「DEATH NOTEの登場人物」の版間の差分

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; リューク(Ryuk)
; リューク(Ryuk)
: 声 - [[中村獅童 (2代目)|中村獅童]](アニメ・実写映画)/ [[福島潤]](テレビドラマ)
: 声 - [[中村獅童 (2代目)|中村獅童]](アニメ・実写映画)/ [[福島潤]](テレビドラマ)
: 演 - [[吉田鋼太郎]](舞台)
: 演 - [[吉田鋼太郎]](舞台)
: 夜神月が拾ったデスノートの持ち主の死神。ノートの最初の所有者である月に憑き、何をする訳でもなく月の行動全てを傍観する事を楽しみとしている。
: 夜神月が拾ったデスノートの持ち主の死神。ノートの最初の所有者である月に憑き、何をする訳でもなく月の行動全てを傍観する事を楽しみとしている。
; レム(Rem)
; レム(Rem)
: 声 - [[斉藤貴美子]](アニメ)/ [[池畑慎之介☆|池畑慎之介]](実写映画) / ???(テレビドラマ)
: 声 - [[斉藤貴美子]](アニメ)/ [[池畑慎之介☆|池畑慎之介]](実写映画) / [[恒松あゆみ]](テレビドラマ)
: 演 - [[濱田めぐみ]](舞台)
: 演 - [[濱田めぐみ]](舞台)
: 弥海砂にデスノートを与えた死神。
: 弥海砂にデスノートを与えた死神。

2015年7月27日 (月) 02:47時点における版

DEATH NOTE > DEATH NOTEの登場人物

原作 - 大場つぐみ漫画 - 小畑健の作品『DEATH NOTE』の登場人物について述べる。

第一部の登場人物・第二部の登場人物に分けて記載する。第一部・第二部を通じて登場する人物も、それぞれの節に当時の設定で記載している。

第二部は第一部終了時から5年後の世界が舞台になっている。第二部開始当初は4年後の設定だったが、作者のミスで1年の誤差があり、本来は5年である。なお、各キャラクターの生年月日は第二部開始当初に発表された「4年後」の場合の設定と変化はない。

夜神月L弥海砂死神については詳細はそれぞれの記事を参照。

第一部・第二部 共通

ここでは第一部、第二部の両方に登場した人物を記す。声は特に記載のないものはアニメ版の声優。演は映画版/舞台版/ドラマ版の俳優。

キラ

夜神月(やがみ ライト、Light Yagami)
- 宮野真守
- 藤原竜也(映画)/ 浦井健治柿澤勇人(舞台)/ 窪田正孝(テレビドラマ)
1986年(アニメ版では1989年2月28日
本作の主人公
第一部
17–18歳 身長179cm 体重54kg
私立大国学園高等学校の高校生のち東応大学の大学生。
死神・リュークが落としたデスノートを拾ったことを契機にキラとして暗躍し、次々と犯罪者を葬る。
第二部
警察庁情報通信局情報管理課技官
Lの死後は2代目としてキラ事件を追う反面、キラとしての活動を続ける。
弥海砂(あまね ミサ、Misa Amane)
声 - 平野綾
演 - 戸田恵梨香(映画)/ 唯月ふうか(舞台)/ 佐野ひなこ(テレビドラマ)
1984年(アニメ版では1987年12月25日
第一部
18–19歳 身長152cm 体重36kg
ティーン誌のモデルであり、タレント
ストーカーから自分を救ってくれた死神・ジェラスの遺品のデスノートを手にしてキラに接触するため、死神・レムと共に関西から上京して第二のキラとして事件を起こす。
第二部
女優
夜神月とは恋人関係にあると思わされているが、実際は彼に死神の目の力を利用されているだけである。

日本警察

キラの脅威の前に成す術も無く、大多数がキラの報復を恐れて事件捜査を辞する。命懸けで事件に取り組む覚悟を持ったL・ワタリ含む8名で捜査本部が設置される。

夜神総一郎(やがみ そういちろう、Soichiro Yagami)
声 - 内田直哉
演 - 鹿賀丈史(映画・舞台)/ 松重豊(テレビドラマ)
1955年(アニメ版では1958年7月12日A型 好きな物は「家族」 嫌いな物は「犯罪
夜神月の父親
第一部
48–49歳 身長181cm 体重68kg
警察庁刑事局局長で日本捜査本部長でもある。一人称は原作及びアニメでは「私」。 
正義感の塊で、仕事に誠意と熱意を抱き、人情と家族愛に溢れる健全な人柄で部下の信頼も厚い。だが、キラである月にその地位を利用されている事に気付いていない。銃を撃つなど人を傷つける事を良しとせず、たとえ犯罪者であろうともむやみに殺してはならないなど、警察官の鑑のような人物である。Lから息子の月にキラ容疑をかけられており、その事で大きなストレスを抱え込んでいる。ヨツバ事件ではその正義感ゆえにLと捜査方法を巡って対立し、一時チームは分裂した。原作では常に眼鏡を掛けていて、「うむ」という台詞を多用している。捜査本部内での偽名は朝日四十郎。本誌初登場時(各国警察の国際会議)には、松田から「警視正」と呼ばれていた(単行本で修正)。但し、現実的にはどんなに優秀なキャリアでも、40代で警察庁刑事局長に就任することは不可能である。
第二部
54歳
警察庁次長兼日本捜査本部長。
娘を刑事の嫁にはしない、という頑固親父っぷりもみせる。
犯罪者であっても殺されるのは阻止したいという思いや、家族のためなら自分の命も投げ出せるという思いは、第一部の時より強いものとなっている。マフィアグループとのノート奪還作戦時は、息子・月が密かにデスノートに仕込んだ13日の嘘ルールに惑わされずにリュークと死神の目の取引をし、メロの本名を知るなどと大きな活躍をするも、その正義感ゆえにメロの名前をノートに書くことを躊躇し、その瞬間を背後から狙ったマフィアのメンバー、ホセにサブマシンガンで銃撃される。その時に受けた傷が致命傷となり、メロの名前をデスノートに書くことができないまま、無念の死を遂げる。しかし、死の床で月と対面した際、死神の目でもって月の寿命が見えたため、最後まで月がキラであることを知ることなく、キラではないと確信して死んだ。その点については、総一郎の死において唯一救われる部分ではある。命日は2009年(アニメ版では2012年11月11日。月には愚直に見えた、己の信念を突き通し殉じたその生き様は、相沢の月への疑問を確信へと変え、物語のクライマックスで松田が取った行動の一因となる。
ディレクターズカット版では登場しないもののキラ捜査から外れたことになっており生存している。
実写映画版
実写映画版での一人称は「俺」。警察庁刑事局局長ではなく、警視庁刑事部部長である。書類などを読むとき以外、眼鏡は掛けていない。キラとの直接対決時からLの捜査方法に反感を抱いていた。そしてL本人と対面してキラ事件に対する考えを聞いても「我々がやってるのはゲームじゃない、捜査だ」と賛同はしなかった。キラを恐れる捜査本部の警官が次々と去っていく際にも、「共に闘ってくれたことを感謝している」と述べ、また 月が監禁された際には自らが監禁されることを望むシーンはなく、原作よりも比較的落ち着いた理性的な人物として描かれている。月の満18歳の誕生日には六法全書を贈っていて、法律を「人間が長い歴史をかけて獲得した正義の積み重ね」と語っていた。実写映画版でのラストは、高田清美から回収したノートを検証するため、渡米を装う。その後、月によってノートを持ち帰るようにノートに名前を書かれるも、L・ワタリによってあらかじめノートがすりかえられていたため失敗。キラの正義と法の無力さを訴える月に対し、法律は完全ではないことを認めつつも、前述のように法律は正しくあろうとした人類の積み重ねた正義の象徴だと語り、「お前は独りよがりだ」と最後まで反対したが、最終的に月の死を看取る事となる。20日後、死を目前に控えたLに対し、「君と戦えたことを誇りに思う」と語り敬礼した。家族には「月はキラと戦い、殺された」と伝えている。このことについて、小説版『L change the WorLd』では「デスノートを手に入れた事で誰もが持つ『心の中のキラ』の誘惑に負けたと言う点では月は本当の意味でキラに殺されたのかもしれない」との解釈をしていた。また、マフィアグループが登場しない為か生き延びている。
松田桃太(まつだ とうた、Tota Matsuda)
声 - 内藤玲
演 - 青山草太(映画)/ 前田公輝(テレビドラマ)
1978年(アニメ版では1981年12月14日生 血液型B型 好きな物は「流行物」嫌いな物は「地道な努力」
第一部
24–25歳 身長174cm 体重59kg
日本捜査本部の刑事
警察には「コネ」で入ったとさりげなく失言するなど、基本的に惚けた性格をしているが正義感は強い。夜神総一郎の事を慕っている。多少ミーハーなところがあり、海砂のマネージャー兼監視役を嬉々として務めた。後先考えずにその場の勢いで行動する場合が多々ある。Lよりも月のほうを信頼していると思われる言動が目立つ。特にヨツバ編では命がけの活躍をする。
捜査本部内での偽名は松井太郎で、偽名は以前タレントとして活躍していてその芸名を使用しているという設定になっている(映画版では高田を確保する作戦で松尾陽介という偽名で現れている)。松井太郎としての本名は山下太一郎
月やLの予想を上回る決断力と行動力を兼ね備え、何度も物語の展開に影響する事になる。
第二部
30–32歳(特別編では34歳)
日本捜査本部のメンバー。
第二部では夜神総一郎の死によって感傷的になる一面もあったが、現在は本来の彼らしく楽観的に他のメンバーと共に捜査を続けている。決して悪に屈さない、非常に強い正義感の持ち主の夜神総一郎に憧れ、尊敬している。そして総一郎の息子の月も、優れた頭脳の持ち主として尊敬する。それ故に月がキラだと知った際は誰より尊敬する総一郎の生き様を愚弄した月を一度は射殺しようとした。月の妹である粧裕に対して女性として好意を持っている。ミーハーな面は相変わらずでミサや高田清美に対して興味を持つ。他の捜査本部メンバーと違い、キラを捕まえるという意思を持ちつつもキラの思想に多少共感している。本編ではあまり強調されていないが、時折り見せる射撃の腕前はかなりのもの(実写映画版でも『the Last name』で披露する)で、原作においてはメロのアジトへ入り込む際とクライマックスでその射撃の腕が活かされた。
実写映画版
原作とは違い、Lに対して何かと突っかかる描写がある。『L change the WorLd』では登場シーンが全てカットされてしまったが、ポスターとエンディングクレジットでは記載されている。小説版では登場し、Lに協力。原作で自分が助かるために実行した自殺偽装の作戦を、Lを助けるためにやることになり、偽死体役をやることに。
2007年12月のジャンプフェスタにてスピンオフ作品の製作が発表され、実際に『L change the World』の特別番組内で放送され、『L change the WorLd』DVDコンプリートセットの「お楽しみディスク」に収録されている。
模木完造(もぎ かんぞう、Kanzo Mogi)
声 - 中井和哉
演 - 清水伸(映画)/ 佐藤二朗(テレビドラマ)
1973年(実写映画版では1979年、アニメ版では1976年9月13日生 血液型O型
第一部
30–31歳 身長188cm 体重81kg
日本捜査本部の刑事。
かなりの長身大柄な体格だが、性格は寡黙。仕事をそつなくこなし任務に対しても忠実である。意外にも料理が上手く、手先が器用。捜査本部では最もLに信頼されている。松田に代わって海砂のマネージャー兼監視役を務めたこともあり、その際にマネージャーとして怪しまれないためにと普段とは全く違う吹っ切れたキャラクター『体育会系の元気いっぱいマネージャー』を演じるなど、演技力も高い。
捜査本部内での偽名は模地幹市
第二部
36–38歳(特別編では40歳)
日本捜査本部のメンバー。
日本の捜査本部では私情に動かされない数少ない人物であり、もともと無口なのもあって口が堅く、その精神力はニアをも感心させるほど。第二部ではSPKと接触を取るなど重要な役を担う。キャラクターとは裏腹に料理が得意で、海砂にも褒められている。相沢に触発され、月がキラである事を確信し、ニアを信用することになる。
実写映画版
26歳
粧裕と面識があり、宇生田とは逆のキャラクター設定になっていて、第二のキラのビデオが流された日に、心臓麻痺で死亡している。原作と違い、月の名を口にする事はなかった。
相沢周市(あいざわ しゅういち、Shuichi Aizawa)
声 - 藤原啓治
演 - 奥田達士(映画)/ 弓削智久(テレビドラマ)
1969年(アニメ版では1972年5月11日生 血液型B型
第一部
34–35歳 身長183cm 体重70kg
日本捜査本部の刑事。
夜神総一郎が一時警察を辞めたとき、形ばかりではあったものの警察庁下の捜査本部長に就いた。Lである竜崎のやり方に多少の不満と猜疑を抱いている。ヨツバ事件ではキラ寄りの政治家達の圧力による警察の捜査打ち切りが原因で家庭の生計を立てるためだったが、Lが失業した捜査員に一生困らないだけの経済的支援を行うことを隠して総一郎・松田・模木の3人と同様に辞職してまで捜査に参加するのかどうか確かめていたことを知り、憤然として捜査本部を離脱する。その後も正義感とキラ逮捕への執念は強く、独自にキラを追い、事件解決後は捜査本部に復帰。特徴的なアフロヘアーをしている。捜査本部内での偽名は相原
家族に妻・恵利子(Eriko Aizawa)(声 - 稲垣美和子)と娘・由美(Yumi Aizawa)(声 - 有島モユ)と、もう1人の子供がいる。
第二部
40–42歳(特別編では44歳)
日本捜査本部のメンバー。
長年のキラ捜査もあいまって、不精髭が特徴的となっており、当初は第一部から引き続きアフロヘアーだったが、変装のために短髪にする(アニメ版では散髪の際に、名残惜しむような顔をしている)。捜査本部のメンバーの中で、第一部とは容姿が最も変わった人物。ニアに触発され、独断でSPK・ニアと接触。夜神月の行動の不可解さから、月=キラの疑念を懐くようになるが、やがてその疑念は確信へと変わっていく。アニメでは、家族と接するシーンがある。
実写映画版
原作と異なり、家族は一切登場していない。また、捜査本部を脱退していない。
伊出英基(いで ひでき、Hideki Ide)
声 - 石川英郎
1969年(アニメ版では1972年9月29日生 血液型B型 好きな物は「文学」 嫌いな物は「バラエティー番組
第一部
34–35歳 身長170cm 体重62kg
警察庁の刑事。
命懸けでキラ逮捕に乗り出していたが、Lを信じる事が出来ず、捜査本部から外れる。後に信用できる者を集めて独自にキラ捜査を再開する。相沢がLから離れた後は相沢にその指揮を託した。
第二のキラ事件では過労による心臓発作を押して予告放送を中止させた総一郎を警官隊に護らせながら迎えに出たり、ヨツバ事件ではLの捜査本部から外れた相沢から事件の状況を聞かされ、死神の目を持つ逃走中のヨツバキラをスモークフィルム張りのパトカーで待ち伏せて阻止する等の活躍をしている。
第二部
40–42歳(特別編では44歳)
日本捜査本部のメンバー。
第二部までの空白期間に捜査メンバーに復帰した。仕事をそつなくこなし、特に相沢に信頼を置いている。月のことを多少疑っている。恋愛には疎し。眉毛がないのが外見的特徴である。松田ほどではないが、キラを捕まえるという意思を持ちつつもキラの思想に多少共感している。また、松田の挑発に対して本気で怒ったり、突っ込みを入れるなど、松田との凸凹コンビぶりを見せた。
実写映画版
登場しないが、その代わりに映画オリジナルである佐波刑事(後述)が登場する。

