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=== 13 - 24話 === |
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年は明け、迎えた新年。年の瀬に渡辺、メーカープロデューサーの'''葛城'''が映像化権の獲得に動いていた、『第三飛行少女隊』(略称:三女)を武蔵野アニメーションが手がけることが決まっていた。落合、矢野の離脱を受けあおいは異例 |
年は明け、迎えた新年。年の瀬に渡辺、メーカープロデューサーの'''葛城'''が映像化権の獲得に動いていた、『第三飛行少女隊』(略称:三女)を武蔵野アニメーションが手がけることが決まっていた。落合、矢野の離脱を受けあおいは異例ながら『三女』の制作デスクに抜擢される。出版社サイドからの要請で秋クール(10月)からの放映となり、初期段階より切迫したスケジュールの中、あおいは引き続き監督を担当する'''木下'''と共に二人三脚で制作に取り組むことになる。 |
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制作デスクは基本的にほぼ全ての業務に関わるポジションであり、監督のコンテから作画・動画検査・撮影・3DCGといった制作スケジュール全ての管理、また監督と共に新たな制作スタッフを集めることまで担当する。日々大量の業務に忙殺されながらもそれぞれのポジションから『三女』に関わる元・アニメーション同好会の同期達や春に新規採用された新人スタッフ達と共に制作に邁進していく。 |
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しかしそれぞれの将来を見据えている同期・先輩たちの姿を見ていくうちに、あおいは自分が何をしたいのか迷い始めていた。原作サイドとの軋轢、下請け会社の制作遅延など再び次々発生するトラブルに立ち向かいながら、同時にあおいは自分の行くべき場所を探していく。 |
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==登場人物== |
==登場人物== |
2015年4月28日 (火) 18:42時点における版
SHIROBAKO | |
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ジャンル | アニメ業界群像劇[1] |
アニメ | |
原作 | 武蔵野アニメーション |
監督 | 水島努 |
シリーズ構成 | 横手美智子 |
キャラクターデザイン | ぽんかん⑧(原案) 関口可奈味 |
音楽 | 浜口史郎 |
アニメーション制作 | P.A.WORKS |
製作 | 「SHIROBAKO」製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2014年10月 - 2015年3月 |
話数 | 24話 |
漫画:SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜 | |
原作・原案など | 武蔵野アニメーション(原作) 杉原研二(脚本) |
作画 | ミズタマ |
出版社 | KADOKAWA アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 月刊コミック電撃大王 |
レーベル | 電撃コミックスNEXT |
発表号 | 2014年11月号 - |
発表期間 | 2014年9月27日 - |
巻数 | 既刊1巻 |
小説:SHIROBAKO イントロダクション | |
著者 | 伊藤美智子、田中創 TAMA、吉成郁子 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | ジャンプ ジェイ ブックス |
発売日 | 2015年1月27日 |
巻数 | 全1巻 |
インターネットラジオ:SHIROBAKOラジオBOX | |
配信期間 | 2014年10月13日 - |
配信サイト | 音泉、BEWE |
配信日 | 毎週月曜日 |
配信形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 木村珠莉、佳村はるか、千菅春香、 髙野麻美、大和田仁美 (5人の中から週替わり) |
提供 | 「SHIROBAKO」製作委員会 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
『SHIROBAKO』(シロバコ)は、P.A.WORKSによる日本のテレビアニメ作品。2014年10月より2015年3月までTOKYO MXほかで深夜アニメとして放送された。全24話。
概要
2011年に放映された『花咲くいろは』に続く「働く女の子シリーズ」第2弾[2]。
キャッチコピーは「アニメーション業界の今が、ここにある。」[3]。
題名の『SHIROBAKO』は、制作会社が納品する白い箱に入ったビデオテープ[注 1]を指す映像業界の用語である「白箱」に由来する。白箱は作品が完成した時に関係者が最初に手にすることができる成果物であり、本作は白箱の完成を目指して日々奮闘するアニメ業界の日常を、5人の夢追う若い女性を中心に描いた群像劇である[4][5]。
本作は2014年8月のコミックマーケット86にてプロモーション映像が初公開され、2014年10月より各放送局とネット配信にて放映が開始された[6]。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
1 - 12話
上山高校アニメーション同好会の宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりの五人は、いつかもう一度、共に商業アニメーションを作ろうと「ドーナツの誓い」を立てた。
その二年半後、アニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職したあおいは、同社七年ぶりとなる元請け作品『えくそだすっ!』に制作進行として携わることとなり、忙しい日々を過ごしていた。しかし、慣れてきた仕事に慢心するあおいを嘲笑うかのように、次々トラブルが発生する。足りない原画、過労で倒れるスタッフ、こだわりから仕事を増やす監督、社内で対立する2D班と3D班、上がってこない絵コンテ、抜けていくスタッフ。それらのトラブルと向き合いながら、あおいは多くの仲間、先輩に助けられながら、様々な人と出会い、成長していくのだった。
かつて高校の同好会で一緒に作品を作った仲間達もまた、悩みや挫折を抱え、向き合いながら過ごしていた。アニメーターの絵麻は原画マンとしての壁に苦悩し、声優を目指すしずかは役に手が届かず涙を飲む。3Dクリエイターを目指す美沙は現在の自分の居場所の先に理想を見出すことが出来ず、脚本家を目指すみどりは夢に向かって進み続けるあおいたちの姿に焦りを感じ始めていた。彼女達も、各々が先輩や仲間に支えられることで活路を見出し、「あの日の約束」という目標を目指して日々を歩んでいた。
そして、武蔵野アニメーションの『えくそだすっ!』の制作は、最終話という佳境を迎えることとなる。作品は完成を間近にして、絵コンテを実現できないかもしれないという瀬戸際にきていた。納期が刻一刻と迫る中、社内の別ラインで外注の仕事をこなしていたベテランアニメーター・杉江の活躍により、無事予定していた形での原画の作業が完成し、仕上げのスタッフに仕事は引き継がれていった。
クリスマスの日、『えくそだすっ!』の白箱は完成する。無事に納品も終わり、打ち上げの席にクリスマスプレゼントとしてラインプロデューサーの渡辺から届いたものは、最終話の白箱。スタッフ一同で最終話を鑑賞し、その一年を締めくくった。
13 - 24話
年は明け、迎えた新年。年の瀬に渡辺、メーカープロデューサーの葛城が映像化権の獲得に動いていた、『第三飛行少女隊』(略称:三女)を武蔵野アニメーションが手がけることが決まっていた。落合、矢野の離脱を受けあおいは異例ながら『三女』の制作デスクに抜擢される。出版社サイドからの要請で秋クール(10月)からの放映となり、初期段階より切迫したスケジュールの中、あおいは引き続き監督を担当する木下と共に二人三脚で制作に取り組むことになる。
制作デスクは基本的にほぼ全ての業務に関わるポジションであり、監督のコンテから作画・動画検査・撮影・3DCGといった制作スケジュール全ての管理、また監督と共に新たな制作スタッフを集めることまで担当する。日々大量の業務に忙殺されながらもそれぞれのポジションから『三女』に関わる元・アニメーション同好会の同期達や春に新規採用された新人スタッフ達と共に制作に邁進していく。 しかしそれぞれの将来を見据えている同期・先輩たちの姿を見ていくうちに、あおいは自分が何をしたいのか迷い始めていた。原作サイドとの軋轢、下請け会社の制作遅延など再び次々発生するトラブルに立ち向かいながら、同時にあおいは自分の行くべき場所を探していく。
登場人物
人数が多いことと、アニメならではの専門職も多数登場するため、第6話まで最初の登場時に毎回、役職と名前がテロップで表示されるようになっていた。以降、特記がない限り、出典は公式サイトのキャラクター紹介による[7]。一部、名前や容姿、経歴等が実在の人物に似ているキャラクターも存在するが、関係性については公式に明示はされていない。
主要人物(元・上山高校アニメーション同好会)
- 山形県[注 2]にある、県立上山高校(かみのやまこうこう)のアニメーション同好会元メンバー。同好会の発起人は宮森あおい。在学時には、文化祭で『神仏混淆 七福陣』を完成させ、上映している。再び同じメンバーで、アニメーション作品を作ることを目指している。
