「トヨタ・ノア」の版間の差分
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*[[2006年]][[8月8日]] - Xをベースに、デュアルパワースライドドア、マルチ回転セカンドシート、ディスチャージヘッドランプなどの充実した装備を加えた特別仕様車「X Special Edition」を発売。また、ウェルキャブの助手席リフトアップシート車と車いす仕様車(スロープタイプ)にも特別仕様車「X Special Edition」を設定した。 |
*[[2006年]][[8月8日]] - Xをベースに、デュアルパワースライドドア、マルチ回転セカンドシート、ディスチャージヘッドランプなどの充実した装備を加えた特別仕様車「X Special Edition」を発売。また、ウェルキャブの助手席リフトアップシート車と車いす仕様車(スロープタイプ)にも特別仕様車「X Special Edition」を設定した。 |
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File:Toyota noah azr60 s 1 r.jpg|前期型 S |
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ファイル:2004 Toyota Noah 02.jpg|後期型 X(2005年8月<ref>視界補助ミラー装着</ref> - 2007年6月) |
ファイル:2004 Toyota Noah 02.jpg|後期型 X(2005年8月<ref>視界補助ミラー装着</ref> - 2007年6月) |
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ファイル:2004 Toyota Noah 01.jpg|後方より |
ファイル:2004 Toyota Noah 01.jpg|後方より |
2016年8月7日 (日) 05:16時点における版
ノア(NOAH)は、トヨタ自動車が販売している5 - 8人乗りのミニバン型乗用車である。製造はトヨタ車体富士松工場。
概要
先代モデル「タウンエースノア」「ライトエースノア」(「デルタワゴン」)の後輪駆動方式からイプサムのプラットフォームを活用した前輪駆動方式に転換して低床化し、スライドドアを後席左側だけではなく後席右側にも設け、またエアロパーツ装備が前提となるなど現代的な改良が計られている。 また、窓を開けた状態でスライドドアを開けようとすると途中で止まる安全装置がはたらく。
本モデルからタウンエース/ライトエースの名が外れ、トヨタカローラ店販売車種がこの「ノア」(旧タウンエース)、ネッツ店販売車種が「ヴォクシー」(旧ライトエース)と改名している。ダイハツ向け姉妹車は廃止。
三角窓状の嵌め込み窓があり、ヴォクシー同様、2代目までセンターメーター、3代目からはオーソドックスなアナログメーターを採用している。なお2代目から香港とマカオでも販売がされている。
3代目からはノアとヴォクシーの発売に遅れてトヨタ店・トヨペット店向けの姉妹車「エスクァイア」が登場、これによりポルテ&スペイド同様、実質的な全店併売車種となった。
なお、「ノア」の意味は特にない[1]。
歴史
初代 R60G型 (2001年 - 2007年)
トヨタ・ノア(初代) AZR6#G型 | |
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前期型 X(2001年11月 - 2004年8月) | |
前期型 X リア | |
概要 | |
販売期間 | 2001年11月 - 2007年6月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 - 8人 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
駆動方式 | FF/4WD |
パワートレイン | |
エンジン | 1AZ-FSE型 2.0L 直4 DOHC |
変速機 | 4AT(前期型)/CVT(後期型) |
サス前 |
前:ストラット式 後トーションビーム式 |
サス後 |
前:ストラット式 後トーションビーム式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,825mm |
全長 | 4,580-4,625mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,850mm |
車両重量 | 1,500kg |
系譜 | |
先代 | トヨタ・タウンエースノア |
- 2001年11月16日 - タウンエースノアの後継車として登場。FFになり、プラットフォームは新設計。