月の家族

夜神粧裕(やがみ さゆ、Sayu Yagami)
声 - 工藤晴香
演 - 満島ひかり(映画)/ 前島亜美SUPER☆GiRLS)(舞台)/ 藤原令子(テレビドラマ)
1989年(アニメ版では1992年6月18日生 血液型O型
夜神月の妹。
第一部
14–15歳 身長147cm 体重38kg 好きなものは「アイドル」 嫌いなものは「難しい事」
私立英集中学校の2年生。
裕福な家庭に生まれ育つ。明るく活発的で、兄の夜神月とは違って、裏表の無い素直な性格の持ち主である。兄である月によく勉強を教えてもらっている。父である夜神総一郎、兄である夜神月を慕っている。「ぎゃっ」という台詞を多用している。人気アーティスト流河旱樹の大ファンでもある。
第二部
20–21歳 身長163cm 体重45kg 好きなものは「」 嫌いなものは「
大学生。
才色兼備の女性へと成長し、大学生活を送っていたが、多貴村警察庁長官誘拐事件で彼が死んだため、マフィアグループに新たな人質として誘拐される。デスノートとの交換取引の際に解放されるも、精神的ショックにより心に深手を負い、その後は休学して療養生活に入る。総一郎・月の死後の2人の様子については描かれていないが、11巻に1コマだけ、成人式に出た粧裕の姿が描かれた。
実写映画版
設定を中学生から高校生に変更。前編からキラを「良くない」とする発言をしており、後編の第2のキラ事件において目の前で模木を始めとする警察官達が殺されたことで第2のキラをカメラの前で公然と『人殺し』と否定するなど、芯の強い存在として描かれている。月がキラであったことは原作同様知らされず総一郎から『月はキラと戦って殺された』と伝えられている。
夜神幸子(やがみ さちこ、Sachiko Yagami)
声 - さとうあい
演 - 五大路子(映画)
1962年(アニメ版では1965年10月10日生 血液型O型 好きなものは「テレビドラマ」 嫌いなものは「セールス
夜神月の母親。専業主婦。
第一部
41–42歳 身長158cm 体重50kg
優等生の月を誇らしく思っている。旧姓は田中。
第二部
47–48歳
キラ事件で誘拐後の粧裕の静養生活に入りながらも総一郎や月の2人を温かく見守るが、徐々に家庭崩壊に苦しみ、精神的に追い詰められている。アニメ版では総一郎が死んだ後に、骨壺らしきものと共に泣き崩れる姿を見せている。
実写映画版
海砂を知っていたりと、ミーハーな一面も見せている。月の死の1年後には誕生日ケーキを作り、月を偲んだ。
ドラマ版
10年前に総一郎が音原田を逮捕した日に危篤状態になり病状が回復することなく息を引き取った。それが月と総一郎に確執を生むきっかけを作ってしまう。

その他

出目川仁(でめがわ ひとし、Hitoshi Demegawa)
声 - 茶風林
演 - マギー(映画)
1966年(アニメ版では1969年4月4日生 血液型A型 好きな物は「」 嫌いな物は「活字
民放テレビ局さくらTVのディレクター
第一部
38歳 身長164cm 体重74kg
視聴率のためなら手段を選ばない、金と権力を求めるエゴイストである。第二のキラから送られた声明テープをさくらTVで放送する。その後、捜査本部のヨツバキラ確保の計画に協力している。
第二部
43歳
長年にわたりキラに賛同する番組を放送し続けた甲斐あってか、多くのキラ信者から信望されるようになる。利己的な性格は変わっていない。キラに任命され、さくらTVの番組『キラ王国』で代弁者を務める。しかし、自ら率いた暴徒化キラ信者によるSPK本部襲撃作戦後、代弁者としての立場を利用しての私利私欲な言動や行動が目立ち過ぎて月に危険視され、新たにキラの代行者となった魅上の独断で他の幹部もろともデスノートで一斉粛清される(アニメでは他の幹部が粛清された後に命乞いをしたが、結局粛清された)。
実写映画版
後編から登場し、名前は出目川裕志(でめがわ ひろし)。原作と異なり、痩せている。原作同様視聴率のためなら手段を選ばない性格だが、原作ほど出過ぎた行動はしていなかったためか、デスノートに名前を書かれる事無く生き延びている。
高田清美(たかだ きよみ、Kiyomi Takada)
声 - 岡村麻純(第一部)、坂本真綾(第二部)
演 - 片瀬那奈(映画)
1985年(アニメ版では1988年7月12日生 血液型AB型
第一部
18–19歳 身長166cm 体重44kg
東応大学生。夜神月とは同学年。
周囲から「ミス東大」と呼ばれる程の美貌を持つ女性。とてもプライドが高い性格。彼女もまたキラ信者である。学生の一人から「清楚高田」と呼ばれていた。月は第二のキラ、ミサとの接触をごまかすためのカモフラージュとして多くの女性と付き合ったが、彼女もその一人だった(月は彼女とミサの他にユリ、シホ、エミ、マユなどの女子と恋人関係にあった)。
第二部
24歳
公共テレビ局NHNの報道番組『NEWS9』のアナウンサー
未だに月のことを忘れられずにいる。「T」と名乗るキラ(仕事上関係をもっていた魅上照)に見込まれて新たなキラの代弁者に選ばれ、出目川の後任者として『NEWS9』でキラの代弁者を務める。弥海砂に対しては月を巡る敵対意識を持っており、月に殺害を促したこともあった。キラ信者からは「新世界の女神」としてキラと同様、或いはそれ以上に崇拝・信奉されており、代弁者になってからは出目川より多くのキラ信者のボディーガードを持ち、レスターからは「米大統領以上」と言わしめる程。また、代弁者に任命される以前から、女子アナランキング2位という人気を博していた。愛称は「タッキィ」。
ニア曰く「成績が優秀なだけのただの馬鹿」。事実、日本捜査本部のメンバーから疑惑を持たれ、魅上と直接コンタクトをとることができない月に代わって魅上との連絡役をさせられたり、魅上がジェバンニに尾行されている間は彼の代わりにデスノートの切れ端を使った犯罪者の裁きまでやらされるなど、月に上手く利用された(おまけに、ミサが第2のキラだと知らされて、今の自分と立ち位置が同じだと気づいても、自分は選ばれたからだと都合良く解釈していた)。さらに協力してからは、代弁者としても今までわきまえていたキラ崇拝振り(ニア曰く「バカ丸出し」)を自分の意見として表していた。
2010年(アニメでは、2013年1月26日、マットの催涙弾攻撃を受けて護衛として潜入していたリドナーの誘導により、メロに誘拐される。隠し持っていたノートの切れ端でメロを殺害し、月の指示でできるだけの犯罪者裁きを行うが、月と魅上の2人によってキラとしての証拠隠滅の為にノートに名前と死因を焼身自殺と書かれ、その結果、月の方のノートで長野県・軽井沢町近郊の教会でトラックごと放火し、死亡。メロと共に焼死体となって発見される。この死こそが長きに渡るキラとLの戦いの雌雄を決する鍵となる。
SP『リライト2 Lを継ぐ者』では、Xキラの正体を魅上と知っており、「死神の目」を持っているという設定である。
実写映画版
後編から登場。月が大学生のときから既にニュースキャスターを務め、月とは面識が無く、容姿や性格も大幅に異なる。勤めているのはNHNではなく、出目川と同じさくらTV。西山冴子にメインキャスターの地位を奪われたことに苛立ちを覚えている。そのせいか、レムによって第三のキラに任命された(原作のヨツバキラに代わる役割となっている)。また、原作のヨツバキラと違い、ジェラスのノートを渡される。月とLによる偽の報道に騙され、拘束された時にデスノートにより記憶を取り戻した夜神月により隠し持っていたノートの切れ端に名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。
余談だが、原作、アニメ、実写映画版共に月が最後にデスノートで殺した人物でもある。
スティーブ・メイスン(Steeve Maison)
声 - 小形満
FBI長官。
第一部
日本警察関係者の中にキラの存在を嗅ぎつけた初代Lの依頼を受けて12人の捜査官を日本に派遣して内偵させるも、キラによって捜査官全員を殺害される。そして自身もこのことで責任を問われてキラの報復を受けるのを恐れ、Lとの捜査を打ち切り、日本警察に内偵していたことを暴露した。
第二部
SPKのメンバー。
ニアに協力し、SPKの結成をサポートする。後にメロにより死亡。
実写映画版
FBI捜査官殺害に利用され、心臓麻痺で死亡している。

