「麒麟抄」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
全八巻から構成されており、書法や書論の秘伝が集約されている。著者は不明で[[平安時代]]の書道家である[[藤原行成]]や[[空海]]が著したという説が有力視されていたため最古の書論書とも言われていたが、近年の研究では否定されている<ref>{{cite book|和書|editor = 加藤友康・由井正臣|year = 2000 |title = 日本史文献解題辞典 |publisher = 吉川弘文館|isbn = |ref=}}</ref>。
全八巻から構成されており、書法や書論の秘伝が集約されている。著者は不明で[[平安時代]]の書道家である[[藤原行成]]や[[空海]]が著したという説が有力視されていたため日本における現存最古の書論書とも言われていたが、近年の研究では否定されている<ref>{{cite book|和書|editor = 加藤友康・由井正臣|year = 2000 |title = 日本史文献解題辞典 |publisher = 吉川弘文館|isbn = |ref=}}</ref>。


==脚注==
==脚注==

2015年1月22日 (木) 06:00時点における版

麒麟抄』(きりんしょう)は、南北朝時代頃に著された書論書。

概要

全八巻から構成されており、書法や書論の秘伝が集約されている。著者は不明で平安時代の書道家である藤原行成空海が著したという説が有力視されていたため日本における現存最古の書論書とも言われていたが、近年の研究では否定されている[1]

脚注

  1. ^ 加藤友康・由井正臣 編『日本史文献解題辞典』吉川弘文館、2000年。 

関連項目

参考文献

  • 続群書類従 第三十一輯下 雑部』続群書類従完成会、1958年。ISBN 4-7971-0101-6