- 2002年7月17日 - Xをベースに、X・Gセレクションの便利機能(ワイヤレスドアロックリモートコントロール、電動格納式カラードリモコンドアミラーなど)に加え、DVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーション&6スピーカー、音声ガイダンス付バックガイドモニター、スライドドアイージークローザーを装備した特別仕様車「Xナビスペシャル」を発売。
- 2003年5月6日 - XをベースにGセレクションの装備(オートエアコンやUVカット機能付プライバシーガラスなど)やDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーション、音声ガイダンス機能付バックガイドモニター、ブラインドコーナーモニターなどの特別装備を加え、高級感ある仕様とした特別仕様車「X エルセオエディション」を発売。ちなみに、かつて同じカローラ店で取り扱っていたエスティマルシーダにも「エルセオ」というグレードが存在した。
- 2004年8月17日 - マイナーチェンジ。フロントグリル、テールランプ、メーター、エアコンパネルなどを変更。またグレードエンブレムが左から右に移っている。同時に、かつてタウンエースワゴンにあったSWグレードのように、乗用登録でありながら2列・5人乗りのグレードYYを追加。全車Super CVT-iを搭載したことで、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+5%」を同時に達成した。
- 2005年4月21日 - Xをベースに、デュアルパワースライドドアやディスチャージヘッドランプなどを装備した特別仕様車「X Limited」を発売。
- 8月2日 - 一部改良。排出ガスをクリーン化し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得。左フロントフェンダー上にサイドアンダーミラーを、ヘッドランプにレベリング機構を追加。また、特別仕様車の「X Limited」もベース車改良に伴う新仕様で発売された。
- 2006年8月8日 - Xをベースに、デュアルパワースライドドア、マルチ回転セカンドシート、ディスチャージヘッドランプなどの充実した装備を加えた特別仕様車「X Special Edition」を発売。また、ウェルキャブの助手席リフトアップシート車と車いす仕様車(スロープタイプ)にも特別仕様車「X Special Edition」を設定した。
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前期型 S
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前期型 S
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後期型 X(2005年8月[2] - 2007年6月)
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後方より
2代目 ZRR7#G/W/R型 (2007年 - 2014年)
トヨタ・ノア(2代目) 車名補= ZRR7#G/W/R型 | |
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前期型 X(2007年6月 - 2010年4月) | |
前期型 S リア | |
概要 | |
販売期間 | 2007年6月 - 2014年1月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 - 8人 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
駆動方式 | FF/4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
3ZR-FE型 2.0L 直4 DOHC 3ZR-FAE型 2.0L 直4 DOHC VALVE MATIC |
変速機 | CVT |
サス前 |
前:ストラット式 後:トーションビーム式 |
サス後 |
前:ストラット式 後:トーションビーム式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,825mm |
全長 |
G/X: 4,595mm Si/S: 4,630mm |
全幅 |
G/X: 1,695mm Si/S: 1,720mm |
全高 |
FF: 1,850mm 4WD: 1,875mm |
車両重量 | 1,550 - 1,700kg |