第一部

ここでは第一部のみに登場した人物を記す。

日本捜査本部

別名「凶悪犯連続殺人特別捜査本部」。

キラ事件でのICPO(国際刑事警察機構)会議にて「キラ日本潜伏説」というLの推理を基に警察庁に設置される。当初はLの捜査協力として約50名の捜査員が所属していた。だが、Lの指示で日本警察内部を調べていた12人のFBI捜査官がキラに皆殺しにされると、夜神総一郎は命懸けでキラを追いたい者だけ残るよう求めたため、捜査員の大半が捜査本部から脱退した(但し、それ以前にもキラの犠牲回避やLへの不信感を理由に脱退する者が少なくなかった)。さらに伊出もLとの共同捜査を拒否して独自でキラを追うことを決断したため、夜神総一郎を始めとする6人だけが残った。

Lと5人の捜査員の初対面時、Lは捜査員たちの無能ぶりに言葉にこそ出さないが、不安を感じていた。さらに総じて私情を差し挟みすぎるきらいがあり、Lの時には手段を選ばない不法な捜査手法に反発する捜査員も多く、彼の指令についていけないことがしばしばであった。

やがて、夜神月も過去に保険金殺人事件等の数件の捜査に助言を送って解決させた実績を買われ、新たに捜査本部のメンバーに加わり、弥海砂も第二のキラの疑いが晴れた後にヨツバ事件で大企業ヨツバグループのイメージキャラクターとして捜査に加わる。

実写映画版では夜神総一郎と松田を除き原作との共通点が少ない。

L(エル){フルネーム:L Lawliet(エル・ローライト)}
声 - 山口勝平
演 - 松山ケンイチ(映画)/ 小池徹平(舞台)/ 山崎賢人(テレビドラマ)
1979年(アニメ版では1982年10月31日生(24–25歳) 身長179cm(推定) 体重50kg(推定) 血液型 不明
本作のもう一人の主人公。
数々の世界中の迷宮入りを解決し、「影のトップ」「最後の切り札」「世界一の探偵」といわれている。
宇生田広数(うきた ひろかず、Hirokazu Ukita)
声 - 木内秀信
演 - 中村育二(映画)
1977年(実写映画版では1950年頃、アニメ版では1980年11月9日生(26歳《原作・アニメ版》47–56歳《実写映画版》)身長161cm 体重51kg 血液型A型 好きな物は「煙草」嫌いな物は「待つ事」。
日本捜査本部の刑事。短気な性格で深謀遠慮がやや苦手だが、勇気と行動力を兼ね備えた有能な人物。極度のヘビースモーカー。劇中では苗字でしか呼ばれない。
相沢と同じくLに不信感を抱いていた。2004年(アニメ版:2007年4月18日、出目川によるさくらTVのキラ特番を中止しようと駆けつけるが、その途中でさくらTV前にて死神の目を持つ第二のキラに粛清される。捜査本部の中では最初の殉職者に当たる。
実写映画版では模木とのキャラクター設定が逆になっている。その為、死亡することなく生き延びている。また、原作と違い月とは面識を持ち、彼を「ライト君」と呼ぶシーンもある。

Lの協力者

ワタリ(Watari)
声 - 小林清志
演 - 藤村俊二(映画)/ 半海一晃(テレビドラマ)
1933年(アニメ版では1936年5月1日生(70–71歳) 身長175cm 体重51kg血液型B型[1] 好きな物は「アールグレイ」嫌いなものは「汚い部屋」
命日は2004年(アニメ版では2007年11月5日
Lの実質的な右腕とされる紳士的な老人。最初はトレンチコートソフト帽で素顔を隠した姿だったが、作中に素顔を現してからは、捜査本部の面々の前で以前の格好は一度もしていない。
Lの代理人として各地に出向き様々な人物と接触する。その正体は第一部ラストにおいて、キルシュ・ワイミー(Quillsh Wammy)という名の偉大な発明家であったと発覚する。彼はその発明資金で世界各地に孤児院を創設していた。そのひとつがワイミーズハウスであり、院長ロジャーを通して、道楽で才能豊かな子供達を育てあげていた。なお、ワイミーズハウスらしき孤児院施設は『L change the WorLd』の最後にロジャーらしき人物と共に登場する。
狙撃手(スナイパー)としての実戦的な能力も合わせ持ち、上空停止中のヘリから、狙撃銃を用いてヨツバキラの運転する車のタイヤを撃ち抜き、さらに自殺を図ろうとした彼の拳銃を弾き飛ばすといった活躍を第一部終盤で披露する(原作・アニメ)。
原作では、Lが海砂の逮捕を示唆したため、Lもろともレムに名前をノートに書かれ心臓麻痺で死亡した。亡くなる直前にコンピュータに記録してあるデータをすべて抹消した。
アニメでは、Lの死の直前のエピソードにおいて、Lとワタリの本来の上下関係を示唆する発言が追加されている。
実写映画版では、最初から素顔を表している。原作同様レムに名前を書かれ死亡。結果的に事件は解決したが、Lはレムが月に操られていることまで読めず、彼の死を「私の最後の失敗」と語った。
アイバー(Aiber)
声 - 桐本琢也
1969年(アニメ版では1972年7月17日生(35歳) 身長189cm 体重75kg 血液型O型 好きな物は「ディスカッション」嫌いなものは「暴力
裏世界のプロの詐欺師。本名はティエリ・モレロ(Tierry Morrello)
語学心理学、人格変換術など あらゆる社交に必要なものを身に付け、それを駆使し目的の人物に必ず取り入るスペシャリストである。非暴力で拳銃などの武器は持たない主義。れっきとした犯罪者だがLと親しく、彼からヨツバへの潜入捜査を依頼される。Lにはかつて詐欺罪での特赦を2度受けたことがあり、恩義を感じている様子。Lの別名である世界三大探偵の一人エラルド=コイルを名乗り、ヨツバに接触を図る。フランス国籍。
実写映画版には未登場。
2005年(アニメ版では2008年4月7日、キラの手でパリ郊外の病院にて多くの親族に看取られながら肝臓癌で死亡。アニメ版では家の中で、妻子を 前にして息を引き取っている。
おそらく、ロサンゼルスBB連続殺人事件にて、Lが「こちらの手の者を派遣した」とナオミに伝えた「詐欺師」とは、彼のことだと考えられる。
ウエディ(Wedy)
声 - 長沢美樹
1974年(アニメ版では1977年11月2日生(29–30歳) 身長170cm 体重48kg 血液型B型 好きな物は「バイク」嫌いなものは「警官」
裏世界のプロの女泥棒。本名はメリー・ケンウッド(Merrie Kenwood)
いかなる金庫セキュリティでも破り、潜入する事ができるスペシャリストである。彼女もまた、れっきとした犯罪者ではあるが、Lと親しく、Lからヨツバへの潜入捜査を依頼される。アイバーとは違い、戦闘時には拳銃を用いる性格。アメリカ国籍。
実写映画版には未登場。
2005年(アニメ版では2008年1月10日、キラの手でコロラド州にてバイクの運転中に操作を誤り、事故死した。
おそらく、ロサンゼルスBB連続殺人事件にて、Lが「こちらの手の者を派遣した」とナオミに伝えた「泥棒」とは、彼女のことだと考えられる。

ヨツバ

尾々井剛(おおい たけし、Takeshi Ooi)
声 - 梁田清之
1961年(アニメ版では1964年3月31日生(43歳) 身長188cm 体重77kg 血液型O型 好きな物は「モデルガン」嫌いなものは「群れること」
VT事業部部長。死の会議のメンバーの一人。独身。
定例会議の一切を取り仕切るスキンヘッドで大柄の男。常にサングラスを着用しているが、5巻でサングラスを外した顔が一度だけ出てきた。メンバーの中では頭脳明晰で高い決断力を持つが、大雑把な面もある。ガンマニア。早稲木大学法学部卒。父は防衛総庁勤務。
樹多正彦(きだ まさひこ、Masahiko Kida)
声 - 相沢正輝
1971年(アニメ版では1974年10月20日生(32歳) 身長169cm 体重60kg 血液型O型 好きな物は「眼鏡」嫌いなものは「コンタクトレンズ
ライツ企画部部長。死の会議のメンバーの一人。既婚。1994年に入社。
冷静で計算高いが、予想外の事態には上手く対処できない。眼鏡を着用しており、眼鏡集めが趣味。探偵エラルド=コイルへの依頼、コイルとの連絡係、死の会議の運営資金の口座提供を担当。東応大学理工学部卒。両親は生物解剖学教授。
紙村英(しむら すぐる、Suguru Shimura)
声 - 横尾博之
1968年(アニメ版では1971年7月21日生(36歳) 身長172cm 体重57kg 血液型AB型
人事部人事課課長。死の会議のメンバーの一人。独身。
気弱でマイナス思考が強いが、その分目敏く、的を射た発言も多い。奈南川のポーカーフェイスも見逃さない。高校生の頃、ラグビーの全日本代表選出経験がある。
京土大学法学部卒。メンバーの中では唯一の母子家庭
鷹橋鋭一(たかはし えいいち、Eiichi Takahashi)
声 - 西凛太朗
1963年(アニメ版では1966年12月19日生(40歳) 身長181cm 体重73kg 血液型B型
マテリアル企画部部長兼ヨツバホーム取締役。死の会議のメンバーの一人。既婚で子持ち。
重役に就いてはいるが思考が浅く、会議中に火口によく「馬鹿」と罵られている。茶髪の長髪で口髭を蓄えており、ピアスを着用。趣味はサーフィン。13巻ではキラのおかげで出世できたと告白している。慶洋大学商学部卒。全国経済新聞社社長・鷹橋蔵造の息子。
奈南川零司(なみかわ れいじ、Reiji Namikawa)
声 - 野島裕史
1974年(アニメ版では1977年8月3日生(30歳) 身長181cm 体重64kg 血液型A型 好きな物は「将棋」嫌いなものは「無能な部下」
第一営業部部長。死の会議のメンバーの一人。独身。
黒髪のロングヘアーが特徴的な美男子。卓越した頭脳と優れた判断力の持ち主で、メンバー最年少だがリーダー的発言が目立つ。ヨツバの社員としての強い責任感がある。将棋の腕前はプロ四段並。アメリカには6年ほどの在住経験がある。月の「キラ本人以外は被害者として罪には問わない」という提案を受け、キラによるヨツバ関連の死を1ヶ月先延ばしして、中立の立場で事件を静観していた。紙村曰く「放っておいても出世する」。ハーバード大学経営学部卒。父はヨツバアメリカの社長。
DEATH NOTE携帯公式サイトでの人気投票では15位にランクインし、ヨツバのメンバーの中では最も人気が高かった。
三堂芯吾(みどう しんご、Shingo Mido)
声 - 花輪英司
1972年(アニメ版では1975年1月25日生(32歳) 身長175cm 体重60kg 血液型AB型
経営戦略部部長兼ヨツバファイナンス取締役。死の会議のメンバーの一人。独身。
知性的で分析力に優れている。政界繋がりでヨツバキラをサポートしている。眼鏡をかけている。趣味はフェンシング。奈南川同様、紙村は「放っておいても出世する」と言う。東応大学法学部卒。父は参議院議員の三堂栄吾。
火口卿介(ひぐち きょうすけ、Kyosuke Higuchi)
声 - 二又一成
1972年(アニメ版では1975年6月6日生(32歳) 身長169cm 体重59kg 血液型AB型 好きな物は「権力」嫌いなものは「左遷
新技術開発室室長。死の会議のメンバーの一人。独身
立身出世を企てる野心家で、出世に貪欲。粗暴な性格で言葉遣いの悪さが目立つ。元々は開発部部長の座にあったが、手腕の無さと横柄な性格故に降格した。剣道五段で海砂のファン。左利きポルシェ911を筆頭に数台の高級車を保有している。早稲木大学政経学部卒。ヨツバ重工業社長・火口二郎の息子。
葉鳥新義(はとり あらよし、Arayoshi Hatori)
声 - 徳本恭敏
1971年(アニメ版では1974年3月22日生(33歳) 身長166cm 体重55kg 血液型A型 好きな物は「陶芸」嫌いな物は「野菜
宣伝戦略部部長。死の会議のメンバーの一人。既婚で子持ち。
金髪で、メンバー中では比較的若い容姿をしている。強面な容姿とは裏腹に性格は小心。趣味は陶芸。ヨツバグループ社長・四葉台之助が愛人に生ませた不義の子。
ある臨時会議にて会議のメンバーから「抜けたい」と口走ったために、その見せしめとしてヨツバキラに殺される。二橋大学文学部卒。

