「脚注」の版間の差分

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'''脚注'''('''脚註'''<ref>この意味での「[[wikt:註|註]]」と「[[wikt:注|注]]」は同音同義で、[[当用漢字]]以前でも「脚註」と「脚注」の表記がともに用いられた。「註」は[[常用漢字]]外。</ref>、きゃくちゅう、{{lang-en|footnote}})は、印刷における[[組版]]用語で、そのページ内、または見開きの前後2ページ分の後のページの本文の下部に印刷された[[注釈]]を指す。
== 概要 ==
'''脚注'''(きゃくちゅう、旧表記:脚註<ref>この意味での「[[wikt:註|註]]」と「[[wikt:注|注]]」は同音同義で、[[当用漢字]]以前でも「脚註」と「脚注」の表記がともに用いられた。「註」は[[常用漢字]]外。</ref>、{{lang-en|footnote}})は、印刷における[[組版]]用語で、そのページ内、または見開きの前後2ページ分の後のページの本文の下部に印刷された[[注釈]]を指す。


== 使い方 ==
== 使い方 ==
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その他、印刷物における注釈の形式には次のような種類がある。
その他、印刷物における注釈の形式には次のような種類がある。


;[[注]]、[[分]]
;[[注]](割
:本文を分割して行中に小文字で印刷されるもの。筆写本の時代から用いられている。
:本文を分割して行中に小文字で印刷されるもの。筆写本の時代から用いられている。
;'''頭注'''
;'''頭注'''
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;'''後注'''
;'''後注'''
:巻末に注記をまとめたもの。注記の文字数が多い場合に用いられる。
:巻末に注記をまとめたもの。注記の文字数が多い場合に用いられる。

== 注記 ==
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[注釈]]
* [[注釈]]

== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

2016年6月30日 (木) 04:17時点における版

脚注脚註[1]、きゃくちゅう、英語: footnote)は、印刷における組版用語で、そのページ内、または見開きの前後2ページ分の後のページの本文の下部に印刷された注釈を指す。

使い方

  • 本文中の記述に対する解釈・典拠・引用文献・参考文献などを明示するとき
  • 本文中の用語に対して詳細な解説が必要なとき
  • 記述内容に対して別途詳細な補足が必要なとき

上記に列挙したその注記の必要性にもかかわらず、それを割注で本文中に記述すると本文の文脈を分断することになり逆に可読性を著しく損なう場合がある。このような場合に、可読性を確保したまま注記を加える方法の一つが脚注である。

脚注では、必要な箇所の段組をした下部(脚注エリア)に注記を印刷するという方式をとる。脚注エリアは本文と空白や線で分離されているため、本文を圧迫することなく、それぞれについての典拠や詳細な注記等を記述することができる。

印刷物における注釈の形式

その他、印刷物における注釈の形式には次のような種類がある。

分注(割注)
本文を分割して行中に小文字で印刷されるもの。筆写本の時代から用いられている。
頭注
上部に印刷する注釈。脚注に対するもので、目的によって両方を使い分けて用いることがある。
側注
左または右に印刷する注釈。
後注
巻末に注記をまとめたもの。注記の文字数が多い場合に用いられる。

関連項目

脚注

  1. ^ この意味での「」と「」は同音同義で、当用漢字以前でも「脚註」と「脚注」の表記がともに用いられた。「註」は常用漢字外。

外部リンク

  • 脚注 書籍印刷用語集:共同印刷工業