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|年俸= $10,700,000(2016年)<ref>{{cite web |url=http://www.spotrac.com/mlb/chicago-cubs/jake-arrieta/|title=Jake Arrieta Contract Details, Salaries, & Earnings|language=英語|work=Spotrac|accessdate=2016年5月18日}}</ref> |
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* プレイノ東高等学校 |
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* [[テキサスクリスチャン大学]] |
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{{MedalBronze|[[北京オリンピック|2008]]|[[北京オリンピックにおける野球競技|野球]]}} |
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'''ジェイコブ・ジョセフ・アリエータ'''('''Jacob Joseph Arrieta''', [[1986年]][[3月5日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]・[[ミズーリ州]][[ファーミントン (ミズーリ州)|ファーミントン |
'''ジェイコブ・ジョセフ・アリエータ'''('''Jacob Joseph Arrieta''', [[1986年]][[3月5日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]・[[ミズーリ州]][[セントフランソア郡 (ミズーリ州)|セントフランソア郡]]{{仮リンク|ファーミントン (ミズーリ州)|en|Farmington, Missouri|label=ファーミントン}}出身([[テキサス州]][[プレイノ]]育ち)の[[プロ野球選手]]([[投手]])。右投右打。[[メジャーリーグベースボール|MLB]]・[[シカゴ・カブス]]に所属。 |
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メディアによっては「アリエタ」、「アリエッタ」とも表記される。 |
メディアによっては「'''アリエタ'''」、「'''アリエッタ'''」とも表記される。 |
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== 経歴 == |
== 経歴 == |
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[[ミズーリ州]]で生まれ、[[テキサス州]][[プレイノ]]で育つ。[[テキサス・レンジャーズ]]のファンで、好きな選手は[[ノーラン・ライアン]]だった<ref>Dan Connolly(2010-07-10),[http://articles.baltimoresun.com/2010-07-10/sports/bs-sp-orioles-notebook-0711-20100710_1_texas-rangers-rangers-ballpark-fan Playing Rangers is 'homecoming' for O's pitcher Arrieta],The Baltimore Sun(英語),2010年9月16日閲覧</ref>。 |
[[ミズーリ州]]で生まれ、[[テキサス州]][[プレイノ]]で育つ。[[テキサス・レンジャーズ]]のファンで、好きな選手は[[ノーラン・ライアン]]だった<ref>Dan Connolly(2010-07-10),[http://articles.baltimoresun.com/2010-07-10/sports/bs-sp-orioles-notebook-0711-20100710_1_texas-rangers-rangers-ballpark-fan Playing Rangers is 'homecoming' for O's pitcher Arrieta],The Baltimore Sun(英語),2010年9月16日閲覧</ref>。 |
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{{by|2004年}}に[[2004年のMLBドラフト|MLBドラフト]]で[[シンシナティ・レッズ]]から |
{{by|2004年}}に[[2004年のMLBドラフト|MLBドラフト]]31巡目(全体918位)で[[シンシナティ・レッズ]]から指名を受けるが、契約をせずに{{仮リンク|ウェザーフォード大学|en|Weatherford College}}へと進学した。 |
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その後、[[テキサスクリスチャン大学]]へ編入すると、{{by|2005年}}には[[2005年のMLBドラフト|MLBドラフト]]で[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]から26巡目(全体775位)指名を受けた。しかし、この時も契約をせずに大学にとどまった。 |
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さらに |
その後、[[テキサスクリスチャン大学]]へ編入すると、{{by|2005年}}には[[2005年のMLBドラフト|MLBドラフト]]26巡目(全体775位)で[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]から指名を受けた。しかし、この時も契約をせずに大学にとどまった。 |