ヨツバキラ

月と海砂が監禁されている間にキラ疑惑の目を逸らすべく、死神・レムにデスノートを与えられた第三のキラ。月がレムに「ある程度の高い地位に就き、出世の為にノートを使うであろう人物」という条件で探させた人物。報道されている犯罪者の裁きを行うというのを使用条件として、レムからノートを受け取り、大企業「ヨツバグループ」の利益向上の為に邪魔な存在を葬るため、「死の会議」を開かせる。そして自身も8人いる会議のメンバーの1人として潜入し、全会一致で決まった殺人内容を基に実行。「死の会議」から脱退しようとする者や、自分の正体を明かそうとする者にまで手にかけようとする。Lには「一人では何も出来ない馬鹿で腰抜け」と推測された。

正体は火口卿介。実は紙村、奈南川、三堂にはキラは鷹橋か彼かと推測されていた(鷹橋は引き立て役だろうと結論が出され、結局ほぼ火口だと断定されていた)。地位にもっとも執着心を抱いていたことや、会議での傲慢な言い方などからその正体を推測されていた。自身と接触した海砂と松田によってキラである証拠を掴まれる。そしてレムと死神の目の取引を行い松田を殺そうとするも、最終的に総一郎らや伊出の率いる警官隊に追い詰められる。拳銃で自殺を図ろうとするがワタリに阻まれ、遂に逮捕される。ノートで殺害を行ったと自供した後、ノートに触れて記憶を取り戻した月が腕時計に仕込んでいたノートの切れ端に名前を書き、心臓麻痺で死亡。命日は2004年(アニメ版では2007年10月28日

デスノートの犠牲者

リューク(が落としたシドウ)のノート

音原田九郎(おとはらだ くろう、Kuro Otoharada)
演 - 田中啓三(テレビドラマ)
通り魔事件の容疑者。キラによるデスノート殺人の最初の犠牲者で顔写真と名前のみの登場。
2003年11月28日新宿区で六人を殺傷し、保育園に乱入して保育士及び園児合わせて8人を人質に捕り立て籠もるが、その状況をテレビで見ていた月に名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。
実写映画版には未登場であり、彼の代わりに女子高生誘拐殺人犯の顔沼陽介(かおぬま ようすけ)が殺される。
ドラマ版では月が幼かった頃に総一郎に逮捕され、彼を恨み殺害を予告する捨て台詞を発し刑務所に入れられた。出所後にタクシー強盗殺人事件を起こし、さらに警官を殺害し拳銃を強奪、親子2人を人質にとり民家に立てこもる。人質にされていた少女と総一郎を人質交換し、総一郎を殺害しようとしたが、月に名前を書かれ、拳銃を暴発させた後に心臓麻痺で死亡した。
渋井丸拓男(しぶいまる たくお、Takuo Shibuimaru)
声 - 西村朋紘
演 - 顔田顔彦(映画)
略してシブタク(自称)。仲間からは『タク』と呼ばれている。デスノート2人目の犠牲者。
学習塾帰りの月に目の前でデスノートに詳細な死因と状況を書くと本当にその通りになるかどうかの実験的な意味で殺害される。犯罪者ではなく、死因も心臓麻痺ではないので、彼の死はLには認知されていない。その強烈な名前とキャラクター及び薄幸さから一部の読者にカルト的な人気があり、13巻のキャラ別性格判断チャートにも選ばれている。2003年11月28日、女性を強引にナンパに誘おうとしたが逃げられ、追いかけようとしたところをトラックにバイクごと轢かれ、死亡。原作者大場も好きなキャラの一人に挙げている。犯罪者ではなかったため、彼の死は月に後悔と苦悩の念を残した。
実写映画版では薬物乱用による中毒症状のまま幼稚園に乱入し、5名の園児らを殺傷するも、裁判では心神喪失を理由に無罪判決を受ける(本来はそれで無罪となった場合医療機関に送致されるがそのような描写は見られない。また薬物使用での罪に問われた形跡も無い)。それを自慢げに仲間に語って被害者らを嘲笑したことにより、全く反省の無い態度を見せ、心神喪失も単なる演技であったような発言も行うなど、原作とは大幅に異なり、キラの粛正対象にあてはまる残虐非道な犯罪者として描かれており、月がキラとなる直接の原因となる。月に目の前でノートに名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。
アニメ版では女性を婦女暴行しようとしており、やはりキラの粛清対象となる犯罪者として描かれている。
テレビドラマ版では未登場。彼の代わりに、夜神月の高校時代の同級生で札付きの不良の佐古田源武(さこた げんぶ)が登場し、月に目の前でノートに名前を書かれ、踏切で心臓発作を起こし走行中の電車に衝突し死亡。
昭和55年12月13日生まれ(実写映画版での設定)。
リンド・L・テイラー 、Lind L. Tailor)
声 - 徳本恭敏
演 - マット・レーガン(映画)/ イアン・ムーア(テレビドラマ)
黒髪の青年。全世界の警察を動かすことのできる唯一の人物L(エル)と名乗るが、真の正体は警察に極秘逮捕された犯罪者で死刑囚であり本物のLが事前に用意したいわゆる影武者である。そのため世間には一切彼の存在は知られていない。
2003年12月5日司法取引に基づいて死刑執行の時間に全世界同時特別生中継としてテレビに出演し、キラの逮捕を宣言した上でキラを悪と批判した。挑発とも取れるこの発言に逆上した月によってデスノートに名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。だが、この行動が逆に直接手を下さずに殺すという手口をLのみならず多くの人々に明かされ、さらにこの生中継が実際には日本の関東地区だけで放送されており、音原田の死も相俟ってそこに潜伏していることまでLにボロを出す形となってしまう。この事件がキラとL、そしてLの次期後継者候補のニアやメロとの長き闘いの火蓋を切ることになる。
実写映画版では、壮年の白人男性。1970年生、アメリカのニュージャージー州出身。1999年テキサス州で起こった連続婦女暴行殺人事件の容疑者として逮捕され、2005年に死刑判決を下されたという裏設定がある(テイラー死亡時の新聞に一瞬だが経歴が綴られている)。
白身正亜希(しらみ まさあき)
連続放火魔。1955年8月1日生まれ。48歳。
5件もの連続放火事件を引き起こして13人の人々を犠牲にし、2003年11月15日放火未遂で現行犯逮捕される。月にレイの素性を知るための手段として、恐田を利用する前にデスノートによる死の直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台として利用された一人。ノートの効力通り、2003年12月19日刑務所で服役中に自分の指を切って出した血で壁にとその中に五芒星を描いた後、心臓麻痺を起こして死亡。
矢田中剣(やだなか けん)
同じく月にデスノートを使って死ぬ直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台にされた受刑者の一人。
2003年12月19日にキラの裁きを恐れているかのような遺書を書き残した後、心臓麻痺を起こして死亡。この遺書にダイイング・メッセージを残している。
世田多三吉(よだ たざきち)
同じく月にデスノートを使って死ぬ直前の行動を操れる範囲の確認のための実験台にされた受刑者の一人。
2003年12月19日を抜け出して職員用トイレに駆け込んだ後、午後6時に心臓麻痺を起こし、死亡。
実写映画版では彼の代わりに戸部(とべ)という犯罪者が上記の死に方を遂げている。
中岡字松四郎(なかおかじ まつしろう)
強盗殺人犯。1960年6月6日生まれ。43歳。
6件もの連続強盗殺人事件を引き起こして凶器のナイフでパチンコ店員1名、コンビニ店員2名、カラオケ店員2名を殺傷し、指名手配されている。前三名に同じくデスノートによる死の直前の行動を操れる範囲の確認の為の実験台にされたことでノートの効力通り、2003年12月20日に自身が起こしたコンビニ強盗事件でアルバイト店員と揉みあった末、逆に持っていたナイフで腹部を刺され、失血死する(ちなみに彼を刺したアルバイト店員は正当防衛と発表されている)。
実写映画版では指名手配中の犯罪者リストに登場。苗字は同じだが、下の名が宙太(ちゅうた)となっている。
恐田奇一郎(おそれだ きいちろう、Kiichiro Osoreda)
声 - 宝亀克寿
演 - 皆川猿時(映画)/ 外川貴博(テレビドラマ)
麻薬常習者の中年男性。
銀行強盗事件を起こして3人の一般人を殺害し、逃走。2003年12月20日、その途中でバスジャック事件を引き起こし、身代金として遊園地スペースランドの昨日分の売上金を要求する。だが、これはデスノートによる月がレイの名前を知る策略のために操られ、自らノートの切れ端に触れた途端、そばにいた死神リュークに気づいてパニックに陥り、持っていた拳銃を乱射。弾切れとなり、リュークから逃れようとバスから降りた直後に乗用車に跳ねられ、死亡。死因は麻薬中毒での幻覚症状によるものとして処理された。
漫画ではリボルバー拳銃コルト・ディテクティブスペシャルを、アニメ・映画ではオートマチック拳銃のトカレフTT-1933をそれぞれ使用している。
実写映画版では若者で、身代金として京南バスの奥川営業所の売上金を要求している。
テレビドラマ版ではリュークが見える描写がカットされ、バスを降りずにその場で拳銃自殺している。
盗見米吾郎(とうみ まいごろう)
新宿駅地下街にある喫茶店の店員。
過去に数件もの婦女暴行事件を起こし、逮捕されながらも証拠不十分で不起訴となった。2003年12月27日午後3時5分、パチンコ店で働いている所を月がレイに自分がキラであることを証明するための見せしめとして、デスノートにより心臓麻痺で死亡。
実写映画版では汚崎樽人(おざき たるひと)という名前の婦女暴行犯(逆恨みによるお礼参りを恐れた被害者が発言しなかったため、無罪となった)がレイと同じ地下鉄に乗って、やはりキラであることを証明するために殺される。

レム(が落としたジェラス)のノート、及び月がレムに渡したノート

日々間数彦(ひびま かずひこ)
演 - 板尾創路(映画)
太陽テレビメインキャスター。キラ否定派。
犯罪者を裁くキラを悪と批判し、テレビでそれを報じ続けたことで、第二のキラによるさくらTVを通じた予告殺人にて2004年4月18日午後6時、生放送のニュース番組に出演中に心臓麻痺を起こし、死亡。
実写映画では評論家として登場。原作・アニメと違い台詞があり、キラの裁きを「キラの意思しか存在していない冷酷な殺人で、このままでは人々はキラの奴隷でしかなくなってしまう」と批判した。やはり第二のキラによって殺される上、キラ派の人間に「あんな評論家、死んで当然だよ」とまで言われる始末だった。
田三八六平(たみや ろっぺい)
赤丸商事開発企画部部長
ヨツバの第2回死の会議にて「愛車で湾岸線を走行中、側壁に衝突して事故死」という手口でヨツバキラに殺しを依頼するも、死ぬ場所や死ぬ直前までの状況を詳細に指定したために失敗。結果、2004年6月27日イタリアにて心臓麻痺を起こし、死亡。
青井幸時(あおい こうじ)
青井物産システム統合部次長
ヨツバの第3回死の会議にてを患い病死させるようヨツバキラに依頼するが、死亡時間まで指定したため失敗。2004年7月2日に心臓麻痺で死亡。
森矢竹吉(もりや たけよし)
元ヨツバグループ会長
ヨツバの第7回死の会議にて病死させるようヨツバキラに依頼するが、青井と同じく死亡時間まで指定したため失敗。彼もまた2004年7月30日に心臓麻痺で死亡。
矢位部巡一(やいべ じゅんいち)
大友銀行飯田橋支店長。
ヨツバの第13回死の会議で決まった殺人内容の依頼を受けたヨツバキラにより、2004年9月10日に自宅階段で足を滑らせて転落。打ち所が悪かったので、死亡。
山込田時男(やこだ ときお)
大友銀行取締役
ヨツバの第15回死の会議で決まった殺人内容の依頼を受けたヨツバキラにより、2004年9月7日に贈賄容疑で警察に事情聴取を受けた後、2004年10月1日に自殺する。
金欲銀造(かねぼし ぎんぞう)
大手消費者金融会社社長
債務者に対して過酷な取立てを行い、その上自殺に追い込み、そこから下りた保険金で返済に当てさせる卑劣な人物。海砂が火口に第二のキラであることを証明するためにそれに気付いた死神・レムによってレム自身のノートに名前を書かれ、心臓麻痺で死亡。

