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西城秀樹 |
西城秀樹 |
2016年2月3日 (水) 01:44時点における版
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新御三家(しんごさんけ)とは、1970年代にトップアイドル歌手として人気を得て活躍した、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎[1]の3人(ビッグスリー)を指す総称。それ以前に橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦が『御三家』と呼ばれていた事に倣った名称であり、略して『御三家』と呼ばれることもある。
概要
- 先輩である元祖『御三家』の3人は年齢やデビューの時期に隔たりがあるが、『新御三家』は1955年 - 1956年(昭和30年 - 昭和31年)生まれとほぼ同年齢(学年は3人とも同じ)で、デビューも1971年 - 1972年(昭和46年 - 昭和47年)とほぼ同時期のライバル同士である。
- 郷は女の子に間違えられるほどの可愛らしさ、西城は男らしさの中に秘められたセクシーさ、野口は気品のある大人の優しさと、ルックスから放たれる魅力も三者三様で、全国の若い女性の人気を独占した[3]。[要出典]
- 俳優としてデビューした歌って踊れるジャニーズ・アイドル系の郷、ロック系のポピュラー音楽を中心にしたダイナミックなステージングの西城、演歌歌手としてデビューした音楽的に繊細な神経を持つ[要出典]ギタリストの野口と、スタイルも様々であった。
- レコードセールスでは常にチャート上位を3人の曲が占め、コンサートやテレビ、ラジオの音楽番組以外にも、テレビドラマ、CM、映画、舞台、各種(文化、スポーツ、娯楽)イベントなどでも活躍した。
- 郷と西城は、ブロマイド売上実績、リズム感・演技力(ダンス、アクション)、ヒーロー性、一般性、運動神経の良さなど人気面でトップの座を争った。[要出典]体形的に脚の長いことで共通している。[要出典]
- 野口と西城は、歌唱力、音楽性(ギターとドラム)、カリスマ性、専門性、音楽賞の受賞経歴など本格派歌手として実力面で競い合った。体形的に背の高いことで共通している。[要出典]
- 郷と野口は、ソフトで甘い雰囲気のする穏健保守派のアイドル的色彩が強いのに対し、西城は、ハードでホット(辛口)な印象がある強硬改革派のスーパースター的色彩が強いため、グループ・サウンズ時代からロックシンガーとして活躍していた沢田研二と対比されることもあった。[要出典]
- ファンの熱狂ぶりも凄まじく、会場で声援を送るのにも創意工夫を凝らすようになり、このころから『親衛隊』と称されるようになった。[要出典]
- オリコン集計における、デビューから現在までのすべてのシングルの総売上枚数は、郷が1288万枚(96枚目の「笑顔にカンパイ!」[4]まで)[要出典]、西城が1170万枚(86枚目の「めぐり逢い」まで)[要出典]、野口が785万枚(60枚目の「Sweet Rain」まで)[要出典]となっている[5]。
代表曲
初のオリコン週間シングル・ベスト20入り曲
西城秀樹
- 恋の約束(1972年)
初のオリコン週間シングル・ベストテン入り曲
郷ひろみ
- 男の子女の子(1972年)
- 〜以降34曲がベストテン入り
野口五郎
- オレンジの雨(1973年)
- 〜以降21曲がベストテン入り
オリコン週間シングル・第1位獲得曲
ベストヒット10曲(1970年代 - 1980年代)
郷ひろみ
西城秀樹
- YOUNG MAN(1979年)
- 激しい恋(1974年)
- ちぎれた愛(1973年)
- ホップ・ステップ・ジャンプ(1979年)
- 愛の十字架(1973年)
- 恋の暴走(1975年)
- 傷だらけのローラ(1974年)
- 君よ抱かれて熱くなれ(1976年)
- 薔薇の鎖(1974年)
- 勇気があれば(1979年)
野口五郎
(※以上はオリコンチャートの調査による。)
受賞経歴(日本レコード大賞、日本歌謡大賞、日本有線大賞)
- 1972年
- 郷ひろみ:レコード大賞・新人賞「男の子女の子」
- 1973年
- 1974年
- 西城秀樹:レコード大賞・歌唱賞、歌謡大賞・放送音楽賞「傷だらけのローラ」、有線大賞・大衆賞「激しい恋」
- 1975年
- 野口五郎:レコード大賞・歌唱賞、歌謡大賞・放送音楽賞、有線大賞・大賞「私鉄沿線」
- 1976年
- 郷ひろみ:レコード大賞・大衆賞「あなたがいたから僕がいた」
- 西城秀樹:レコード大賞・歌唱賞「若き獅子たち」
- 野口五郎:レコード大賞・歌唱賞、歌謡大賞・放送音楽賞「針葉樹」、有線大賞・有線功労賞「むさし野詩人」
- 1977年
- 野口五郎:歌謡大賞・放送音楽賞「風の駅」
- 1978年
- 1979年
- 西城秀樹:レコード大賞・金賞「勇気があれば」、歌謡大賞・大賞、有線大賞・有線音楽賞「YOUNG MAN」
- 野口五郎:歌謡大賞・放送音楽賞「青春の一冊」
- 1980年
- 西城秀樹:レコード大賞・金賞、歌謡大賞・放送音楽賞「サンタマリアの祈り」
- 1981年
- 郷ひろみ:有線大賞・有線音楽賞「お嫁サンバ」
