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Nicholas Barbon

ニコラス・バーボンNicholas Barbon、フルネーム:Nicholas Unless-Jesus-Christ-Had-Died-For-Thee-Thou-Hadst-Been-Damned Barbon[1]1640年 - 1698年)は、イギリス経済学者医師、金融投機家である。重商主義者であり、自由市場の最初の支持者の一人とされる。世界初の火災保険会社の創設者としても著名である。

経歴

1640年頃ロンドンで、おそらくプレイズ=ゴッド・バーボンの息子として生まれ、ライデン医学を学んだ。1661年にユトレヒトでM.D.(Doctor of Medicine、医師)の学位を得た後にロンドンに戻り、1664年には内科医師会に名誉あるフェローとして認められた。1666年のロンドン大火が起こると、ロンドンの再建復興に尽力。火災保険の必要性を主張し、大火の翌年1667年から事業を始めた。1680年、バーボンの火災保険引受会社はロンドン初の消防隊を組織した。1690年と1695年には、ウェスト・サセックスブランバー選挙区から下院議員に選ばれた。[2]

ジョン・アスギルと共にLand Bank(土地銀行)を設立し、同時代の記録によるとこの事業はかなりの成功を収め、1696年にジョン・ブリスコーの土地銀行と合併した。

主著

政治経済学分野における著作は、古典派経済学の基礎の発展に貢献した。

  • Apology for the Builder; or, A Discourse Showing the Cause and Effects of the Increase of Building(1685年)
  • A Discourse of Trade(1690年)
    久保芳和訳「交易論」『交易論・東インド貿易論 初期イギリス経済学古典選集 2』、1966年、東京大学出版会
  • A Discourse Concerning Coining the New Money Lighter(1696年)

外部リンク

注釈

  1. ^ Letwin, William. The Origins of Scientific Economics. London: Routledge, 2003. p. 48.
  2. ^ London Fire Brigade”. 2007年10月27日閲覧。