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さらに2年後の{{by|2007年}}に[[2007年のMLBドラフト|MLBドラフト]]5巡目(全体159位)で[[ボルチモア・オリオールズ]]から指名され、プロ入り<ref>[http://web.minorleaguebaseball.com/milb/stats/stats.jsp?n=Jake%20Arrieta&pos=P&sid=milb&t=p_pbp&pid=453562 Jake Arrieta Stats, Bio, Photos, Highlights | MiLB.com Stats | The Official Site of Minor League Baseball]</ref>。同年はまだプロデビューせず、オフのアリゾナ秋季リーグに参加して、14試合に登板。16イニングで[[防御率]]0.00という成績を残した<ref>[http://www.thebaseballcube.com/players/A/jacob-arrieta.shtml Jacob Arrieta Pitching Statistics - The Baseball Cube]</ref>。 |
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=== プロ入りとオリオールズ時代 === |
=== プロ入りとオリオールズ時代 === |
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[[File:Jake Arrieta 2011.jpg|200px|thumb|[[ボルチモア・オリオールズ]]時代]] |
[[File:Jake Arrieta 2011.jpg|200px|thumb|[[ボルチモア・オリオールズ]]時代]] |
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{{by|2008年}}はA+級 |
{{by|2008年}}はA+級{{仮リンク|フレデリック・キーズ|en|Frederick Keys}}でプレー。20試合に先発し、6勝5敗・防御率2.80を記録した。8月には[[北京オリンピックにおける野球競技|北京オリンピック]]の[[北京オリンピック野球アメリカ合衆国代表|野球アメリカ合衆国代表]]に選ばれ、予選の[[野球中華人民共和国代表|中国]]戦に先発し、6回無失点で勝利投手になっている<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/gameresult/japan-beijingolympic/2008/08/18/04.html 北京五輪野球1次リーグ日程],Sponichi Annex,2010年9月16日閲覧</ref>。 |
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{{by|2009年}}はAA級[[ボウイ・ベイソックス]]でスタートし、シーズン途中にAAA級[[ノーフォーク・タイズ]]へ昇格した。 |
{{by|2009年}}はAA級[[ボウイ・ベイソックス]]でスタートし、シーズン途中にAAA級[[ノーフォーク・タイズ]]へ昇格した。 |
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=== カブス時代 === |
=== カブス時代 === |
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{{by|2013年}}[[7月2日]] |
{{by|2013年}}[[7月2日]]に[[スコット・フェルドマン]]、[[スティーブ・クレベンジャー]]との2対2の[[トレード#メジャーリーグ|トレード]]で、[[ペドロ・ストロップ]]と共に[[シカゴ・カブス]]へ移籍した。 |
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{{by|2014年}}[[3月3日]]にカブスと1年契約での契約更新に合意した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140303&content_id=68628832&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=March 3, 2014|accessdate=March 4, 2014}}</ref>。[[3月30日]]に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、[[4月5日]]にリハビリのため、傘下のAA級[[テネシー・スモーキーズ]]へ異動した。[[5月3日]]に復帰した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140503&content_id=74180344&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=May 3, 2014|accessdate=May 4, 2014}}</ref>。5月に復帰した後は抜群の安定感で、前半戦は防御率1.95を記録した。後半戦はやや失速し、最終的には故障もあって規定投球回には僅かに届かなかったものの、防御率2.53は規定到達していれば防御率でリーグ十傑に入る好成績で、才能を開花させたシーズンとなった。 |
