3月22日のダイヤ改正に際し運行を開始。9時台始発の福岡(天神)発太宰府行下り急行の運用に就いた後、太宰府線内の普通列車として夕ラッシュ時前まで同線を往復する(大宰府観光列車「旅人 -たびと-」)。
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8053 車内
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8053の車端部に設置されているカウンターとスタンプ台
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8056の最前部の座席
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「旅人」の車内停車駅案内の図
「水都」
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「水都」(福岡天神方の先頭部分)
西鉄二日市(2016年7月) -
「水都」(大牟田方の先頭部分)
西鉄中島駅 - 江の浦駅間(2015年11月)
8061編成は、2015年(平成27年)に約3,600万円をかけて柳川観光列車「水都」に改造された。「水都」の愛称は柳川市長の金子健次により命名された。[8]。主な改造内容は次のとおり。
- 外部色は「柳川の四季」をテーマとして日本の伝統色を用いたが、各車ごとに色とイラストが異なる。
- 車内の内装・カーテン・座席ヘッドレストカバーなどの色を外部色に合わせ各車ごとに異なる色に変更。
- 8063の車端部の座席の一部を撤去し、柳川の土産物などを展示するキャビネットと記念スタンプ台を設置。
- 8064の車端部の座席の一部を撤去し、柳川の多言語対応のパンフレット用ラックを設置。
同年10月4日に運行開始した[9][10]。改造前と同様、主に特急に使用されており、運用は一定ではないが、毎月当月分の運用予定が発表される。
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「水都」の車内停車駅案内の図
今後の去就
2015年3月5日の西日本新聞朝刊によると、車両の老朽化を理由に2015年度および2016年度に2編成ずつ廃車する予定で、さらに2017年度に残り2編成を廃車することを検討中と発表された。日中の特急運用は3000形の増備投入で代替される。
なお、西鉄では2016年2月に通勤用新型車両の9000形の投入を発表[11]し、2017年3月20日から営業運転を開始しているが[12]、同形式は5000形の置き換えが主な目的のため、本形式も置き換えるかは現時点でわかっていない。
脚注
注釈
出典
- ^ 電気車研究会(1989)『鉄道ピクトリアルNo.517』23pp.
- ^ 電気車研究会(1989)『鉄道ピクトリアル No.517』147pp.
- ^ 電気車研究会(2011)『鉄道ピクトリアルNo.847』274pp.
- ^ 電気車研究会(2011)『鉄道ピクトリアル No.847』268-269pp.
- ^ 『鉄道ピクトリアル』1999年4月臨時増刊号、電気車研究会、1999年、34頁。
- ^ 西日本新聞. (1990年5月10日)
- ^ “天神に妖怪ウォッチがやってくる!12月1日からは「西鉄妖怪ウォッチ電車」を運行します!” (PDF). 西日本鉄道 (2014年11月18日). 2014年11月19日閲覧。
- ^ “柳川観光列車「水都」誕生 〜西鉄電車で時代と季節を巡るたびへ〜” (PDF). 西日本鉄道 (2015年7月30日). 2015年8月1日閲覧。
- ^ “10/4 柳川観光列車「水都」いよいよ運行開始します!” (PDF). 西日本鉄道 (2015年9月25日). 2015年12月20日閲覧。
- ^ 柳川観光列車「水都 -すいと-」 - 西日本鉄道
- ^ 西日本鉄道ニュースリリース「平成29年3月 天神大牟田線に新型車両「9000形」を導入」 - 2016年2月25日付(※PDF)
- ^ 西日本鉄道ニュースリリース「新型車両「9000形」 運行開始と試乗会の実施について」 - 2017年2月10日付(※PDF)
参考文献
- 『鉄道DATA FILE』FILE 2-170 (デアゴスティーニ・ジャパン)
- 『鉄道ピクトリアル』1989年9月・1999年4月臨時増刊号(電気車研究会)
- 『鉄道ダイヤ情報』2004年2月号(交通新聞社)