- 西城秀樹:レコード大賞・金賞、歌謡大賞・放送音楽賞「センチメンタルガール」
- 1982年
- 西城秀樹:レコード大賞・金賞「聖・少女」
- 1983年
- 西城秀樹:レコード大賞・金賞「ギャランドゥ」
- 1994年
- 郷ひろみ:有線大賞・有線音楽優秀賞「言えないよ」
- 1995年
- 郷ひろみ:有線大賞・有線音楽優秀賞「逢いたくてしかたない」
- 1999年
- 郷ひろみ:レコード大賞・最優秀歌唱賞、有線大賞・有線音楽優秀賞「GOLDFINGER '99」
NHK紅白歌合戦出場曲
郷ひろみ
- 男の子女の子(1973年)
- 花とみつばち(1974年)
- 花のように鳥のように(1975年)
- あなたがいたから僕がいた(1976年)
- 悲しきメモリー(1977年)
- バイブレーション(1978年)
- マイレディー(1979年)
- How many いい顔(1980年)
- お嫁サンバ(1981年)
- 哀愁のカサブランカ(1982年)
- 素敵にシンデレラ・コンプレックス(1983年)
- 2億4千万の瞳(1984年)
- Cool(1985年)
- Wブッキング(1990年)
- 言えないよ(1994年)
- 逢いたくてしかたない(1995年)
- 2億4千万の瞳(1996年)
- お嫁サンバ(1997年)
- セクシーユー(1998年)
- GOLDFINGER '99(1999年)
- なかったコトにして(2000年)
- この世界のどこかに(2001年)
- 紅白スペシャルメドレー(2010年)
- Go Smile Japan!!(2011年)
- デンジャラー☆(2012年)
- Bang Bang(2013年)
- 99は終わらない(2014年)
- 2億4千万の瞳(2015年)
西城秀樹
野口五郎
出演番組
- フジテレビ系[6]は郷、TBS系[7]は西城、日本テレビ系[8]は野口・郷と、それぞれのテレビ局を象徴する「看板スター」として支援した。[要出典]そのため新御三家の競争の中には、民放3大テレビ局系列がしのぎを削るという意味合いがあった。それに追従する形で、テレビ朝日系[9]は郷、テレビ東京系[10]は野口を支持している。[要出典]
夜のヒットスタジオ
- 1970年代後半 - 1980年代前半にかけては、原則として3人のうち最低でも誰か1人が毎週『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)にゲスト出演した。
- この3人の中でもっとも出演回数が多いのは西城の188回(これは五木ひろしの222回、森進一の204回に続き歴代出演歌手全体を通じても3位に位置する多さである)で、次いで郷が175回であり、最も早く初出演した野口は123回となっている。
- 最多マンスリー歌手は郷の3回になっている。
NTV紅白歌のベストテン
- 『NTV紅白歌のベストテン』(日本テレビ系)には同様に3人が毎週交代で出演し、野口が番組の歴代最多回数出演歌手になっている。
ザ・ベストテン
- 『ザ・ベストテン』(TBS系)には第1回から3人が揃って登場し、最初(第10位)の登場歌手は野口だった。
- 西城は「ブーツをぬいで朝食を」以降22曲(154週)登場し、ついで郷が「禁猟区」以降15曲(117週)、野口は「風の駅」以降9曲(41週)登場した。ちなみに同じ期間(1978年1月19日から1989年9月28日まで)のオリコンチャートには、西城は17曲、郷は10曲、野口は3曲がトップ10入りしている。
関連人物
- 後続の男性アイドルが続々とデビューし、城みちる・あいざき進也・豊川誕(もしくは荒川務)による『新・新御三家』、更に草川祐馬・加納竜・山本明による『新新・新御三家』が登場した。
- 1980年代に登場したアイドル、たのきんトリオは、田原俊彦が郷、近藤真彦が西城、野村義男が野口の路線をそれぞれ受け継いでいる。[要出典]
関連項目
脚注
- ^ 五十音順に列挙
- ^ ポップス歌手に転向して後には「青い木の芽の、はだざわり」に変更する。
- ^ クラスの女子生徒の8割以上が、この3人の誰かのファンであるという状況が珍しくはなかった。[要出典]
- ^ 松田聖子とのコラボレーション作品「True Love Story/さよならのKISSを忘れない」を除く。
- ^ 1988年10月8日発刊『20周年記念・オリコンチャート・ブック』の「1987年までの歌手別シングルのトータル売上記録」は、西城が1118万枚(57枚目の「New York Girl」まで)、郷が1081万枚(57枚目の「千年の孤独」まで)、野口が783万枚(51枚目の「涙のチケット」まで)となっている。
- ^ ここでいう「フジテレビ系」とは、FNN・FNSの各テレビ局、及び文化放送、ニッポン放送などのラジオ局のことで、産経新聞、サンケイスポーツなどの新聞社も含む。
- ^ ここでいう「TBS系」とは、JNN・JRNの各テレビ・ラジオ局のことで、毎日新聞、スポーツニッポンなどの新聞社も含む。
- ^ ここでいう「日本テレビ系」とは、NNN・NNSの各テレビ局のことで、読売新聞、スポーツ報知などの新聞社も含む。
- ^ ここでいう「テレビ朝日系」とは、ANNの各テレビ局のことで、朝日新聞、日刊スポーツなどの新聞社も含む。
- ^ ここでいう「テレビ東京系」とは、TXNの各テレビ局のことで、日本経済新聞などの新聞社も含む。