{{by|2014年}}[[3月3日]]にカブスと1年契約での契約更新に合意した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140303&content_id=68628832&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=March 3, 2014|accessdate=March 4, 2014}}</ref>。[[3月30日]]に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、[[4月5日]]にリハビリのため、傘下のAA級[[テネシー・スモーキーズ]]へ異動した。[[5月3日]]に復帰した<ref>{{cite web|url=http://chicago.cubs.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140503&content_id=74180344&vkey=pr_chc&c_id=chc|title=Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan|work=MLB.com Cubs Press Release|author=|date=May 3, 2014|accessdate=May 4, 2014}}</ref>。5月に復帰した後は抜群の安定感で、前半戦は防御率1.95を記録した。後半戦はやや失速し、最終的には故障もあって規定投球回には僅かに届かなかったものの、防御率2.53は規定到達していれば防御率でリーグ十傑に入る好成績で、才能を開花させたシーズンとなった。 |
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{{by|2015年}}[[8月30日]]の[[ロサンゼルス・ドジャース]]戦では[[ノーヒットノーラン]]を達成した<ref>{{cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/08/31/kiji/K20150831011040640.html?feature=related|title=カブス・アリエッタが無安打無得点 ドジャース今季2度目の屈辱|work=[[スポーツニッポン]]|date=2015.8.31|accessdate=2015.9.21}}</ref>。[[9月22日]]の[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦では9回を投げ被安打3・奪三振11・与四球1・無失点の完封勝利を収め20勝の大台に到達。最終的に33試合に登板し229イニングを投げ、両リーグ通じて最多となる22勝(6敗)、防御率1.77([[ザック・グレインキー]]に次ぐ2位)、236奪三振(リーグ3位)の成績を記録。[[最多勝利]]のタイトルを獲得し、大躍進を遂げた。特にオールスターゲーム以降は前述のノーヒッターを含め、15試合に先発し12勝1敗、防御率0.75、自責点はわずかに9と驚異的な投球を披露した。また、バッティングでも2本塁打を記録した。10月7日、[[ピッツバーグ・パイレーツ]]との[[2015年のナショナルリーグワイルドカードゲーム|ワイルドカードゲーム]]で[[メジャーリーグベースボールのポストシーズン|ポストシーズン]]初登板を果たし、4安打、無四球、11奪三振の完封勝利で[[2015年のナショナルリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]進出に大きく貢献した。これらの活躍が評価され、シーズンオフには防御率でアリエタを上回る1.66を記録した[[ザック・グレインキー]]や、300奪三振を記録した[[クレイトン・カーショウ]]といった球界を代表する好投手を抑えて、自身初となる[[サイ・ヤング賞]]の栄誉に輝いた。 |
{{by|2015年}}[[8月30日]]の[[ロサンゼルス・ドジャース]]戦では[[ノーヒットノーラン]]を達成した<ref>{{cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/08/31/kiji/K20150831011040640.html?feature=related|title=カブス・アリエッタが無安打無得点 ドジャース今季2度目の屈辱|work=[[スポーツニッポン]]|date=2015.8.31|accessdate=2015.9.21}}</ref>。[[9月22日]]の[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦では9回を投げ被安打3・奪三振11・与四球1・無失点の完封勝利を収め20勝の大台に到達。最終的に33試合に登板し229イニングを投げ、両リーグ通じて最多となる22勝(6敗)、防御率1.77([[ザック・グレインキー]]に次ぐ2位)、236奪三振(リーグ3位)の成績を記録。[[最多勝利]]のタイトルを獲得し、大躍進を遂げた。特にオールスターゲーム以降は前述のノーヒッターを含め、15試合に先発し12勝1敗、防御率0.75、自責点はわずかに9と驚異的な投球を披露した。また、バッティングでも2本塁打を記録した。10月7日、[[ピッツバーグ・パイレーツ]]との[[2015年のナショナルリーグワイルドカードゲーム|ワイルドカードゲーム]]で[[メジャーリーグベースボールのポストシーズン|ポストシーズン]]初登板を果たし、4安打、無四球、11奪三振の完封勝利で[[2015年のナショナルリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]進出に大きく貢献した。これらの活躍が評価され、シーズンオフには防御率でアリエタを上回る1.66を記録した[[ザック・グレインキー]]や、300奪三振を記録した[[クレイトン・カーショウ]]といった球界を代表する好投手を抑えて、自身初となる[[サイ・ヤング賞]]の栄誉に輝いた。 |
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{{by|2016年}}[[4月21日]]のレッズ戦でノーヒットノーランを達成<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/1635666.html カブス・アリエッタ快挙 2年連続のノーヒッター]</ref><ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160422-00000211-ism-base 【MLB】J.アリエッタ、自身2度目のノーヒッターで4勝目! カブスは圧勝]</ref>。昨年に続いて2年連続の達成。[[6月5日]]の[[アリゾナ・ダイヤモンドバックス]]戦では5回で12三振を奪う力投を見せるも3点を失って昨年[[7月25日]]の[[フィラデルフィア・フィリーズ]]戦以来の黒星を喫し、昨年から継続していた自身の連勝は20でストップした。このシーズンは要所を抑えるものの昨シーズンから一転して四球の多さに苦しみ、前半戦終了時点で昨年の倍近いペースで四球を与えた。また、前半戦終了直前の4試合連続で4失点以上を喫するなど6月下旬からやや調子を落とした。 |
