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2015年7月21日 (火) 15:48時点における版

それが声優!
ジャンル コメディギャグ
声優あるあるネタ
漫画
原作・原案など あさのますみ
作画 畑健二郎
椎名高志(web92話のみ)
出版社 はじめまして。(同人サークル
その他の出版社
ローソンHMVエンタテイメント(発行)/ 一迅社(販売)
掲載誌 自主出版(同人誌発表)
livedoor Blog(web版。ブログ発表)
発表号 2011年12月(コミックマーケット81) -
アニメ
原作 はじめまして。
(あさのますみ・畑健二郎)
監督 博史池畠
シリーズ構成 横手美智子
キャラクターデザイン 佐々木政勝
音楽 橋本由香利
アニメーション制作 GONZO
製作 「イヤホンズ応援団」製作委員会
放送局 TOKYO MXMBSBSフジ
放送期間 2015年7月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

それが声優!』(それがせいゆう)は、あさのますみ(浅野真澄)が原作を務め、畑健二郎が作画を担当している、同人誌およびWebで公開の漫画作品[1]同人サークルはじめまして。』によって一次コンテンツ展開および副次創作コンテンツ作品の統括管理がなされている。2015年、GONZOによってテレビアニメ化された。これに合わせて同年、同アニメの製作委員会に参画したローソンHMVエンタテイメントによって商業出版されている。

作品概説

作者である「あさのますみ」が「声優・浅野真澄」として経験または聞いてきた出来事を、ギャグタッチにより再構成させたストーリーで描く、声優業界のあるあるネタを扱った職業ものコメディー。主役となるのは、それぞれにタイプの違う3人の新人声優たちで「彼女らが声優ユニット『イヤホンズ』として、互いに力を合わせ時に様々な理由で互いの反発なども引き起こしながらも、自分たちの声優活動を通して様々な困難に立ち向かっていく」という内容となっている。その意味では声優業界を舞台にしたビルドゥングス・ストーリーの側面も持つ。

また本作には、作内でネタにされた声優業界にまつわる出来事や作内の設定に関して、あさのますみ自らが解説したコラムコーナーも付随している。

なおweb版第92話のみ、椎名高志による作画となっており、同人誌で発行されたweb版の総集編にもそのまま収録された。これは内容がBLにまつわる下ネタめいたものであったため、畑の側から作画拒否されたネタを、あさのが惜しんで事の次第をツイッターに上げたところ、椎名が「自分が描きたい」と申し出て実現したものである[2][注 1][注 2]

また本作では、畑の漫画作品である『ハヤテのごとく!』がそのアニメ版も含めて「作品として存在する」世界観を採っている(以下各項目にて詳述)が、一方で同作に登場する人物や建物と見られるものも所々で登場している[注 3]。ただし、本作は上記の通り、あさのますみの原作に基づいている作品であるため、これに関して、従来の畑健二郎執筆による各作品の連結された世界観と同一のものであるのか、同世界観のパラレルワールドに仮託した世界観であるのか、それとも全く異なる世界観でありあくまでも読者サービスの一環として行われた共有設定なのか、その世界観の性質に関しては両作者よりのアナウンスが無いために明らかにされてはいない。[注 4]

制作経緯

畑の原作のテレビアニメハヤテのごとく!』で、浅野が朝風理沙役の声優を担当した事が双方が面識を持つきっかけであった。

浅野は声優業と並行しながら絵本ならびに児童文学の分野で作家「あさのますみ」としてデビュー・活動していたが、声優業で知り合った知人より同人という分野での活動を知り、その体験を聞くうちに自分でもやってみたいと考えるようになっていった[3]。また、あさの自身、声優業界を舞台にした作品を執筆してみたい腹案があったが、その内容については自身が声優業を行っているがゆえにリアリティの面からもアクチュアルな問題にも踏み込まざるを得ないと常々感じており、そのために当初より商用のメディアでは公表を行う事は難しいと考えていて[注 5]「どうせ業界を描くのだったら業界について一番身近に感じてくれる、小説や絵本を読まないファンの人たちのためにも、漫画作品で発表したい。そのためには作画をしてくれる相方が必要だ」というプランを描いていた。一方の畑は『ハヤテのごとく!』でのメディア経験から「各種会社を通さない作者側からの産地直送的なメディア展開は行えるのか実験してみたい」という思いを抱いており、そのためには「ある程度、自分自身で(特に利権関係の)制御が可能なコンテンツが必要だ」と感じていた[3]

こうした思いをそれぞれに抱いていた二人だったが、ついに思い余った浅野は自身のツイッター上で同人活動の相方を募集し、浅野の発言に畑が応じた[3]。こうして浅野と畑の思惑が一致し、本作制作のために作者二人の手によって同人サークルはじめまして。』が結成[3]2011年年末に開催されたコミックマーケット81で第1巻を頒布以後、コミケを中心に活動を続け、後にWebでの連載もスタートし、着実に活動を続けている[1]2014年年末に開催されたコミックマーケット87開催中にテレビアニメ化が発表された[1]

本作のメディア化について

コミックマーケット81の初出時よりサークル『はじめまして。』では本作について「アニメ化企画募集」を謳っており[3]その事もあって同人誌から直接テレビアニメ化された本作だが、作者の浅野はこうしたメディア化ついて「それ(アニメ化)以前にもドラマCD化の話があったが、テレビアニメ化にあたって声優陣が変更されることは避けたい思いからそのオファーは断った」と語っている[4][注 5]。また、畑曰くテレビアニメ化にあたっては、出版社の力を一切借りずに立ち上がったことを強調しているが、それは自身で「どのようにしてアニメが制作されるのか?というのを経験したかった思いが強かったから」[5]「(上記した自身の『実験』の目的上からも)最初からアニメ化が目標のひとつだった」[3]と語っている。