日本警察

キラが関東地区に潜伏しているというLの推理を受けて捜査を行うが、キラによって捜査情報を漏洩され、自分たちを調べるために日本に潜入したFBI捜査官がキラの手にかかってから公に捜査は行われなくなったものの、伊出のように独自で捜査をする者も少なくなかった。

ヨツバ事件ではヨツバキラと癒着している政治家からの圧力を受けて泣く泣く捜査を打ち切るが、一時辞職してまでLとの共同捜査をとった総一郎ら3名と家庭のためにLのもとを離れて伊出と合流した相沢の活躍もあってヨツバキラを逮捕し、事件を解決する。

北村是良(きたむら これよし、Koreyoshi Kitamura)
声 - 池田勝
警察庁次長。総一郎の上司。
FBI捜査官の一人・レイの内偵調査から夜神家同様にLによって自宅に隠しカメラ及び盗聴器を仕掛けられ、そのことで娘へのキラ疑惑を恐れている。第二のキラ事件ではLの指示の下、さくらTVに強行突入して出目川から第二のキラの予告殺人が入ったメッセージビデオを奪った総一郎を救援すべく、警官隊を出動させてさくらTV周辺を封鎖する。ヨツバ事件ではヨツバキラから収賄している政治家から捜査打ち切りの圧力をかけられ、総一郎にLとの共同捜査の禁止及び辞職を勧告する。ヨツバキラの逮捕後はキラ捜査を続行することは納得したようだ。
第二部には登場せず、総一郎が次長になっているため、空白期間の間に降格もしくは退職したようだ。
実写映画版では名前のみ登場。

FBI

キラによる日本警察の捜査情報が漏洩されたことについて、日本警察内部にキラの暗躍を疑ったLはキラの裁きで犯罪者の死亡率が世界で一番高いアメリカに目をつけ、FBIに日本警察への内偵を依頼する。

これを受けたFBI長官の独断にて12人の捜査官が日本の関東各地区に派遣され、多くの警察関係者とその身内を尾行などで調べていくが、これを察知したキラにその中の一人であり、キラを担当していたレイを利用されて彼を含む捜査官全員を殺害され、捜査は失敗に終わった。

これを機にFBIは即座にキラからの報復を恐れてLに捜査の打ち切りを言い渡し、日本警察に内偵を行ったことを暴露したことで、日本警察とLとの間に確執が生じる。

レイ・ペンバー(Raye Penber)
声 - 石川英郎
演 - 細川茂樹(映画)/ 尚玄(テレビドラマ)
1974年(アニメ版では1977年12月31日生(28歳) 身長180cm 体重69kg 血液型O型 好きな物は「ナオミ」嫌いなものは「残業」
FBI捜査官。日系アメリカ人。南空ナオミとは同僚であり、婚約者の間柄。
キラ事件の捜査本部の情報を得ることができた日本警察関係者、或いはその身内にキラがいると睨んだLの依頼を受けたFBI長官の命令によって日本に潜入した一人。北村家や夜神家の内偵調査を担当。中でも夜神家の長男である月にバスジャック事件で接触するも、彼にFBIの身分証を見せたことからキラに脅され、捜査官大量殺戮に利用される。その後、月=キラということに気付くが既に遅く、2003年(アニメ版では、2006年12月27日午後4時42分、自身も他の捜査官と同様に山手線を降りた3秒後、心臓麻痺で死亡。
実写映画版では名前がレイ・イワマツ(Raye Iwamatsu)に変更されている。また、彼が乗った電車はJR山手線ではなく架空の「地下鉄環状線」となっており、リュークの姿も確認する。原作以上に月=キラだと疑っていた。『L change the WorLd』では声のみの登場で顔は出ていない。
テレビドラマ版ではレイ・ペンバーは偽名で本名はマーク・ドウェルトン(Mark Dwellton)に変更されている。捜査官殺害に利用されるも咄嗟の機転で月を逆に追い詰め形勢逆転する。しかし、海砂に名前を書かれ心臓麻痺で死亡。
小説版『ロサンゼルスBB連続殺人事件』にも登場する。
月が実験や犯罪者相手ではなく初めて保身のためだけに殺した人物で、キラが悪人を裁くだけでなく己の身を守るための殺人も行うようになっていく上でのキーマンである。

マスコミ

当初、キラの存在はインターネットでしか知られていなかったが、多くのテレビ局知名度向上を理由にキラ事件を報道したことで、世間で一気に広まっていく。特に、さくらTVでは総務省からの厳重注意を度々受けているにも関わらず、キラ事件関連を誇張して放送したのもその一因と見られる。

田中原高樹(たなかばら こうき)
NHNゴールデンニュースのアナウンサー。
さくらTVでの第二のキラ事件で、第二のキラからの要求を拒否してさくらTV周辺の道路を封鎖するなどの厳戒態勢をとった警察の対応を「法治国家としての取るべき正しい道」と発言し、警察がキラに対する全面対決の姿勢をとったことで、自身もカメラの前で堂々と顔と名前を公表する。実写版では未登場。

その他

南空ナオミ(みそら なおみ、Naomi Misora)
声 - 松井菜桜子
演 - 瀬戸朝香(映画)
1976年(アニメ版では1979年2月11日生(28歳) 身長171cm 体重46kg 血液型A型 好きな物は「革ジャン」嫌いなものは「スカート」
レイ・ペンバーの婚約者。元FBI捜査官。
女性でありながら異例の早さでFBI捜査官として採用される。ある事件でのミスを機に休職中の身でありながら「ロサンゼルスBB連続殺人事件」と呼ばれた難事件にてLの下で捜査し、2002年8月22日に犯人ビヨンド・バースデイを逮捕した優秀な人物(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件を参照)。
婚約を機にFBI捜査官を退職。「『キラ事件』には口出ししない」「危険な行動は取らない」というレイとの約束の下、彼の来日を契機に両親に紹介しようと同行するが、彼はキラに殺されてしまう。やがて悲観しながらも彼が巻き込まれたバスジャック事件やその8時間前に起きたコンビニ強盗事件で死亡した犯罪者のことを独自に調べ、キラが心臓麻痺以外でも殺す以外にも、レイが巻き込まれた事件からレイの仇であるキラの正体の核心に迫った。
あのLに「芯の強い優秀なFBI捜査官」と評され、Lが「自分が気づかなかった事実を先に掴んでキラに消された可能性」を自然に考えることができるほどに高く評価している人物である。「ロサンゼルスBB連続殺人事件」では、メロやビヨンドにもその優秀さを評価されている。
原作及びアニメ版では、それを察知した月により、当初は間木照子(まき しょうこ)という偽名を使って免れながらも口車に乗せられて本名を明かしたため、デスノートに本名と共に2004年(アニメ版では、2007年1月1日午後1時25分に、「48時間以内に遺体の発見がかなり難しい場所で自殺する」(アニメでは「人に迷惑がかからぬ様、自分が考えられる最大限の『遺体を発見されない自殺の仕方』だけを考え行動し、48時間以内に死亡する」)と書かれる。そして、自身の「死の時間」の約5秒前に、月から「自分がキラである」と告げられた直後に何処かへと立ち去り、消息を絶つ。これにより劇中では行方不明扱いとなっており、彼女の死の詳細な様子は描かれていない。このため一時期、南空ナオミ生存説が囁かれたが、13巻『HOW TO READ』にてナオミの死亡が明記されている(命日は1月2日となっている)。
実写映画版では原作と違い、性格も行動も大きく変更され、明確に攻撃的・挑発的な態度や行動を見せる。レイの殺害現場に居合わせ、月=キラと確信するも、月自身もレイ殺害現場にいた彼女の所持品を頼りにナオミの本名を割り出しており、デスノートに行動とともに書かれ、月に操られる形で人質に取った月の彼女・秋野詩織を射殺した後に精神錯乱を起こし、警官の前で拳銃自殺するという最期を迎えた。
『L change the WorLd』ではキラ事件以前にアメリカで連続殺人犯の確保をLに依頼され、見事成功させた。実写版でLが彼女に依頼するのは前述の「ロサンゼルスBB連続殺人事件」以来2度目とされている。
テレビドラマ版ではレイの恋人はキャシー・キャンベル(Cathy Cambell)という白人女性に変更されている。
流河旱樹(りゅうが ひでき)
声 - 西健亮
人気アイドル歌手。
多くの女性ファンを持ち、粧裕もこれに含まれている。Lが東応大学で月に接触するために彼の名前を使った。ヨツバキラ事件時にミサと映画で共演(キスシーンもあったが、ミサ自身に拒まれている)。11巻でも「第60回NHN紅白歌合戦」の白組の応援ということで数コマ登場。2010年の大河ドラマ「坂本龍馬」で龍馬を演じるらしい。ちなみに現実の2010年の大河ドラマも坂本龍馬をテーマとした「龍馬伝」であるが、これは偶然の一致である。
アニメ版でもわずかに登場する。テレビドラマ版では雑誌の表紙に写真のみ登場。
佐々木
声 - 竹尾一真
演 - 田中要次(映画)
シャトル交通株式会社バス運転手。
124号車のバスを運転中に恐田にジャックされた人物で事件後、その時に乗っていたレイのことや彼と接触した乗客(月)などについて彼の婚約者・南空ナオミから聞き込みを受けるも、ただただ震えていただけで何も覚えていないと答える。
実写映画版でもほぼ原作と同様の形で登場するが、『L change the WorLd』ではバスジャック事件に遭遇したのをきっかけにタクシー運転手として登場した[2]

第二部

ここでは第二部のみに登場した人物を記す。

キラ

魅上照(みかみ てる、Teru Mikami)[3]
声 - 松風雅也
演 - 忍成修吾(テレビドラマ)
1982年(アニメ版では1985年6月7日生(27歳) 身長175cm 体重56kg 血液型 A型
検察庁西京都検事。京土大学法学部卒。幼い頃には既に父親はいなかったらしく、母子家庭で育った。
幼い頃から自身が考える正義を貫くことでひたむきに悪と戦い続けてきたが、成長するに連れてそれが報われなくなっていく現実に憤りと失望を感じていた。しかし自分がいなくなった方がいいと思った人間が次々罪人として裁かれていく「偶然」を見て、次第に自身が考える悪はこの世から完全に削除[4]されるべきだと考えるようになった。検事就任時にキラ事件が発生し、キラを「神」と呼んで極端に心酔し、崇拝・信奉すると同時に自身も検事として出来る限りの時間と労力を費やしていった[5]
やがてキラである夜神月にそのことを見込まれ、海砂の所有権放棄後にデスノートを与えられ、新たなノートの所有者(ニア曰く「Xキラ(=X-KIRA)」)となる。キラのために死神の目の取引をしてキラの代理人として世界中の犯罪者に裁きを下していく。基本的にキラの胸中を察して独断で行動するが、その正義感は月を上回り、裁きの対象は前科を持つ者から果ては社会貢献を怠る者にまで及ぶ。
卓越した頭脳と分析力を持ち、月の予想以上の働きをする。病的なほど規則正しい生活を行う潔癖症で、毎日同じことを同じ順番で繰り返す。元々は眼鏡を着用していたが、死神の目の取引で視力が3.6以上に上がったためか、それ以降は外している場合が多い。
ノートで裁きをする際に、「削除」と口にする奇癖がある。尊敬する人物はウィンストン・チャーチル
高田がメロに誘拐された際、月が自由に動けないと判断していたため、今まで地方銀行の貸金庫に保管していた本物のノートを出し、月と同様に高田の名前と死因(焼身自殺)を書いた。この行動をジェバンニに監視されていたことで、ジェバンニに本物のノートの偽装を許す。月とニアの対峙の際にそのことに気付かず、月以外の名前をノートに書いて出てきたことから、とうとうニアにボロを出してしまい、SPKに逮捕される。やがて、ニアに追い詰められて悪あがきを見せる月を、もはや自分の信じていた神ではないと失望し、「クズ」と罵倒する。月の死後、投獄され、その10日後(2010年2月7日)に獄中で発狂死した。彼の死については不審な点も多く、松田は「ニアが偽物にすりかえた後、本物のノートに彼の名前と獄死するまでの行動を書いた」と憶測しているが、真偽は不明。
アニメ版では、月を罵倒せずペンで心臓を刺し自殺する。この際に胸から大量の血を流し大声で叫びながら果てていくため安らかに果てた月とは対照的に衝撃的な最期となっている。
SP『リライト2 Lを継ぐ者』では奇矯な姿やヒステリックな一面が描かれている。

