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== 略歴 ==
== 略歴 ==
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* 1997年 - コスタリカ国連平和大学にて講演、米国[[UCLA]]メディカルセンターで行われた「仮想現実と超生物学」シンポジウムで特別講演
* 1997年 - コスタリカ国連平和大学にて講演、米国[[UCLA]]メディカルセンターで行われた「仮想現実と超生物学」シンポジウムで特別講演
* 2000年 - コスタリカ政府関係者の招聘による講演会とコスタリカ国立大学でのAMI(本山式経絡臓器機能測定装置)ワークショップ(サン-ホセ)
* 2000年 - コスタリカ政府関係者の招聘による講演会とコスタリカ国立大学でのAMI(本山式経絡臓器機能測定装置)ワークショップ(サン-ホセ)
* 2015年 - 死去


== 人物 ==
== 人物 ==
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2015年12月21日 (月) 02:18時点における版

本山 博(もとやま ひろし、1925年 - 2015年9月19日[1])は日本超心理学者・心理学者・宗教家哲学者・カリフォルニア人間科学大学院大学学長・国際宗教・超心理学会(IARP)会長・玉光神社宮司香川県小豆郡小豆島)出身。

略歴

  • 1925年 - 香川県小豆島にて出生
  • 1951年 - 東京文理科大学(現筑波大学哲学科卒業
  • 1956年 - 東京文理科大学大学院博士課程修了
  • 1958年 - 東京文理科大学記念賞受賞(「東西神秘思想の研究」により)
  • 1960年 - 宗教心理学研究所所長~現在に至る
  • 1962年 - 文学博士哲学生理心理学)東京文理科大学にて取得。アメリカ・デューク大学超心理学研究所よりマクドーガル賞授与。(「超心理学の電気生理学的研究」により)
  • 1963年 - インド、ラジャスタン大学にてヨガの電気生理学的研究に関し研究と講義
  • 1969年 - 70年 - インドアンドラ大学大学院客員教授(超心理学生理心理学
  • 1972年 - 国際宗教・超心理学会(IARP)会長 - 現在に至る。国際心理学会大会・心理生理学セクション議長
  • 1976年 - インドヨーガ・ビハールスクールスワミ・サッチャナンダ主宰、顧問。
  • 1977年 - イタリア学士院アカデミア・チベリナ正会員、スペイン第2回世界超心理学会副会長
  • 1979年 - アメリカオーハイ大学客員教授
  • 1980年 - アメリカ「ジャーナル・オブ・ホリスティックメディスン」誌 編集委員
  • 1983年 - インド、ヒンズー大学医学部ヨーガ研究センター海外委員
  • 1987年 - 日本ホリスティック医学協会顧問
  • 1988年 - ブラジル、国際オルタナティブセラピー学会にて特別講演
  • 1989年 - アメリカ、フェッツアー財団にて特別講演
  • 1990年 - フランス、第1回人体エネルギー国際大会にて特別講演
  • 1991年 - 南カリフォルニア大学院大学(SCI)日本校設立・学長
  • 1992年 - カリフォルニア・人間科学大学院 大学設立・学長、フランス、第2回人体エネルギー国際大会にて特別講演
  • 1994年 - 本山人間科学大学院日本センター(MIHS)設立・学長
  • 1995年 - カナダ、第3回鍼灸医学と自然医学国際大会にて基調講演
  • 1996年 - J.B.ライン博士誕生百年記念賞受賞
  • 1997年 - コスタリカ国連平和大学にて講演、米国UCLAメディカルセンターで行われた「仮想現実と超生物学」シンポジウムで特別講演
  • 2000年 - コスタリカ政府関係者の招聘による講演会とコスタリカ国立大学でのAMI(本山式経絡臓器機能測定装置)ワークショップ(サン-ホセ)
  • 2015年 - 死去

人物

母の指導の下、幼少の頃より滝行断食般若心経読誦などの修行を行っていたと自称している。クンダリニー・ヨーガに造詣が深く、立花隆によればその研究は世界的に有名であり、ユネスコ本部は本山を世界の著名な超心理学者十人の一人に選出した。(本山自身はクンダリニー覚醒経験者であると共に、クンダリニー現象等の客観的研究者でもある。)[2]心霊手術ユリゲラー超能力、外気功福来友吉念写の研究、憑依現象輪廻転生等に肯定的な発言をしている。

研究[3]