あらすじ

一ノ瀬双葉、萌咲いちご、小花鈴。3人はそれぞれに事情と夢を抱いて、業界に飛び込んできた新人女性声優。彼女らは偶然、共演する事になった事をきっかけとして交流が始まり、友情を深めていく。彼女らは、時に声優業界の厳しい現実を目の当たりにし、友情を壊しかけ、潰されそうになりながらも、互いを思いやり励まして少しずつではあるが成長を遂げて行く。そんな中、3人が出会うきっかけとなったアニメを担当した海原プロデューサーが、彼女らを呼び出して声優ユニット「イヤホンズ」を結成すると叫びだした。声優としては、ほとんど知名度の無い3人の新人たち。そんな彼女たちのユニット活動を待つのはいかなる結果か。そのあいだにも3人の日常を襲う種々の困難、悩みや迷い、戸惑い。それでも彼女たちは「それが声優!」を合言葉に前の見えないともすれば絶望的にもなる現実をムリヤリにでも突き進んでいく。

登場人物

イヤホンズ

一ノ瀬 双葉(いちのせ ふたば)
声 - 高橋李依
プロフィール - 8月25日生、身長160cm、体重50kg、血液型O型、秋田県出身、ひきわり納豆と読書を好みキノコを苦手とする。図書館司書資格所持者[6]青空プロダクション所属。
本作の主人公。新人声優で、デビューしたばかり。声優よりもアルバイトに割く時間の方が多く、また声優活動のためにバイトを休み、それを理由としていきなりバイトをクビにされて頻繁に泣く。声優活動とバイトと就職活動の三重苦に悩まされる事が多いため常に金欠に喘いでおり、携帯電話は敢えてガラケーを常用している。コロリちゃんやサッポロ(後述)など「かわいい」と言い、周囲とは感じるモノのセンスがどこかズレている。(些少だがキモカワ系を好む描写がある)
自己表現が下手(演技に関しては器用に何でもこなせるが、プロデューサーなど番組制作の上層部に対するアピールを苦手とする)で天然気質かつ壮絶なるネガティブ思考の持ち主。機転を利かす事も得意ではない。心がすぐに揺れて折れかける描写も多いが、芯はの如くしっかりしているため、大抵はギリギリで踏みとどまる。声優としていわゆる器用貧乏なタイプであるため「個性が出ない」と悩んでいる。同じ事務所の先輩にして双葉自身も出演しているアニメの主演である汐留ヒカリのラジオに出演した時に「いつもアタフタしている」という理由で「フタフタ」という愛称をつけられてしまい、しかもそれがラジオリスナーを中心に定着してしまった。
本作の劇中作『スパイラルカフェ』のCDドラマ版においてヒロインであるユマ役に抜擢され、初めてのメインキャストに心から喜んでいたが、同作のアニメ化の際に監督の意向から何も言われる事なく問答無用で鈴に役を奪われる羽目になる。これを原因として鈴との接し方が解らなくなり涙を流して苦しむ事になる。
実はアニメにもなった執事モノ漫画の大ファンで、特に同作アニメ版における執事の中の人に大きな憧れを抱いている。のちに、その執事の中の人が主演を務める別番組に番組レギュラー[注 6]で入る事になり飛び上がって喜んだ。
アニメ版では全体的に不器用なキャラとされている。原作での役に対する器用さや最終的には立ち直れる精神的な強さは、アニメ版では極端に弱められている。
コロリちゃん
声 - 一ノ瀬 双葉(高橋李依)
双葉の宝物のぬいぐるみであり、よき相談相手(?)。語尾に〜コロが入るのが口癖。実際には双葉がぬいぐるみを動かし声を充てている。
子供時代の双葉が一番好きだったアニメ作品、オリジナルテレビアニメ「息の根コロリちゃん」に登場するキャラ。アニメ版では作品を代表して案内を発信するスポークスキャラとして様々な場所で登場する。
萌咲 いちご(もえさき いちご)
声 - 長久友紀
プロフィール - 5月5日生、身長154cm、体重43kg、血液型A型、香川県出身。イチゴを好み、美味しくないうどんを嫌う。パソコンと料理が得意[7]ボイスエンタテイメント 所属
双葉とほぼ同時にデビューした新人声優。普段は製造業工場でアルバイトをしており、ラインのシフト調整で声優業との両立を図っている。「歌って踊れる」アイドル型声優になるのが夢。苺が大好きで部屋を苺グッズで埋め尽くし、自らプランター栽培でイチゴを育てている。一方で自身で「いちごキャラ」を作りすぎて身についてしまったため、その枠から出られない事が悩みとなっている[注 7]。ちなみに「萌咲 いちご」は芸名であり、やはり本名は別にあるが、本人的には最悪のアンタッチャブルのため作中でも公表はされていない。
少女時代は貧乏であったため、着たきりのオーバーオールないしはTシャツジャージ姿でいる事が多く、その事を同級生たちにいじめられながら過ごしてきた過去がある。現在の「いちご」としての生活はその反動でもある。父子家庭に育ち、優しい父に応援されて声優を目指しているが、その父が倒れた時には動揺する事もあり、自身の進路に対して悩みのタネでもある。
原作では特に動物やマスコットを担当する事が多く、仕事で「日本語をしゃべらない」事もしばしば。ボイスオーバーの仕事も行っている。
小花 鈴(こはな りん)
声 - 高野麻里佳
プロフィール - 3月17日生、身長145cm、体重34kg、血液型B型、東京都出身、書道を好み水泳を苦手とする。事務所のプロフィールでは誰とでも仲良くなれる事が特技であるとしている[8]劇団さくらんぼ 所属。白皇学院中等部[注 8]在籍。
現役中学生声優。ただし5歳の頃から子役として芸能界入りしており、芸歴は約10年。しかし子役時代の仕事は自身の中では黒歴史にしたいものも多い。劇団に入った当初は引っ込み思案で人見知りが激しい性格だった。自身の家は個人経営の和菓子屋。実家暮らしのため、他の2人と比べて経済観念は薄い。子役時代から流されるままに仕事をしていたため、自身の特徴が見いだせず、ド天然の双葉や、イチゴが好きすぎてキャラ化しているいちごと自らを比して「普通すぎる」と劣等感を感じる事もある。が、その一方で「普通の中学生」を演じる事を求められると、自身が子どもの頃から劇団に入り仕事をしてきた過去に気付いて「普通の中学生はそんな事していない!」と愕然となり「普通でない自分に悩む」という、とんでもないジレンマを抱えてしまう。
子役時代からの人脈があり性格が素直であるために、プロデューサーや監督などの上層部から引き立てられやすく、主役やレギュラーの仕事が多い。イヤホンズでもセンターを任されている。
本作の劇中作『スパイラルカフェ』のテレビアニメ版においてアニメ版の監督の意向でヒロインであるユマ役に抜擢されるが、何も聞かされないうちに決められてしまった上に、資料として渡されたCDドラマの中に自身が演じる予定の役の演者として双葉の名を見つけてしまい、彼女への義理から苦しむ羽目に陥る。