- 宮森 あおい(みやもり あおい)
- 声 - 木村珠莉
- 本作の主人公。武蔵野アニメーションに所属。1993年生まれ。高校時代の愛称は「おいちゃん」「おいちゃん先輩」、職場では「みゃーもり」。ドーナツが大好物。運転技術はかなり高く、鼻歌混じりにドリフト走行も難なくこなしている。再放送されていた『山はりねずみアンデスチャッキー』が好きで、この作品をきっかけにアニメーション制作を意識するようになる。
- あおいの髪の色について、キャラクターデザイン原案であるぽんかん⑧は、「まだまだ半人前感を出したくて、髪がどちらにも染まっていないプリンちゃんにしました。」と、そのデザインの意図に言及している[8]。
- サインは「宮」を丸で囲ったもの。
- 入社1年目の新人で肩書きは制作進行。『えくそだすっ!』が入社後初めて関わる作品である。『第三飛行少女隊』制作時には、他のスタッフの離脱などの状況から、社内上層部で協議の上制作デスクに抜擢された。
- 安原 絵麻(やすはら えま)
- 声 - 佳村はるか
- 武蔵野アニメーション所属のアニメーター。キャリア1年半で原画担当へ昇格した。あおいと同じ学年。日常芝居を得意とするなにわアニメーションの堀内に憧れている。作業の遅さや、画風の確立、他の作画技法などの台頭による将来性等に悩みながらも、描いたことの無かった題材に挑戦し、意欲的に仕事に対し取り組んでいる。
- 真面目さ、几帳面さの見える仕事ぶりを、作画監督である瀬川には買われている反面、その先の工程である動画の作業を意識した原画にはなっておらず、「悪くはないが、良くもない」という評価を受けている。その内向的で真面目な性格ゆえの思い込みから一人で黙々と試行錯誤していたが、杉江に言われた助言によってスランプに陥り、杉江から差し向けられた井口の助言などにより立ち直る。
- 坂木 しずか(さかき しずか)
- 声 - 千菅春香
- 新人声優。愛称は「ずかちゃん」。あおいと同じ学年。赤鬼プロダクションに所属するが、まだ声優業だけで生活できるほどの収入は得られておらず、居酒屋「松亭」でアルバイトをしながらオーディションに挑戦している。バラエティー番組のボイスオーバーなどの仕事はしたことがあるものの、アニメーションの仕事をしたことは無かったが、ガヤの仕事が来るなど、徐々に目的にむかって進んでいる。『第三飛行少女隊』のオーディションを受け、関係者からある程度の評価は受け、監督の木下と原作者の野亀の話し合いによって生まれたキャラクターであるキャサリンの妹・ルーシー役を獲得するに至った。
- 藤堂 美沙(とうどう みさ)
- 声 - 髙野麻美
- 3Dクリエイター。3DCGの専門学校を経て、CG制作会社スーパーメディア・クリエイションズに入社、スタジオカナブンへ翌年移籍。愛称は「みーちゃん」。あおいの1学年後輩。あおいと映画館で出会ったことを切っ掛けに、上山高校アニメーション同好会に入ることとなった。アニメーションを作成する仕事を志していたが、絵麻の描いた絵を見て彼女のほうが上手だと感じ、アニメーターではなく将来性を感じた3DCGの世界を目指すようになる。3Dの世界でも、最終的には絵を描くセンスが必要であることは実感しつつも、試行錯誤を繰り返している。スーパーメディア・クリエイションズ在籍時、自動車のホイールのモデリングを任されており、上司である土橋からも成長を認められている。しかし、予定されている仕事やその先に見える制作の対象が自動車のみという状況と、自分が作りたいと思うもののギャップに思い悩み、退職した。年明けに、あおいを通じて紹介されたスタジオカナブンに移籍し、武蔵野アニメーションから受注した『第三飛行少女隊』の制作に関わっている。
- 今井 みどり(いまい みどり)
- 声 - 大和田仁美
- 脚本家志望の大学生。愛称は「りーちゃん」。あおいの2学年後輩。あおいと同じ建物で上階の301号室に住んでいる。時間にはルーズな傾向があり、本人曰く「ギリギリ体質」。語尾に「っす」とつけたり、「ドスト祭り」などの独特の表現が特徴的。好奇心が旺盛で、資料を纏める能力に長けている。アニメーションを作る理由について「自分には物語が必要だから」と語っている。
- 脚本家になるにはどうしたらいいかわからないと語る反面、創作の糧にと多くの作品に触れる努力はしている描写が見られる。あおいのディーゼル車についての調べ物を手伝いメールで提出した資料は監督などの手に渡り、社内で便宜上「ディーゼルさん」の呼称が付けられる様なインパクトを残している。『第三飛行少女隊』制作時、作品に必要な資料をうまく纏められず苦心しているあおいに手伝いを申し出て、「戦闘機について」という曖昧な範囲で資料の作成を個人的に請け負ったレポートから、白羽の矢が立てられアルバイトの形で制作設定として、正式に『第三飛行少女隊』のスタッフに抜擢されている。
- 社内での呼び名は「ディーゼル」。舞茸に弟子にしてもらうことは断られているものの、定期的にシナリオライターとしての課題を出してもらっている。
武蔵野アニメーション
- 丸川 正人
- 声 - 高木渉、小林裕介(回想)
- 社長。丸刈り頭に眼鏡をかけ、前歯が無い初老の男性。アニメーションに関わる前は演劇に携わっており、アニメーション制作では、『BUMIN』や『アマゾン白べこ』などの作品に、設定制作などとして関わっていた。現在は現場に直接関わっていない。趣味が料理で、スタッフや関係者にさまざまな料理を差し入れている。
- 興津 由佳
- 声 - 中原麻衣
- 黒髪、ショートカットで左目に髪がかかった容姿の総務。残業はしない主義。社内の事務や管理を一手に引き受ける、クールビューティー。過去に制作進行を担当した経験を持っており、現場の状況によってはそれを活かして助け舟を出すこともある。
- 宙を飛ぶタップを物差しで弾き飛ばす反射神経の持ち主。愛車である赤いアルファロメオ・ジュリエッタ[注 3]を駆って制作として出張し「音速の貴婦人」と呼ばれる。
- 高梨 太郎
- 声 - 吉野裕行
- 金髪にモヒカンといった風貌の制作進行。あおいのほぼ同期だが、一ヶ月ほど高梨のほうが早く入社している。愛称は「タロー」
- 根拠の無い自信を持ち若干責任感を欠くことから、無自覚に周囲に迷惑をかけるタイプだが、その短所は周囲からの評価は気にせず自分のペースを常に保てるメンタルの強さにも繋がっている。デスクにはフィギュアを並べ、声優に関心を示すなどミーハーなところがある。「しゃっす!」「しゃーっす!」などの挨拶を多用し、ネットスラングなど砕けた口調を相手によらず用いる。
- 将来の目標は監督、プロデューサーなど。理由は「頭を下げたくないから」[注 4]本作監督の水島努がモチーフになっている[9]。
- 『えくそだすっ!』制作時は進捗管理の不備により周囲のスタッフに負荷を掛けたり、指示伝達の不備からセクション間を対立させる事態も発生させるなど、トラブルメーカーとしての側面が強かったが、『第三飛行少女隊』制作時には制作進行頭を任され、新入社員の安藤、佐藤に対して指導を行う姿が描かれている。平岡のことをバディ(相棒)と一方的に決め付けて親しく話しかけるなど、平岡と積極的にコミュニケーションをとるよう努めている。
- 矢野 エリカ
- 声 - 山岡ゆり
- 金髪でツインテールの制作進行。あおい、太郎の先輩であり、時として後輩に仕事のアドバイス、手助けなどをしている。歯に衣着せぬタイプで、上司が相手でも物怖じせずに主張する。父子家庭で、栃木県宇都宮市に実家がある。アニメーションを作る理由について「面白いから」を理由に挙げ、業界には世間的にはずれた人が多く居るが、基本的に善人が多いと認識している。サークル活動もしている様子で、同人誌即売会に参加している。専門学校時代、平岡・磯川と同期であった。
- 『えくそだすっ!』制作途中、入院していた父親の病状が悪化しており、看病に専念するために休暇の形で戦線を一時離脱。一度戻ってきているものの、改めて休職している。父の病状が安定したことから、『第三飛行少女隊』第5話から制作進行として復帰。グロス制作を請け負っているタイタニックにヘルプとして入り制作の体制を立て直す一方、降板した演出の代わりに池谷を説得し、制作中にも度々逃亡を計る池谷をコントロールしていた。
- 落合 達也
- 声 - 松岡禎丞
- 『えくそだすっ!』制作進行。黙々と仕事をこなすタイプで口数は少ないが、仕事ぶりから周囲の信頼は厚い。スタジオカナンの北条から勧誘を受け、『えくそだすっ!』の終了後に移籍する予定だった。しかし、『俺の手作りロボットが思春期で大変です』のスケジュール状況から北条に請われて予定を繰り上げ、『えくそだすっ!』の完成を待たずにスタジオカナンへデスク待遇で移籍した。その影響で、『えくそだすっ!』の最終話があおいの担当となった。
- 平岡 大輔
- 声 - 小林裕介
- アンダーリムのメガネを掛けた制作進行。『第三飛行少女隊』の製作開始に伴い、社内戦力の補充のため、二月から中途採用で入社した。業界歴5年の間にスタジオアミン、ルーインフィルム、鬼門プロ、チャペックと小規模の制作会社を転々としており、武蔵野アニメーションは5社目となる。長所は顔の広さ、短所は強引なところと自己評価している。富ヶ谷を呼び捨てにしており、懇意にしている様子が伺える。
- 大学卒業後、アニメの専門学校に入り、専門学校では矢野・磯川と同期だった。矢野によれば、専門学校時代は真面目な学生で同期のリーダー的存在だった。しかし、就職した会社で上司や同僚に恵まれず、アニメーターから露骨な嫌がらせをされるなどして、仕事への情熱を失い、屈折した性格となった。武蔵野アニメーション入社後は露骨にやる気が無い姿勢や他の制作進行のメンバーを敬遠するような素振りを見せ、社内でも孤立していた。周囲に悪態をつくなどしてスタッフとトラブルを起こす事もあったが、丸川や宮森が彼を見捨てなかった事で若干の軟化が見られ、高梨に連れられた酒の席で彼に心境を吐露してからは他の社員達にも心を開くようになってきている。ケメコという猫を可愛がっている。
