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『'''韃靼疾風録'''』(だったんしっぷうろく)は、[[司馬遼太郎]]の長編[[歴史小説]]。[[清]]朝興隆の時代を舞台としており、司馬最後の長編小説となった。第15回[[大佛次郎賞]]([[1988年]])を受賞した。 |
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何故か[[九州]][[平戸島]]に漂着した[[満州民族|韃靼]]の[[公主]](姫)を送るため、[[平戸藩]]([[松浦氏|松浦家]])に仕える桂庄助は、[[朝鮮半島]]を経て[[明|大明]]帝国と戦っている謎多きその故国([[後金]]、のちの清朝)へと赴く。数奇な2人の愛の行方を軸に、「[[17世紀]]の歴史が裂けてゆく時期」に、[[東アジア]]世界の陸海に展開される雄大な長編ロマン。 |
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==関連文献== |
== 関連文献 == |
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*衛藤利夫『韃靼』 |
*衛藤利夫『韃靼』 [[中公文庫]]、[[1992年]] |
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*:初版は1938年に[[朝日新聞社]]、あとがきは息子の[[衞藤瀋吉]]と、司馬が書いている。 |
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*『韃靼漂流記』 |
*『韃靼漂流記』 園田校注・解説、[[平凡社東洋文庫]]、1991年 |
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**園田一亀『韃靼漂流記の研究』 |
**園田一亀『韃靼漂流記の研究』 [[原書房]]〈[[ユーラシア]]叢書〉 1980年 |
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*:17世紀半ばに、[[越前国|越前]]商人ら15名が中国東北地域へ漂着し、[[北京市|北京]]へ送られ、成立間もない清朝を見聞した記録。 |
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==関連項目== |
== 関連項目 == |
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*[[ヌルハチ]] |
*[[ヌルハチ]] |
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*[[ホンタイジ]] |
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*[[タタール]](韃靼の語源) |
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*[[瀋陽市]](奉天) |
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[[Category:日本の歴史小説]] |
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2016年4月23日 (土) 15:37時点における版
『韃靼疾風録』(だったんしっぷうろく)は、司馬遼太郎の長編歴史小説。清朝興隆の時代を舞台としており、司馬最後の長編小説となった。第15回大佛次郎賞(1988年)を受賞した。
『中央公論』1984年1月号から1987年9月号まで連載され、同年秋に単行本上下巻で刊行した(中央公論社、1991年1月に中公文庫で再刊)。他に『司馬遼太郎全集 52』(文藝春秋)に収録された。
内容
何故か九州平戸島に漂着した韃靼の公主(姫)を送るため、平戸藩(松浦家)に仕える桂庄助は、朝鮮半島を経て大明帝国と戦っている謎多きその故国(後金、のちの清朝)へと赴く。数奇な2人の愛の行方を軸に、「17世紀の歴史が裂けてゆく時期」に、東アジア世界の陸海に展開される雄大な長編ロマン。