「イノトランス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
JPOV排除等
72行目: 72行目:
{{DEFAULTSORT:いのとらんす}}
{{DEFAULTSORT:いのとらんす}}
[[Category:ドイツの鉄道]]
[[Category:ドイツの鉄道]]
[[Category:ドイツの見本市]]
[[Category:ドイツの見本市・展示会]]
[[Category:ドイツの観光]]
[[Category:ドイツの観光]]
[[Category:ベルリンの文化]]
[[Category:ベルリンの文化]]

2016年6月29日 (水) 13:23時点における版

イノトランス(InnoTrans)とは、世界最大の国際鉄道技術見本市の名称である。

2年に1回、偶数の年の9月に、ドイツベルリンで開催される。

概要

第1回の開催は1996年で、鉄道技術見本市としては世界最大のものであり、開催時点で最新の鉄道技術に関する出展が行われる。

出展内容は主として、車両関係や車両部品・コンポーネント関係技術、線路などのインフラストラクチャー技術や保線関係技術、トンネルなどの土木関係技術となっている。近年では鉄道情報システムなど、情報技術の出展も増加している。

世界的な鉄道市場の拡大の情勢にあって、開催規模は年々拡大する一方となっている。

来場客

主な来場客は、鉄道事業者や鉄道関連メーカーである。さらに大学の研究者や営業関係、メディア関係、貿易関係も対象である。

このイベントでは、多数の鉄道車両が展示されることもあり、業界関係者だけではなく、多くの鉄道ファンにとっても魅力あるもので、ビジネスデー期間後、週末に開催される一般開放では、多くの鉄道ファンが来訪する。

出展企業

出展する企業は、アルストムシーメンスボンバルディア・トランスポーテーションといった「ビッグ3」を初めとして、大小さまざまな鉄道関連企業となっている。多くはドイツを含めたヨーロッパ各国の企業とであるが、アメリカからの出展もある。近年は欧米以外からの参加も増加している。

世界最大の鉄道技術見本市であり、数多くの競合相手企業が一堂に会することから、その注目度は非常に高く、各企業とも多くのリソースを費やして、自社の最新鋭・最先端の鉄道技術をアピールする場となっている。

日本からの出展は、全体の出展社数の割には非常に少ないが、「日本鉄道車両輸出組合」(JORSA)のほか、鉄道関連メーカもいくつか出展しており、日本の鉄道技術を世界にアピールする重要な場となっている。

データ

2012年(第9回)

開催日 :2012年9月18日~21日(一般公開:22日,23日)
出展者 :49ヶ国 2,515社・団体
来場者数:126,110人 140ヶ国から。
展示車両:115両 成約:約18億ユーロ

2010年(第8回)

開催日 :2010年9月21日~24日
出展者 :45ヶ国 2,242社・団体
来場者数:100,000人 100ヶ国から
展示車両:121両 成約:約20億ユーロ

2008年(第7回)

出展者 :41ヶ国 1,912社・団体
来場者数:80,000人 100ヶ国から
会場面積:150,000平方メートル (線路延長3,500m
展示車両:91両 成約:約20億ユーロ

2006年(第6回)

出展者:41ヶ国 1,606社・団体(うち半数がドイツ国外)
ビジネスデー来場者数:90ヶ国 55:000人(うち約40%がドイツ国外)
一般開放日来場者数:25,000人
会場面積:100,000平方メートル(線路延長2,000m、展示スペース20,000平方メートル)

2004年(第5回)

出展者:35ヶ国 1,369社・団体
ビジネスデー来場者数:46,000人
一般開放日来場者数:21,000人
会場面積:82,000平方メートル(線路延長2,000m)

2002年(第4回)

出展者:30ヶ国 1,045社・団体
ビジネスデー来場者数:30,000人
一般開放日来場者数:30,000人
会場面積:50,000平方メートル

参考文献 鉄道ジャーナル 2003年1月号 ヨーロッパの鉄道見本市イノトランス2002を見る(東原昭彦)

外部リンク

脚注