- 元々の夢は「アニメ作品で初めてカンヌ国際映画祭の『ある視点』部門賞と国際批評家連盟賞を獲ること」だった。かつて野亀武蔵の作品「セーラー服とF3」の原作の愛読者であり、グロス下請けの制作進行として同作のアニメに少し関わったことがある。
- 佐藤 沙羅
- 声 - 米澤円
- 四角い黒縁のメガネをかけた新人の制作進行。『第三飛行少女隊』制作の年に入社。アニメーション業界外からの転職者であり、幕張のショッピングモールで3年間接客と事務を経験していたが、通勤に時間かかり、無駄な時間を減らすため自宅に近い場所を選択したと志望動機を語っている。道を覚えることが非常に苦手。
- 安藤 つばき
- 声 - 葉山いくみ
- 髪に黄色のメッシュが入った新人の制作進行。『第三飛行少女隊』制作の年に入社。趣味は同人誌の作成で、30冊程発行している。自分の絵の実力ではアニメーターは無理であると判断し、制作進行の道を選んだと志望動機を語っている。趣味の資金を稼ぐため高校時代より、コンビニでアルバイトをしており、体力をアピールポイントにしていた。その趣味もあって、アニメーションには造詣が深い。サイン欄のチェック印はクマの絵。アニメーションを作る理由について、「好きだから」と語っている。
- 本田 豊
- 声 - 西地修哉
- 『えくそだすっ!』担当の制作デスク。恰幅のいい外見の男性。肩からカーディガンやセーターなどを羽織っている姿が良く見られる。人柄は穏やかで優秀だが、極度に心配性なきらいがある。口癖は「万策尽きたー!」。
- ケーキ屋になることが将来の夢で、武蔵野アニメーション在籍時には、休日に自宅で作った物を社内に差し入れたりもしていた。
- 『えくそだすっ!』制作時、渡辺が納期を理由に最終話の絵コンテの変更を提案したときに強硬に反対するなど、作品に対して強い思い入れを見せている。『えくそだすっ!』完成後に退職。会社近くのケーキ屋「Ourrin(ウルリン)」で働いている。ストレスで太る体質だったらしく、『第三飛行少女隊』制作時、武蔵野アニメーションに差し入れのケーキを持って登場した際には、非常にスリムな体型に変貌したことであおい達を驚かせている。
- 渡辺 隼
- 声 - 松風雅也
- ラインプロデューサー。通称「ナベP」。麻雀好き。職務時間の多くを雀荘で過ごしており、打ち合わせや接待の場として利用している。また、『えくそだすっ!』最終話の絵コンテについて状況を鑑みて、妥協するように提案している。『えくそだすっ!』制作途中からの次の作品の原作を求めて動いており、『第三飛行少女隊』のラインプロデューサーとなっている。
- 小笠原 綸子
- 声 - 茅野愛衣
- 武蔵野アニメーションの看板アニメーター。常にゴスロリ服で過ごしているため、社内では「ゴスロリ様」とも呼ばれており、本人もそれを認識している。口数は少なく、無駄の無い所作を見せる。初めてキャラクターデザインを行った作品はゲーム原作のキャラクターだった。以前は眼鏡を掛け、TシャツにGパンという装いだったが、初めてキャラクターデザインを任された際に周囲の声に振り回され、全てにいい返事をしていれば良いわけではないと気がつき、自らを守るための「武装」として、現在のような服装となった。「ゴスロリ服」を選択した理由は、その時のキャラクターの服装がそうであったため。井口が入社した頃は既に現在のスタイルだった。サイン欄のチェック印は「よろしくおねがいします」と書かれた半円状の枠の上に尻尾にリボンを結んだ猫が乗っている判子。学生時代は囲碁をやっていた。
- 『えくそだすっ!』キャラクターデザイン兼総作画監督。杉江の『えくそだすっ!』への参加について、躊躇する制作陣に対し「杉江さんの本気の原画が見られるなら構いません」と後押しし、第二原画としてその作業のサポートに名乗りをあげている。『第三飛行少女隊』制作時で、 当初、『えくそだすっ!』と同じメンバーで通った企画であるため、キャラクターデザインとしての打診があおい、木下によって行われるが、それを辞退。代役として井口を推薦し、戸惑う彼女を説得している。辞退の理由は、『えくそだすっ!』最終話の作業において、原画としての自らの課題が見えたため、改めて自らの原画としてのスキルを磨きたいという希望から。原作者からのリテイクを受け悩む井口に、上記の自分の過去を話すなどしてフォローする。
- 井口 祐未
- 声 - 沼倉愛美
- 黒髪、ショートカットで、青いふちの丸いメガネを掛けたアニメーター。『第三飛行少女隊』で原画6年目。仕事は早く、小笠原と並び、武蔵野アニメーションの看板アニメーターとされる腕前。あるぴんの表情修正の会議では監督にきつい語調であたったり、語彙の選択はアバウトであったりと、比較的砕けた口調で明るく話す。また、絵麻を「安原っち」、小笠原を「綸子はん」などと独特の呼び名で呼んでいる。仕事で初めて描いた動物は「モグラ」。新人のころはウェーブの掛かったセミロングで、服装もフリルのついたワンピースなどガーリィな装いで、小笠原につき研鑽を積んだ。『えくそだすっ!』制作時は総作画監督補。『第三飛行少女隊』制作時はキャラクターデザインに抜擢される。
- 堂本 知恵美
- 声 - 伊藤静
- 柔和な笑顔が印象的な動画検査。動画部のチーフとして、動きのチェックを行っており、動画マンの新人育成も担っている。サインは漢字の「堂」。中学生になる息子を持つ母親だが、息子がアニメ業界に入りたがることにはあまり良い顔をしていない。
- 内田 茜
- 声 - 高橋李依
- ショートカットで、アンダーリムのメガネを掛けた原画マン。
- 杉江 茂
- 声 - 小柳基、高橋伸也(回想)
- 年配のベテランアニメーター。武蔵野アニメーション内では最古参にあたる大ベテランで、前身の武蔵野動画時代から在籍している。社外の子供向けアニメーション『ニャンとワンたろー』の作画を担当している。『えくそだすっ!』の制作には参加しておらず、社内の他のスタッフからは、画風が近年の萌え系作品には合わないと評され、戦力としては期待されていなかった。アニメーターとしての評価は、菅野曰く「天才」、小笠原も一緒に作業することに対し、「勉強させていただきます。」と述べるなどその実力を高く評価している。製作班の会議で「社内で期日までに完成させることは不可能」という結論になりかけた『えくそだすっ!』第13話絵コンテの作画に、あおいからの依頼により参加することになる。その結果、杉江は社内でワークショップを開くようになった。また、自ら壁を作っていた自分に仕事を振り分け、再び社内で活躍する機会を与えてくれたとして、あおいに感謝にと自らの態度の反省を吐露している。
- 久乃木 愛
- 声 - 井澤詩織
- こげ茶でパーマのかかったショートカットのアニメーター。『第三飛行少女隊』から昇格した新人の原画マン。『えくそだすっ!』では動画を担当していた。人と話すことが極端に苦手で、話し掛けられるとパニックに陥り会話の最初の一文字しか喋れず、新人指導役になった絵麻が第三者との対話の際には間に入る形になっている。カット袋のコメントなどでは普通に文章を書いていることを確認できる。物語の進行に伴い徐々に自立する姿勢を見せ、終盤ではたどたどしい口調ながらも絵麻以外のスタッフと会話を行っている。
- 堀田 光[10]
- 声 - 北沢力
- アニメーター。原画マン。再放送されていた『超飛空要艦マジダス』に憧れ、アニメーターを目指すようになった。3Dによる作画を、「味も情緒も無い」「絵を描く楽しみが無い」と評価しており、自分は生涯手書きアニメーターである、と決意を語っている。
- 新川 奈緒[10]
- 声 - 日野まり
- 茶髪で、オーバルフレームのメガネを掛けた色指定・検査。
- 『えくそだすっ!』第3話の完成のために4話の作業を止めてスタッフを割り当てたことについてあおいを呼び出し、後ろの工程ではそれ以上の負担や遅延が発生する以上、断るべきときは断る判断も必要だと叱るなど、時として厳しい姿を見せるが、当人に仕事への理解を促すためである。反面、不測の事態に余裕をなくしているあおいに大丈夫だから落ち着いて作業すれば大丈夫だと声を掛けるなど、面倒見のいい様子も見られる。
- 下柳 雄一郎
- 声 - 間島淳司
- 3D監督。温厚な性格で、人当たりもよい。
- 『えくそだすっ!』第8話の最終シーンの作業時に、本来の作業に加え、作画監督の遠藤の負担を考えて作画の参考資料として爆発エフェクトを加えた参考映像を作ったことから、遠藤とトラブルになるも、『伝説巨大ロボットイデポン』展で意気投合したことをきっかけに蟠りも解消され、仕事の話を含めて交流するようになった。
- その他のスタッフ
- 向井 優地[注 5](声 - 石川賢利)、3Dクリエーター。佐倉 良樹(声 - 高梨謙吾)、撮影監督。橋本 雄也[注 5](声 - 村田太志)、原画マン。清野 守[注 5](声 - 浜添伸也)、原画マン。
社外スタッフ
- 木下 誠一
- 声 - 檜山修之
- 『えくそだすっ!』および『第三飛行少女隊』監督。
- 初監督作品は『裸の催眠術師』。『ハニーとクローバー』『望遠機動隊』などの原作つき作品で評価され、表彰を受けたこともあった。恰幅が良い体型もあって暑がり。唐揚げが大好物。
- こだわりや優柔不断さから製作中に設定を変えてしまうなどの言動により、全体のスケジュールに影響を及ぼすことがある。口下手な監督を自称しているが、気持ちが高ぶると熱弁を振るう。離婚歴あり。
- 夢で締め切りにうなされる程気が小さく、子供じみた言い訳や、ごまかしをすることがある。
