「桟橋」の版間の差分

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* [[埠頭]](ふ頭)
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* [[係留施設]]
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* [[大さん橋]](横浜市) - さん橋と名称に付いているが、2002年に完成した現在の構造は「[[岸壁]]」である。


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2013年5月8日 (水) 09:55時点における版

桟橋(さんばし)とは、係留施設の一つ。船舶が着岸するために陸域部から水上へ向けて作った状の係留施設である。広義には浮桟橋ポンツーン:Pontoon)も桟橋に含むことがある。「桟」がかつて(1981年まで)は常用漢字に入っていなかったため、さん橋と表記される場合もある。

構造

桟橋と岸壁・物揚場との違いは構造と形状にある。構造面を見ると、岸壁・物揚場が埋め立てやコンクリートにより海底まで埋められている物を指すのに対して、桟橋は支柱の上に橋上部を設置したものをいう。形状面を見ると、岸壁・物揚場は陸域に沿った形状をしているのに対し、桟橋は陸域から水域へ突き出るような形状をしている。

桟橋の支柱には、木製杭・鋼管杭・鉄筋コンクリート杭・筒柱・ケーソン橋脚・矢板セル橋脚などが使用される。支柱の上には桁(トラス)が渡され、さらに桁の上には床板やコンクリート地盤などが設置される。桟橋は軽量なため、地盤が軟弱な場合でも建設可能である。また、船舶が発着しやすいという利点も持つ。欠点には、船舶の発着岸時の衝撃に弱いことなどが挙げられる。

ギャラリー

関連項目