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2016年10月2日 (日) 17:33時点における版

フェリーしらかば
瀬戸内海を航行するフェリーしらかば
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 新日本海フェリー
運用者 新日本海フェリー
建造所 石川島播磨重工業東京工場
母港 小樽
姉妹船 フェリーあざれあ
信号符字 JD2725
IMO番号 9066784
MMSI番号 431300185
経歴
起工 1993年10月7日[1]
進水 1994年
竣工 1994年7月
就航 1994年7月12日
現況 就航中
要目
総トン数 20,555 トン
全長 195.49 m
全幅 29.50 m
喫水 6.75 m
機関方式 ディーゼル
主機関 ディーゼルユナイテッド 9PC40L(4サイクル9シリンダ過給機付)
推進器 2軸
出力 11,915kW×2基
最大速力 25.6ノット
航海速力 22.7ノット
旅客定員 926名
車両搭載数 トラック186台、乗用車80台
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フェリーしらかばは、新日本海フェリーが運航するフェリー敦賀港福井県敦賀市)から新潟西港新潟市東区)、秋田港秋田市土崎港)を経由して苫小牧東港北海道胆振支庁管内勇払郡厚真町)の航路に就航している。

概要

ニューはまなすニューしらゆりの代船として、1994年に建造され、フェリーあざれあとともに新潟-小樽航路に就航した。就航時は総トン数、最大幅ともに日本最大であった。2002年らいらっくゆうかりの就航により改造を受け、敦賀-新潟-秋田-苫小牧の寄港便へ配船されている。

就航から20年以上が経過しており、新日本海フェリーの船舶では最古参となっているが、2017年2月および6月に代船が投入され、僚船のフェリーあざれあとともに引退する予定である[2]

設備

船室

  • スイートルーム
  • デラックスルームB
  • ステートルームB
  • ツーリストJ
  • ツーリストB

公室

  • グリル
  • レストラン
  • カフェラウンジ
  • スモーキングラウンジ
  • フォワードサロン
  • ビデオシアター・ビデオルーム
  • チルドレンコーナー
  • 大浴場・サウナ
  • ジャグジー
  • スポーツルーム
  • ランドリー
  • ゲームルーム
  • ショップ
  • 自販機コーナー
  • 船舶電話

事故・インシデント

旅客船フェリーしらかば防波堤衝突事件

1999年1月29日5時6分、新潟港へ入港する際、信濃川河口左岸から延びる西防波堤へ衝突した。しらかばは信濃川河口部にある新潟港西区へ入港するため、西防波堤の東側を並航するよう北方から航行していたが、平素の針路へ乗せるため右転して西防波堤に接近した。その際に、船位の確認が不十分であったため、西防波堤に向首して衝突の恐れのある状態となった。衝突直前に機関停止、全速力後進が発令されたものの、速力7ノット、80度の角度で船首から西防波堤に衝突した。衝突により、防波堤が損壊、しらかばは船首部外板に破口を伴う損傷を受けたが自力で離堤した。 事故当時、新潟港の天候は雪で風力5の北風が吹き、視程は1,500メートルだった。事故原因は、船長の船位の確認が不十分であったこと、レーダー監視に当たっていた航海士が適切な船長補佐を行わなかったこととされた[3]

フェリーしらかば引船海翔丸衝突

2008年12月6日7時45分頃、秋田港で接岸作業中だったフェリーしらかばとタグボート海翔丸が衝突した。海翔丸はフェリーしらかばの左舷船首のタグラインをとって操船を補助していたが、左舷側からの強風により圧流され、しらかばの左舷と海翔丸の右舷が衝突した。衝突により、しらかばは左舷外板の塗装が剥離した。事故当時、秋田港の天候は雨で、風力7、15メートル毎秒の西南西の風が吹いていた。事故原因は強風下において海翔丸の操船が不適切であったとされた[4]

脚注

  1. ^ 世界の艦船(1994年1月号,p165)
  2. ^ 新日本海フェリー/三菱重工 寄港便の代替船2隻、来年就航 - 日刊CARGO
  3. ^ 平成12年第二審第13号 旅客船フェリーしらかば防波堤衝突事件 (PDF) (Report). 高等海難審判庁. 4 December 2001. 2015年10月31日閲覧
  4. ^ 船舶事故等調査報告書 2009仙第4号 (PDF) (Report). 運輸安全委員会. 21 April 2009. 2015年10月31日閲覧

外部リンク