- 初のオリジナル作品『ぷるんぷるん天国』においてスケジュールの破綻から極めて低い品質のものを世に出して酷評され、『えくそだすっ!』までの6年間、OVAやwebアニメの仕事だけでテレビシリーズのアニメーションを作ることができなかった。以来、インターネットの論評などは見ないようにしている。
- 山田 昌志
- 声 - 浜田賢二
- フリーランスで作画上がりの演出家。
- 『えくそだすっ!』と同じく木下誠一が監督だった『ぷるんぷるん天国』の第9話が演出家デビュー作であり、インターネット上では伝説の作画崩壊回として「ぷるキュー」とネットスラング化されて一緒に名前が広まってしまったことを、現在でも木下に対して根に持っている。普段は穏やかだが、頑固さや、感情を露にすることも少なくない。日本映画が好きで、絵コンテなどにその片鱗が見られる。『えくそだすっ!』では、主要キャラクターの「あや」をひそかに「あやちん」と呼んでおり、力の入れ方が違うことを他のスタッフからも指摘されている。タイムシートを作成する際、実際に台詞を口に出し、タイミングを計測している。サインはひらがなの「や」。
- アニメーションを作る理由については「自分の存在を確認するため」としている。
- 円 宏則
- 声 - 斎藤寛仁
- フリーランスで撮影出身の演出家。長身で縁の細い丸いめがねをかけた風貌。デジタル方面に強く、デジタルコンテが描くことが出来るため、社内で重宝される。仕事は淡々とカットをさばいていくタイプ。過去の出来事から苦手意識がある木下や、山田とは異なり、インターネット上の感想や、実況なども楽しんでみている。サインは、四角の枠の中に篆書体の「円」が書いてある判子。
- アニメーションを作る理由として「次の作品が作りたいから」と述べている。
- 遠藤 亮介
- 声 - 松本忍
- フリーランスのアニメーター。原画マン。『えくそだすっ!』第3話、第8話作監。エフェクトの作画で認められており、アニメーションにおける作画にはこだわりを持っている。比較的好みを露にし、円曰く「感覚最優先の暴走列車」。3D処理による作画には敵愾心と偏見を持っていたが、北野との対話や、『伝説巨大ロボットイデポン』の展示会で鉢合わせした下柳と意気投合したことなどを経て、再び『えくそだすっ!』の製作に取り組むと共に、他の作画技法に対する態度も軟化させている。
- 瀬川 美里
- 声 - 山川琴美
- フリーランスの胸の大きな女性在宅アニメーター。『ビューティードリーマー』をきっかけにこの職業を目指すようになった。遠藤曰く「理詰めで作画をする」タイプである。サインはスマイリーマークのような顔の絵に、せがわと平仮名で書いたもの。仕事には手厳しいが酒には弱い。
- 『えくそだすっ!』第4話、第9話作監。遠藤からはその作画の方向性を巡って折り合いが悪いことを認識しているが、よく知っている間柄で、気にかけている様子が見られる。
- 木佐 光秀
- 声 - 菅原雅芳
- 在宅アニメーター。原画マン。無責任に仕事を放棄することはしないものの作業は早いほうではなく、関係者の間では「木佐の『やってます』『あとちょっとです』は信用してはいけない」と有名である。趣味はロードバイク。
- 葛城 剛太郎
- 声 - こぶしのぶゆき
- ウエスタンエンタテイメントのメーカープロデューサー。心配性で、木下監督の納期が遅れかねない発言に毎度心を乱してしていた。『えくそだすっ!』二期の話題になったときには、苦い顔をしていた反面、『えくそだすっ!』最終話の編集シーンでは「プロデューサーでよかった」と感動を口にしている。渡辺と共に、『第三飛行少女隊』の映像化の仕事を武蔵野アニメーションで受注できるように動いていた。
- アニメーションを作り続ける理由として、「刺激」を挙げ、「見る人に刺激を与えたいし、刺激を受けたい」からとしている。
- 稲浪 良和
- 声 - 岩田光央
- 音響監督。『第三飛行少女隊』オーディション会議では、スポンサーの利害や思惑を優先した選出に対し、「政治的なキャスティングは必ず露呈し、作品にプラスになることは無い」と苦言を呈し、「経験が少なくても、何かを持っている人は育てればいい」と語る。
- 百瀬 勇
- 声 - 井上文彦、興津和幸(回想)
- 長野県にある小諸スタジオの社長。元々は武蔵野動画で働いていた。
- 舞茸 しめじ
- 声 - 興津和幸
- シナリオライター。絵コンテが仕上がらない監督が、最終話の内容を変えたいと言い出したため、本田が呼び出し、ストーリーと脚本の調整を行った。筆記用具にポメラ[11]を使用している。過去に、監督やメインライターが降板した作品をピンチヒッターとして立て直した実績がある。
- 今井に師匠と呼びかけられるたびに、「師匠じゃねぇよ」とやんわり否定している。しかし、武蔵野アニメーション訪問時に課題を出す形でシナリオライターの先輩として面倒を見ている。
- 渥美 裕治
- 声 - 濱野大輝
- 美術担当。『第三飛行少女隊』の背景美術を担当することに決まった。空や雲の表現にこだわりがあり、どんなに描いても頭の中にある理想が完全に再現できない奥深さを魅力と語る。また、理想を再現できないながらも、作中で狙った効果が出ることに喜びを感じているとも語る。
- その他スタッフ
- 山渕 篤(声 - 野瀬育二)、ミキサー。大山 匠(声 - 高橋伸也)、音響効果。藤 明日香(声 - 高橋李依)、ミキサー助手。中田 恵理(声 - 伊藤静)、音響制作。浜崎 五郎(声 - 濱野大輝)、作曲家。中林 渉(声 - 興津和幸)、編集。
『第三飛行少女隊』関係者
企画が『えくそだすっ!』と同じメンバーであるという条件で通っているため、基本的に制作陣は『えくそだすっ!』と同じメンバーで構成される。変更された肩書きなどは各キャラクターの項目を参照のこと。
夜鷹書房
- 半藤 達也
- 声 - 斉藤次郎
- 『第三飛行少女隊』の版元、夜鷹書房の編集長。
- 尾之上 将人
- 声 - 山本格
- 夜鷹書房編成局長。渡辺の麻雀仲間。原画マンのつてを求めて渡辺を訪ねてきたあおいに菅野光明を紹介し、実際に菅野宅に向かったあおいを見て、相手をするよう菅野に口添えをしている。
- 茶沢 信輔
- 声 - 福島潤
- 夜鷹書房の『第三飛行少女隊』担当編集者。
- 頭に「変な話」と付けて話すのが口癖(会話だけでなくメールでも使用するほど)。『第三飛行少女隊』のアニメ化については非協力的で、ミーティング等も直後に予定を入れたり、自分のプライベートも含めた予定を優先している。原作者である野亀には武蔵野アニメーションの意向を意図的に伝えないようにしていたため、野亀の要望が武蔵野アニメーションに伝わるのが遅れ、アニメ製作が混乱する要因となった。木下が直接野亀と面会したことで、彼のそれまでの所業が上司や野亀に明らかとなった。
原作者
- 野亀 武蔵
- 声 - 櫻井孝宏
- 『第三飛行少女隊』の原作者。※モデル野上武志氏[要出典]
- 多忙を理由に製作スタッフとは制作方針の話し合いはおろか、顔合わせや電話での会話すらできず、さらに間を取り持つ茶沢の連絡がいいかげんなため、結果的にさまざまなトラブルを生んだ。木下から直接メールが送られたことをきっかけに、木下と直接話し合う場を設け、最終話のラストシーンに関しては、主人公が立ち直るきっかけとなる新たなキャラクターを登場させることで木下と合意した。また、木下との会話でこれまでの茶沢のいい加減な仕事ぶりを知り、茶沢を一喝している。
- かつて『セーラー服とF3』という作品をアニメ化されたことがあるが、設定やストーリーをアニメ製作者に大幅に改変された上に、アニメの質も低かったために野亀自身もバッシングされた過去を持つ。
スポンサー関係者
- 水山 康宏(声 - 高木渉)、広告代理店プロデューサー。遠城 営助(声 - 飛田展男)、ブッコミゲームス プロデューサー。屋良瀬 匠(声 - 真殿光昭)、ゴリオシミュージック プロデューサー。枕田 強(声 - 子安武人)、DKレース・クリエイティブ プロデューサー。
- 『第三飛行少女隊』の声優オーディション会議に立ち会った各関係のプロデューサー、遠城・屋良瀬・枕田が各々で利害関係や個人的な好みに基準を置いて選んだ声優ばかりを推薦し、会議を引っ掻き回し長引かせた。
外注先
- 三村 健一
- 声 - 興津和幸
- スタジオタイタニックの制作デスク。
- 薬師寺 笊良
- 声 - 濱野大輝
- スタジオタイタニックが『第三飛行少女隊』の第5話にアサインした演出家。五本以上掛け持ちしているという状況ではあるものの、指定と人物が違うカット、緊迫したシーンでの台詞の間延びした時間指定など、普段温厚な木下が声を荒げるような状況の仕事をしていた。
- 人物のレイアウトミスなどについてはミスを認めて謝罪したものの、多忙を言い訳とし、捨て台詞を木下に残して帰った直後にそのまま降板している。
- 中垣内 伸昭
- 声 - 菅原雅芳
- スタジオカナブンの社長。下柳の大学時代の二年後輩にあたり、下柳と一緒に仕事をしたいと思っていた。
- 大倉 正弘
- 声 - 武虎
- 大倉工房の社長。気難しい背景画の巨匠。木下の推薦で『第三飛行少女隊』の背景を担当。渥美が業界を目指す切っ掛けを作った人物。背景のデジタル化に付いて行けなくなって酒浸りの生活に陥っていた。丸川とは武蔵野動画時代の旧知の仲。
- 池谷 ひろし
- 声 - 菅原雅芳
- 演出家。職場復帰した矢野が居場所を探し出し、当初の演出家が逃げて不在になった『第三飛行少女隊』5話の演出を依頼し、引き受けさせた。「人は、仕事のために生きてるんじゃない」云々というような発言をする、矢野曰く「何時も仕事から逃げてる大人」のような人物で、関係者の間では、髭仙人というあだ名でも認知されている。前述の性格故に金には困っている。仕事を請けた後も度々逃亡しようとしては矢野に抑えられている。