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== 投球スタイル == |
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== 選手としての特徴 == |
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持ち球は、最速97.7mph(約157km/h)平均94.6mph(約152km/h)の[[速球#シンキング・ファストボール|シンカー]]を中心に、平均94.4mphの[[速球#フォーシーム・ファストボール|フォーシーム]]、平均90.3mphの[[スライダー (球種)#縦スライダー|縦スライダー]]、平均80.7mphの[[カーブ (球種)|カーブ]]、平均88.7mphの[[チェンジアップ]]を使用する。スライダー、カーブ、チェンジアップは15%前後の高い空振り率を記録している。 |
持ち球は、最速97.7mph(約157km/h)平均94.6mph(約152km/h)の[[速球#シンキング・ファストボール|シンカー]]を中心に、平均94.4mphの[[速球#フォーシーム・ファストボール|フォーシーム]]、平均90.3mphの[[スライダー (球種)#縦スライダー|縦スライダー]]、平均80.7mphの[[カーブ (球種)|カーブ]]、平均88.7mphの[[チェンジアップ]]を使用する。スライダー、カーブ、チェンジアップは15%前後の高い空振り率を記録している。 |
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== 詳細情報 == |
== 詳細情報 == |
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=== 年度別投手成績 |
=== 年度別投手成績 === |
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=== 獲得タイトル・表彰・記録 === |
=== 獲得タイトル・表彰・記録 === |
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* [[サイ・ヤング賞]] |
* [[サイ・ヤング賞]]:1回 2015年 |
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* [[最多勝利 (MLB)|最多勝利]] |
* [[最多勝利 (MLB)|最多勝利]]:1回 2015年 |
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* [[ノーヒットノーラン]] |
* [[ノーヒットノーラン]]:2回(2015年8月30日 対[[ロサンゼルス・ドジャース]]戦、2016年4月21日 対[[シンシナティ・レッズ]]戦) |
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* [[MLBオールスターゲーム]]選出:1回([[2016年のMLBオールスターゲーム|2016年]]) |
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=== 背番号 === |
=== 背番号 === |
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== 関連項目 == |
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* [[メジャーリーグベースボールの選手一覧 A]] |
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* [[オリンピック野球競技メダリスト一覧]] |
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[[Category:ボルチモア・オリオールズの選手]] |
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[[Category:シカゴ・カブスの選手]] |
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[[Category:1986年生]] |
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2016年7月15日 (金) 07:44時点における版
シカゴ・カブス #49 | |
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2015年 | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ミズーリ州セントフランソア郡ファーミントン |
生年月日 | 1986年3月5日(38歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 225 lb =約102.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 ドラフト5巡目(全体159位)でボルチモア・オリオールズから指名 |
初出場 | 2010年6月10日 |
年俸 | $10,700,000(2016年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
五輪 | 2008年 |
