「長距離列車」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
31行目: 31行目:
[[根室本線]]を運行する[[滝川駅]]から[[釧路駅]]行 2429Dが単一列車番号で運行される国内最長の定期運行普通列車。走行距離308.4km 8時間27分
[[根室本線]]を運行する[[滝川駅]]から[[釧路駅]]行 2429Dが単一列車番号で運行される国内最長の定期運行普通列車。走行距離308.4km 8時間27分


かつては長距離列車は、[[旅客列車]]では[[特別急行列車]]・[[新幹線]]などが主体となるが、[[1986年]]11月の[[1986年11月1日国鉄ダイヤ改正|ダイヤ改正]]までは、[[荷物列車]]・[[郵便]]列車が存在した関係で、長距離の[[普通列車|普通・快速列車]]も多く設定されていた。
かつては長距離列車は、[[旅客列車]]では[[優等列車]]・[[新幹線]]などが主体となるが、[[1986年]]11月の[[1986年11月1日国鉄ダイヤ改正|ダイヤ改正]]までは、[[荷物列車]]・[[郵便]]列車が存在した関係で、長距離の[[普通列車|普通・快速列車]]も多く設定されていた。


[[山陰本線]]や[[函館本線]]等の路線は需要が小さく、荷物列車・郵便列車と旅客列車とが分離されていなかった。また、[[新幹線]]が未開通で特急・急行など[[優等列車]]の運転本数も少なく、長距離移動に普通列車を利用する需要も高かった[[1960年代]]以前は、長距離を運転する普通客車列車にも、[[一等車]]([[1960年]]までは二等車、現在の[[グリーン車]])が連結されていた。
[[山陰本線]]や[[函館本線]]等の路線は需要が小さく、荷物列車・郵便列車と旅客列車とが分離されていなかった。また、[[新幹線]]が未開通で特急・急行など[[優等列車]]の運転本数も少なく、長距離移動に普通列車を利用する需要も高かった[[1960年代]]以前は、長距離を運転する普通客車列車にも、[[一等車]]([[1960年]]までは二等車、現在の[[グリーン車]])が連結されていた。

2014年10月9日 (木) 02:26時点における版

長距離列車(ちょうきょりれっしゃ)とは明確な定義はないものの、一般には、長距離を運行する列車のことをいう。

世界の長距離列車

最長距離列車の記録は、シベリア鉄道が有している。その代表列車である「ロシア号」に併結されて月2回運行されるモスクワ平壌間の直通客車(距離10,175km、210時間20分)が、世界一の長距離列車とされる。

世界の運行距離の長い列車ベスト10

日本の長距離列車

現在、日本で最も運行距離の長い列車は寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪札幌、1,508km(上り))である。

新幹線・優等列車

新幹線では、東京博多の「のぞみ」号が最長である。在来線は、近年では特急「白鳥」(大阪~青森)や寝台特急「はやぶさ」(東京~西鹿児島(当時)、後年は熊本止まり)など、運転距離1,000キロを越える列車が存在していた。しかし、延伸された新幹線への置き換え、夜行列車の需要減などにより、その多くは廃止された。

夜行列車の場合、有効時間とされる時間が深夜帯となることから、その性格上、長距離を走るものが多い。その為、過去には、運転区間が短距離のため発着時間が不便になってしまい、廃止を余儀なくされた夜行列車も存在した。かつては、長距離の普通(快速)列車にも寝台車が連結されるものがあったが、1985年までに全廃された。

普通列車

根室本線を運行する滝川駅から釧路駅行 2429Dが単一列車番号で運行される国内最長の定期運行普通列車。走行距離308.4km 8時間27分

かつては長距離列車は、旅客列車では優等列車新幹線などが主体となるが、1986年11月のダイヤ改正までは、荷物列車郵便列車が存在した関係で、長距離の普通・快速列車も多く設定されていた。

山陰本線函館本線等の路線は需要が小さく、荷物列車・郵便列車と旅客列車とが分離されていなかった。また、新幹線が未開通で特急・急行など優等列車の運転本数も少なく、長距離移動に普通列車を利用する需要も高かった1960年代以前は、長距離を運転する普通客車列車にも、一等車1960年までは二等車、現在のグリーン車)が連結されていた。

JR西日本広島都市圏で案内している「広島シティネットワーク」の中心駅となる広島駅を越える列車もあり、また、北海道等では長距離運行される列車がある。

参考文献

関連項目