- 磯川 久光
- 声 - 川田紳司
- ACツチノコ社長。矢野、平岡とは専門学校時代の同級生。
声優
- 『えくそだすっ!』出演者
- 中春 鳴(なかはる めい)(声 - 中原麻衣)、あかね役。伊藤 鈴鹿(いとう すずか)(声 - 伊藤静)、あや役。茅菜 夢衣(かやな むい)(声 - 茅野愛衣)、あるぴん役。
- 『第三飛行少女隊』出演者
- 鈴木 京子(すずき きょうこ)(声 - 金元寿子))、ありあ役。伊藤 鈴鹿、キャサリン役。牧瀬 彩乃(声 - 米澤円)、クリスティーネ役。常磐 ひろ子(声 - 山岡ゆり)、タチアナ役。浅上 エリ(声 - 沼倉愛美)、ノア役。
- 相馬 れな
- 声 - 田村ゆかり
- 『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』オーディションに来た声優。『背徳ロボ サドカマゾカ』『もんもんびより』などのレギュラー作品10本を抱える売れっ子声優。
- 永井 つかさ
- 声 - 山岡ゆり
- 『野球のプリンス様』主演声優の一人。『第三飛行少女隊』のオーディションにも参加。
- 森 しのぶ
- 声 - 高橋李依
- 24プロデュース所属。『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』オーディションに来た声優。
- 佐久間 ひろみ
- 声 - 高橋李依
- 赤鬼プロダクションに所属する声優。しずかと共に『野球のプリンス様』のガヤを担当。
- 縦尾まり
- 声 - 横尾まり
- 声優。しずかが通っていた声優養成所の講師でもあり、居酒屋「松亭」に様子を見に来た。オーディションをうまくこなせなかったと悩むしずかに、来るかわからない結果の連絡を待つ辛さに理解を示しつつ、関わっている演劇の稽古の見学に誘い、声優としての姿勢を諭す。
その他のアニメーション関係者
- 富ヶ谷
- 声 - 岩田光央
- G.I.STAFF制作進行。『SDDR II』の担当。瀬川宅の1台分しかない駐車スペースをあおいと奪い合っている。
- 北野 三郎
- 声 - 野中秀哲
- 『超飛空要艦マジダス』で「北野サーカス」と呼ばれる技法を産み出した伝説のアニメーター。手書き主体のアニメーターだが、現在は3Dでのアニメーションを目指す人々に「ジャパニメーションのコツ」を教えている。遠藤に飲みに誘われ、堀田を加えた3人で語らううちに現場での3D班との対立の話題になり、3D処理による作画手法を頑なに否定し、「そっちの人間」と線引きをしようとする遠藤を一喝し、3D側との融和や向き合い方について語った。
- 北条 弘明
- 声 - 手塚ヒロミチ
- スタジオカナンのラインプロデューサー。『俺の手作りロボットが思春期で大変です』のスケジュールが破綻寸前の状況で、元々声をかけてあった大学の後輩でもある落合に、予定を繰り上げ移籍するように頼み込んだ。
- 河野 幸泰
- 声 - 青山穣
- サワラスタジオに音の資料としてドンブラを届けたあおいを入り口で呼び止めた音響効果。30年前に映画の仕事を志し、知り合いのつてで、音響効果の世界に入った。「続けないと仕事って面白くならないからさ。」と継続することで仕事のモチベーション、面白みが見えるという立場の話をあおいにしている。
- 菅野 光明
- 声 - 樫井笙人
- 第11話の最後で話題に上り、第12話に登場したアニメーション監督で、現役のアニメーターでもある。代表作は『新世代アヴァンギャルドン』。一人称は「ワシ」。あおいからの原画の依頼は断るが、武蔵野アニメーションに所属している杉江がその絵コンテの映像化を可能にする人物であるという事実を、いくつかのエピソードと共にあおいに伝える。また、「アニメーターは派手さよりも動きの基本を学ぶべきだ」、「アニメーターも人間だから『お前にしか出来ない』と言われたい」という持論とヒントをあおいに話している。
- 『山はりねずみアンデスチャッキー』スタッフ
- 森宮 三郎(声 - 家中宏)、監督。佐賀森 幸次(声 - 野瀬育二)、美術監督。
- 『俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』スタッフ
- 篠田 俊樹(声 - 山岸治雄)、監督。辻田 光良(声 - 斎藤寛仁)、ラインプロデューサー。中山田 信雄(声 - 松本忍)、メーカープロデューサー。若柱 博一(声 - 斧アツシ)、音響監督。岸谷 宏(声 - 江越彬紀)、音響制作。
- スーパーメディア・クリエイションズ関係者
- 立石 孝一(声 - 早志勇紀)、社長。土橋(声 - 野瀬育二)、ラインディレクター。なつき(声 - 日野まり)、車の内装を担当している。三浦(声 - 栗津貴嗣)、車の外装を担当している。
- アニメ制作会社 ザ・ボーン関係者
- 伊波 政彦(声 - 高木渉)。竹倉 圭司(声 - 保村真)。小野寺(声 - 村田太志)、演出家。
その他
- ミムジー&ロロ
- 声 - 木村珠莉[12]
- ファッションドールがミムジーで、熊の縫いぐるみがロロ。あおいの私物で、彼女が悩みや葛藤を抱えているときに操演し、代弁させている。第三者からの視点が描かれたときには、画面上に存在せず、あおいの口が動いている描写や、その内容を耳にして声をかけられている。第三者からは、独り言をつぶやいているように見えるように表現されている。ミムジーが疑問や不満を投げかけ、ロロが諌めたり諭したりすることが多い。
- 宮森 かおり
- 声 - 森谷里美
- あおいの姉。あおいには「ねいちゃん」と呼ばれており、あおいの携帯電話の着信名も「ねいちゃん」で登録されている。地元の信用金庫に勤務しており、有給休暇をとってあおいのもとへ遊びに来て、あおいの留守中に、あおいのとっておきの海栗の缶詰を無断で開けて食べたり、シャンプーや服などを借りて使うなど、奔放な性格。
- あおいの母
- 声 - 慶長佑香
- 地元にあおいの父と住んでいる。地元は『えくそだすっ!』の地上波未放映地域であるため、ケーブルテレビを介して娘の関わった作品を視聴している。
用語
本作では、業種固有の言い回しや作業などがあり、会社によって解釈や定義が異なることもあるため、公式サイトには作業手順の概要[13]や用語集[14]が用意され、武蔵野アニメーション内での定義が明示されている。これらは、オンエア毎に必要に応じて追記されるようになっている。
- 株式会社 武蔵野アニメーション
- 本作の舞台となる架空のアニメ制作会社。本作の原作者(共同筆名)としてクレジットされている。
- 略称は「ムサニ」で、社内で自社を呼ぶときや、ウェブサイトのドメイン名(musani.jp)に見られる。
- 資本金は1000万円、事業内容は映像製作としている[15]。『第三飛行少女隊』制作の翌年に40周年を迎え、最初にオリジナル作品として手がけたものは『アマゾン白べこ』である。
- 本作のプロモーションとして、本作のものとは別に同社の公式サイトが設置されたほか、コミックマーケット86のワーナーブースでは、宮森あおいの名刺や、設定資料に模した本作の紹介が入った、武蔵野アニメーションのロゴ入りのカット袋[注 6]が配布された。これらに記載された電話番号は実在[注 7]しており、電話をかけると登場キャラクターによる番組紹介が流れ、名刺に書かれたアドレスにメールを送信すると作品の案内が自動返信され、内容は一定期間ごとに別のものにさしかわるようになっている。これらの電話番号、メールアドレスなどは、プロモーションとして設置されたサイトや、作中でも使用されている。
- アニメ制作会社が多い東京都武蔵野市に所在するという設定で、最寄り駅として武蔵境駅が描かれている[注 8]が、似た住所は実在するものの、設定されたものは架空のものである[6]。
- 現在の会社の規模は同業者の中では大きいほうではないが[注 9]、嘗ては今よりも社屋も規模も大きな会社であった[注 10]。前身はアンデスチャッキー(後述)等を手がけた武蔵野動画[注 11]。
- スーパーメディア・クリエインションズ
- 立石孝一が社長を努めるCG制作を行う企業。現在の従業員は50人程度。創立10年未満の新興企業である。以前は他の題材も手がけていたが、ここ6・7年は車に関わるCGの作成に業務を特化しており、自動車のCGについて定評を得るに至る。給与、福利厚生などは、他の同様の企業よりも条件がよく設定されている[注 12]。最近、前作は他社が手がけていたゲーム、『グランスピード』の二作目の仕事を受注した。
- スタジオ タイタニック(Studio TAITANIC)
- 平岡の紹介で『第三飛行少女隊』をグロス出ししたアニメ制作会社。
- 社内は乱雑に物が散らかり、閑散としている。
- 特徴的な建物の意匠は茨城県大洗町にあるヴィンテージ・クラブむらい[注 13]を参考に描かれている。尚、実在する建物はアニメーションスタジオではなく、ビアバーである。
- スタジオ カナブン
- 下柳の後輩である中垣内伸昭が立ち上げたCG製作会社。従業員5人程度の小さな会社[注 14]。武蔵野アニメーションの下請けの形で、『第三飛行少女隊』の制作に関わる。
- 有限会社 武蔵野動画
- 武蔵野アニメーションの前身となるアニメ制作会社。『山はりねずみアンデスチャッキー』などを制作した会社で、丸川社長や杉江夫妻、百瀬夫妻などが所属していた。40年ほど前に倒産しており、社屋は武蔵野アニメーションが倉庫として管理、使用している。倒産時にスタッフは方々に散って行ったが、武蔵野動画のスタッフを一番多く引き継いだのが武蔵野アニメーションである。
劇中劇
下記の他、本作の背景に描かれるポスターや台詞などには、実在の作品などのオマージュやパロディと思われるものが多数登場している。
- えくそだすっ!
