「コスモポリス ギャリバン」の版間の差分
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[[1985年]]発売。縦画面、[[サイドビュー]]の4方向スクロールアクションシューティングゲームである。開発途中で完成できなかった物を[[藤原茂樹 (ゲームクリエイター)|藤原茂樹]]が引き継いで開発したためにゲームステージが短く中途半端感が残るゲームとなった<ref>シューティングゲームサイドvol. |
[[1985年]]発売。縦画面、[[サイドビュー]]の4方向スクロールアクションシューティングゲームである。開発途中で完成できなかった物を[[藤原茂樹 (ゲームクリエイター)|藤原茂樹]]が引き継いで開発したためにゲームステージが短く中途半端感が残るゲームとなった<ref>シューティングゲームサイドvol.10 - [[マイクロマガジン社]] 2014年9月26日発行 (84ページ)</ref>。[[2015年]][[4月9日]]より[[PlayStation 4]]の[[アーケードアーカイブス]]にて配信開始。 |
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=== ストーリー === |
=== ストーリー === |
2015年7月18日 (土) 16:54時点における版
ジャンル |
アクションゲーム [AC] アクションRPG [FC] |
---|---|
対応機種 |
アーケード [AC] ファミリーコンピュータ [FC] PlayStation 4アーケードアーカイブス [PS4] |
開発元 | 日本物産 |
発売元 |
[AC][FC] 日本物産 [PS4] ハムスター |
ディレクター |
[AC]藤原茂樹 [FC]川本裕昭 |
デザイナー | [AC]藤原茂樹 |
プログラマー |
[AC]T.TSUCHIE [FC]HIROMU YAMAMOTO |
音楽 |
[AC][FC]吉田健志 [FC]YOSHINORI MITTA [FC]HIROSHI KITABATA |
美術 |
[AC]K.NAKAGAWA [FC]SHINJI KUBOTA [FC]安田由紀 [FC]MOTOKO OJIRI |
人数 | 1人 |
メディア | [AC] 業務用基板 |
稼働時期 |
[AC] 1985年12月 [FC] 1988年6月3日 [PS4] 2015年4月9日 |
『コスモポリス ギャリバン』(Cosmo Police Galivan)とは、1980年代に日本物産(ニチブツ)から発売されたコンピュータゲームである。『宇宙刑事ギャバン』や『宇宙刑事シャリバン』などの宇宙刑事シリーズのオマージュで、キャッチコピーは「PLAYERが変身!新しいゲームヒーロー誕生」。
1985年発売のアーケード版と1988年発売のファミリーコンピュータ版があるが両者の内容は異なり、アーケード版はアクションシューティング、ファミリーコンピュータ版はアクションRPGとなっている。また、1993年にはスーパーファミコン用の『コスモポリス ギャリバンII』が発売された。こちらはベルトスクロールアクションゲームとなっている。
アーケード版
1985年発売。縦画面、サイドビューの4方向スクロールアクションシューティングゲームである。開発途中で完成できなかった物を藤原茂樹が引き継いで開発したためにゲームステージが短く中途半端感が残るゲームとなった[1]。2015年4月9日よりPlayStation 4のアーケードアーカイブスにて配信開始。
ストーリー
宇宙犯罪組織「アクー」を壊滅させるため敵の基地に到着した宇宙戦士ギャリバンは、首領ゴースを倒すべく敵中へ突入する。
ゲームシステム
主人公ギャリバンを操作して敵を倒しながら基地内を進み、ボス「ゴース」の場所までたどりついて倒せばステージクリアとなる。強制スクロールではなく自由な方向に進むことができ、どちらに進めばいいかは、矢印のマークでヒントが示される。基地内は水中や異次元空間風の場所があったりと変化が激しいが、いずれも背景の演出でありシステム上は違いはない。上下方向には階段状の場所を使って移動する。