初代モデルが好評だったため、キープコンセプトでのフルモデルチェンジとなった。プラットフォームは先代のものを改良して引き続き使用し、センターメーターも引き続き採用されている。また、この2代目には、「バルブマチック[1]」という、新システムを採用したエンジンが初めてSiに搭載された。また、燃費性能も向上され、全車「平成22年度燃費基準+20%」を達成している(後に、2WD車と「Si」の4WD車は「平成22年度燃費基準+25%」達成)。ボディーサイズは、基本的に先代と同じく5ナンバーサイズを保っているが、Si, Sはワイド化されたフロントフェンダーとエアロパーツの装着によって全幅が1,720mmに拡大し、3ナンバー車となる。Siにはアイシスに続きトヨタのミニバンとしては2車種目となるパドルシフトが装着される。また、サードシートにはワンタッチで折り畳みから跳ね上げまでできる世界初の「ワンタッチスペースアップシート」を装備した。
路線バスとしての使用例もあり、岡山県内に本拠地を置く中鉄バスがコミュニティバス用に保有している。
- 2007年6月27日 - フルモデルチェンジ。目標月間販売台数は、5000台と発表されている。テレビCMには酒井法子が出演。
- 2008年6月23日 - エアログレードのSをベースに、Gと同等のシート・ドアトリム表皮、本革巻き&木目調の4本スポークステアリングホイール・シフトノブを採用、デュアルパワースライドドアとスマートエントリー&スタートシステム(端末を身につけることで、キーの施錠・解除並びにエンジンの始動・停止がそれぞれのボタン一つでできる機能)を装備した特別仕様車「S G Edition」を発売。
- 2009年4月27日 - Xをベースに、スマートエントリー&スタートシステム、デュアルパワースライドドアなどを装備した特別仕様車「X Smart Edition」を発売。
- 2010年4月27日 - マイナーチェンジ。従来は「Si」のみだったバルブマチック付エンジン3ZR-FAE型を全グレードに拡大した他、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを全車に搭載。これにより、全車で「平成22年度燃費基準+25%」を達成した(現在は2WD車全車および「YY」・「X」を除く4WD車は「平成27年度燃費基準」を達成している、「X」の4WD車はオプション装着により車両重量が1,660kg以上となった場合に「平成27年度燃費基準」を達成する)。また、セカンドシートアレンジの変更を行い、7人乗り仕様にはマルチ回転キャプテンシート、8人乗り仕様には6:4分割チップアップシートを新採用した。また、セカンドとサードシートの中央席にELR付3点式シートベルトとヘッドレストを追加し、安全性を向上。外装もフロント周りやリアコンビネーションランプ、ホイールのデザインを変更した。
- 6月30日 - マイナーチェンジとともに発表されていた自社開発のスポーツコンバージョン仕様「TOYOTA G SPORTS(通称:G's)」シリーズの販売を開始。「S」・「Si」をベースに、専用18インチアルミホイール(赤ライン仕様はメーカーオプション)・専用アルミペダル・専用スポーツブレーキパッド・専用ローダウンサスペンション・専用フロントグリル&フードモール等を装備し、赤ステッチ&ピアノブラック加飾が施されたインテリアを採用。また、「Si"G's Version EDGE"」では「Si"G's"」の装備に加え、剛性アップパーツと床下空力パーツを追加装備し、卓越した走行安定性・操舵安定性・乗り心地の向上を実現した。なお、「G's」では、リアに装着されている「VALVE MATIC」エンブレムが「G's」エンブレムに変更となる。
- 9月30日 - 前年に発売されていた「X"Smart Edition"」を再発売。前回の装備内容に加え、メッキインサイドドアハンドル(フロント)、高輝度シルバー塗装ドアスイッチベース&ドアハンドルベゼル(フロント・スライドドア)、運転席・助手席大型バニティミラー(フロント、ランプ付)、6スピーカーを追加するとともに、内装色でブラックかグレージュを選べるようになった。
- 2011年5月16日 - "G SPORTS"シリーズを一部改良(同年6月7日販売開始)。運転席・助手席にホールド性の高い専用スポーティシートを採用するとともに、全席のシート表皮を黒基調に変更した。
- 5月20日 - トヨタカローラ店チャネル創立50周年を記念した特別仕様車「Si"Rayish(レイッシュ)"」を発表(同年6月7日販売開始)。"Rayish"とは、光を意味する「Ray」と〜的なを意味する「〜ish」を合わせた造語で、光の輝きを表した高級感ある仕様となっている。具体的にはヘッドランプエクステンションにはスモーク塗装とセピアゴールドの専用加飾を、ドアスイッチベース・ドアハンドルベゼル(フロント・スライドドア)・センタークラスター&ステアリングスイッチベゼルにはシャンパンゴールドの専用加飾を施し、さらに、高輝度シルバーメタリック塗装のフロントフォグランプベゼルとメッキドアハンドル(アウトサイド、インサイドのフロントドア)を採用した。また、機能面でもイージークローザーと挟み込み防止機能を備えたデュアルパワースライドドアを装備した。ボディカラーは特別設定色のボルドーマイカメタリックを含む4色を設定した。
