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# [[99は終わらない]]([[第65回NHK紅白歌合戦|2014年]])
# 2億4千万の瞳([[第66回NHK紅白歌合戦|2015年]])
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西城秀樹
西城秀樹

2016年2月3日 (水) 01:44時点における版

新御三家(しんごさんけ)とは、1970年代にトップアイドル歌手として人気を得て活躍した、郷ひろみ西城秀樹野口五郎[1]の3人(ビッグスリー)を指す総称。それ以前に橋幸夫舟木一夫西郷輝彦が『御三家』と呼ばれていた事に倣った名称であり、略して『御三家』と呼ばれることもある。

概要

郷ひろみ(1955年10月18日生)
(1972年8月1日発売)
フォーリーブスの弟」
西城秀樹(1955年4月13日生)
(1972年3月25日発売)
「ワイルドな17歳」
野口五郎(1956年2月23日生)
(1971年5月1日発売)
「かわいらしい演歌ホープ[2]


  • 郷は女の子に間違えられるほどの可愛らしさ、西城は男らしさの中に秘められたセクシーさ、野口は気品のある大人の優しさと、ルックスから放たれる魅力も三者三様で、全国の若い女性の人気を独占した[3][要出典]
  • 俳優としてデビューした歌って踊れるジャニーズ・アイドル系の郷、ロック系のポピュラー音楽を中心にしたダイナミックなステージングの西城、演歌歌手としてデビューした音楽的に繊細な神経を持つ[要出典]ギタリストの野口と、スタイルも様々であった。
  • レコードセールスでは常にチャート上位を3人の曲が占め、コンサートテレビラジオ音楽番組以外にも、テレビドラマCM映画舞台、各種(文化スポーツ娯楽イベントなどでも活躍した。
  • 郷と西城は、ブロマイド売上実績、リズム感・演技力(ダンス、アクション)、ヒーロー性、一般性、運動神経の良さなど人気面でトップの座を争った。[要出典]体形的に脚の長いことで共通している。[要出典]
  • 野口と西城は、歌唱力、音楽性(ギターとドラム)、カリスマ性、専門性、音楽賞の受賞経歴など本格派歌手として実力面で競い合った。体形的に背の高いことで共通している。[要出典]
  • 郷と野口は、ソフトで甘い雰囲気のする穏健保守派のアイドル的色彩が強いのに対し、西城は、ハードでホット(辛口)な印象がある強硬改革派のスーパースター的色彩が強いため、グループ・サウンズ時代からロックシンガーとして活躍していた沢田研二と対比されることもあった。[要出典]
  • ファンの熱狂ぶりも凄まじく、会場で声援を送るのにも創意工夫を凝らすようになり、このころから『親衛隊』と称されるようになった。[要出典]
  • オリコン集計における、デビューから現在までのすべてのシングルの総売上枚数は、郷が1288万枚(96枚目の「笑顔にカンパイ![4]まで)[要出典]西城が1170万枚(86枚目の「めぐり逢い」まで)[要出典]野口が785万枚(60枚目の「Sweet Rain」まで)[要出典]となっている[5]

代表曲

初のオリコン週間シングル・ベスト20入り曲

郷ひろみ

西城秀樹

野口五郎


初のオリコン週間シングル・ベストテン入り曲

郷ひろみ

  • 男の子女の子(1972年)
    〜以降34曲がベストテン入り

西城秀樹

野口五郎


オリコン週間シングル・第1位獲得曲

郷ひろみ

西城秀樹

野口五郎


ベストヒット10曲(1970年代 - 1980年代)

西城秀樹

  1. YOUNG MAN(1979年
  2. 激しい恋(1974年)
  3. ちぎれた愛(1973年)
  4. ホップ・ステップ・ジャンプ(1979年)
  5. 愛の十字架(1973年)
  6. 恋の暴走1975年
  7. 傷だらけのローラ(1974年)
  8. 君よ抱かれて熱くなれ1976年
  9. 薔薇の鎖(1974年) 
  10. 勇気があれば(1979年)

野口五郎

  1. 甘い生活(1974年)
  2. 私鉄沿線(1975年)
  3. 針葉樹(1976年)
  4. 哀しみの終るとき(1975年)
  5. むさし野詩人1977年
  6. 夕立ちのあとで(1975年)
  7. 美しい愛のかけら(1975年)
  8. 君が美しすぎて1973年
  9. きらめき(1976年)
  10. 愛ふたたび(1974年)


(※以上はオリコンチャートの調査による。)

受賞経歴(日本レコード大賞、日本歌謡大賞、日本有線大賞)

