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『'''創世記'''』(そうせいき、{{Rtl翻字併記|he|בראשית|Γένεσις|ギリシア文字転写|Grek|ギリシア文字}} ゲネシス、{{lang-en-short|Genesis}})は、[[古代ヘブライ語]]による[[ユダヤ教]]、[[キリスト教]]の聖典で、[[イスラム教]]の[[啓典]]である[[聖書]]([[旧約聖書]])の最初の書であり、[[正典]]の一つである。[[写本]]が残っており、[[モーセ]]が記述したとされている。
『'''創世記'''』(そうせいき、{{Rtl翻字併記|he|בראשית|Γένεσις|ギリシア文字転写|Grek|ギリシア文字}}ゲネシス、{{Lang-en-short|Genesis}})は、[[古代ヘブライ語]]による[[ユダヤ教]]、[[キリスト教]]の聖典で、[[イスラム教]]の[[啓典]]である[[聖書]]([[旧約聖書]])の最初の書であり、[[正典]]の一つである。[[写本]]が残っており、[[モーセ]]が記述したとされている。


いわゆる[[モーセ五書]]は、[[ユダヤ教]]においては[[トーラー]]と呼ばれている。創世記はヘブライ語では冒頭の言葉をとって {{rtl-lang|he|בראשית}}(ベレシート ヘブライ語で「はじめに」という意味)と呼ばれており、ギリシャ語名の「ゲネシス」は「誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である。
いわゆる[[モーセ五書]]は、[[ユダヤ教]]においては[[トーラー]]と呼ばれている。創世記はヘブライ語では冒頭の言葉をとって {{Rtl-lang|he|בראשית}}(ベレシート; ヘブライ語で「はじめに」という意味)と呼ばれており、ギリシャ語名の「ゲネシス」は「誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である。


「創世紀」は[[誤記]]である。
「創世紀」は[[誤記]]である。


== 主な内容 ==
== 主な内容 ==
内容は大きく分けると「天地創造と原初の人類」、「[[イスラエル]]の太祖たち」、「ヨセフ物語」のつに分けることができる。
内容は「天地創造と原初の人類」、「[[イスラエル]]の太祖たち」、「ヨセフ物語」の大きく3つに分けることができる。

# 天地創造と原初の人類
# 天地創造と原初の人類
#* [[天地創造#創世記の天地創造|天地創造]] 1章
#* [[天地創造#創世記の天地創造|天地創造]] 1章
#* [[アダムとイヴ]]、[[失楽園]] 2章-3章
#* [[アダムとイヴ]]、[[失楽園]] 2章 - 3章
#* [[カインとアベル]] 4章
#* [[カインとアベル]] 4章
#* [[ノアの方舟]] 5章-11章
#* [[ノアの方舟]] 5章 - 11章
#* [[バベルの塔]] 11章
#* [[バベルの塔]] 11章
# 太祖たちの物語
# 太祖たちの物語
#* [[アブラハム]]の生涯 12章-25章
#* [[アブラハム]]の生涯 12章 - 25章
#** [[ソドムとゴモラ]]の滅亡 18章-19章
#** [[ソドムとゴモラ]]の滅亡 18章 - 19章
#**[[ イサクの燔祭|イサクをささげようとするアブラハム]] 22章
#**[[ イサクの燔祭|イサクをささげようとするアブラハム]] 22章
#* [[イサク]]の生涯 26章-27章
#* [[イサク]]の生涯 26章 - 27章
#* イスラエルと呼ばれた[[ヤコブ (旧約聖書)|ヤコブ]]の生涯 27章-36章
#* イスラエルと呼ばれた[[ヤコブ (旧約聖書)|ヤコブ]]の生涯 27章 - 36章
# [[ヨセフ (ヤコブの子)|ヨセフ]]の物語
# [[ヨセフ (ヤコブの子)|ヨセフ]]の物語
#* 夢見るヨセフ 37章-38章
#* 夢見るヨセフ 37章 - 38章
#* [[古代エジプト|エジプト]]でのヨセフ 38章-41章
#* [[古代エジプト|エジプト]]でのヨセフ 38章 - 41章
#* ヨセフと兄弟たち 42章-45章
#* ヨセフと兄弟たち 42章 - 45章
#* その後のヨセフ 46章-50章
#* その後のヨセフ 46章 - 50章


[[ユダヤ人]]の歴史の物語は、聖書で『創世記』の次に置かれている『[[出エジプト記]]』へ続いていく。
[[ユダヤ人]]の歴史の物語は、聖書で『創世記』の次に置かれている『[[出エジプト記]]』へ続いていく。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Wikisource|創世記(口語訳)}}
{{Wikisource|創世記(文語訳)}}
* [[聖書]]
* [[聖書]]
* [[世界創造紀元]]
* [[世界創造紀元]]
* [[若い地球説]]
* [[若い地球説]]
* [[ジェネシス]](曖昧さ回避)
* [[ジェネシス]]曖昧さ回避


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://www.bibleontheweb.com/Bible.asp 聖書(英語) - Bible.com]
* [http://www.bibleontheweb.com/Bible.asp 聖書英語) - Bible.com]{{リンク切れ|date=2014年11月}}


{{Wikisource|創世記(口語訳)}}
{{Wikisource|創世記(文語訳)}}
{{モーセ五書}}
{{モーセ五書}}



2014年11月16日 (日) 11:43時点における版

光と闇の分離

創世記』(そうせいき、ヘブライ語: בראשית‎, ギリシア文字転写: Γένεσις(ゲネシス)、: Genesis)は、古代ヘブライ語によるユダヤ教キリスト教の聖典で、イスラム教啓典である聖書旧約聖書)の最初の書であり、正典の一つである。写本が残っており、モーセが記述したとされている。

いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている。創世記はヘブライ語では冒頭の言葉をとって בראשית‎(ベレシート; ヘブライ語で「はじめに」という意味)と呼ばれており、ギリシャ語名の「ゲネシス」は「誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である。

「創世紀」は誤記である。

主な内容

内容は、「天地創造と原初の人類」、「イスラエルの太祖たち」、「ヨセフ物語」の大きく3つに分けることができる。

  1. 天地創造と原初の人類
  2. 太祖たちの物語
  3. ヨセフの物語
    • 夢見るヨセフ 37章 - 38章
    • エジプトでのヨセフ 38章 - 41章
    • ヨセフと兄弟たち 42章 - 45章
    • その後のヨセフ 46章 - 50章

ユダヤ人の歴史の物語は、聖書で『創世記』の次に置かれている『出エジプト記』へ続いていく。

関連項目

外部リンク