- 武蔵野アニメーションが7年ぶりに元請となって制作している全13話のテレビアニメ、という設定の劇中劇。出演声優が内容として語った概要は「アイドルユニットトレイシーが逃げまくるお話」。この作品の制作過程が本作前半の主軸となっている。劇中での、各話担当者などは、公式サイトに一覧などがあり、既にスケジュールが逼迫した状況であることが参照できるようになっている[16][注 15]。本作のDVD / BDの第3巻には第1話が特典として収録された。当初どちらかで収録予定であったが、ワーナー側の配慮により、オープニング、並びにエンドクレジットは、現実のスタッフと、劇中のスタッフのクレジット双方が収録された[17]。作中での評価は、第1話では興津にバーナー兄弟社の人間から面白かったと言及されているほか、劇中のインターネットの感想を確認していた本田などによれば「概ね高評価」となっている。また、第12話では関係者とはいえ、直接的な制作を行っていない葛城が涙を流し感動している姿が描かれている。パッケージの売り上げは4000~5000枚[注 16]。
- 第三飛行少女隊
- 「月刊トップス」に連載中[注 17]の累計100万部突破の人気コミックス。原作者は野亀武蔵。第13話時点で単行本の既刊は4巻[注 18]。略称は「サンジョ」。人気作品であるため複数のアニメ制作会社からも映像化の申し出がきており、作者の野亀はギブリによる映像化を希望していたが、葛城、渡辺の働きにより、武蔵野アニメーションが映像化権を獲得した。本編後半はこの作品の制作過程が物語の主軸となる。武蔵野アニメーションは10月からの放映を条件に1クール(全13話)の構成を予定したスケジュールで受注した。
- 原作者は「死と再生の物語」として、木下は「チームワークの物語」として作品を捉えていた。
- 山はりねずみアンデスチャッキー
- あおいが好きな動物アニメ。杉江がメインで原画を描いていた頃の古い作品なので、あおいは再放送で見ており彼女は何かにつけて話題に出すものの、若い世代の登場人物からの反応は鈍い。
- 武蔵野アニメーションの前身である武蔵野動画が手がけた作品[注 19]であり、第19話では、制作当時の回想がキャラクターを交え描かれた。同話の特殊EDとしてフルバージョンのOPが披露された。
- 神仏混淆 七福陣(しんぶつこんこう しちふくじん)
- 上山高校アニメーション同好会の5人が活動として文化祭用に自主制作したオリジナルアニメ。作業は声優、作画も含め、全員で取り組んでおり、キャラクターに対し、足りない分は兼ね役で演じていることが劇中で表現されている。また、しずかにとっては完成したこの作品がモチベーションとなっており、落ち込んだときに鑑賞する姿が描かれている。
- ぷるんぷるん天国
- 木下が以前に監督として製作した低予算アニメ。木下にとっては、初のオリジナル監督作品。略称は「ぷる天」。
- 制作開始前から予算もスケジュールもタイトな条件であったが、木下のコンテ、並びにコンテチェックの遅延を引き金にスケジュールが破綻。品質の低下は「ぷるってる」などと呼ばれ[注 20]、納品が間に合わなかったことから総集編で3度も時間を稼ぐ事態[注 21]が発生している。結果として作品の表現に対してBPO、PTAからのクレームが発生したほか、公式サイトにあった投稿欄には罵詈雑言などの書き込みが相次いだためにコメント欄を閉鎖したところ、DoS攻撃によりサイト自体が停止する、イベントでも問題が発生し、謝罪をするも火に油を注ぐ結果になる、最終的には納品を拒否されるなど、惨憺たる状況が描かれている[注 22]。
- 特に品質の低かった第9話は劇中で作画崩壊の代名詞となっており、「ぷるキュー」の名前でネットスラング化している。派生した表現では「ぷるキューライン」「ぷるキュー越え」[注 23]など、それを基準とした表現も見られ、劇中で表示された解説ページによれば、背景のみのシーンや、胸部が不自然に揺れるシーン、作画が著しく崩れているシーンなどが多数見られたことが伺える[注 24]。納品は期限の5分前、プロデューサーが更迭されたといううわさも立てられていたが、木下曰く、納品は10分前で、更迭の事実は無いとのこと。
- 本作のスケジュール崩壊の負の影響は大きく、作業期間の少なさからほぼ何も出来なかったにも関わらず担当者としてクレジットされている者[注 25]もおり、前述の山田もまたその一人である。それ以外にも、音響スタッフの稲浪もこの件についてはとばっちりを受けたと発言し、いくつか辛辣な物言いをしている[注 26]他、木下の名前を聞いただけで仕事を断る者[注 27]までおり、「アレ」など、タイトルを口に出すことを避ける表現も関係者の間では見られる。
- 本作について、本田は「キャラも立っていて、ギャグも切れがあり面白かった」と評価しているが、木下曰く「ギャグではなく萌えを目指した」作品とのこと[注 28]。
- 伝説巨大ロボット イデポン(Space Exodus Idepon)
- 劇中の時代で35周年を迎えるロボットアニメーション。秋葉原WXPで、今世紀最後を銘打った展示が開かれた。無限のエネルギーを巡って、凄惨な戦争が繰り広げられる物語。遠藤と下柳のアニメーションに対するモチベーションの原点となっている。
- 俺様のハーレムが少しずつ崩壊してるかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)
- 坂木しずかが声優オーディションを受けたアニメーション作品。
- 超飛空要艦マジダス
- 第5話登場した北野三郎がスタッフとして参加し、「北野サーカス」なる表現手法を用いたSFロボットアニメ。
- この作品について言及された第5話では「北野サーカス」の映像も描かれており、板野一郎に対して5話、6話のスタッフコメンタリーにゲスト出演を依頼したこと、「北野サーカス」について「これは板野サーカスじゃない」と叱られた旨[18]、原画についても依頼したが断られた旨[19]などが本作プロデューサーである堀川によって言及されている。
- 俺の手作りロボットが思春期で大変です
- 第7話に登場する、スタジオカナンの現在作製しているオリジナルロボットアニメ。略称は「ロボはる」放映期間は、作中の翌年1月から、2クールの予定。既に製作は始まっているが、1話目からスケジュールが逼迫し当日納品の見込みで2話目にして既に絵コンテの完成が該当回の編集の3日前と、『えくそだすっ!』よりさらに末期的な様相を呈しており制作デスクも2人続けて逃亡するなどスタッフ確保にも困っている。その状況をもってしても「『ぷるんぷるん天国』よりまし」と山田は表現している。
- 野球のプリンス様
- 野球もののアニメーション作品。略称は「やきぷり」。男性声優メインの作品であるため、「野球のプリンス様」の第12話に坂木しずかと佐久間ひろみが女性のガヤとして呼ばれ出演した。
作風
P.A.WORKS代表の堀川憲司は、本作のバランスついて「『SHIROBAKO』は、「あるある」50%、「こんなんだったらいいな」20%、「ネーヨ!」10%、「え(゚_゚;)」10%で構成されています。あと10%は?」[20]と発言しており、描きたいこととして、「様々なセクション間の横の繋がりと、ベテランと中堅と新人の縦の繋がり。それらの関係を持って目的を共有することと技術を継承すること。」[21]を挙げている。また、「先人が成し得たことと、これから若手が発展させること。その中継ぎ的な役割として、今の彼らを記録しておくこと」を物語にこめた[22]と語っている。本作の劇中劇のスケジュールについては「1日単位で作ってある」と言及している[23]。
本作の監督である水島努は、本作の絵コンテなどの素材について「作中登場する人物の原画や絵コンテや文字は、統一感をはかるために、それぞれのキャラごとに担当がいます。私の担当は木下監督です。」と言及している。
アニメ制作会社に在籍していた経験を持つというライターの揚田カツオは、本作について『ダ・ヴィンチNEWS』のコラムにて、アニメ制作では通常は腕の立つ社外のアニメーターを頼るが、いよいよ時間がなくなった時は社内のアニメーターを頼るのがセオリーで、作中の制作デスクの本田もそのように行動したことが非常にリアルであること、その後のわずかな会話からも武蔵野アニメーションの社内事情が透けて見えることから、可愛らしい少女たちのビジュアルとは裏腹に細部まで作り込まれた本気の業界ドラマであると評価している[24]。
アニメ監督の水島精二は、2014年のハロウィンには木下に扮した仮装写真を公開した他、作中で彼が監督としての評価で個人賞を受賞したことを羨んだり[25]、「木下監督っぽい人が監督した『楽園追放』が公開だぞ」[26]といった宣伝を行うなど、木下に絡めた発言をしている。2015年には、フィンランドのアニメ誌の取材で、「木下監督が放送を落としてるがあればあなたか?」[27]と質問されたことを風評被害と冗談交じりにつぶやいている他、他のいくつかの取材でも最後に木下について質問された[28]としている。また、これらの影響について「あのメール?電話だったっけ?を受け取った時から覚悟してた事!」[29]と謝罪する水島努に対し返事をしており、事前に話があったことが示されている。
スタジオエルの菊地功一はWeb上に感想としていくつかの日記を掲載[30]しており、実際の現場を当てはめた場合、高梨以外の言動、行動も多くの問題を孕んでいるのではないかと指摘している。
2014年11月14日の日本テレビ『ZIP!』内のコーナー「チューモーク!」では、ハードルが高い舞台裏というテーマに注目したお笑い芸人のサンキュータツオに「いろんな登場人物を追うだけでも面白い作品だと思う」と紹介されている[31]。
2014年11月29日のまんたんウェブ内のコーナー「アニメ質問状」では、堀川は作品のテーマにアニメの制作現場を選んだ理由として、制作現場で働く人々の創作に対する情熱に惹かれること。物語で語られることが、実際の長年の制作経験から生まれたテーマや台詞であり、リアリティーを表現できること。アニメーションの制作現場を取り巻く環境が、様々な条件、環境が大きく変わりつつある中で、自分たちがアニメーションを作り続けるために何を大切にしなければならないかを考えるきっかけにしたかったからであると語っている。また、作品を作るうえでうれしかったことや大変だったことについて、スタッフ自身から「この作品を見て、他のセクションがどんなことをやっているのか分かった」という声がうれしかったとしているほか、水島が何本もの作品を並行して抱えながらそのスケジュール確保が大変と答えており、例えとして「作中の木下監督の5倍くらいの仕事量と忙しさ」だと表現している[32]。
2014年12月3日に各配信サイトで、第6話の配信が順次停止される状況となった。理由については、「権利上の都合」[33]とのみなっている。同年12月16日より順次差し替えたものが再度配信されており、具体的な問題点についての公式な発表は無いものの、イデポン展とそれに続くシーンのBGMの差し替え、ならびに縦尾に誘われた演劇の稽古で用いられた『ゴドーを待ちながら』の台詞が変更になると共に、エンドクレジットに引用として明記されたことが確認できる。
スタッフ
- 原作 - 武蔵野アニメーション[34]
- 監督・音響監督 - 水島努[35]
- シリーズ構成 - 横手美智子
- キャラクター原案 - ぽんかん⑧、野上武志(『第三飛行少女隊』)
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 - 関口可奈味
- 美術監督 - 竹田悠介、垣堺司
- 色彩設計 - 井上佳津枝
- 撮影監督 - 梶原幸代
- 3D監督 - 菅生和也
- 編集 - 高橋歩
- 音楽 - 浜口史郎
- 音楽プロデューサー - 土肥範子
- プロデューサー - 堀川憲司、山崎史紀、福田順、岡村武真、金庭こず恵、田島宏行、伊藤幸弘
- プロデュース - 川瀬浩平、永谷敬之
- ラインプロデューサー - 相馬紹二
- アニメーション制作 - P.A.WORKS
- 製作 - 「SHIROBAKO」製作委員会
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「あいむそーりーEXODUS」(第1話、『えくそだすっ!』)
- 作詞 - 水島努 / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - トレイシー(中原麻衣&伊藤静&茅野愛衣)[注 29]
- 『えくそだすっ!』オープニングテーマという設定。
- 「COLORFUL BOX」(第2話 - 第11話)
- 作詞 - 分島花音 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹 / 歌 - 石田燿子
- 第1話ではエンディングテーマとして使用。第12話では未使用。
- 「宝箱-TREASURE BOX-」(第13話 - 第22話)
- 作詞・歌 - 奥井雅美 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹
- 第23・24話では未使用。