イヤホンズの家族

双葉の弟
上京などせず、夢を諦め見ることなどせず、親と同居し地元で日常を頑張って、きちんとした会社に就職して毎日残業している、しっかり者の立派な弟。双葉が帰省した時に「親も齢だし楽をさせてやりたい」「社会人としてキャリアを重ねたい」「両親なんか自分たちの年齢の頃にはきちんと結婚してた」と双葉の精神的な部分をゴリゴリ削ぎ落とし心をグサグサ刺しまくる言葉を連発した。(本人にしてみれば無自覚な世間話上の軽口であり、意図的にも双葉や父に良かれという純粋な善意で言っている)
双葉のお父さん
双葉の選択に対して(本当はいろいろ言いたいはずだが)何も言わず、ただ娘の今後を案じて「東京でも体に気をつけろよ」と労りの言葉をかける父。10年以上、同じジャンパーのみを着続け、その背中も双葉の記憶よりも、とても小さく弱々しくなっている。最近は日々に飲む薬の量も増えたらしい。それでも双葉には何も言わずに大丈夫だからと寂しそうに笑う人物。
いちごのお父さん
声 - 伊藤健太郎
苦しい生活の中、男手ひとつでいちごを育ててきた立派な父。少女時代、娘にフリルのひとつも買ってあげられなかった(その意味を解ってあげられなかった)事を悔やみつつ、優しくいちごの行く末を見守り応援する。時にいちごを応援するため自身に何らかの苦しみを背負い続け、無理がたたり倒れる事もある。
鈴のお母さん
声 - 佐藤聡美
引っ込み思案な鈴の将来を案じて(家が商売をしているため、家業を継がせるにしても商売が立ち行かなくなる)その矯正のために児童劇団に彼女を放り込んだ。基本的にそれ以外では鈴の意思を尊重してくれる優しい母親。

青空プロダクション

一ノ瀬 双葉
一ノ瀬 双葉を参照。
汐留 ヒカリ(しおどめ ひかり)
声 - 生天目仁美
プロフィール - 10月27日生、身長165cm、体重48kg[注 9]北海道出身[9]
芸歴14年を誇る青空プロの大御所声優。十代のデビュー当初より「ヒカりゅん」の愛称で親しまれているが、可愛すぎる愛称と自身の実年齢とのギャップに悩むアラサー。地上波ラジオで自身の冠番組である『ヒカリ☆電波局』を持つ。アニメでは「仏戦隊ボサツオン」の主人公エスタ役を担当しており、同じ事務所の双葉を始めとする「イヤホンズ」を静かに見守る。彼女らが道に躓いた時には先達として優しく厳しく導いていく。双葉に対しては事務所が同じであるためにカラミは多く、からかったり茶化したり励ましたり[注 10]とオチャメな言動も多い。
とあるテーマパークのマスコットキャラクター「マッフィー」の声も担当している。が、そのためにイヤホンズがこのパークに遊びに行った際には、ついついキャラクターたちに畏まってしまって全く心が休まらなかった。
小鳥遊 翼(たかなし つばさ)
プロフィール - 7月17日生、身長174cm、体重60kg、神奈川県横浜市出身[10]
男性声優。小鳥遊 翼は芸名で本名は別にある。スタイル抜群で中性的な見た目を持つ。BLの仕事に携わる事が多く、本人にそのシュミは無いにもかかわらず、その業界の言い回しが日常でダダ漏れる。昔は中二病だったと告白し、現在では克服していると称するが、実の所、時代がかった言い回しや大仰な仕草などが無意識に身について無自覚に多用しているため、双葉の見立てでは完治はまだまだほど遠い。『ラ○ライブ』が大好きで、声優としての収入以上の金を人生破滅レベルで同アニメのイベントや物販につぎ込んでいるフシがある。双葉の同期で同じ養成所出身。
集(あつまり)さん
声 - 小清水亜美
青空プロダクションに所属するマネージャー。いくつもの制作会社およびタレントの仕事を統括して担当している超凄腕の敏腕マネージャー。双葉たち声優部門と、それ以外の芸能人の仕事を担当するタレント部門を掛け持ちしている。[注 11]
紺野 あおい(こんの あおい)
声 - 古木のぞみ
プロフィール - 2月14日生、身長148cm、体重38kg、群馬県出身[11]
青空プロダクションに所属する新人マネージャー。日々アクティブに活動するショートカットの女性。勤務態度は真面目で実直だが、杓子定規に過ぎるところもあり、融通が利かない。実は実家住みの長距離通勤者で出社には2時間かけ、多忙な際には社に泊まり込む事も多々ある。真面目ゆえに表情が硬く不器用なところがあり、その部分にコンプレックスを感じているトコロもある。仕事を取るために、担当しているあちこちの制作会社やスタジオに出向く[注 12]事も多く、日々壮絶なスタミナ消費を行っている。そのため勢い大喰らいになり、自社の先輩やタレントに焼き肉などを奢られる際には、その前に牛丼をふるまわれてしまっている(前もって腹を満たさせておかないと、際限なく食べてしまうため)。

