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2014年3月12日 (水) 16:01時点における版
アンドレ・ジェダルジュ(André Gédalge, 1856年12月17日 – 1926年2月5日)は、フランスの作曲家、音楽理論家。
略歴
パリ音楽院でエルネスト・ギローに師事し、ローマ賞第二席を受賞した。19世紀末にオペラとバレエを連作して注目を浴びるが、新世代の台頭とともに教育者としての定評を得る。彼の数多い弟子の中にはナディア・ブーランジェが含まれており、ブーランジェはジェダルジュから教わったとおり、フーガを最上の過程と位置づけた。
現在ジェダルジュは「フーガの教程」の著者として知られている。モーリス・ラヴェルは「ジェダルジュ先生からは技術を学びました」と回顧したとおり、厳しいエクリチュールを弟子に伝えた。Enoch社から復刻販売されている。
「ルイジ・ケルビーニ先生は対位法とフーガという名著を残されたが、実は先生の範例には若干の誤りがあり、私がそれを直しました」というコメントにあるように、実は「対位法の教程」も残されていたが、長らく非売品であった。21世紀に入り新しい出版社から出版されたものの、その出版社が消滅したことにより、現在遺族の許可を得てパブリックドメインとしてダウンロードが可能になっている。
主要な作品
オペラ
- Pris au piège (1890年) オペラ・コミック
- Le Petit Savoyard (1891年) パントマイム
- Le Rabbin (1891年) オペラ・コミック
- Hélène (1893年) Drama
- La farce du cadi (1897年)
- Sita, Légende dramatique
- Yvette, パントマイム
バレエ
- Phoebé (1900年)
交響曲・協奏曲
- 交響曲第1番ニ長調(1893年)
- ピアノ協奏曲ハ短調 作品16(1899年)
- 交響曲第2番ハ短調(1902年/1912年オーケストレーション改訂)
- 交響曲第3番ヘ長調(1910年)
- ヴァイオリン協奏曲
- 交響曲第4番イ短調(未完)
室内楽
- 弦楽四重奏曲ロ短調(1892年)
- ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ト長調 作品12(1897年)
- ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番イ短調 作品19(1900年)
著書
- Traité de la fugue (1901年)
- l'Enseignement de la Musique par l'éducation de l'oreille (1922年)
ディスク
- André Gedalge – Pièces instrumentales et mélodies Geneviève Laurenceau, violin – Mario Hacquard, baritone – Lorène de Ratuld and Claude Collet, piano – Benny Sluchin, trombone – Antoine Curé, trumpet. CD Polymnie (2007)
出典
- フランス語版ウィキペディアの記事に基づく英語版ウィキペディアの記事を翻訳。