操作はレバー+2ボタンで、レバーで移動、しゃがみ、ジャンプを行い、ボタンはそれぞれパンチ、キックを繰り出す。ライフ制で、攻撃を受けるとPOWERゲージが減って行き、ゼロになると1ミスとなる。道中で「パワークリスタル」を拾うことで回復・パワーアップする。
全2ステージで、クリア後はステージ1に戻りループするようになっている。
変身
生身の時にパワークリスタルを取ると瞬時にコンバットスーツが装着され、同時にPOWERが全快する。変身後は防御力がアップし、また後述のように強力な攻撃を行うことができる。ダメージを受けて50%までPOWERが低下すると変身は解除されてしまう。
攻撃方法
- パンチ・キック
- 生身の時はこれしか使えない。
- バスター銃
- 変身するとパンチのかわりに撃てるようになる光線銃。威力はパンチ・キックと大差ないが、遠距離からの攻撃が可能。斜め上に発射することもできる。
- レーザーブレード剣
- 変身後にさらに青いパワークリスタルを取ると8秒間だけ使用できる大技。眼前に構えた剣から幅広のビームを発射する。敵を貫通し、また大抵の敵を一撃で倒せる。
- コズミッククラッシュ
- 変身後にさらに赤いパワークリスタルを取ると8秒間だけ使用できる大技。パンチ型の弾を縦に3段並べて発射する。性質はレーザーブレード剣と同様。
スタッフ
ファミリーコンピュータ版
1988年発売。サイドビューのアクションRPGで、自動セーブ機能付き。ゲーム内容はアーケード版とまったく異なるが、音楽についてはアーケード版と同じ曲が用いられている。2015年3月10日よりプロジェクトEGGにて配信開始。
ストーリー(ファミコン)
暗黒組織「マドー」と戦う宇宙連邦警察だったが、首領マディウスの前に多くの戦士を失ってしまった。起死回生をかけ、最後のサイボーグ戦士・ギャリバンが敵基地に送り込まれる。
ゲームシステム(ファミコン)
主人公ギャリバンを操作して敵基地内を探索し、最終的に首領マディウスを倒すのが目的。全6エリア構成で、エリアボスへの道を切り開く方法を探したり、ボスを倒せる武器を探したりといった謎解きを行いながら、敵を倒してギャリバンを成長させていく。移動は4方向スクロールと画面切替えが併用される。
敵を倒して経験値がたまるとギャリバンのレベルが上がり、最大HPと最大CP(クリスタルパワー。ウェポンやアイテムを使う際に必要)が上昇する。
変身(ファミコン)
敵を倒すと出現するPマークをとるとGPゲージが上がっていき、最大までたまると瞬時にスーツが装着される。変身すると敵から受けるダメージが半分になる。攻撃面での変化はない。変身中に攻撃を受けるとGPが減っていき、ゼロになると変身は解除されてしまう。
ブレード
本作におけるギャリバンの主武器。横に斬りつける攻撃と、真上に突き上げる攻撃ができる。CPは消費しない。ビームブレード、メタルブレード、ファイアーブレード、レーザーブレード、サンダーブレード、ハイパーブレード、コスモブレードの7種類が登場する。
各ブレードにはギャリバンのレベルとは独立した経験値が存在し、使い込むとC→B→Aの3段階で威力が上がっていく。
エリアボスにはそのエリアで新たに手に入れたブレードしか通用しない。このため、ブレードの探索と強化も大きな目的となる。
ウェポン
各種の飛び道具で、特定の地形を破壊するのにも使う。CPを消費して使用する。
- ハイパーレイ
- 前方へ直進する弾を発射。
- コスモブーメラン
- 一定距離進むと戻ってくる。
- カプセルボンバー
- 地面に落ちると爆発する爆弾。
- スパークボール
- 直進した後に炸裂する。
- プリズムウェイヴ
- 大きく蛇行しながら飛ぶ貫通弾。
アイテム
特殊効果を発揮する装備で、CPを消費して使用する。
- クリスタル
- 特定の場所で使うと隠されていた通路などが出現する。「スター」「ムーン」「アース」「コスモ」の4種類がある。
- ブレードパワー
- 通常では消せない強力な敵弾をブレードで叩き消せるようになる。
- バリアーシールド
- ダメージを受け続けるバリアー地帯にいてもHPが減らなくなる。
- ライフカプセル
- CP消費と引き替えにHPを回復する。
- オートプロテクト
- GPゲージが一気に最大になり、さらに攻撃を受けてもGPが減らず変身解除されなくなる。
- ジェットブーツ
- 一定時間、空を飛べる。
スタッフ