劇団さくらんぼ

小花 鈴
小花 鈴を参照。
サヨちゃん
声 - 佐倉綾音
プロフィール - 4月3日生、身長148cm、体重40kg、東京都出身[12]。白皇学院中等部[注 8]在籍。
鈴の幼馴染にしてクラスメートで新聞部に所属。劇団入団時(4歳)からの親友でもある。友達として鈴の事を誇らしく思い応援もしている。常に瞳の中がハートになっている。鈴が絡むと熱意ゆえに天然が目立つが、実は案外としっかり者で鈴に対しては、実はむしろ「自分が応援して守ってあげないと」という保護者的な意識が強い。劇団員だが親がレッスン料を支払い暇な時に趣味状態で演劇をしているだけで、鈴と違って劇団を通した役者としての仕事はしておらず、自身はいたって「普通の中学生」である。鈴とともに学校近くの喫茶店である「喫茶どんぐり」の常連。
劇団さくらんぼマネージャー
声 - 神田朱未
鈴に仕事を回してくれる女性マネージャーさん。ヒロCのファン。

ボイスエンタテイメント

萌咲 いちご
萌咲 いちごを参照。
ボイスエンタテイメントマネージャー
声 - 上田燿司

作品の制作企画者たち

海原さん
声 - 三宅健太
「仏戦隊ボサツオン」のプロデューサー。後に双葉・鈴・いちごの3人に目をつけて彼女らにユニット「イヤホンズ」を組ませる。ちなみにプロデューサーのはずなのにセンスは少々ビミョーである。
ディレクター
声 - 千葉進歩
「仏戦隊ボサツオン」のディレクター
音響監督
声 - 竹本英史
「仏戦隊ボサツオン」の音響監督。

実在の声優

全て本人名義で登場し、声も本人が担当している。

原作同人誌版に登場する声優

堀江由衣(ゆりえほい)
同人誌版『EX』『汗とライブとほっちゃんと』web4コマ『堀江さんの不思議なカバン』などに登場。本作の客演最多ゲスト。
メディアに出る時と普段のアフレコ時のオンオフが激しい事からオン時の堀江由衣(ほっちゃん)に対して、オフ時は密かにゆりえほいほいちゃん)と呼ばれる。『EX』における、いちごとの共演をきっかけにイヤホンズと仲良くなり、以降、彼女らに大きな影響を与えていく一人となる。
白石涼子
同人誌版『双葉とハ○テくん』ゲスト。
双葉が大ファンである声優さん。双葉あこがれの「執事の中の人」その人。双葉の番レギュ担当番組の主演者。それが縁で双葉の喉が弱い事に気付き、彼女に医者を紹介する。
たかはし智秋
web4コマおよび同人誌『web4コマまとめました-2』描き下ろしパートゲスト。
イヤホンズのラジオにゲストで呼ばれ、独自路線を突っ走るその生き様を晒し、いちごを開眼させる。
神谷浩史
同人誌版『鈴ちゃんと神谷さん』ゲスト。
鈴ちゃんが出演したアニメで、彼女の兄役を務める。「普通ができない」と悩む鈴に、世間話的に自身の体験を話す。
アニメ版には第2話に登場しており、同作の設定上では双葉と同じ青空プロダクションに所属する先輩声優となっている。
劉セイラ
web4コマゲスト。中国から声優になるためにやって来た、愛すべきヲタ娘。双葉と共演し世間話をする程度に仲良くなる。

