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#:山内がボーカルを担当。
#:山内がボーカルを担当。
# '''眠れぬ夜''' (5:46)<br/>(作詞・作曲:志村正彦)
# '''眠れぬ夜''' (5:46)<br/>(作詞・作曲:志村正彦)
#:曲が終わった後にメンバーの笑い声と志村が「けっこう良いんじゃないかな」と会話している声が聞こえる。
#:歌詞に含まれていない「悲しまなくてもいい」という歌声は、たまたま志村が遺したトラックの最後に小さく収録されており(「違う歌詞を当てはめようとメモを取りながらの一言だったのでは」と高山徹は振り返っている)、メンバー・スタッフが話し合って決め、音量を上げた上で曲中に組み込んでいる。曲が終わった後にメンバーの笑い声と志村が「けっこう良いんじゃないかな」と会話している声が聞こえる。
全編曲:フジファブリック(#10 [[ストリングス]]・アレンジメント:金澤ダイスケ・伊勢三木子)
全編曲:フジファブリック(#10 [[ストリングス]]・アレンジメント:金澤ダイスケ・伊勢三木子)



2014年4月28日 (月) 09:23時点における版

MUSIC
フジファブリックスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
プロデュース フジファブリック
チャート最高順位
フジファブリック アルバム 年表
SINGLES 2004-2009
2010年
MUSIC
2010年
STAR
2011年
テンプレートを表示

MUSIC』(ミュージック)は、フジファブリックのメジャー5枚目、通算8枚目のアルバム。2010年7月28日リリース。

概要

  • 前作『CHRONICLE』より1年3ヶ月ぶりとなるアルバム。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ移籍後初のリリースとなる。
  • 本作のミーティングの最中であった2009年12月24日にボーカルの志村正彦が死去。彼の遺した楽曲を、フジファブリックの新しい作品として完成させて世に出したいというメンバー・スタッフの意志のもと、残されたメンバーの手によって完成した。デモは、アレンジが大枠固まっていたもの、志村がアレンジし歌詞を付けて歌まで録音していたもの、歌詞・歌録りができていないものなど様々であったという[1]
  • サポートドラマーとして、東京事変刃田綴色が参加している。
  • 初回限定スペシャルパッケージ仕様。スリーブ仕様+各メンバー楽器モチーフ4種ステッカーランダム封入。また、2010年8月末までの期間限定盤は、フジフジプライス(税込 ¥2424)となる。

収録曲

  1. MUSIC (2:22)
    (作詞・作曲:志村正彦)
  2. 夜明けのBEAT (3:42)
    (作詞・作曲:志村正彦)
    テレビ東京ドラマ24モテキ」主題歌。フジファブリック初のドラマ主題歌となった。
    本作の収録曲の中で最初にレコーディングした。後半にあるギターソロはデモに入っていた志村のプレイがそのまま使われている。
    PVが作られており、監督には主題歌になっているドラマ「モテキ」の演出と脚本を担当した大根仁と映像クリエイティブチームeasebackが担当。また、同ドラマで主演を務める森山未來が出演している。
    PVには、生前に志村が出演していたライブ映像(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009)が使われている場面がある。
    曲が始まる前に「123」と志村の声が録音されている。
  3. Bye Bye (4:47)
    (作詞・作曲:志村正彦)
    PUFFYへ提供した楽曲のセルフカバー。
  4. Hello (4:20)
    (作詞・作曲:志村正彦)
    デモ制作にクボケンジが協力。そのため、スペシャルサンクスに彼の名前が載っている。
  5. 君は僕じゃないのに (5:18)
    (作詞・作曲:志村正彦)
    デビュー5周年ツアーで新曲として披露されていた曲。そのときとはまたアレンジが変わっている。
  6. wedding song (5:09)
    (作詞・作曲:志村正彦)
    志村が結婚するマネージャーのために秘密裏に作っていた曲。
  7. 会いに (4:43)
    (作詞:志村正彦・加藤慎一 作曲:志村正彦)
    加藤が大半を作詞し、山内がボーカルを担当。志村以外のメンバーがメインボーカルと作詞をすることは初めてのことである(というのも、本作中唯一この曲のみ歌詞も志村のボーカルトラックも残されていなかった[2]。唯一サビの「会いに行くよ」という歌詞のみは存在した)。
    山内、加藤、金澤の3人がそれぞれ詞を書き、その詞に乗せて3人がボーカルレコーディングを行った中で、作詞:加藤、ボーカル:山内の組み合わせが採用された。
    2010年7月17日富士急ハイランドコニファーフォレストで行われた「フジフジ富士Q」では唯一バンドメンバーのみで演奏された。
  8. パンチドランカー (3:19)
    (作詞・作曲:志村正彦)
  9. Mirror (4:03)
    (作詞:志村正彦 作曲:山内総一郎)
    山内がボーカルを担当。
  10. 眠れぬ夜 (5:46)
    (作詞・作曲:志村正彦)
    歌詞に含まれていない「悲しまなくてもいい」という歌声は、たまたま志村が遺したトラックの最後に小さく収録されており(「違う歌詞を当てはめようとメモを取りながらの一言だったのでは」と高山徹は振り返っている)、メンバー・スタッフが話し合って決め、音量を上げた上で曲中に組み込んでいる。曲が終わった後にメンバーの笑い声と志村が「けっこう良いんじゃないかな」と会話している声が聞こえる。

全編曲:フジファブリック(#10 ストリングス・アレンジメント:金澤ダイスケ・伊勢三木子)

脚注

  1. ^ 「MUSIC」スペシャルサイト
  2. ^ 「MUSIC」スペシャルサイト