日本捜査本部

Lの死後、月が引き継ぐ形でLを装い、伊出も加わりキラ捜査は再開。2005年5月1日、全世界の警察及びマスコミに犯罪者の報道で名前と顔は非公開で行うよう規制案を出し、2週間後の5月15日にこれを実施。しかし、その直後から規制の難しいインターネットで犯罪者の情報が大量に漏洩し、キラが楽に裁きが可能な環境と化してしまい、次第に捜査に進展は見られなくなる。

保管していたデスノートをメロの属するマフィアグループに誘拐された粧裕との交換取引であっさり奪われ、SPKメンバーに多数の犠牲者を出すという失態を犯しながらもノートを奪還し、キラの誘導もあってマフィアグループを壊滅に追い込む。しかし、それと同時に総一郎の死とメロの逃走という代償を払い、捜査本部の中でも相沢・模木の2人がキラ=月の疑念を抱いてニアに加担。伊出もキラ=月の疑念を抱いていたことから、捜査本部の体制は徐々に形骸化していく。

キラ事件解決後は警察庁次長となった相沢が捜査本部長の後を引き継ぎ、捜査本部のメンバーに山本が新たに加わった。

山本(やまもと)
最終話のみ登場。フルネームは不明。キラ事件解決後、新たに入った日本捜査本部のメンバー(実質相沢の部下になっている)。
松田とは仲が良く、よく酒を飲みに行くようだが誘われているときは困惑していた。月の高校時代の友人の山元と容姿が似ている。第一部第一巻の蒲生ゼミナールに同じような描写がある。
アニメ版には登場していない。
特別編では松田に比べ冷静で真面目な性格であったが、唯一ノートを直接見たことが無いこともありCキラの出現に困惑していた。

SPK

ニア(Near)
声 - 日高のり子
演 - 福田響志(映画)/ 優希美青(テレビドラマ)
1991年(アニメ版では1994年8月24日生(18歳→19歳、特別編では22歳) 身長155cm 体重40kg 血液型 B型 好きなものは「パズル玩具」嫌いなものは「キラ」
第二部のメインキャラの一人で、主人公格。本名はネイト・リバー(Nate River)。由来は天然の才能「ナチュラル」と、Lから流れ、受け継がれるという意味の「RIVER(川)」からである。
ワタリが建てた、Lの後継者を育てるイギリスハンプシャーウィンチェスターにある孤児院ワイミーズハウスで育った。Lの後継者候補の一人で、ワイミーズハウスでは常にトップの位置にいた天才少年。
メロと同時期にワイミーズハウスを離れた後、何らかの経緯でメイスンFBI長官の協力を得てキラ捜査に乗り出すべく、ホープ米大統領に接触し、キラ対策機関SPKを結成する。自らが真なるLの後継者であることを2代目Lである月に認知させ、彼の前には通称Nと名乗る。
Lに引けをとらない高い知力と推理力の持ち主。探偵としての特徴は自分から動かない事が特徴で、捜査本部の人間から強引にノートを奪うなどはせず、キラに対してもギリギリまで証拠集めに動いていた。しかし、相手のほんの僅かな矛盾や隙に突けこんで、尋問や交渉を行う事には長けており、実際、捜査本部の人間に対して月が疑われるよう誘導したり、メロから死神が存在すると言う事を聞き入れると、説明されなくても、キラの死神が非協力的一面を持つことまで読み、大凡ではあるものの当たっていた。
彼の特徴は服装や髪が白一色で統一されていること(作者曰く「脱力系キャラ」であり、服装はパジャマと発言している)。また椅子に片足を上げて座り髪をいじるなど、どこかLと似通った特徴を持つ。常に冷静沈着かつドライ・無感情な性格で人使いが荒く、その点においてはSPKメンバーから不満を持たれている様子。現にキラ事件解決後、ニアのもとに残っていこうとしたメンバーは一人もおらず、アニメ版ではその理由でとうとう相沢にも裏切られ、原作では描かれていたその後の日本警察との繋がりも失ってしまった可能性が高い。月に「お前はLに比べて無能すぎる」と遠回しに発言したり、目の前で不敵な笑みを浮かべるなど挑発的な一面もあり、キラを認めないという考えはL以上に強い。人に対して常に敬語口調だが毒舌家でもあり、高田清美に対しては「成績が優秀なだけで(人格的には)ただの馬鹿」、サイラス米副大統領に対しては「チキンどころかウジ虫以下」等と、歯に衣着せぬ辛辣な発言を残している。
パズルや模型(アップされる模型は適当なものであるが、ロングの画面ではボトムズATや大気圏突入装備ハイザックやバルバロイといったリアルなものもあった)、トランプサイコロ、指人形などの玩具を愛用することも特徴。正月には日本の鏡餅を珍妙な形ながら飾ったり、キラや事件関係者の人形を特注で作らせる、あるいは自分で型を作り自作する、といった並みならぬ拘りを持っていた。どういう意図で作ったか分からないものもあったが、指人形などの一部は推理の説明に使っていた。これは、おもちゃで遊んで分解する・壊す などの子供じみた存在感を出すという作者の意図もある。それらの玩具で、ほとんど白地のミルクパズルを、真ん中から組んで完成させるなど、数々の離れ業を行うが、ダーツなど身体能力がいる玩具は苦手らしい(投げた矢は的に当たらず全て墜落していた[6])。
キラである月とYB倉庫での対峙の際、事前に魅上が使っていたデスノートを偽装させ、それを目の前で彼に使用させることで、遂に月と魅上がキラである証拠を掴み、暴き出す。新世界の神としてキラの思想を熱弁する月を「あなたはただの人殺しです」「正義とは各々で考えること。私の正義では人殺しは悪だ」と一蹴。月は死神・リュークによって死んだものの、魅上を逮捕のち投獄させる。リュークから「13日以内に書き続けなければ死ぬルール」と「焼却などによるノートの使用不能後、今まで触れた者は死ぬルール」が嘘だと知ると、二冊あったデスノートを「史上最悪の殺人兵器」として焼却処分し、キラ事件を解決した。なお、実写映画版ではLが事件を解決するため、上記の月への発言は、前者はL、後者は総一郎によってなされている。
その後は3代目Lとして2代目ワタリであるロジャーと共に活動している。最終話では、半年間独自で追っていたシンジケートが、キラと対峙したYB倉庫で麻薬取引を行うところをおさえるため、キラと対峙した日のちょうど一年後のその日に、相沢に協力を求めて連絡を入れる。
その3年後、特別編ではキラ事件当時の幼さが抜け、Lに似た精悍な雰囲気の青年に成長してきている。部屋中にLの字型の巨大なタロットタワーを建設しながら、新たなデスノートの使い手が現れたことに対し、「Lがするであろう決断」を下し、LとしてCキラと交渉術を用いて対決、キラ事件捜査本部との関わりを絶った。この作中においては、「(特別編内でノートを使い殺人を犯している人物の事を)キラと呼ぶのはLにもキラにも失礼」「認めるわけではないが、キラは世界の犯罪を7割減少させ、戦争をも止めた」と言っており、キラは悪という考えの範囲内ではあるが、キラの裁きに一定の理解は示していたという描写がある。また、「Lもキラを悪としながらも命を懸けるだけの意味のある相手として戦った」と言っている事から、Lも同様の考えだった事が伺える。その上で、「どうしても新たなノートの持ち主をキラと呼びたいなら、Cheap(安っぽい)キラ」と提案している。
最終話でのチョコレートをかじるシーンや、諸々の発言から、メロには好意を持っていたと思われる描写が見られ、作画を担当した小畑健も、「ニアはメロが好きだったのではないか」と13巻でコメントしている。しかし、大場はそのコメントに同調はせず驚いているため、あくまで小畑健の中でのイメージだと思われる。劇中では「二人でLを継いだらどうか」というロジャーの発言に、拒否したメロとは逆にあっさりと受け入れたり、「自分もメロも、Lになるにはそれぞれ欠けた面があるが、二人なら並び、超せる」と言い切ったりと、少なくとも憎からず思っていたようではある。
『L change the world』において、テロ事件の生き残りである少年BOYが、Lによりニアと名付けられる。設定や容姿などは原作とはかけ離れているため、名前以外は全くの別人であり、大変無口で大人しいが「数学の天才」というキャラ設定がなされている。小説版では、設定やストーリーが大幅に変更され、BOYが登場せず、「『Lを継ぐ者=NEXT』『Lに次ぐ者=NEAR』としての、ワイミーズ・ハウスの『N』」という、原作同様の設定で登場する。Lからの依頼で、ある暗号を解き、彼の最後の仕事に一役買った。
アンソニー・レスター(Anthony Rester)
声 - 相沢正輝
1968年(アニメ版では1971年1月6日生(41歳→42歳、特別編では45歳) 身長193cm 体重84kg 血液型 O型 好きなものは「俳句」嫌いなものは「裏切り者」
SPKの現場指揮官を務める屈強な男性で、行動力に欠けるニアの実質の右腕を務める。本名はアンソニー・カーター(Anthony Carter)
元は特殊部隊の隊長で、そこからスカウトされた経歴を持つ。[7]実直かつ落ち着いた性格で、ニアの冷静沈着な言動・困難な命令などに戸惑う場面も多々見受けられるが、その度に努力を惜しまず対処している。知力や推理力はニアに比べて劣るが、ニア以外のメンバーの中で唯一スパイの諜報から逃れる等、殉職者を含めたSPKの中でも際立って有能な上に、読唇術などの特殊技能も持つ等指揮官の名に恥じない能力の持ち主で、ニアから最も信頼されている。また大量の玩具の買物に行かされたり、1人で飛行機の搭乗手続きが出来ないニアのために日米間を往復するハメになったりと、行動力に乏しいニアの身の回りの世話もこなしている。
ハル・リドナー(Halle Lidner)
声 - 渡辺明乃
1980年(アニメでは、1983年2月18日生(29歳→30歳、特別編では33歳) 身長180cm 体重52kg 血液型 B型 好きなものは「風呂」嫌いなものは「
SPKのメンバー。元CIA諜報員。本名はハル・ブロック(Halle Bullook)
紅一点の女性捜査員。ヨツバ事件で彼女の知人がキラによる被害を受けており、仇を取る目的もあってSPK入りを志願した。キラ捜査の任務に忠実で仕事をそつなくこなすが、一方メロとも接触し情報を提供するなど、諜報員らしく立場に縛られず結果を追求する柔軟な思考を持つ。キラ捜査の一環として高田清美の護衛となり監視する。雑誌記事に取り上げられる程の美貌を誇る。
ステファン・ジェバンニ(Stephen Gevanni)
声 - 高橋広樹
1982年(アニメ版では1985年9月1日生(27歳→28歳、特別編では31歳) 身長182cm 体重61kg 血液型 A型 好きなものは「ボトルシップ」嫌いなものは「理不尽な上司」
SPKのメンバー。黒髪の年若そうな風貌の捜査員。本名はステファン・ラウド(Stephen Loud)
元々の所属先は不明だが、将来を嘱望された若手のエリートで、その能力を買われスカウトされた。[8]アメリカでは通信システムやレーダー等コンピュータ関連のオペレーションを担当していたようだが、日本に入ってからは聞き込みやXキラ・魅上の尾行を担当する。
ボトルシップという趣味からも分かる通り人並み外れた手先の器用さを持ち、魅上の尾行の際には鍵開けに加え、魅上がびっしり字で埋め尽くしたデスノートの完璧な複製さえ一晩でこなしてみせた、キラ事件解決の陰の功労者。
夜神月の死から3年後の世界が舞台である特別編では、登場しているものの、唯一ニアの前に姿を現しておらず、セリフもない。
エリクソン・ガードナー(Ellickson Guardner)
SPKのメンバー。メイスンと同じく恰幅の良い中年男性の容姿(ただしメイスンはスキンヘッド)をしている捜査官。本名はEllickson゠Tomas(エリクソン・トーマス)。
メロのマフィアが送り込んだスパイによる内部機密漏洩の煽りを受ける。
ジョン・マッケンロー(John Matckenraw)
声 - 小柳基
SPKのメンバー。FBI捜査官。本名はラリー・コナーズ
総一郎にノートを所持していると思い接触するが、逆に本名を月に調べられることになる。SPKの粛清の際に犠牲になったと思われる。
イル・ラット(Ill Ratt)
SPKのメンバー。CIA捜査官。本名はショーン・ダンリービー(Sean Danrevey)
実はメロが所属するマフィアが送り込んだスパイであり、デスノートの存在やSPKの情報をマフィアに流していた。
アニメ版では、メロのスパイという描写はなく、正式なSPKメンバーの一人として描かれている。
漫画版・アニメ版共にデスノートの力で自殺している。
アドルフ・タッカー(Adolf Tacker)
SPKのメンバー。リライト2でのみ登場。デスノートによって犠牲となった。
ジョン・スカイナー(John Skyner)
SPKのメンバー。アドルフ・タッカーと同様、リライト2で登場し、デスノートによる犠牲者となった。

