「OS X Mavericks」の版間の差分

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== 特徴 ==
== 特徴 ==
=== パフォーマンスの改善 ===
; タイマーコアレッシング
: 低負荷のプロセスをまとめて処理してアイドル時間を増やすことにより、CPUの電力消費を抑える。
; App Nap
: 他のウインドウの背面に隠れているアプリの処理速度を低下させることにより、電力消費を抑える。
; 圧縮メモリ
: 非アクティブのアプリのメモリを自動的に圧縮するようになる。

=== 追加されるアプリ ===
=== 追加されるアプリ ===
; [[iBooks]]
; [[iBooks]]
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; Safariの改善
; Safariの改善
: Safari 7が搭載され、電源の節約が行われたり、共有リンク機能が追加される。
: Safari 7が搭載され、電源の節約が行われたり、共有リンク機能が追加される。
; iCloudキーチェーン
: [[iCloud]]上にユーザー名・パスワードやクレジットカード情報を暗号化して保存・同期できる。
; マルチディスプレイサポートの改善
; マルチディスプレイサポートの改善
: Macにディスプレイを接続すると、どちらの画面でもメニューバーとDockが表示され、別のアプリケーションを同時に開いておくことができるようになる。
: Macにディスプレイを接続すると、どちらの画面でもメニューバーとDockが表示され、別のアプリケーションを同時に開いておくことができるようになる。
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; タグ
; タグ
: 全てのファイルに[[タギング (コンピュータ)|タグ]]をつけて管理できるようになる。
: 全てのファイルに[[タギング (コンピュータ)|タグ]]をつけて管理できるようになる。
;「省エネルギー」機能の強化
; タイマーコアレッシング
:バッテリー消費の著しいアプリを通知する機能を追加。ノートマシンでは電源ボタンを押すとすぐにスリープに入る仕様に変更された。
: 低負荷のプロセスをまとめて処理してアイドル時間を増やすことにより、CPUの電力消費を抑える。

; App Nap
=== セキュリティ ===
: 他のウインドウの背面に隠れているアプリの処理速度を低下させることにより、電力消費を抑える。
; 暗号化
; 圧縮メモリ
: [[Transport Layer Security|TLS]] 1.2 をサポート。
: 非アクティブのアプリのメモリを自動的に圧縮するようになる。
; iCloudキーチェーン
: [[iCloud]]上にユーザー名・パスワードやクレジットカード情報を暗号化して保存・同期できる。

=== オプション機能 ===
; Xcode Server
; Xcode Server
: OS X Serverの新機能であり、共同開発を行うためのサーバー機能とされている。
: OS X Serverの新機能であり、共同開発を行うためのサーバー機能とされている。

2013年11月23日 (土) 03:34時点における版

OS X Mavericks
OS X ファミリー
開発者
アップル
ウェブサイト http://www.apple.com/jp/osx/
ソースモデル プロプライエタリ(基盤となるDarwinオープンソース
ライセンス APSL and Apple EULA
カーネル ハイブリッドカーネル (XNU)
サポート状態
サポート中

OS X Mavericks(オーエス テン マーベリックス)は、アップルが開発するMacintosh向けのオペレーティングシステム(OS)。OS Xシリーズの10番目のバージョンである。バージョンナンバーは10.9。OS X Mountain Lionの後継バージョンとして、2013年10月22日に無料でリリースされた。

概要

2013年6月10日に開催されたWWDC 2013の基調講演にて発表された。同日、開発者(Macデベロッパープログラム登録者)へデベロッパープレビュー版も配布された。一般向けには2013年10月22日に無料でリリースされた。

特徴

パフォーマンスの改善

タイマーコアレッシング
低負荷のプロセスをまとめて処理してアイドル時間を増やすことにより、CPUの電力消費を抑える。
App Nap
他のウインドウの背面に隠れているアプリの処理速度を低下させることにより、電力消費を抑える。
圧縮メモリ
非アクティブのアプリのメモリを自動的に圧縮するようになる。

追加されるアプリ

iBooks
iOSで提供されている、電子書籍を読むためのアプリ。iBooks Storeで書籍を購入できる。メモを書いて表示したり、ハイライトをつけることができる。
マップ
iOS 6で追加されたアプリ。

新機能

カレンダーの改善
スキューアモーフィズムが廃され、マップとの連携を中心に機能が追加される。
Safariの改善
Safari 7が搭載され、電源の節約が行われたり、共有リンク機能が追加される。
マルチディスプレイサポートの改善
Macにディスプレイを接続すると、どちらの画面でもメニューバーとDockが表示され、別のアプリケーションを同時に開いておくことができるようになる。
Apple TVを外部ディスプレイとして使用することも可能になる。
Mission Controlでは、複数のディスプレイ間で独立して整理や切り替えを行うことが可能になる。
通知センターの改善
通知をロック画面で確認することができるようになるほか、通知にその場で返信できるようになる。
Finder タブ
Finderタブ機能が追加されるほか、フルスクリーンにも対応する。
タグ
全てのファイルにタグをつけて管理できるようになる。
「省エネルギー」機能の強化
バッテリー消費の著しいアプリを通知する機能を追加。ノートマシンでは電源ボタンを押すとすぐにスリープに入る仕様に変更された。

セキュリティ

暗号化
TLS 1.2 をサポート。
iCloudキーチェーン
iCloud上にユーザー名・パスワードやクレジットカード情報を暗号化して保存・同期できる。

オプション機能

Xcode Server
OS X Serverの新機能であり、共同開発を行うためのサーバー機能とされている。

外部リンク