アニメ版客演者

野沢雅子
アニメのみ登場。第1話ではナレーションも兼任。
浅野真澄
言わずと知れた作者のアバター。アニメのみ登場。
田村ゆかり
アニメのみ登場。

おもな劇中劇

声優業界を扱う作品である事から、様々な劇中劇が登場する。

仏戦士ボサツオン

エスタ
声 - 汐留ヒカリ(生天目仁美)
「仏戦士ボサツオン」の主人公。
レイジ
声 - 土田玲央
「仏戦士ボサツオン」の主人公。
カイト
声 - 野沢雅子(野沢雅子)
「仏戦士ボサツオン」の登場人物。ボサツオンのメインパイロット。
オペレーター
声 - 小花 鈴(高野麻里佳)
「仏戦士ボサツオン」の登場人物。パイロットたちに戦況分析情報や機体状況を伝達する。
ピポー
声 - 一ノ瀬 双葉(高橋李依・『それが声優!』アニメ版)
「仏戦士ボサツオン」の登場人物。エスタに拾われて共に旅をするマスコットロボット。人語は話さず、言葉は「ピポー」とだけ発する。
『それが声優!』アニメ版の双葉にとっては、この役が自身初の「名付き」の役であり、同時に初のレギュラー、という事になっている(原作では異なる)。
女生徒
声 - 萌咲いちご(長久友紀・『それが声優!』アニメ版)/ 一ノ瀬 双葉(『それが声優!』原作版)
「仏戦士ボサツオン」の登場人物。食堂で昼食を注文する女生徒。
『それが声優!』原作漫画では双葉が演じており、役名が「女生徒D」となっている。一方『それが声優!』アニメ版ではいちごが演じており役名が「女生徒A」となっている。

探偵喫茶スパイラルカフェ

ユマ
声 - 小花 鈴(高野麻里佳・作内テレビアニメ)/ 一ノ瀬 双葉(高橋李依・作内CDドラマ)
推理漫画『探偵喫茶スパイラルカフェ』のヒロイン。喫茶店のウェイトレスで制服としてメイド服を着ている。
『それが声優!』原作漫画版の双葉にとっては、この役が自身初の「名付き」の役であり、それゆえに、とても思い入れは深かった。(キャラクターストラップを携帯電話につけて常備するほど)が、前述の通り「探偵喫茶スパイラルカフェ」がアニメ化する際にキャスト変更が行われ、同作のアニメ版では鈴が演じる事となる。

クロネコ・オブ・エターニャ

最新シリーズ作で、いちごが抜擢されたコンピュータRPGゲーム。歴代シリーズ作の主人公役を堀江由衣が務める。

主人公
声 - 堀江由衣
本作ヒロイン。とんがり耳の少女で、自世界イデアニスを救うために仲間たちと共に奔走する。ラスボス戦でサッポロの犠牲を目の当たりにして覚醒し、ついにラスボスを倒してイデアニスを解放する。
サッポロ
声 - 萌咲いちご(長久友紀)
本作マスコット。主人公と共に旅をする昆虫。外観はウイルスの模式図のような形。いちご的にはビミョーな感想を抱くデザインだが双葉は目を輝かせて「とてもかわいい!」と絶賛した。ポロとしか言わないが人語は理解している。ゲームのトゥルールートにおいて、ラスボスを相手に主人公を守るため「ポロ…ポロロ…(あり…がとう…)」と彼女への感謝と共に自爆する。
そのストーリー上における役割から、登場シーンがそのままネタバレなコメント禁則事項となってしまうキャラクターであるため、ゲームの販促イベントに引っ張り出されたいちごは、相当に苦慮する事になり、挙句の果てに堀江由衣から「でもサッポロ(つまりいちご)はポロしか言わないものね」と、助け舟を出される事になった。(そして自らの未熟に打ちひしがれた)
いちごは、この役をきっかけとして人外(動物系やマスコット系のキャラ)キャラの仕事が多く入るようになったため、一時期、全ての仕事で「日本語をしゃべってない」事態に陥り、愕然とすることになる。
ラスボス
ゲームのラストに出てきて主人公を苦しめ、サッポロを自爆させる。が犠牲も空しくノーダメージであり、むしろサッポロの犠牲を嘲け笑った。だが、この事が主人公の逆鱗に触れ、彼女を覚醒させてしまう。

息の根コロリちゃん

6歳の双葉が大好きだったオリジナルテレビアニメ作品。日曜朝の子ども向け作品でありながら、アクチュアルな問題にも必要以上に踏み込み、ブラックユーモアを多用したため、親たちから社会問題化するレベルの非難を受ける事となり、あえなく2クールで打ち切りとなった作品。ちなみに打ち切りで制作されなかった部分で物語の真のテーマが語られており、残存資料から「そこが放映されれば歴史に残る感動作になったであろう」と一部で言われている。作内では親たちから非難を受けた上に商業的な不振もあり、基本的には憶えている人が少ないマニアックな作品と語られている[注 13]

命ヨワル
声 - 田中真弓[注 14]
心優しいが、体が弱く、すぐにヘタばる男の子。強くなりたいと願っているが、体がついていってくれない。コロリちゃんの引き起こす騒動に巻き込まれて、すぐに死んでは生き返る。
コロリちゃん
声 - とりつばめ[注 14]
なぜかヨワルが、幼い頃から持っていた女の子向けのぬいぐるみ。ヨワルが「強くなりたい!」と願ったとたん、なぜか突然動き出し、彼を鍛えようとする。が、残念な事にいつもやりすぎて、ヨワルくんを死の向こう側、時に三途の川の果てまで追い詰めてしまう。
ヨワルくんの姉[注 15]
ヨワルくんの双子のお姉ちゃん。物語開始時点で故人。コロリちゃんの本来の持ち主。残存資料から打ち切りで放映できなかったストーリーでコロリちゃんの正体である事が明かされるはずだった。

テレビアニメ

2015年7月より放送中。2015年1月14日にはアニメ公式サイトがオープンし、2015年夏に放送されることが発表された[13]ニコニコ生放送では本編の後に約15分のドキュメント番組『それがイヤホンズ!』が放送される。