本山博はクンダリニー覚醒の客観的な物理データを得るための研究を行ったと称している。その結果AMI(経路=臓器機能測定器)とチャクラマシーン(生体エネルギー測定器)と呼ばれる2つの測定器を発明し、ある程度のデータを得ることが出来たと称している。

ヨーガの教義では、生命エネルギーは「ナディ」と呼ばれる通路を通り人間の身体を流れると主張している。(チャクラはナディ上のセンターである。)また漢方医学鍼灸では、経絡や「ツボ」と呼ばれる。本山は研究の結果、ヨーガと漢方に伝わるそれらの概念が同じものであるという結論に達した。同様に中国のの概念とインドのプラーナの概念も同じ生命エネルギーを指すとした。本山によればナディ=経絡の正体は、皮膚の表皮の下の間質液が流れる通路である。また本山は、経絡上のツボに電圧をかけて間質液のパラメータを測定すると、その経絡が関係している内臓機能が測定できることを発見したと称している。これによりチャクラの活性度も測定できると言い張っている。以上がAMIの内容であると主張している。

チャクラマシーンは、被験者の身体の生体エネルギーの物理データ(電場、磁場、光など)と生理データ(脳波、脈波、呼吸など)を同時に測定するものである。本山はこの測定機により、通常の被験者とヨガの行者や超能力派などの比較測定実験を多数行った。その結果、それらの被験者が発した電場や光などには歴然とした違いが見られたと主張している。あくまで本人の主張のみであり、科学的な検証は一切行われていない。

備考

訳書

共著

  • 本山博、渡部昇一『霊の研究人生の探究』 致知出版社、2007年2月
  • 本山博、小田晋萩生田千津子中嶋宏『健康と霊性 - WHO(世界保健機関)の問題提起に答えて』 宗教心理出版、2001年4月
  • 橋本健、本山博 『超能力入門 - 自分でできる超能力開発法』 池田書店、1986年07月
  • 遠藤順子八城政基、小田晋、村上和雄、本山博 『良心の復権 - 21世紀における良心の諸問題』 宗教心理出版、2000年3月
  • 安永祖堂本山一博、本山博、影山教俊、船井幸雄、稲盛和夫、小田晋、桐島洋子 『私が生きて・掴んで・実践したもの - 講演集・宗教とは何か』 宗教心理出版、1999年2月
  • 本山キヌヱ、本山博 『玉光神社教祖自叙伝』 宗教心理学研究所、 1975年
  • 船井幸雄、高木善之岸根卓郎、本山博 『「地球村」に生きる!』 ビジネス社、1995年5月8日
  • 本山博、船井幸雄青木宏之 共著 『超人鼎談 気の人間 気の人生 気の経営』 東洋経済、1992年2月。

宗教心理学研究所出版部及び、宗教心理出版の出版物

  • ジョージ・W. ミーク 『死後の世界と魂の成長』
  • J・B・ライン 『超心理学概説』

参考文献

  • 本山博 『自分でできる超能力ヨガ - 四週間で身につくトレーニング法』 宗教心理出版、1992年12月。
  • 本山博、船井幸雄青木宏之 共著 『超人鼎談 気の人間 気の人生 気の経営』 東洋経済、1992年2月。
  • 立花隆 『臨死体験』 文藝春秋、1994年。(のち文庫)
    立花は臨死体験クンダリニー覚醒の類似点を上げ、かなりの紙幅を割き本山の説を取り上げている、また、立花訳の『バーバラ・ハリスの臨死体験』に日本人医師、本山博と言う人物が登場するが、同一人物であり、 Dr.の誤訳であると思われる。

関連項目

脚注

  1. ^ 訃報 本山博さん 89歳=玉光神社名誉宮司 『毎日新聞』2015年9月20日付東京朝刊。
  2. ^ 立花隆『臨死体験(上)』
  3. ^ 立花隆『臨死体験(上)』
  4. ^ 本山博『場所的個としての覚者』
  5. ^ 立花隆『臨死体験(上)』
  6. ^ 「宗教の立場から、超心理学に対する率直な注意がはらわれています。中でも、最も深いアプローチは、本山博博士の超心理学に関する研究にみられます。同博士は心理学者であると共に宗教家であり、この分野の研究センターとして、宗教心理学研究所を設立されました。」J・B・ライン著『超心理学概説』II頁。(ラインによる日本語版への序より引用。)とあるようにラインは本山の研究を評価している。

外部リンク