「国立循環器病研究センター」の版間の差分
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== 理念 == |
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私たちは、国民の健康と幸福のため、高度専門医療研究センターとして循環器疾患の究明と制圧に挑みます。 |
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== 基本方針 == |
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1、循環器病のモデル医療や世界の先端に立つ高度先駆的医療を提供します。 |
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2、透明性と高い倫理性に基づいた安全で質の高い医療を提供します。 |
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3、研究所と病院が一体となって循環器病の最先端の研究を推進します。 |
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4、循環器病医療にかかわるさまざまな専門家とリーダーを育成します。 |
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5、全職員が誇りとやりがいをもって働ける環境づくりを実践します。 |
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== 岸辺駅前への移転 == |
== 岸辺駅前への移転 == |
2016年7月9日 (土) 12:21時点における版
国立循環器病研究センター病院 | |
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情報 | |
英語名称 | National Cerebral and Cardiovascular Center Hospital |
許可病床数 |
612床 一般病床:612床 |
機能評価 | 一般500床以上:Ver6.0 |
開設者 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
管理者 | 峰松一夫(病院長) |
開設年月日 | 1977年7月 |
所在地 |
〒565-8565 大阪府吹田市藤白台五丁目7番1号 |
位置 | 北緯34度49分45秒 東経135度30分17秒 / 北緯34.82917度 東経135.50472度 |
二次医療圏 | 豊能 |
法人番号 | 3120905003033 |
PJ 医療機関 |
国立研究開発法人国立循環器病研究センター(こくりつじゅんかんきびょうけんきゅうセンター)は、厚生労働省所管の国立研究開発法人。国立高度専門医療研究センターの一である。厚生労働省直轄の施設等機関であった旧国立循環器病センターから2010年に独立行政法人へ移行した。高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律第2条第2号により設置された。略称としては国循(こくじゅん)と呼び方が広く知られている。
循環器病に関しての診断及び治療、調査及び研究並びに技術者の研修を行う。トップに当たる理事長は橋本信夫(前京都大学大学院医学研究科脳神経外科学教授、2008年4月1日から2010年3月31日までは総長)が務めている。
名のとおり循環器を専門とする日本最先端の医療機関であると同時に、循環器病を専門とする医学研究機関でもある。病院は特定機能病院に位置づけられているが、大学付属病院と防衛医科大学校付属病院以外で特定機能病院として認められているのは、当センターと国立がん研究センター、大阪府立成人病センター及びがん研究会有明病院のみである(2011年現在)。日本国内のみならず、日本国外からも患者が訪れる。
沿革
理念
私たちは、国民の健康と幸福のため、高度専門医療研究センターとして循環器疾患の究明と制圧に挑みます。
基本方針
1、循環器病のモデル医療や世界の先端に立つ高度先駆的医療を提供します。 2、透明性と高い倫理性に基づいた安全で質の高い医療を提供します。 3、研究所と病院が一体となって循環器病の最先端の研究を推進します。 4、循環器病医療にかかわるさまざまな専門家とリーダーを育成します。 5、全職員が誇りとやりがいをもって働ける環境づくりを実践します。
岸辺駅前への移転
2013年6月11日に、同じ吹田市内の岸辺駅前の吹田操車場跡地に移転することを正式発表した。センターの移転については複数の自治体から誘致競争があり、茨木市と池田市が競争から自ら離脱したことにより、最後は吹田市と箕面市との争いになっていた。現在2018年を目指して建替整備している。
幹部職員
歴代総長
- 初代:吉田常雄(1977年6月 - 1983年8月)
- 第2代:曲直部寿夫(1983年8月 - 1990年3月)
- 第3代:尾前照雄(1990年4月 - 1995年3月)
- 第4代:川島康生(1995年4月 - 1996年9月)
- 第5代:菊池晴彦(1996年10月 - 2000年6月)
- 第6代:山口武典(2000年7月 - 2001年3月)
- 第7代:北村惣一郎(2001年4月 - 2008年3月)
- 第8代:橋本信夫(2008年4月 - 2010年3月)
歴代理事長
- 初代:橋本信夫(2010年4月 -2016年2月 )
- 第2代:小川久雄(2016年2月 -現在
病院長
- 曲直部寿夫(1977年6月 - 1983年8月)
- 尾前照雄(1983年9月 - 1990年4月)
- 川島康生(1990年4月 - 1995年4月)
- 下村克朗(1995年4月 - 1997年3月)
- 山口武典(1997年4月 - 2000年7月)
- 北村惣一郎(2000年7月 - 2001年4月)
- 友池仁暢(2001年6月 - 2010年9月)
- 内藤博昭(2010年10月 -2016年3月 )
- 峰松一夫(2016年4月ー)
研究所長
- 岡小天(1977年6月 - 1981年10月)
- 仁村泰治(1981年10月 - 1989年3月)
- 松尾壽之(1989年4月 - 1997年3月)
- 眞崎知生(1997年4月 - 2000年3月)
- 菅弘之(2000年4月 - 2007年3月)
- 寒川賢治(2007年4月 - )
アクセス
阪急電鉄千里線北千里駅から阪急バス[1]で約5分、「循環器病センター前」バス停下車すぐ。または同駅から徒歩15分。
特徴
- 「心臓血管部門」と「脳血管部門」を併設し、「心臓」と「脳」のそれぞれの専門家が連携して治療にあたる。
- 「病院」「研究所」が一体化し、医療現場での課題を研究によって解決することや、逆に研究での成果を医療現場に直結することができる。
- 臨床と研究をより強く結びつけるため2010年に研究開発基盤センターを設立。臨床研究、疫学調査の推進、知的資産の活用等に取り組む。
- 脳と心臓に特化した病院であり、それ以外の診療はほとんど行っていない(専門外来・禁煙外来などのみ)
- 病棟名が特殊な呼び方をされる。7階東病棟は「7東」(ななひがし)10階西病棟は「10西」(じゅうにし)など。病棟は10階建である。
- 国立循環器病センターはナショナルセンターと呼ばれ、他のナショナルセンター(当センター含め全国に6か所ある専門病院である)との人事交流も盛んである。
- 国立病院機構近畿グループとも事務方の人材交流を行っており、当センターで事務職として勤務する場合は国立病院機構近畿グループの採用試験を受験する必要がある。(常勤のみ)
- 年間手術件数は3000件を超える。手術室のスタッフは24時間365日体制で交代勤務している。
- 職員総数は約1800名 うち医師が約300名、看護師が約700名、事務部門がが270名、コメディカルや研究員などが勤務している。
- 全国各地から「レジデント」「専門修練医」などの医師を受け入れている。彼らは当センターで研修をした後、全国へ散らばって拠点病院のエースとして活躍する
- 意見箱という患者用投書箱がある。患者の意見を投書することで、院内の医療サービス委員会で審議される。場合によっては投書した本人に連絡がくることもある。
- 専門性と高さと待遇の良さから看護学校の学生からも人気がある。新採用で働く看護師の出身校は国立看護大学校が一番多いと言われている。
脚注
- ^ 30、54、55、56、59、64、66、78、79系統。
外部リンク
- 国立循環器病研究センター(公式サイト)
- 国立循環器病研究センター病院(公式サイト)