「ドゥルセ川」の版間の差分

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2014年1月31日 (金) 11:28時点における版

ドゥルセ川
延長 812 km
水源の標高 4,500 m
河口・合流先 マール・チキータ
流域 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
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ドゥルセ川スペイン語: Río Dulce、スペイン語で「甘い川」の意味)は、アルゼンチンの北西部を流れる河川である。ケチュア語ではMisky Mayuと呼ばれる。サラド川とともに、サンティアゴ・デル・エステロ州でもっとも重要な河川のひとつである。

地理

源流はトゥクマン州にあり、上流部はサリ川(スペイン語: Río Salí)と呼ばれる。サルタ州からも支流を集め、サンティアゴ・デル・エステロ州に入るとドゥルセ川と名を変える。ラ・バンダ、州都サンティアゴ・デル・エステーロなどを通り、北西から南東に450kmに渡って流れ、コルドバ州でオンド川(スペイン語: Río Hondo)に合流したのち、塩湖マール・チキータに流れ込む。マール・チキータは内陸湖であり、大西洋に流出する河川は存在しない。

トゥクマン州とサンティアゴ・デル・エステロ州の境界部にはリオ・オンド・ダムを有し、ダム湖はサリ川、チコ川などトゥクマン州の4本の河川と通じている。サリ川には主にトゥクマン州からパルプ繊維が流れ込んでおり、その汚染物質はダム湖の汚染につながっている[1]。ドゥルセ川は乾燥したサンティアゴ・デル・エステロ州の大地を潤す灌漑用水の主要な供給源である。1956年には州北西部にロス・キロガ・ダムが完成し、州内に水を供給しているが、州南東部では降水量の減少を招いている。2002年5月28日には「ドゥルセ川流域の湿地」(スペイン語: Bañados del Río Dulce)がラムサール条約に登録され、国際的に重要な湿地として認められた[2]

脚注

  1. ^ Ecoportal
  2. ^ Ramsar List”. Ramsar.org. 2013年4月13日閲覧。