- 2012年9月25日 - 「X」をベースに、"L Selection"の装備内容に加え、デュアルパワースライドドア(両側イージークローザー&挟み込み防止機能付)、スマートエントリー&スタートシステム(アンサーバック機能付・スマートキー2本)、快適温熱シート&角度調節式アームレスト(運転席・助手席)、プラズマクラスター、リヤオートエアコン、メッキアウトサイドドアハンドル、本革巻き&黒木目調4本スポークステアリングホイール及びシフトノブを装備し、ドアスイッチベース&ドアハンドルベゼルに高輝度シルバー塗装を、ジャージ(ラグジュアリー)シート表皮にブラックを採用し、利便性・快適性・内外装の質感を向上させた特別仕様車「X"G Edition"」を発売。ボディカラーは特別設定色の「ボルドーマイカメタリック」を含む5色を設定。併せて、2010年9月から販売されている「X"Smart Edition"」にはボディカラーに「ブラック」を追加した。
- 2013年4月16日 - 「X」をベースに、"L Selection"の装備内容に加え、デュアルパワースライドドア(両側イージークローザー&挟み込み防止機能付)、スマートエントリー&スタートシステム(アンサーバック機能付・スマートキー2本)、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)、スーパーUVカットガラス(グリーン、フロントドア)を特別装備し、インサイドドアハンドル(フロント)やドアスイッチベース&ドアハンドルベゼル(フロント・スライドドア)に高輝度シルバー塗装を採用した特別仕様車「X"Special Edition"」を発売。
現行型は香港でエアロモデルとノーマルモデルの2グレード展開で販売されている。(形式はZRR7#Rとなっている。)
初代との比較
- エンジンが1AZ-FSEから3ZR-FE, 3ZR-FAEに変わり、さらにトランスミッションがCVTになったため、加速性能や静粛性、燃費が向上された。なお、2010年4月のマイナーチェンジで、エンジンは3ZR-FAEに統一された。
- 今回よりエアログレードが3ナンバー化となった。
- 一部車種には4輪ディスクブレーキを搭載。
- エンジン、シャーシがカローラ系と共通化となった(エンジンやブレーキ関係)。
- ヘッドライトがプロジェクター化されたことに従い、視認性が向上。
- スマートエントリー&スタートシステムを設定。
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ノアとヴォクシーの対比
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車内 (X)
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車内 (Si)
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後期型 X(2010年4月 - 2014年1月)
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G's フロント
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G's リア
3代目 R80G/W型(2014年 - )
トヨタ・ノア(3代目) ZRR8#G/ZRR8#W/ZWR80G型 | |
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HYBRID G | |
室内 (HYBRID G) | |
概要 | |
販売期間 | 2014年1月 - |
ボディ | |
乗車定員 | 7/8人 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
駆動方式 | FF、スタンバイ式4WD |
パワートレイン | |
エンジン |
3ZR-FAE型 2.0L 直4 DOHC(ガソリン車) 2ZR-FXE型 1.8L 直4 DOHC(ハイブリッド車) |
モーター | 5JM型 交流同期電動機(ハイブリッド車のみ) |
変速機 |
Super CVT-i(ガソリン車) 電気式無段変速機(ハイブリッド車) インパネシフト |
サス前 |
前:マクファーソン・ストラット式 後:トーションビーム式 (スタビライザー付) |
サス後 |
前:マクファーソン・ストラット式 後:トーションビーム式 (スタビライザー付) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,850mm |
全長 |
4,695mm(X/G) 4,710mm(Si) |
全幅 |
1,695mm(X/G) 1,730mm(Si) |
全高 |
1,825mm(FF) 1,865mm(X/G・4WD) 1,870mm(Si・4WD) |
車両重量 | 1,570kg - 1,680kg |