プロ野球選手の落合博満の長男で、浅野と同じ青二プロダクションに在籍する落合福嗣のアニメ声優デビュー作となることが話題になった[14]

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「それが声優!」
作詞 - あさのますみ / 作曲 - 佐々倉有吾 / 編曲 - 横山克 / 歌 - イヤホンズ(高野麻里佳高橋李依長久友紀
エンディングテーマ「あなたのお耳にプラグイン!」
作詞・作曲・編曲 - エンドウ. / 歌 - イヤホンズ(高野麻里佳、高橋李依、長久友紀)
エンディングテーマはラジオ番組的な構成になっており、途中でトークコーナーとリクエストソングが挿入される。
話数 トークコーナー リクエストソング
曲名 作詞 作曲 編曲 出典
第1話 今週のふつおた 残酷な天使のテーゼ 及川眠子 佐藤英敏 大森俊之 高橋洋子 新世紀エヴァンゲリオン
第2話 フリートーク 人として軸がぶれている 大槻ケンヂ NARASAKI 大槻ケンヂと絶望少女達 さよなら絶望先生
第3話 フリートーク Endless Story 松井五郎 太田雅友 田村ゆかり C3 -シーキューブ-

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 それがイヤホンズ!
第1話 アフレコ 横手美智子 博史池畠 佐々木政勝 #1「初アフレコ」
第2話 オーディション 博史池畠 川久保圭史 清丸悟 #2「ユニット方向性会議」
第3話 WEBラジオ 兵頭一歩 八谷賢一 海堂ひろゆき

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[15]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [16] 備考
2015年7月7日 - 火曜 23:00 - 23:30 TOKYO MX 東京都
2015年7月8日 - 水曜 3:00 - 3:30(火曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 アニメ特区』第2部
2015年7月10日 - 金曜 0:25 - 0:55(木曜深夜) BSフジ 日本全域 製作委員会参加
日本国内 インターネット配信 / 放送期間および放送時間
配信期間 更新時間 配信サイト 備考
2015年7月8日 - 水曜 12:00 更新 dアニメストア 製作委員会参加
2015年7月10日 - 金曜 22:00 - 22:45 ニコニコ生放送 本編の後にイヤホンズ密着ドキュメント「それがイヤホンズ!」を放送
金曜 22:30 更新 ニコニコチャンネル 第1話無料、第2話以降1週間無料
2015年7月22日 - 水曜 12:00 更新 バンダイチャンネル

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD初回版 DVD通常版
1 2015年9月30日予定 第1話 - 第2話 KIXA-90584
(アフレコキット版)
KIXA-90577
KIBA-2237

声優スクールコラボ

声優スクールとのコラボレーション企画として、企画参加校で校内オーディションを実施し、合格者が本作に出演する[17]

  • 第1話 - 日本工学院専門学校より、須藤里奈(本人役)[18]。2015年3月21日、AnimeJapan内日本工学院ブース・第2次オーディションで決定。
  • 第2話 - 大阪エンタテインメントデザイン専門学校より、冨木舞(本人役)[19]。2015年4月18日 校内公開開催・第2次最終オーディションで決定。
  • 第3話 - 専門学校東京アナウンス学院より、本間貴絵[20]。2015年4月24日 第2次最終オーディションで決定。
  • 第4話 - 大阪エンタテイメントデザイン専門学校より、納谷健[21]
  • 第5話 - 専門学校東京アナウンス学院より、羽賀有里。
  • 第6話 - 専門学校日本マンガ芸術学院より、中島彩[22]。2015年5月24日、公開開催・第2次最終オーディションで決定。
  • 第7話 - 日本工学院専門学校より、小林磨唯[23]。2015年5月31日、第2次最終オーディションで決定。
  • 第8話 - 専門学校日本マンガ芸術学院より、成島浩[24]。2015年5月24日、公開開催・第2次最終オーディションで決定。
  • 第9話 - 専門学校東京ビジュアルアーツより、奈良勇治[25]。2015年6月21日、第2次最終オーディションで決定。
  • 第10話 - 東放学園映画専門学校より、相澤かおる[26]。2015年5月29日、第2次最終オーディションで決定。
  • 第11話 - 専門学校東京ビジュアルアーツより、田口未久[25]。2015年6月21日、第2次最終オーディションで決定。
  • 第12話 - 専門学校札幌マンガ・アニメ学院より、河田理奈[27]。2015年7月5日 第2次最終オーディションで決定。
  • 第13話 - 代々木アニメーション学院より、山田綾音[28]

書籍

本編 同人誌版

巻数 書名[注 16] 発刊日 発刊イベント 備考
1 Ver 1.00 / Ver 1.20 2011年12月31日 コミックマーケット81 2012年12月31日に実質上の増版となるVer 1.20に差替
2 Ver 2.00 2012年8月12日 コミックマーケット82
3 EX01 2012年12月31日 コミックマーケット83
4 EX02 2013年8月11日 コミックマーケット84
5 双葉とハ○テくん 2013年12月30日 コミックマーケット85
6 鈴ちゃんと神谷さん 2014年8月17日 コミックマーケット86
7 2014 WINTER 汗とライブとほっちゃんと 2014年12月30日 コミックマーケット87

本編 総集編(同人誌)

上記本編同人誌をまとめて再編集したもの

巻数 書名[注 16] 発刊日 発刊イベント 収録内容
1 総集編 第1巻 2014年8月17日 コミックマーケット86 Ver 1.20
Ver 2.00
EX01
2 総集編 第2巻 2014年12月30日 コミックマーケット87 EX02
双葉とハ○テくん
鈴ちゃんと神谷さん