この表について
|
オリンピック | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
銅 | 2008 | 野球 |
ジェイコブ・ジョセフ・アリエータ(Jacob Joseph Arrieta, 1986年3月5日 - )は、アメリカ合衆国・ミズーリ州セントフランソア郡ファーミントン出身(テキサス州プレイノ育ち)のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLB・シカゴ・カブスに所属。
メディアによっては「アリエタ」、「アリエッタ」とも表記される。
経歴
プロ入り前
ミズーリ州で生まれ、テキサス州プレイノで育つ。テキサス・レンジャーズのファンで、好きな選手はノーラン・ライアンだった[2]。
2004年にMLBドラフト31巡目(全体918位)でシンシナティ・レッズから指名を受けるが、契約をせずにウェザーフォード大学へと進学した。
その後、テキサスクリスチャン大学へ編入すると、2005年にはMLBドラフト26巡目(全体775位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名を受けた。しかし、この時も契約をせずに大学にとどまった。
さらに2年後の2007年にMLBドラフト5巡目(全体159位)でボルチモア・オリオールズから指名され、プロ入り[3]。同年はまだプロデビューせず、オフのアリゾナ秋季リーグに参加して、14試合に登板。16イニングで防御率0.00という成績を残した[4]。
プロ入りとオリオールズ時代
2008年はA+級フレデリック・キーズでプレー。20試合に先発し、6勝5敗・防御率2.80を記録した。8月には北京オリンピックの野球アメリカ合衆国代表に選ばれ、予選の中国戦に先発し、6回無失点で勝利投手になっている[5]。
2009年はAA級ボウイ・ベイソックスでスタートし、シーズン途中にAAA級ノーフォーク・タイズへ昇格した。
2010年はAAA級ノーフォークで防御率1点台と好投し、6月10日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー。6回を3失点に抑え、初登板を初勝利で飾った[6]。そのまま先発ローテに入り、6勝を挙げた。
2011年は初めて開幕ロースターに入り、打線の援護に恵まれたこともあって、7月26日のトロント・ブルージェイズ戦でシーズン10勝に到達。しかし、8月1日に右肘に痛みを訴えて故障者リストに入り、骨棘除去手術を受けてシーズンを終えた[7]。
カブス時代
2013年7月2日にスコット・フェルドマン、スティーブ・クレベンジャーとの2対2のトレードで、ペドロ・ストロップと共にシカゴ・カブスへ移籍した。
2014年3月3日にカブスと1年契約での契約更新に合意した[8]。3月30日に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りし、4月5日にリハビリのため、傘下のAA級テネシー・スモーキーズへ異動した。5月3日に復帰した[9]。5月に復帰した後は抜群の安定感で、前半戦は防御率1.95を記録した。後半戦はやや失速し、最終的には故障もあって規定投球回には僅かに届かなかったものの、防御率2.53は規定到達していれば防御率でリーグ十傑に入る好成績で、才能を開花させたシーズンとなった。
2015年8月30日のロサンゼルス・ドジャース戦ではノーヒットノーランを達成した[10]。9月22日のミルウォーキー・ブルワーズ戦では9回を投げ被安打3・奪三振11・与四球1・無失点の完封勝利を収め20勝の大台に到達。最終的に33試合に登板し229イニングを投げ、両リーグ通じて最多となる22勝(6敗)、防御率1.77(ザック・グレインキーに次ぐ2位)、236奪三振(リーグ3位)の成績を記録。最多勝利のタイトルを獲得し、大躍進を遂げた。特にオールスターゲーム以降は前述のノーヒッターを含め、15試合に先発し12勝1敗、防御率0.75、自責点はわずかに9と驚異的な投球を披露した。また、バッティングでも2本塁打を記録した。10月7日、ピッツバーグ・パイレーツとのワイルドカードゲームでポストシーズン初登板を果たし、4安打、無四球、11奪三振の完封勝利でディビジョンシリーズ進出に大きく貢献した。これらの活躍が評価され、シーズンオフには防御率でアリエタを上回る1.66を記録したザック・グレインキーや、300奪三振を記録したクレイトン・カーショウといった球界を代表する好投手を抑えて、自身初となるサイ・ヤング賞の栄誉に輝いた。
2016年4月21日のレッズ戦でノーヒットノーランを達成[11][12]。昨年に続いて2年連続の達成。6月5日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では5回で12三振を奪う力投を見せるも3点を失って昨年7月25日のフィラデルフィア・フィリーズ戦以来の黒星を喫し、昨年から継続していた自身の連勝は20でストップした。このシーズンは要所を抑えるものの昨シーズンから一転して四球の多さに苦しみ、前半戦終了時点で昨年の倍近いペースで四球を与えた。また、前半戦終了直前の4試合連続で4失点以上を喫するなど6月下旬からやや調子を落とした。
投球スタイル
持ち球は、最速97.7mph(約157km/h)平均94.6mph(約152km/h)のシンカーを中心に、平均94.4mphのフォーシーム、平均90.3mphの縦スライダー、平均80.7mphのカーブ、平均88.7mphのチェンジアップを使用する。スライダー、カーブ、チェンジアップは15%前後の高い空振り率を記録している。
左足が三塁側に大きくクロスステップするオーバーハンドの投球フォームが特徴。このクロスステップは年々大きくなる傾向にあり、それに伴いリリースポイントも三塁側へ移動している。2010年のリリースポイントの水平成分は投手板中央から三塁側に約2.0フィートずれた場所にあったが、2015年では約3.2フィートずれた場所から投じられている。また、垂直成分は2010年と比べると2015年は約0.5フィート上昇している。与四球率は2013年では4.9であったが、2014年は2.4、2015年は1.9に改善している。