- 「アリス・イン・ブルー」(『第三飛行少女隊』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲・編曲 - 渡部チェル / 歌 - Rita
- エンディングテーマ
-
- 「Animetic Love Letter」(第2話 - 第12話)
- 作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - 宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)
- 第1話では未使用。
- 「プラチナジェット」(第13話、第15話 - 第18話、第20話 - 第24話)
- 作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - どーなつ◎くいんてっと[宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)、藤堂美沙(髙野麻美)、今井みどり(大和田仁美)]
- 第14話では未使用。
- 「山はりねずみアンデスチャッキー」(第19話)
- 作詞 - 水島努 / 作曲 - 浜口史郎 / 編曲 - 松尾早人 / 歌 - くにたけみゆき
- 第12話では、挿入曲として使用されている。
- 「Cメロから愛を込めて」(『えくそだすっ!』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲・編曲 - 高木隆次 / 歌 - あかね(中原麻衣)
- 「Angel Fly」(『第三飛行少女隊』)
- 作詞 - くまのきよみ / 作曲 - 渡部チェル / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - Rita
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 明日に向かって、えくそだすっ! | 横手美智子 | 水島努 | 関口可奈味、秋山有希 大東百合恵、川面恒介 | |
第2話 | あるぴんはいます! | 平井義通 | 菅沼芙実彦 | 大東百合恵 | |
第3話 | 総集編はもういやだ | 許琮 | 秋山有希、大東百合恵 | ||
第4話 | 私ゃ失敗こいちまってさ | 吉田玲子 | 岡村正弘 | かおり | 川面恒介、朱絃沰、熊田明子 |
第5話 | 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ! | 湖山禎崇 | 西畑あゆみ、森島範子、朴允玉 川面恒介、大東百合恵 | ||
第6話 | イデポン宮森 発動篇 | かおり | 守岡博 | 川面恒介、朴允玉、神崎舞人 川口千里、鈴木理沙、西畑あゆみ | |
第7話 | ネコでリテイク | 横手美智子 | 菅沼芙実彦 | 秋山有希、大東百合恵 | |
第8話 | 責めてるんじゃないからね | 許琮 | |||
第9話 | 何を伝えたかったんだと思う? | 吉田玲子 | 湖山禎崇 | 西畑あゆみ、川村夏生 竹田義弘、川面恒介 | |
第10話 | あと一杯だけね | 許琮 | 今泉賢一 | 竹田欣弘、神崎舞人、朱絃沰 鈴木理沙、秋山有希、大東百合恵 | |
第11話 | 原画売りの少女 | 横手美智子 | 柿本広大 | 高島大輔 | 齊藤佳子、川面恒介 |
第12話 | えくそだす・クリスマス | 倉川英揚 | 川面恒介、川村夏生、神崎舞人 | ||
第13話 | 好きな雲って何ですか? | 菅沼芙実彦 | 熨斗谷充孝 | しまだひであき、松坂定俊 | |
第14話 | 仁義なきオーディション会議! | 駒井一也 | 菅沼芙実彦 | 秋山有希、大東百合恵 | |
第15話 | こんな絵でいいんですか? | 菅沼芙実彦 | 横田一平 | 野田康行、齊藤佳子 | |
第16話 | ちゃぶだい返し | 吉田玲子 | 倉川英揚 | 太田知章 | 川面恒介、大東百合恵、川村夏生 佐藤陽子、今泉賢一、朱絃沰 |
第17話 | 私どこにいるんでしょうか… | 許琮 | 秋山有希、大東百合恵、西畑あゆみ | ||
第18話 | 俺をはめやがったな! | 浦畑達彦 | 高村彰 | 熨斗谷充孝 | 松坂定俊、酒井智史、川面恒介 |
第19話 | 釣れますか? | 篠原俊哉 | 平牧大輔 | 川面恒介、竹田欣弘、佐藤陽子 宮川智恵子、朱絃沰、川村夏生 | |
第20話 | がんばりマスタング! | 横手美智子 | 成田歳法 | 菱川直樹 | 渡辺佳奈子、佐野陽子、深澤謙二 |
第21話 | クオリティを人質にすんな | 吉田玲子 | 畑博之 | 大東百合恵、川面恒介、秋山有希 川村夏生、武田牧子、容洪、徐正徳 | |
第22話 | ノアは下着です。 | 横手美智子 | 倉川英揚 | 菅沼芙実彦 | 秋山有希、川面恒介、今泉賢一 |
第23話 | 続・ちゃぶだい返し | 吉田玲子 | 許琮 菅沼芙実彦 |
倉川英揚 太田知章 |
大東百合恵、秋山有希、川面恒介 武田牧子、容洪、朱絃沰、西畑あゆみ |
第24話 | 遠すぎた納品 | 横手美智子 | 水島努 許琮 |
菅沼芙実彦 許琮 |
大東百合恵、秋山有希、川面恒介 武田牧子、朱絃沰、佐藤陽子 西畑あゆみ、関口可奈味 |
えくそだすっ! | |||||
第1話 | 出トーキョー | 吉野弘幸 | 吉原正行 | 森島範子 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [37] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2014年10月9日 - 2015年3月26日 | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
2014年10月10日 - 2015年3月27日 | 金曜 2:05 - 2:35(木曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2014年10月12日 - 2015年3月29日 | 日曜 3:28 - 3:58(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第4部 次回予告とスポンサーバックは無し |
2014年10月13日 - 2015年3月30日 | 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) | BSフジ | 日本全域 | |
2014年10月15日 - 2015年4月1日 | 水曜 23:30 - 木曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | リピート放送あり |
2014年10月20日 - 2015年3月30日 | 月曜 1:20 - 1:50(日曜深夜) | チューリップテレビ | 富山県 | P.A.WORKS所在地 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|---|
2014年10月13日 - | 月曜 12:00 更新 | dアニメストア | 見放題サービス利用者は全話見放題 |
ニコニコチャンネル | |||
2014年10月14日 - | 火曜 0:30 - 1:00(月曜深夜) | ニコニコ生放送 | |
火曜 12:00 更新 | GYAO! | ||
2014年10月27日 - | 月曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル |
放送期間 | 放送時間 | 配信元 | 配信エリア |
---|---|---|---|
2014年10月9日 - | 木曜 11:30 - 12:00 (EDT) | Crunchyroll | アメリカ、カナダ、南アフリカ、ラテンアメリカ、イギリス、アイルランド、ニュージーランド |
関連商品
BD / DVD
日本国外では、北米版がSentai Filmworksから発売されることが決定している[40]。
巻 | 発売日 | 収録話[41] | オーディオコメンタリー[41] | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|---|
BD初回版 | DVD初回版 | ||||
1 | 2014年12月24日 | 第1話 - 第3話 | 第1話:木村珠莉、川瀬浩平 第2話・第3話:木村珠莉、堀川憲司、永谷敬之 |
1000540245 | 1000541319 |
2 | 2015年1月28日 | 第4話 - 第6話 | 第4話:千菅春香、川瀬浩平 第5話・第6話:板野一郎、堀川憲司、永谷敬之 |
1000540246 | 1000541330 |
3 | 2015年2月25日 | 第7話 - 第9話 『えくそだすっ!』第1話 |
第7話・第8話:大東百合恵、秋山有希、堀川憲司、永谷敬之 第9話:佳村はるか、川瀬浩平 |
1000540247 | 1000541331 |
4 | 2015年3月25日 | 第10話 - 第12話 | 第10話:髙野麻美、川瀬浩平 第11話・第12話:山本輝、橋本真英、堀川憲司、永谷敬之 |
1000540248 | 1000541332 |
5 | 2015年4月22日 | 第13話 - 第15話 | 第13話・第14話:岩浪美和、山口貴之、小山恭正、田中理恵 第15話:大和田仁美、川瀬浩平 |
1000540249 | 1000541333 |
6 | 2015年5月27日予定 | 第16話 - 第18話 | 1000540250 | 1000541334 | |
7 | 2015年6月24日予定 | 第19話 - 第21話 『第三飛行少女隊』第1話 |
1000540251 | 1000541335 | |
8 | 2015年7月29日予定 | 第22話 - 第24話 | 1000540252 | 1000541336 |
CD
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2014年11月26日 | COLORFUL BOX / Animetic Love Letter | 1000529072(初回限定盤) 1000529073(通常盤) |
2015年2月25日 | 宝箱-TREASURE BOX-/プラチナジェット | 1000546198(初回限定盤) 1000546199(通常盤) |
漫画
- SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜
- 『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)で2014年11月号より連載。作画はミズタマ、脚本は杉原研二が担当する[42]。
- 安原絵麻を主人公とし、彼女を中心とした上山高校アニメーション同好会の高校時代を描くスピンオフ作品。
- 武蔵野アニメーション(原作)・杉原研二(脚本)・ミズタマ(作画) 『SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜』 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊1巻(2015年1月29日現在)
- 1巻、2015年1月27日発行(2015年1月27日発売[43])、ISBN 978-4-04-869137-6
- 武蔵野アニメーション(原作)・杉原研二(脚本)・ミズタマ(作画) 『SHIROBAKO〜上山高校アニメーション同好会〜』 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊1巻(2015年1月29日現在)
小説
- SHIROBAKO イントロダクション
- 2015年1月27日 ジャンプ ジェイ ブックス(集英社)レーベルから発売[44]。
- 原作:武蔵野アニメーション
- 著者:伊藤美智子・田中 創・TAMA・吉成郁子
- ISBN 978-4-08-703343-4
- 本編とコミックの間の時期を描いた作品。元・上山高校アニメーション同好会の各々を主人公に5編を収録。
webラジオ
『SHIROBAKOラジオBOX』は、2014年10月13日から2015年4月6日まで、音泉にて配信されたWebラジオ番組。毎週月曜日更新。初回放送での番組名は『SHIROBAKOラジオ(仮)』だったが、リスナーの意見を元に正式タイトルが決定した[45]。 出演者でもあるパーソナリティーが、コーナーも交えつつ実際にアニメーションを作成し、SHIROBAKOを作ったり本編の紹介をしていく[46]。 以下、出典は特記が無い限りは、ラジオ公式ページ[46]の記述による。
- コーナー
-
- お願い。リテークさせてっ! - リスナーが、失敗談、ハプニングなど、人生でやり直したいことを投稿するコーナー。
- 教えて。アニメ業界! - アニメーション製作に関する疑問、質問などを募集しているコーナー。
- わたしが音響監督!
