「エピメーテウス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 言語ラベルほか
Addbot (会話 | 投稿記録)
m ボット: 言語間リンク 43 件をウィキデータ上の d:q41054 に転記
29行目: 29行目:
{{grmyth-stub}}
{{grmyth-stub}}
[[Category:ギリシア神話の神]]
[[Category:ギリシア神話の神]]

[[af:Epimetheus]]
[[az:Epimetey]]
[[bg:Епиметей]]
[[bn:এপিমেথেউস (পৌরাণিক চরিত্র)]]
[[br:Epimetheüs]]
[[bs:Epimetej (mitologija)]]
[[ca:Epimeteu (mitologia)]]
[[cs:Epimétheus]]
[[da:Epimetheus]]
[[de:Epimetheus]]
[[el:Επιμηθέας]]
[[en:Epimetheus (mythology)]]
[[eo:Epimeteo (mitologio)]]
[[es:Epimeteo]]
[[et:Epimetheus]]
[[eu:Epimeteo]]
[[fa:اپیمتئوس]]
[[fi:Epimetheus]]
[[fr:Épiméthée]]
[[he:אפימתאוס]]
[[hr:Epimetej (mitologija)]]
[[hu:Epimétheusz]]
[[id:Epimetheus]]
[[it:Epimeteo (mitologia)]]
[[ko:에피메테우스]]
[[lt:Epimetėjas]]
[[mzn:اپیمتئوس]]
[[nl:Epimetheus (mythologie)]]
[[nn:Epimethevs]]
[[no:Epimethevs]]
[[pl:Epimeteusz]]
[[pt:Epimeteu]]
[[ro:Epimeteu (mitologie)]]
[[ru:Эпиметей]]
[[sh:Epimetej (mitologija)]]
[[simple:Epimetheus]]
[[sl:Epimetej]]
[[sr:Епиметеј]]
[[sv:Epimetheus]]
[[th:เอพิมีเทียส]]
[[tl:Epimeteo]]
[[uk:Епіметей (міфологія)]]
[[zh:厄庇墨透斯]]

2013年3月8日 (金) 18:38時点における版

エピメーテウス古希: Ἐπιμηθεύς, Epimētheus)は、ギリシア神話に登場するで、ティーターンのひとりである。プロメーテウスの弟で、ヘーシオドスが『仕事と日』において、対比的に神話を語っている。

日本語では長母音を省略してエピメテウスとも呼ぶ。

概説

名前の意味

「エピメーテウス」とはギリシア語で epi(後の)+ metheus (知恵)という意味であり、現代日本語の「下種の後知恵」という慣用句が示すとおり、行動し失敗した後で、ああしていれば良かったと後悔する者の意である。兄プロメーテウスが、「先の知恵」すなわち「先見の明を持つ・行動する前に熟慮する」という意味であるのと対比的な名である。

家系

イーアペトスクリュメネー(またはアシアー)の息子とされる。アトラースプロメーテウスメノイティオスの兄弟でティーターンの血族に連なる。

人物・エピソード

彼の兄弟は、皆ゼウスに反逆して敗れ、過酷な責め苦を受けたティーターンの戦士達だが、エピメーテウスは愚鈍であったとされ、特にゼウスと敵対したという説話は伝えられていない。

愚鈍な理由として有名なのは、「自身の能力を他の兄弟に奪われた」などである。しかし、兄のプロメーテウスの巻き添えになる形で、結局はゼウスに煮え湯を飲まされる事となる。

それに関しての神話は以下の通りである。すなわち、プロメーテウスがゼウスから火を盗んで人類に与えた後、ゼウスは人類が神々より強くなるのを恐れ、人類に厄災をもたらそうと謀った。そのためヘーパイストスに美女パンドーラーを作らせ、エピメーテウスに贈り物として与えた。

プロメーテウスはエピメーテウスに警告したが、エピメーテウスは聞かず、パンドーラーを妻とした。のちにパンドーラーはゼウスから与えられた壺(箱とする説もある)を開け、その中にあった厄災を解き放ったという。これがいわゆるパンドーラーの箱である。

ただし、エピメーテウスとパンドーラーの夫婦自身は厄災を免れ、その後起きた大洪水をも生き延びている。

関連項目