NHK紅白歌合戦出場曲

郷ひろみ

  1. 男の子女の子(1973年
  2. 花とみつばち(1974年
  3. 花のように鳥のように1975年
  4. あなたがいたから僕がいた(1976年
  5. 悲しきメモリー1977年
  6. バイブレーション1978年
  7. マイレディー(1979年
  8. How many いい顔(1980年
  9. お嫁サンバ(1981年
  10. 哀愁のカサブランカ(1982年
  11. 素敵にシンデレラ・コンプレックス1983年
  12. 2億4千万の瞳1984年
  13. Cool1985年
  14. Wブッキング1990年
  15. 言えないよ(1994年
  16. 逢いたくてしかたない(1995年
  17. 2億4千万の瞳(1996年
  18. お嫁サンバ(1997年
  19. セクシーユー1998年
  20. GOLDFINGER '99(1999年
  21. なかったコトにして2000年
  22. この世界のどこかに2001年
  23. 紅白スペシャルメドレー(2010年
  24. Go Smile Japan!!(2011年
  25. デンジャラー☆(2012年
  26. Bang Bang(2013年
  27. 99は終わらない2014年
  28. 2億4千万の瞳(2015年

西城秀樹

  1. 傷だらけのローラ(1974年
  2. 白い教会1975年
  3. 若き獅子たち(1976年
  4. ボタンを外せ1977年
  5. ブルースカイブルー(1978年
  6. YOUNG MAN(1979年
  7. サンタマリアの祈り(1980年
  8. ジプシー1981年
  9. 聖・少女(1982年
  10. ギャランドゥ(1983年
  11. 抱きしめてジルバ1984年
  12. YOUNG MAN(1994年
  13. YOUNG MAN(1995年
  14. moment1997年
  15. 傷だらけのローラ(1998年
  16. Bailamos1999年
  17. ブルースカイブルー(2000年
  18. Jasmine2001年

野口五郎

  1. めぐり逢う青春1972年
  2. 君が美しすぎて(1973年
  3. 甘い生活(1974年
  4. 私鉄沿線(1975年
  5. 針葉樹(1976年
  6. 風の駅(1977年
  7. グッドラック(1978年
  8. 青春の一冊(1979年
  9. コーラス・ライン1980年
  10. 裏切り小僧1981年
  11. 19:00の街1983年


出演番組

夜のヒットスタジオ

  • 1970年代後半 - 1980年代前半にかけては、原則として3人のうち最低でも誰か1人が毎週『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)にゲスト出演した。
  • この3人の中でもっとも出演回数が多いのは西城の188回(これは五木ひろしの222回、森進一の204回に続き歴代出演歌手全体を通じても3位に位置する多さである)で、次いで郷が175回であり、最も早く初出演した野口は123回となっている。
  • 最多マンスリー歌手は郷の3回になっている。

NTV紅白歌のベストテン

  • NTV紅白歌のベストテン』(日本テレビ系)には同様に3人が毎週交代で出演し、野口が番組の歴代最多回数出演歌手になっている。

ザ・ベストテン

  • ザ・ベストテン』(TBS系)には第1回から3人が揃って登場し、最初(第10位)の登場歌手は野口だった。
  • 西城は「ブーツをぬいで朝食を」以降22曲(154週)登場し、ついで郷が「禁猟区」以降15曲(117週)、野口は「風の駅」以降9曲(41週)登場した。ちなみに同じ期間(1978年1月19日から1989年9月28日まで)のオリコンチャートには、西城は17曲、郷は10曲、野口は3曲がトップ10入りしている。

関連人物

関連項目

脚注

  1. ^ 五十音順に列挙
  2. ^ ポップス歌手に転向して後には「青い木の芽の、はだざわり」に変更する。
  3. ^ クラスの女子生徒の8割以上が、この3人の誰かのファンであるという状況が珍しくはなかった。[要出典]
  4. ^ 松田聖子とのコラボレーション作品「True Love Story/さよならのKISSを忘れない」を除く。
  5. ^ 1988年10月8日発刊『20周年記念・オリコンチャート・ブック』の「1987年までの歌手別シングルのトータル売上記録」は、西城が1118万枚(57枚目の「New York Girl」まで)、郷が1081万枚(57枚目の「千年の孤独」まで)、野口が783万枚(51枚目の「涙のチケット」まで)となっている。
  6. ^ ここでいう「フジテレビ系」とは、FNNFNSの各テレビ局、及び文化放送ニッポン放送などのラジオ局のことで、産経新聞サンケイスポーツなどの新聞社も含む。
  7. ^ ここでいう「TBS系」とは、JNNJRNの各テレビ・ラジオ局のことで、毎日新聞スポーツニッポンなどの新聞社も含む。
  8. ^ ここでいう「日本テレビ系」とは、NNNNNSの各テレビ局のことで、読売新聞スポーツ報知などの新聞社も含む。
  9. ^ ここでいう「テレビ朝日系」とは、ANNの各テレビ局のことで、朝日新聞日刊スポーツなどの新聞社も含む。
  10. ^ ここでいう「テレビ東京系」とは、TXNの各テレビ局のことで、日本経済新聞などの新聞社も含む。