WEB版 総集編(同人誌)

サークル『はじめまして。』がlivedoor blog上で運営・連載している「それが声優!WEB」をまとめたもの。

巻数 書名[注 16] 発刊日 発刊イベント 備考
1 WEB四コマまとめました - 01 2014年4月29日 COMIC1☆8 001話から050話までを収録。
2 WEB四コマまとめました - 02 2015年3月23日 コミケットスペシャル6 051話から100話までを収録。
web版92話(椎名高志作画回)収録

公式ムック(同人誌)

それが声優! アニメ化記念入門書
2015年6月18日に『はじめまして。』より発刊。一部のアニメショップを通じた委託販売書。
『それが声優!』Ver 1.20 および Ver 2.00 を再録。

一般単行本

ローソンHMVエンタテイメント発行、一迅社発売。ローソンなど発行発売両社と提携している一部販売店では専用ブックカバーなどの特典がついている。

巻数
[注 16][注 17]
ISBN 発売日 収録内容 備考
1 ISBN 978-4-7580-6540-5 2015年7月8日
(7月20日 初版発行)
Ver 1.20
Ver 2.00
WEB4コマまとめました-01
本書では、同人誌版において『WEB4コマまとめました-01』に収録されていたWEB029話から033話・038話から040話・047話は、2巻の『WEB4コマまとめました-02』に持ち越し。
同人誌版『WEB4コマまとめました』両巻に収録されていた同人誌即売会宣伝用の4コマは本書においては未収録。
アニメ化企画に関する描き下ろしマンガあり。
2 ISBN 978-4-7580-6541-2 EX1
EX2
WEB4コマまとめました-02
本書の『WEB4コマまとめました-02』は、同人誌版の同名誌収録作全てと同人誌版『WEBまとめました-01』に収録されていたが、一般単行本では収録を見送られていた前述各話を収録。
web版92話のページに「作画:椎名高志」の注釈あり。
前巻同様、同人誌版『WEB4コマまとめました』両巻に収録されていた同人誌即売会宣伝用の4コマは本書においては未収録。
アニメ化企画に関する描き下ろしマンガあり。
3 ISBN 978-4-7580-6542-9 双葉とハ○テくん
鈴ちゃんと神谷さん
汗とライブとほっちゃんと
アニメ化企画に関する描き下ろしマンガあり。

脚注

注釈

  1. ^ 浅野真澄は椎名高志作品である『絶対可憐チルドレン』(絶チル)のアニメ版でレギュラーキャラである柏木朧役として出演しており、同作作中劇の『魔法メイド少女 ぜったい!!チルチル』においてライバル魔法少女であるイターシャちゃんのキャラ原案を行い、同作のチルチルとイターシャちゃん、両方の声も担当している。
  2. ^ 畑に関して言うならば、椎名は同じ掲載誌に連載を構える大先輩に当たる上、憧れの作家の一人でもあり、双方共に様々な縁のある人物として知られている。そのため総集編同人誌のweb版第92話が掲載されたページの次ページにはブレイクとして、いちごが絶チルのコスプレをしながら「(有)椎名百貨店から絶チルまで、全巻持ってるわ!」と叫んで歓迎の意を示す、ひとコマ漫画が用意されている。
  3. ^ 例えば『Vol 1.20』ではハヤテマリアに後姿が良く似た人たちが登場したり、『鈴ちゃんと神谷さん』では鈴とサヨが行きつけとしている喫茶店が「喫茶どんぐり」だったり、鈴とサヨが通っている学校も『ハヤテのごとく!』に登場する白皇学院の中等部(二人とも同校の制服を着ている)だったり、双葉が所属する青空プロダクションの統括マネージャーが集さんだったりしている。ただ、その一方で双葉が(利権の関係から、ある程度ボカされてはいるが)『ハヤテのごとく!』のファンだったり、本作に白石涼子が登場していたり、その白石が本作の世界観においても実際にハヤテ役の声優である事が双葉の口から語られていたりもする。
  4. ^ これらの設定共有は、畑が自身の作画上の様々な都合や自作の芸風としての「お遊び」として行ったものであり、それをあさのが追認した形式になっている事を、同人誌発刊時の折本やペーパーなど(商用単行本のカバー下表紙にも記載されているもの)で明らかにしている。そのため現時点では『それは声優!』は「いわゆる『ハヤテのごとく!』と同一の世界観の元にある作品」ではなく「畑が読者サービスとしての設定共有を行っているだけ」と受け取るのが正しくはある。
  5. ^ a b 例として浅野自身『アニメ化記念入門書』の中で「CDドラマからアニメになる上でのキャスト変更が声優にとってどういうものなのか、という事も作品を立ち上げた当初から作内で書くつもりだった」という旨の事を語っており、実際に同人誌版の第2巻『Ver 2.00』で、このテーマを扱っている。内容はある意味ではメディア作品の制作体制や意識に対する問題提起のようにも受け取れるものとなっているため、作者の危惧もやむないものと言える。
  6. ^ 業界用語で、レギュラーとしてキャストに入るが固定された役をあえて持つ事なく、毎回の収録において独立台詞のあるモブやゲストキャラを担当するキャストの事。「番レギュ」と略される。
  7. ^ いちごの実際を知っている親戚たちからは「こ○ん星だって爆発したのに」と揶揄される事がある。
  8. ^ a b 本来、鈴とサヨの通う学校は通常の公立学校として設定されていたが、畑が自身の執筆のスピードの都合上から「(自作である『ハヤテのごとく!』で)描き慣れた白皇学院の制服の方がやりやすい」という理由で、設定を作画側で変更させたものを原作側が追認したものである。(商用版単行本1巻、カバー裏・表紙1での表記より)
  9. ^ プロフィール上では「秘密」と書かれて未公開
  10. ^ 双葉自身がネガティブ思考の持ち主であるため、そこから脱却させて事態を深刻に考えさせないための、彼女なりの優しさではある。
  11. ^ 『ハヤテのごとく!』にも、同名かつ同キャラクターデザインであり同声優が演じている登場人物が、同作の登場人物であるアイドル「水蓮寺ルカ」を担当するマネージャーとして登場しているが、本作の世界観に関しては既記の通りであり、また本作のマネージャー業務に関しても後記の通りであるため、これが同一人物であるかに関しては作者よりのアナウンスが無い限り断定しえない。
  12. ^ 本作の芸能マネージャーはタレント(声優)個人にはつかずに、取引先である「制作会社」について担当する事で仕事を取っており、取ってきた仕事の調整をするのはマネージャー個人ではなくプロダクションの事務員との協議で行う仕事だとされている。つまり「同じ声優の仕事でも取引先(制作会社)によって担当しているマネージャーは異なっている」とされている。
  13. ^ コラムコーナーでの解説に基づく。
  14. ^ a b WEB037話の表記による。あくまで作内(フィクション)上の配役である
  15. ^ WEB037話ではツヨミお姉ちゃん(声 - とりつばめ)というキャラがコロリちゃんと二役かつ同場面出演で登場している。ただしこのキャラがヨワルくんの姉であるのかについては言及がない
  16. ^ a b c d メインタイトルは『それが声優!』で共通であるため、サブタイトル(商用単行本は巻数)のみを記す
  17. ^ 数字はフキダシを模した丸数字