- PLAN : 川本裕昭
- PROGRAM : HIROMU YAMAMOTO
- DESIGN : SHINJI KUBOTA、安田由紀、MOTOKO OJIRI
- SOUND : 吉田健志、YOSHINORI MITTA、HIROSHI KITABATA
コスモポリス ギャリバンII
ジャンル | ベルトスクロールアクションゲーム |
---|---|
対応機種 | スーパーファミコン |
発売元 | 日本物産 |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1993年6月11日 |
1993年発売。スーパーファミコン用のベルトスクロールアクションゲーム。前2作のどちらとも別ジャンルのゲームであり、ストーリーにもつながりはない。BGMは同じ曲が用いられている。2011年8月30日より、『コスモポリス ギャリバン』名義でプロジェクトEGGにて配信開始。
ストーリー(ギャリバンII)
宇宙シンジケート「マーガ」の侵攻に対し、宇宙警察連邦[2]は3人のサイボーグ戦士を送り込むことを決定した。リーダーのギャリバン、女宇宙刑事クィーンビー、バトルクリーチャーのメタルホークからなるチームは、人々から期待を込めて「The Allow of Justice」と呼ばれた。目標は首領・魔人グロゥブス。3人は小型特殊潜航艇で個別に潜入、マーガに支配された惑星を突き進んでいく。
ゲームシステム(ギャリバンII)
ベルトスクロールアクションゲームで、3人のキャラクターから1人を選び、敵を格闘で倒しながら進んでいく。技には対戦型格闘ゲームのように「ガード」「上段・下段の概念」「距離による変化」がある。また、特殊なコマンドで出せる各キャラクター固有の必殺技が、それぞれ2つづつ設定されている。周囲の敵を吹き飛ばすような、緊急回避用のシステムはない。
全5ステージで、1ステージは3エリアから構成されており、3番目のエリアではボスとの対決になる。ステージをクリアすると能力を強化するためのボーナスポイントが得られ、キャラクターをパワーアップすることができる。強化できるパラメータはHP、攻撃力、防御力、ジャンプ力、スピードの5種類で、どこに割り振るかはプレイヤーが決められる。
また本編とは別に、一対一で戦う対戦型格闘ゲームの「BATTLE」モードがある。プレイヤー同士の対戦も可能。ここでは「The Allow of Justice」の3人の他、敵キャラクターの一部も使う事ができる。
キャラクター
- ギャリバン
- 「The Allow of Justice」のリーダー。拳技主体の「大宇宙冥王拳(だいうちゅうめいおうけん)」で戦う。本作では最初からコズミックスーツを着用しており、変身シーンはオープニングデモにしかない。必殺技はブレードで叩き斬る「セイバースラッシュ」と、左右にワイドビームを放つ「メガブレイク」。初期パラメータは攻撃力と防御力が高い。
- クィーンビー
- 女宇宙刑事。軽装のバイオネットスーツを着用しており身が軽く、蹴り技主体の「神鳳凰拳(しんほうおうけん)」で戦う。必殺技は巨大な気弾を放つ「咆哮炎虎(ほうこうえんこ)」と、画面外までジャンプして弾を撃ち降ろす「力破砕弾(グラビトンボム)」。初期パラメータはスピードとジャンプ力が高い。
- メタルホーク
- 流動金属のボディに脳のみを移植した特殊なサイボーグ戦士。「コズミックアーツ」の使い手で、技に連動して身体を様々な武器に変化させて戦う。必殺技は腕を斧に変えて打ち込む「バイオトマホーク」と、ガトリング砲に変身して掃射する「ジェノサイドキャノン」。初期パラメータはジャンプ力と攻撃力が高い。
スタッフ
- PROGRAMMER : KEN1 TANUMA、JUN1 WATANABE
- GRAPHICS : MITSUO KUMANO、HIROSHI MIZUNO、KAZU MATSUMOTO、KATO B TAKAAKI、YUJI AJINO、TOMIKO KUDOU
- COMPOSER : 吉田健志
- COVER DESIGN : WASAMI KOBAYASHI、TOMOKO YSHIDA
- SP : YOSHI YOSHI、NAKA-CHAN、YAMA-KAWA、OGY THE ODD
- PR : SGT,H,MIUMIU