- 次回予告で笑わせて! - お題となる架空のアニメ作品の「次回予告」を投稿するコーナー。
- ふつおた - 他のコーナーの要旨に当てはまらない、作品の感想、パーソナリティーへのメッセージなどを投稿するコーナー。
- 企画(同人アニメーション制作)基本キャスト5人でアニメに出来るまでの一連を実際に制作する。さすがに時間的制約や経験が無いので色んなアドバイスや一部をプロにも手を貸してもらい出来るだけ5人での完成を目指す。完成後実際に販売も計画されている。
イベント
- 2014年12月18日から12月28日まで、東京アニメセンターにて、「SHIROBAKO」作品展が開かれた。キャラクタ設定、原画、台本などの製作資料が展示された[47][48]。
- 2015年1月10日に『SHIROBAKO』一挙上映会が「シネマート新宿 スクリーン1」で行われた。地上派放送に先駆けての第14話先行上映並びに、『えくそだすっ!』の第1話を上映、キャスト5名が登壇してのトークショーが行われた[49]。
脚注
注釈
- ^ 作中では、光学メディアに焼かれた物が登場している。
- ^ 第14話、しずかのオーディション資料に出身地 山形県という記述が有り、第4話の実家には花笠が飾られている。
- ^ 「似合いそうだから」という理由で監督の水島努が決めていた。tsuki_akariのツイート(581293679060512768)
- ^ 第8話社内での雑談。
- ^ a b c 『えくそだすっ!』第1話ムサニ版エンドクレジット
- ^ 原画などの素材を保護するための厚手の紙袋。
- ^ 市外局番は03となっているが、実際の武蔵野市の市外局番は0422である。
- ^ 第4話のあおいと絵麻の帰宅シーンより。
- ^ 第11話であおいの就職活動時に大手に落とされた末、見つけている他、面接時に他のスタジオより規模が下だと認識している旨の内容を口走っている。
- ^ 第8話の井口の回想と、台詞。並びに本田の台詞も「最盛期」が過去にあったことを示すものが見られる。
- ^ SHIROBAKOパッケージのブックレット内の記述。
- ^ 第9話で、昼食中に藤堂と、他の社員が交わしている会話の内容から。
- ^ エンドクレジットに取材協力として明記。
- ^ 第10話下柳の台詞。
- ^ ただし、表は本編放映開始時のものとなっており、本編第7話で落合が退社した影響で、「えくそだすっ!」の実際の制作進行担当者は11話が矢野、12話が高梨、最終話があおいに変更された。また、実際の絵コンテ作業は、本編第10話時点で完了している。
- ^ 第14話。給湯室での平岡の台詞。
- ^ 第13話。朝礼の丸山の台詞。
- ^ 制作班の会議中の発言。
- ^ SHIROBAKOパッケージのブックレット内の記述。
- ^ 第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」。
- ^ 納品が間に合わなかったことは、第3話で、新川とあおいの会話に高梨が割り込み「落とした」作品として名を挙げている。総集編が3度あったことは、第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」に記述がある。
- ^ 第5話「ぷるんぷるん天国騒動の経緯」、第7話における山田の過去の話。
- ^ 第2話山田の台詞。
- ^ 第2話山田がぷるキューを語るシーンの映像に表示されたネット辞典の解説。
- ^ 第11話矢野の台詞。
- ^ 第2話での木下と山田の会話や、周囲のスタッフの言動。
- ^ 第11話で三谷というアニメーターが名前を出した途端仕事を断っている。
- ^ 第5話。本田と木下の会話。
- ^ 劇中のクレジットは「作詞 アポカリプス熱海/作曲・編曲 - 高島和志 / 歌 - トレイシー(中春鳴&伊藤鈴鹿&茅菜夢衣)」となっている。
出典
- ^ “10月放送開始「SHIROBAKO」PV配信開始、作品ジャンルは“アニメ業界群像劇””. アニメ!アニメ!. 株式会社イード (2014年8月18日). 2014年11月3日閲覧。
- ^ “アニメ業界が舞台 5人の少女が夢を追う『SHIROBAKO』”. ORICON STYLE. オリコン株式会社 (2014年10月7日). 2014年10月30日閲覧。
- ^ ““アニメーション業界の今が、ここにある。”「SHIROBAKO」水島努とP.A.WORKSが新作オリジナル”. アニメ!アニメ!. 株式会社イード (2014年8月8日). 2014年11月1日閲覧。
- ^ “水島努×P.A.WORKSによるアニメ「SHIROBAKO」の放送日時決定”. おた☆スケ. 株式会社にゅーあきば (2014年9月9日). 2014年10月30日閲覧。
- ^ “ストーリー”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年10月30日閲覧。
- ^ a b “アニメ業界アニメ「SHIROBAKO」に登場 “武蔵野アニメーション”に電話してみた”. アニメ!アニメ!. 株式会社イード (2014年8月15日). 2014年10月30日閲覧。
- ^ “キャラクター”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年10月30日閲覧。
- ^ ponkan_8のツイート(500288269406334978)
- ^ tsuki_akariのツイート(520276043668918272)
- ^ a b 『Febri』Vol.28、一迅社、2015年4月17日。
- ^ kingjimのツイート(544355010801176577)
- ^ 『SHIROBAKO』 Blu-ray DVDに追加特典で複製原画!HMV特典は収納BOX - 兼役として明記。
- ^ “アニメ製作について”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年11月3日閲覧。
- ^ “用語集”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年10月30日閲覧。
- ^ “会社案内 ABOUT US”. 武蔵野アニメーション公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年11月26日閲覧。
- ^ “アニメ制作について”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 2014年12月20日閲覧。
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- ^ horiken2000のツイート(528464004981612545)
- ^ horiken2000のツイート(5284717724802785299)
- ^ horiken2000のツイート(537887911195066369)
- ^ “これが本気の業界もの! アニメ制作側から見た新アニメ『SHIROBAKO』が持つ「それっぽさ」とは?”. ダ・ヴィンチNEWS. 角川書店 (2014年10月15日). 2014年11月1日閲覧。
- ^ oichanmusiのツイート(530626720986972160)
- ^ oichanmusiのツイート(532927598368534528)
- ^ oichanmusiのツイート(566524977675902976)
- ^ oichanmusiのツイート(566954539572809728)
- ^ oichanmusiのツイート(566547334327455744)
- ^ スタジオエル スタッフ日記
- ^ “ZIP!|2014/11/14(金)放送”. TVでた蔵. 富士ソフト (2014年11月14日). 2014年12月14日閲覧。
- ^ “アニメ質問状:「SHIROBAKO」 実際の水島監督は「木下監督」の5倍多忙”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2014年11月29日) 2014年12月2日閲覧。
- ^ “「SHIROBAKO」第6話の配信について”. バンダイチャンネル (2014年12月3日). 2014年12月20日閲覧。
- ^ 「秋本番収穫祭 美少女ヒロイン いきなりむいちゃいました!」『アニメディア』、学研パブリッシング、2014年11月、110頁。
- ^ “『SHIROBAKO』制作スタッフ”. TVアニメ『SHIROBAKO』公式ツイッター (2014年8月13日). 2014年11月13日閲覧。
- ^ “オンエアー”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年10月30日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “オンエアー”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 「SHIROBAKO」製作委員会. 2014年10月30日閲覧。
- ^ “Crunchyroll Adds P.A. Works' Shirobako Anime”. Anime News Network. 2015年3月22日閲覧。
- ^ “Sentai Filmworks Adds Shirobako, Celestial Method, Wolf Girl & Black Prince Anime”. Anime News Network (2014年11月2日). 2014年11月3日閲覧。
- ^ a b “Blu-ray&DVD”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 2014年11月27日閲覧。
- ^ “SHIROBAKO~上山高校アニメーション同好会~”. 月刊コミック電撃大王公式サイト. 2014年11月3日閲覧。
- ^ “SHIROBAKO 〜上山高校アニメーション同好会〜(1)”. 電撃コミックWEB. 2015年4月22日閲覧。
- ^ 公式リリース情報
- ^ “水島努×P.A.WORKSによるアニメ「SHIROBAKO」のラジオが始動”. おた☆スケ. 株式会社にゅーあきば. 2014年10月30日閲覧。
- ^ a b “SHIROBAKOラジオBOX”. 音泉. 2014年11月5日閲覧。
- ^ “「SHIROBAKO」作品展”. 東京アニメセンター. 2014年12月20日閲覧。
- ^ “東京アニメセンターでSHIROBAKO展開催!”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 2014年12月28日閲覧。
- ^ “1/10(土)一挙上映会、開催決定!!”. TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト. 2014年12月28日閲覧。
関連項目
- アニメーション制作進行くろみちゃん - 本作と同じく、アニメ制作を題材とするアニメ作品。
- 妄想代理人 - 第10話ではアニメ製作を軸とした話が展開されている。該当回の主人公である猿田は、高梨と同じく吉野が声を務め、制作進行という役柄である。
- GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎 - 第6巻「アニメーションは面白い!」では、アニメーション製作の現場が描かれ、主人公は富ヶ谷役の岩田が務め、制作進行という役柄である。
- アルピコ交通 - 第24話のテレビ上高地への納品において、渕東なぎさ(えんどう なぎさ)のラッピング列車と自動車が並行するシーンがあり、EDスタッフロールにも取材協力のクレジットされている。