エクステリアは、3代目ヴォクシーと共通のデザインコンセプト「EMOTIONAL BOX」を掲げ、車外からでも室内の広さがわかる力強いハコ(箱)とし、アンダーグリルと一体化した大型フロントグリルとヘッドランプの組み合わせにより、ワイド感とフロントマスクの厚みを持たせ、ミニバンの王道を行く"堂々感"を表現。また、2代目に引き続いてドレスアップ仕様の「Si」を設定し、迫力のあるフロントフェイスと低重心のワイドボディを専用フロントフェンダーパーツで強調させ、圧倒的な存在感を持たせた。ボディカラーは新色の「ダークシェリーマイカメタリック」を含む7色[3]を設定した。
インテリアでは、ダッシュパネルより後方のボディ骨格を一新した低床フラットフロアの採用により、全高を2代目に比べて25mm低くしながら、室内高が60mm高くなったことで広い室内空間とステップがない乗り込みによる乗降性の向上を実現したほか、荷室フロアも60mm低くするとともにサードシートをの収納構造を工夫したことで、荷室空間の使い勝手を高めた。さらにサスペンション構造も変更され、旋回時のロールやクルマの無駄な動きを抑えることで、揺れが少ないフラットな乗り心地や、安定感がある操舵安定性を実現した。
また、1.8Lアトキンソンサイクルエンジンである2ZR-FXE型にモーターを組み合わせたリダクション機構付THS IIを採用したハイブリッド車を新設定。ガソリン車は先代に引き続き3ZR-FAE型を搭載するが、バルブマチックの改良を行ったほか、一部グレードを除く全車にアイドリングストップシステムを搭載。トランスミッションはアイドリングストップシステムと協調制御する電動オイルポンプと、運転状態に応じてエネルギー消費を最適化する2ポート型オイルポンプを備えたことで、クラストップレベルの変速比幅を実現した「Super CVT-i」の採用により燃費を向上し、ハイブリッド車のみならず、ガソリン車(「X"V Package"」及び車両重量1650㎏以下の「X」の4WD車を除く)も「平成27年度燃費基準+20%」を達成した[4]。
グレード体系はガソリン車は「X」・「G」・「Si」の3グレードに整理され、「X」には、ヘッドランプをハロゲンにグレードダウンし、アイドリングストップシステムなどの一部装備を非装備化した廉価仕様の「X"V Package"」も用意される。ハイブリッド車は「HYBRID X」と「HYBRID G」が用意される。なお、初代・2代目ではリアに装着されていたグレードバッジが無くなり、初代・後期型〜2代目まで設定されていた「YY」に相当する5人乗り仕様が設定されなくなった。
- 2014年1月20日 - フルモデルチェンジ[5]。(ガソリン車は同日より販売開始、ハイブリッド車は2月24日販売開始)。
- 2015年4月2日 - 特別仕様車「X"Delight Plus"」を発売[6]。
- 「X」・「HYBRID X」をベースに、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアやスーパーUVカットグリーンガラス(フロントドア)を特別装備したほか、「X」は「HYBRID X」に標準装備されているスマートエントリーシステムと盗難防止システムも特別装備した。ボディカラーは特別設定色の「アイスチタニウムマイカメタリック」を含む4色を設定した。
- 新たに、レーザーレーダーと単眼カメラの2つのセンサーを採用し、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステム、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を採用し、ガソリン車の「G」・「Si」及びハイブリッド車全車に標準装備、ガソリン車の「X(「V Package」、サイドリフトアップシート装着車を含む)」にメーカーオプション設定。また、小さなすり傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」をすべてのボディカラーに採用した。さらに、発売当初はガソリンのみの設定だったエアログレード「Si」のハイブリッド仕様「HYBRID Si」を追加設定した。
- なお、2015年4月に発売された特別仕様車「X"Delight Plus"」にも、「Toyota Safety Sense C(ガソリン車はメーカーオプション設定、ハイブリッド車は標準装備)」と「クリアリストアリングコート」を採用する一部改良を受け、継続販売される。