メロと関係者

メロ(Mello)
声 - 佐々木望
1989年(アニメ版では1992年12月13日生(20歳→21歳) 身長171cm 体重52kg 血液型 A型 好きなもの「チョコ」嫌いなもの「自分より優れたもの」
本名はミハエル・ケール(Mihael Keehl)
第二部のメインキャラの一人。ワタリが建てた、Lの後継者を育てるイギリスのウィンチェスターにある孤児院ワイミーズハウスで育った少年。ニアと同じくLの後継者候補の一人で、No.2の位置にいた。ニアには劣るが優秀な頭脳と卓越した行動力を持つ。
活動的で大胆な性格。自分より優れた者(ニア)に対しては徹底して対抗心を見せる、負けず嫌いな人物である。目的達成の為なら犯罪行為も厭わず、時には感情的な行動を見せるが、ノートと人質との交換取引の際にはフェアなやり方で進めたり、仲間の犠牲を悔やむなど、良心的な一面も見られる。特徴として黒いエナメル素材の奇抜でスタイリッシュな服装をしている。板チョコを好んで、常にかじっている。行動力、思考、雰囲気など、ニアと比べて対照的な人物である。一人称は「俺」であるが、ワイミーズハウスにいた頃は「僕」で通していた。
L亡き後は、自らの意思でそれ以前から超えられない壁でありコンプレックスを抱いていたニアにLの後継者の座を譲り、ワイミーズハウスを去って行方をくらました。その後、「ニアよりも先にキラを捕まえ、一番になること」すなわち「自分の上に立つものを排除する」目的から、敵対組織のボスの首を持参という大胆な手段でロッド・ロス率いる米国マフィアの上位組織に入る。卓越した実力からロスに気に入られ、その手腕で組織を掌握。ファミリーを従え、世界を牛耳るマフィアの中心人物として暗躍する。キラによるマフィア壊滅後は同じワイミーズハウスの出身者であるマットを仲間に入れ、リドナーとコンタクトをとりながらキラを追い、キラを間接的に追い詰めていく。
ちなみに本作のノベライズである『ロサンゼルスBB連続殺人事件』の語り手は彼である。
高田清美を拉致したが、事前に月からメロの本名を聞いていた高田によって、長野県軽井沢町付近の教会にてノートの切れ端に名前を書かれ、2010年(アニメ版では2013年1月26日に死亡。遺体は自殺した高田と共に身元不明として発見された。彼の行動によって、魅上が動いた事でニア側が本物のデスノートの存在に気付き、月が魅上の独自の行動に気付かなかったため、ニアの勝利に結びつく事になる。最期のメロの行動については、13巻で「後戻りできなくなったメロは暴走し始める」と説明されている。
作者の小畑健は「死んでしまったのは、本当に残念でした」とコメントした。
実写映画版では登場しない。『バクマン。』の4コマではチョコレート繋がりでゲスト出演している。

マフィア

キラの裁きによって犯罪が激減した世界を牛耳る組織犯罪グループ。

アメリカ国内で活動しており、法の盲点を突いて証拠をほとんど残さずに数々の凶悪犯罪に手を染め、時には部下に罪を押し付けるというトカゲの尻尾切りを行っていることから警察でも迂闊に手が出せない。

また、メロが加わったことから利用されながらも多貴村警察庁長官や夜神粧裕の誘拐とそこから得たデスノートでSPKメンバーの大量殺戮などを引き起こし、更に発展してゆくことになる。

その後は月による海砂の死神の目を使った策略にて、ほとんどのメンバーの素性が割れたため、メロを除くメンバーはデスノートと日本捜査本部のアジト急襲によって全滅し、組織は崩壊した。

ディレクターズカット版では一切登場しない。

ロッド・ロス(Rodd Los)
声 - 相沢正輝
1968年(アニメ版では1971年4月13日生(41歳) 身長190cm 体重85kg 血液型 B型 好きなものは「テキーラ」嫌いなものは「サッカー
マフィアグループの首領(ドン)で、警察さえも迂闊に手が出せない存在。本名はドワイト・ゴードン(Dwhite Godon)
非常に大柄で威圧的な体格とスキンヘッドが特徴的な外見をしている。性格は冷酷・非情で、メロ同様に目的のためなら手段を選ばない。1年半前に大胆な手段で入り、組織の発展に大いに貢献してきたメロに絶対的な信頼を寄せる。小説版L change the worldでは7月23日22時30分(海砂の書き間違え)に刑務所内で心臓麻痺で死亡。
ジャック・ネイロン(Jack Neylon)
声 - 松山タカシ
1973年(アニメ版では1976年2月23日生(36歳) 身長168cm 体重50kg 血液型 AB型 好きなものは「赤毛のアン」嫌いなものは「メロ」
マフィアグループのメンバー。本名はカル・スナイダー(Kal Snyder)
麻薬及び武器密売容疑で4度の逮捕歴を持つ(但し、いずれも証拠不十分や保釈金により釈放された)。1987年にロスの率いるマフィアグループに入り、活動する。一時デスノートの所有権を偶然得ることとなった事から、メロとロスに脅され死神・シドウと死神の目の取引をするハメになり、寿命が縮まりながらも重用される事となる。月にデスノートで操られて、アジトの所在を知らせてしまう。
目の取引で視力が上がったにも関わらずなぜか眼鏡を着用。
ザック・イリウス(Zakk Irius)
マフィアグループのメンバー。
月の妹・粧裕誘拐の際に日本捜査本部にノート交換の取引きのため、総一郎に取引き場所へと誘導させる。取引が終了した後、用済みと見なされ飛行機の中で心臓麻痺で死亡。
グレン・ハンフリーズ(Gurren Hangfreeze)
ロッド・ロスの片腕に当たる人物。本名はラルフ・ベイ
組織の古株として活動してきた実績を持つ。月に顔と名前を知られる。
ラシュアル・ビッド(Rushuall Bid)
ロッド・ロスの片腕に当たる人物。本名はアル・ミーム
グレン同様、片腕としては優秀な人物。月に顔と名前を知られる。実は写真集『L File No.15』の書き下ろし漫画のエピソードにて、幼少のLに捕縛された経験がある。
ロイ
マフィアグループのメンバー。
キラによるメンバー全滅後にメロと同様生き残り、彼と共にデスノートを奪われまいと逃走を図るも、日本捜査本部の突入により阻止される。
スキア
声 - 近藤広務
マフィアグループのメンバー。
彼もまたキラによるメンバー全滅後にメロと同様生き残り、デスノートを奪われまいと抵抗するも、ロイ同様日本捜査本部の突入により阻止される。
ホセ
マフィアグループのメンバー。
デスノートにメロの名前を書こうとしている総一郎を背後からサブマシンガン(原作ではVz 61、アニメではUZI)を発砲して致命傷を負わせるが、日本捜査本部の相沢が隠し持っていた拳銃・ニューナンブM60で射殺される。
アンドリュー・ミラー(Andrew Millar)
マフィアグループのメンバー。
組織が保管していた薬物を横流しし、私腹を肥やしていたが、やがてそのことで粧裕とデスノートとの交換取引の際、ノートの効力を試すための実験台にされる。その際「使えない奴だったが初めて役に立った」といわれる。
Y462(名前不明)
マフィアグループのメンバー。
粧裕とデスノートとの交換取引を総一郎と行った人物。ノートによる効力を試し、本物だと判った後、粧裕の解放と引き換えにノートの強奪に成功するが、ロスによって過去に犯したミスと共に帳消しにすると称してヘリコプターごと爆破されてしまった。

マフィア壊滅後の協力者

マット(Matt)
声 - 西村朋紘
1990年(アニメ版では1993年2月1日生(19歳) 身長168cm 体重52kg 血液型 O型 好きなもの「テレビゲーム」 嫌いなもの「外出
メログループのメンバー。本名はマイル・ジーヴァス(Mail Jeevas)[9]
マフィア壊滅後、メロが独自のキラ捜査のために加えた新たな助勢者。特徴として常にゴーグルを着用しており、タバコを吸っている(ちなみに誕生日から計算すると、彼は未成年ながら飲酒・喫煙の習慣があったことになる)。素顔は不明だが、アニメ版の設定資料によれば端正な顔立ちである。[10]常にゲームをしているため外出を嫌い、世の中に関心がない。メロからはそれなりの信頼を置かれているが詳しいことは不明。彼とは離れて活動することが多く、主に模木と海砂の監視や尾行などを行っている。月の手で新たにキラの代弁者となった高田の拉致に加担するが、護衛していた高田のボティガードの追尾及び攻撃を受け、2010年(アニメ版では2013年1月26日に死亡。ディレクターズカット版の総集編では生き延びている。
作品中では語られていないが、ニア、メロに次ぐワイミーズハウスのNo.3。
メロ以外の主な登場人物は、彼の存在を一切知らない。

キラ崇拝者

過激派キラ信者
出目川に率いられ、大群でニューヨークマンハッタンにあるSPK本部のビルに攻め入る。
特に、キラ崇拝の域を超えて本来とは逆の考えを持って暴徒化した者や強制的に参加させられた者、単に暴動を楽しんでるだけの者たちばかりであり、その心理を利用したニアの作戦によって襲撃は失敗する。
ニューヨーク市警の警官隊(に扮したSPKの私兵)と衝突し、何人かは死亡又は逮捕されたと思われる。
影のキラ信者
原作最終話のみ登場する静かにキラを崇拝する集団。詳細もほとんど不明の集団である。「ラストに登場する少女がミサでは?」という説が一部囁かれたが作者自身により否定されている。アニメ版には登場しない。

マスコミ

2009年の夏からキラの裁きが更に勢いを増したことで、殆どのマスコミもキラを正当化する報道を行い、その影響を受けて世論もキラを支持する方向へ傾いていった。

各テレビ局もキラから世間に本意を告げる代弁者としてキラに選ばれる為に、政見放送を行う。

アメリカ政府

デイビッド・ホープ(David Hoope)
アメリカ合衆国大統領
2009年、デスノートを入手するためにニアを中心としたSPKの設立を承認した人物。日本捜査本部からノートを奪ったメロにSPKの情報を提供するよう脅迫される。その後、助けを求めたL(月)に利用され、特殊部隊でマフィア壊滅とノート奪還を試みるが失敗。そのため口封じにキラの手で操られ、拳銃自殺する。
アニメ版では未登場。小説版L change the worldではキラ抹殺のため関東に小型核ミサイルを撃ち込もうとするもLにデスノートで脅迫され、奪還は失敗。
ジョージ・サイラス(George Psyeruth)
声 - 田原アルノ
アメリカ合衆国副大統領
ホープ大統領の死により臨時大統領に就任。なお現実では、大統領が在任中に死亡した場合、副大統領が正式に大統領に昇格する(例: ハリー・S・トルーマンなど)。
指導者としての器は小さく、あっさりとキラに屈してSPKを解散させ、キラ(月)にSPKの機密情報をリークする。その臆病な姿勢からニアに「チキンどころかウジ虫以下」とこき下ろされる。
アニメ版ではデイビッド・ホープが登場しないため、大統領であるかのように描かれている。上記の小説版にも登場。