人物
祖父はプエルトリコ人で、祖母はイタリア系アメリカ人[13]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010 | BAL | 18 | 18 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 | 0 | 0 | .500 | 449 | 100.1 | 106 | 9 | 48 | 3 | 4 | 52 | 5 | 0 | 57 | 52 | 4.66 | 1.53 |
2011 | 22 | 22 | 0 | 0 | 0 | 10 | 8 | 0 | 0 | .556 | 523 | 119.1 | 115 | 21 | 59 | 2 | 4 | 93 | 0 | 0 | 70 | 67 | 5.05 | 1.46 | |
2012 | 24 | 18 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 1 | .250 | 496 | 114.2 | 122 | 16 | 35 | 3 | 5 | 109 | 4 | 0 | 82 | 79 | 6.20 | 1.37 | |
2013 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 111 | 23.2 | 25 | 2 | 17 | 1 | 2 | 23 | 1 | 0 | 19 | 19 | 7.23 | 1.78 | |
CHC | 9 | 9 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | .667 | 213 | 51.2 | 34 | 7 | 24 | 0 | 3 | 37 | 0 | 0 | 22 | 21 | 3.66 | 1.12 | |
'13計 | 14 | 14 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 | .556 | 324 | 75.1 | 59 | 9 | 41 | 1 | 5 | 60 | 1 | 0 | 41 | 40 | 4.78 | 1.33 | |
2014 | 25 | 25 | 1 | 1 | 0 | 10 | 5 | 0 | 0 | .667 | 614 | 156.2 | 114 | 5 | 41 | 2 | 3 | 167 | 3 | 0 | 46 | 44 | 2.53 | 0.99 | |
2015 | 33 | 33 | 4 | 3 | 2 | 22 | 6 | 0 | 0 | .786 | 870 | 229.0 | 150 | 10 | 48 | 2 | 6 | 236 | 8 | 0 | 52 | 45 | 1.77 | 0.87 | |
通算:6年 | 136 | 130 | 5 | 4 | 2 | 56 | 38 | 0 | 1 | .596 | 3276 | 795.1 | 666 | 70 | 272 | 13 | 27 | 717 | 24 | 0 | 348 | 327 | 3.70 | 1.18 |
- 2015年度シーズン終了時
獲得タイトル・表彰・記録
- サイ・ヤング賞:1回 2015年
- 最多勝利:1回 2015年
- ノーヒットノーラン:2回(2015年8月30日 対ロサンゼルス・ドジャース戦、2016年4月21日 対シンシナティ・レッズ戦)
- MLBオールスターゲーム選出:1回(2016年)
背番号
- 57 (2010年)
- 34 (2011年 - 2013年途中)
- 49 (2013年途中 - )
脚注
- ^ “Jake Arrieta Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年5月18日閲覧。
- ^ Dan Connolly(2010-07-10),Playing Rangers is 'homecoming' for O's pitcher Arrieta,The Baltimore Sun(英語),2010年9月16日閲覧
- ^ Jake Arrieta Stats, Bio, Photos, Highlights | MiLB.com Stats | The Official Site of Minor League Baseball
- ^ Jacob Arrieta Pitching Statistics - The Baseball Cube
- ^ 北京五輪野球1次リーグ日程,Sponichi Annex,2010年9月16日閲覧
- ^ Brittany Ghiroli(2010-06-10),O's Arrieta beats Yankees in MLB debut,orioles.com(英語),2010年9月16日閲覧
- ^ Jake Arrieta to have elbow surgery. Associated Press(英語). 2011年10月4日閲覧
- ^ “Cubs agree to terms with 19 players on 2014 contracts”. MLB.com Cubs Press Release (2014年3月3日). 2014年3月4日閲覧。
- ^ “Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan”. MLB.com Cubs Press Release (2014年5月3日). 2014年5月4日閲覧。
- ^ “カブス・アリエッタが無安打無得点 ドジャース今季2度目の屈辱”. スポーツニッポン (2015年8月31日). 2015年9月21日閲覧。
- ^ カブス・アリエッタ快挙 2年連続のノーヒッター
- ^ 【MLB】J.アリエッタ、自身2度目のノーヒッターで4勝目! カブスは圧勝
- ^ Decisión difícil para Jake ArrietaELNUEVODIA.com
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jake Arrieta (@JArrieta34) - X(旧Twitter)