出典

  1. ^ a b c 声優あるある漫画『それが声優!』TVアニメ化決定。原作者・あさのますみ×作画・畑健二郎、最速対談(1ページ) エキサイトレビュー 2014年12月30日、同31日閲覧。
  2. ^ それが声優!web092話『椎名センセイそれガチすぎる』より
  3. ^ a b c d e f 『それが声優! アニメ化記念入門書』より。2015年6月18日『はじめまして。』より発行
  4. ^ 声優あるある漫画『それが声優!』TVアニメ化決定。原作者・あさのますみ×作画・畑健二郎、最速対談(2ページ) エキサイトレビュー 2014年12月30日、同31日閲覧。
  5. ^ 声優あるある漫画『それが声優!』TVアニメ化決定。原作者・あさのますみ×作画・畑健二郎、最速対談(3ページ) エキサイトレビュー 2014年12月30日、同31日閲覧。
  6. ^ 『Ver 1.20』p.09 より
  7. ^ 『Ver 1.20』p.17 より
  8. ^ 『Ver 1.20』p.20 より
  9. ^ 『Ver 2.00』p.14 より
  10. ^ 『鈴ちゃんと神谷さん』p.16 より
  11. ^ 『双葉とハ○テくん』p.12 より
  12. ^ 「鈴ちゃんと神谷さん」p.10 より
  13. ^ 畑健二郎作画の声優同人マンガ「それが声優!」TVアニメ化、制作はGONZO、コミックナタリー、2015年1月14日
  14. ^ 父・博満もエール!落合福嗣、「それが声優!」で地上波アニメ初出演”. コミックナタリー (2015年6月16日). 2015年6月19日閲覧。
  15. ^ 放送情報”. TVアニメ「それが声優!」公式サイト. 2015年5月25日閲覧。
  16. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  17. ^ 声優スクールコラボレーション|TVアニメ「それが声優!」公式サイト”. 2015年7月8日閲覧。
  18. ^ TVアニメ『それが声優!』第1話の出演学生は「須藤里奈」さんに決定!(蒲田校)日本工学院クリエイターズカレッジ 2015年3月23日
  19. ^ 「それが声優!」オーディション 結果発表!大阪エンタテインメントデザイン専門学校 2015年4月20日
  20. ^ アニメ『それが声優!』出演オーディションが開催されました!東京アナウンス学院 2015年4月28日
  21. ^ 「それが声優!」オーディションで2人目の合格者!大阪エンタテインメントデザイン専門学校 2015年5月14日
  22. ^ TVアニメ「それ声!」 出演オーディション。合格者決定!日本マンガ芸術学院 2015年5月25日
  23. ^ TVアニメ『それが声優!』第7話の出演学生は「小林 磨唯(こばやし まい)」さんに決定!(蒲田校)日本工学院クリエイターズカレッジ 2015年6月9日
  24. ^ TVアニメ「それ声!」 出演オーディション。合格者決定! 日本マンガ芸術学院 2015年6月8日
  25. ^ a b 7月7日より放送スタート TVアニメ『それが声優!』 在校生2名が第9話、11話に出演決定!TVA NEWS 2015年7月2日
  26. ^ アニメ『それが声優!』第10話出演オーディションが開催されました東京アナウンス学院 2015年6月1日
  27. ^ 大注目のアニメーション『それが声優!』オーディション!出演者決定!!専門学校札幌マンガ・アニメ学院北海道安達学園 2015年7月5日
  28. ^ 『それが声優!』特設ページ佐々木アニメーション学院 2015年7月16日

外部リンク