その他

多貴村管一(たきむら かんいち、Kanichi Takimura)
警察庁長官
メロのマフィアグループに誘拐され、拷問を受けて日本捜査本部に保管されてあるデスノートの存在を明かすも、口封じにキラの手で操られ、ネクタイで首吊り自殺をする。
イサク・ガザン(Isak Gathane)
中東を拠点に活動しているホープ米大統領直属の特殊部隊隊長。本名はジョー・モルトン
L(月)に協力した大統領の命令でメロからノート奪還のため、多くの部下たちと共にマフィアのアジト奇襲作戦に出るが、メロからデスノートを返したいがために彼に利用された死神・シドウの手でヘルメットを外され、顔を知られた上に部下もろともシドウのノートによって心臓麻痺で殺害される。
アニメ版では未登場。
ロジャー・ラヴィー(Roger Ruvie)
声 - 大竹宏
1939年(アニメ版では1942年4月29日生(65歳→71歳) 身長169cm、体重49kg。血液型A型 好きなものは「昆虫図鑑」嫌いなものは「子供」
キルシュ・ワイミーが建てたLの後継者を育てる孤児院ワイミーズハウス院長。
キルシュ・ワイミーと深い親交がある。Lの死をニアとメロの二人に伝える。原作最終回では、ワタリの後を継いで2代目として活躍している姿が描かれた。孤児院院長だが子供嫌い。『L change the world』では彼に若干似ている孤児院長がクライマックスに登場している。
カイル・ブロック
成田ロサンゼルス行き旅客機SE333便の機長
15年間パイロットを務めるベテラン。メロのマフィアグループに買収され、副機長を縛り付けた後、粧裕とデスノートの交換取引の際に成田国際空港管制塔からの指示を無視して取引場所へと誘導させる。その後、用済みと見なされてロサンゼルス空港に着陸後に心臓麻痺で死亡。

死神

当作品の死神とは、死神界からデスノートを用いて、人間界の人間の生命を専ら奪う。人間の本来の寿命からその分の生命を奪うことにより生きている存在。

リューク(Ryuk)
声 - 中村獅童(アニメ・実写映画)/ 福島潤(テレビドラマ)
演 - 吉田鋼太郎(舞台)
夜神月が拾ったデスノートの持ち主の死神。ノートの最初の所有者である月に憑き、何をする訳でもなく月の行動全てを傍観する事を楽しみとしている。
レム(Rem)
声 - 斉藤貴美子(アニメ)/ 池畑慎之介(実写映画) / 恒松あゆみ(テレビドラマ)
演 - 濱田めぐみ(舞台)
弥海砂にデスノートを与えた死神。
ジェラス(Jealous)
声 - 松山ケンイチ(アニメ)
レムが弥海砂に与えたノートの以前の持ち主。
シドウ(Shidoh)
声 - 矢尾一樹(アニメ)
最初に夜神月が拾ったノートの、本来の持ち主。リュークは遺失物として死神大王に預けられていた彼のノートを、自らのものと偽って受け取っていた。
ミードラ(Meadra)
キラ事件から3年後、殺す人間を観察する目的で、Cキラにデスノートを拾わせ、裁きをさせている死神。作中でリンゴではなくバナナを大量に食べていた。
死神大王(King of Death)
死神界の頂点に立つ死神。特別編においてそれらしい姿が描かれている。
アニメのDVD【13】ではフィギュア化されている。まるでスイカのような形と色。

読み切り版

鏡太郎(かがみ たろう)
いじめに遭っている気の弱い内気な中学1年生。たまたま拾ったデスノートに日記を書いてしまった事で、怪事件に巻き込まれていく。彼の容姿が魅上のモデルとなった。
三浦(みうら)
内気な中学1年生。鏡のクラスメイト。鏡と同じく不良たちにいじめに遭っていた。
山中N介(やまなか Nすけ)
ベテラン刑事。今回の事件と類似した過去の事件から真相をたどっていく。
高木K司(たかぎ Kじ)
刑事。山中の部下。
鈴木A太、田中B朗、中村C男、山崎D助、小川E次(すずき Aた、たなか Bろう、なかむら Cすけ、やまざき Dすけ、おがわ Eじ)
太郎と三浦を日常的にいじめていたらしい5人。A太、B朗が初めの被害者。C男、D助、E次が「DEATH」の意味を知った太郎に実験的に殺された。結局彼らは2度、死と蘇生を経験する事に。

アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

詳細はこちらを参照

実写映画版オリジナル

秋野詩織(あきの しおり)
演 - 香椎由宇
前編のみの登場。夜神月の幼なじみで、同い年の大学生。後に恋人となる。家族構成は不明で、母親の存在のみが確認できる。
検察官を目指しており、キラの裁きを悪と批判し、自らは犯罪は法律で裁くべきだと考えている。終盤で月により、デスノートに名前を行動と共に書かれ、美術館で南空ナオミに銃撃され、絶命。自分がキラではないという証拠を、月がLに見せ付ける為の犠牲にされる形になった。映画の宣伝ポスターでは海砂を睨み付けているが、本人同士は面識がない。(詩織だけはバスジャック時に海砂の存在を認知している。)
容姿や性格はかなり異なるが、金子修介監督は原作で恐田のバスジャック時に登場した月のガールフレンドのユリ(声 - 小清水亜美)を基にキャラクターを作ったと発言している。
挿入歌「真夏の夜のユメ」シングルCD初回限定版ジャッケット(夜神月とセット)と『DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE I』のポスターで小畑健書下ろしのイラストが描かれた。
佐伯警察庁長官
演 - 津川雅彦
警察庁長官
日本の捜査本部を開き、夜神総一郎を責任者に指名する。キラ崇拝に傾く世論とは裏腹に成果を挙げられず、捜査状況も黙秘する捜査本部に苛立ちを覚えていた。キラ事件の真相を総一郎から聞き、キラの死は非公表にすると決意した模様。メロに誘拐された多岐村長官と違い、月に殺されていない。
佐波(さなみ)
演 - 小松みゆき
キラ捜査本部のメンバーの中で、紅一点の刑事。松田と行動を共にする事が多いが、特別な感情はない。
弥海砂が第2のキラ容疑で監禁・尋問されたとき、彼女に同情していた。ミサを力で手錠するなど、刑事の実力はなかなかのものである。『L change the world』では余命が幾ばくも無いLに同情していた。
フルネームは不明。
松原(まつばら)
演 - 中原丈雄
前編のみの登場。ICPOなど海外の国際機関に駐在している刑事。夜神総一郎とは同期。Lのノートパソコンを携帯していたワタリを警視庁に案内してきた。
西山冴子(にしやま さえこ)
演 - 上原さくら
後編のみの登場。さくらTVのニュースキャスター。出目川とは愛人関係にあたる。高田清美ともライバル関係にある。高田によりデスノートに名前を書かれ、交通事故死。
吉野綾子(よしの あやこ)
演 - 前田愛
後編のみの登場。さくらTVの社員で、高田の隣のデスク。高田とは懇意で、西山の台頭に憤っていた。
日比沢有介(ひびさわ ゆうすけ)
演 - 渡来敏之
奈良県出身。31歳。連続強盗殺人犯。警察に追われ逃走中通行人の女性を人質にした直後に心臓麻痺で死亡した。
背多活矢(せた かつや)
ODA事業を隠れ蓑にし、臓器売買マフィアから賄賂を受け取った容疑を懸けられている政治家。自宅から出てきてマスコミの質問攻めを受けているところを心臓麻痺で死亡した。
丸雄武詩(まるお たけし)
殺人犯。裁判で無罪判決を受けたらしく、裁判所から出てきところを殺した被害者の遺族の非難を受けマスコミの質問攻めを受けて「審判は下ったんだよ」と反省の無い発言をした直後に心臓麻痺で死亡した。議員の息子。
井間泉弘道(いまいずみ ひろみち)
消費者金融に銃を持って立てこもった強盗犯。多額の借金があり借金に困って犯行に及んだ。月に名前を書かれ死亡。
松ノ家直紀(まつのいえ なおき)
月がハッキングした警視庁の犯罪者リストに登場。偽造パスポートをマフィアに販売していた。近所の住民の通報で逮捕されるも何故か不起訴処分となっている。
生年月日国籍不明。
太村要一(たむら よういち)
原作の「海砂の家族を殺した強盗」に相当する人物。繁華街の路上にて突然変死する(キラ事件との関連性が指摘されたことから、死因は心臓麻痺と思われる)。
坂城良太郎(さぎら たろう)
原作の「海砂を殺そうとしたストーカー」に相当する人物。海砂が出演している料理番組のAD。海砂と無理心中を図ろうとするも、ジェラスにノートに名前を描かれ、心臓麻痺で死亡する。
貸間山徹(かしまやま とおる)
原作の「Lに監視されている間に月が殺した犯罪者」に相当する人物。身内沢霞(みうちざわ かすみ)という少女を誘拐し殺害した犯人。取調べ中に心臓麻痺で死亡した。
那蚊山清彦(なかやま きよひこ)
少女惨殺事件の犯人。逃亡中だったが、殺した少女の弟の10歳の誕生日に渋谷区田代町で死亡した。キラ(月)の計らいなのかは不明。
青木琢磨(あおき たくま)
姉を殺された少年。10歳の誕生日に犯人が死に、テレビで「天国にいるお姉ちゃんがキラ様にお願いして誕生日プレゼントをくれたんだと思います」とコメントした。
夏恵(なつえ)
演 - 東海林愛美
粧裕の友人。さくらTV祭りに粧裕と一緒に行くが、第2のキラ騒動が起きた時に、粧裕に自分がキラ派であることを告白し失望された。
脇田真砂子(わきた まさこ)
クラブの同僚のホステスを殺害し逃亡中の犯人。高田に殺された。
志度原厳太(しどはら げんた)
原作の「火口(ヨツバキラ)に殺された白バイ隊員」に相当する人物。さくらテレビに向かう高田を交通違反で捕まえたが名前を書かれ心臓麻痺で死亡した。なお、この役を演じたスタントマンは『週刊オリラジ経済白書』で登場した。

『L change the WorLd』

詳細はこちらを参照。

特別編の人物

Cheapキラ
夜神月の死から3年たった後の新たなキラ。死神ミードラによってデスノートを与えられ、新たなるキラとして、高齢者や自ら死を希望したものを殺す。Cheapキラ(Cキラ)とはニアが「Cheap(安っぽい)」と言う意味でつけた蔑称。「(認めるわけではないが)曲がりなりにも世界を変えようとしたキラと、そのキラと命懸けで戦ったLにも失礼だ」と、ニアにクズ呼ばわりされている。ペンを持った手と目だけが描かれており、容姿、性別などは不明だが、部屋には大量のバナナの皮(ミードラがバナナを食べまくるため)が散らばり、アニメや特撮キャラのフィギュアらしきものが置かれていた。テレビに写った自ら死を懇願した青年2人を殺しているため間違いなく死神の目を持っていたと思われる。しかし、3代目Lであるニアの「人殺し」という言葉によって心を折られ、3日間真っ青になった後、奇声を上げ自らノートに名前を書き死亡。

テレビドラマ版オリジナル

日村章子
演 - 関めぐみ

出典

  1. ^ DEATH NOTE HOW TO READ 13 - 26頁
  2. ^ DVDのオーディオコメンタリーにて。
  3. ^ 彼のモデルは、読切版の主人公「鏡太郎」である。
  4. ^ 法律用語の「削除」に由来するとのこと。(13巻より)
  5. ^ 作中で詳しく生い立ちが描かれた唯一のキャラクター。
  6. ^ 原作漫画より
  7. ^ DEATHNOTE HOW TO READ 13 -68P
  8. ^ DEATHNOTE HOW TO READ 13 -68P
  9. ^ 『DEATHNOTE HOW TO READ 13』
  10. ^ アニメ公式解説本 DEATH NOTE/A -147P