- 2016年の東京オートサロンに出展させていたコンセプトカーの市販バージョンで、3代目ベースの「Si"G's"」は先代の「Si"G's Version EDGE"」に近い仕様となっており、足まわりに全高を約15mmダウンさせた専用チューニングサスペンションをはじめ、専用剛性アップパーツやフロア下空力パーツを採用。外観はフロントフェイス(大型バンパー・グリル)を専用デザインに変更したほか、18インチタイヤにはブリヂストン製のPOTENZA RE050Aを、18インチアルミホイールにはエンケイ製をそれぞれ採用。内装は専用フロントスポーツシートをスエード調表皮と合成皮革を組み合わせてシルバーステッチを施した仕様に変更し、オプティトロンメーターは高輝度シルバーパネル・レッド照明・「G's」ロゴ入りの専用仕様となった。そのほか、LEDイルミネーションビームや専用リア大型バンパーなどを装備し、左右フェンダーとバックドアには先代同様に「G's」専用エンブレムを装着した。
- 「W×B」はWHITEとBLACKの頭文字を掛け合わせたもので、元々カローラフィールダーのグレード名(2012年12月に特別仕様車として発売し、2015年4月のマイナーチェンジに伴ってカタロググレード化される)として用いられており、同年5月10日にカローラシリーズ誕生50周年記念特別仕様車として発売されたカローラアクシオに続いての設定となる。「Si」をベースに、内装色に特別設定色のブラック×ブラックを採用して天井やピラーなどの内装をブラックで統一したほか、センタークラスターパネル・サイドレジスターベゼル・マルチインフォメーションディスプレイフードにピアノブラック塗装を施した。さらに、ファブリックと合成皮革を組み合わせ、アクセントカラーとしてホワイトのステッチを施した専用シート表皮を採用。外観はフロントグリルのベース部・LEDヘッドランプ・LEDクリアランスランプにブラック塗装を、フロントグリルモールにダークメッキを、フロントフードモール・フロントバンパーロアモールにスモークメッキ、フロントフォグランプにスモークメッキベゼルをそれぞれ採用。ドアハンドル(インサイドのフロント及びアウトサイド)にメッキを施し、ハイボスカル製の専用エンブレムを装着した。機能面ではワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアとクルーズコントロールを特別装備した。ボディカラーは特別設定色の「アイスチタニウムマイカメタリック」を含む4色を設定した。本仕様車は、ガソリン車・ハイブリッド車共に設定される。
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Si
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Si リヤ
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モデリスタバージョン コンセプト
-
モデリスタバージョン コンセプト
リヤ
車名の由来
- 「ノア」は英語で優しい語感の人名を表し、特別な意味はなく、「ノアの箱舟」のノア(NOAH)とも関係はない。
出典・注訳
- ^ トヨタ お問い合わせ・よくあるご質問 | 車名の由来 | トヨタ自動車WEBサイト
- ^ 視界補助ミラー装着
- ^ なお、前述の「ダークシェリーマイカメタリック」を除いてボディカラーのラインナップはヴォクシーや後発のエスクァイアと共通となっている。また、すべてのグレードで設定できる共通カラーは4色で、「Si」は専用色の「ダークバイオレットマイカメタリック(ヴォクシーでは「ZS」を除くグレードで設定可能)」を加えた5色、その他のグレードは「ダークシェリーマイカメタリック」と「オーシャンミントメタリック」を含む6色がそれぞれ用意される。
- ^ ハイブリッド車については、2015年4月に設けられた「平成32年度燃費基準+20%」も併せて達成している
- ^ "TOYOTA、ヴォクシー、ノアをフルモデルチェンジ" (Press release). トヨタ自動車. 20 January 2014. 2014年1月20日閲覧。
- ^ "TOYOTA、ノアの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車. 2 April 2015. 2015年4月2日閲覧。
- ^ "TOYOTA、ヴォクシー、ノア、エスクァイアに「Toyota Safety Sense C」を採用 -ヴォクシー、ノアにエアロ仕様のハイブリッド車、エスクァイアに特別仕様車を設定-" (Press release). トヨタ自動車. 6 January 2016. 2016年1月6日閲覧。
- ^ "TOYOTA、ヴォクシーならびにノアの"G's"を設定" (Press release). トヨタ自動車. 20 April 2016. 2016年4月20日閲覧。
- ^ "TOYOTA、ヴォクシーならびにノアの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車. 6 July 2016. 2016年7月6日閲覧。
関連項目
- トヨタ・タウンエースノア - 先代車。タウンエースの派生車
- トヨタ・ヴォクシー - 姉妹車
- トヨタ・エスクァイア - 3代目の姉妹車
- トヨタ・アルファード
- トヨタ・ヴェルファイア
- トヨタ・エスティマ