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2012年10月27日 (土) 16:55時点における版
卒業論文(そつぎょうろんぶん)は、大学(短期大学を含む)及び高等専門学校に所属する主に最終学年の学生が、その最終学年の一年間を通して行う「卒業研究の成果として提出する論文」のことである(期間や、方法が異なる場合もある)。一部の高等学校や中学校にも科しているところがある。略称は「卒論(そつろん)」。
概要
形式・書式
その形式や書式等は、各大学・学部・学科(場合によっては所属している研究室)や、専攻する分野によって異なるが、概ねIMRAD型といわれるスタイルをとるものと考えてよい。
学部による卒論
文系学部などでは、ゼミナール論文を卒業論文と同様にあつかう事もある。医学部では卒業論文ではなく「卒業試験」が行われる。理学部や工学部、農学部などでは、研究成果をOHPやコンピュータを使って発表する口頭諮問の形をとることもある。芸術学部・美術学部・音楽学部・建築学科などの場合は、卒業制作、卒業展示(卒展)、卒業演奏会(卒演)など卒業研究の成果発表として行われる。語学系の大学・学部などでは卒業翻訳がある場合もある。法学部では卒業論文を課さない大学も多い。
理系学部の多くが、4年次に「卒業研究」という科目を履修して、卒業論文として纏めて提出することが必修とされているのに対し、文系学部では卒業論文の提出が卒業要件ではない場合も多い。提出された論文は叢書にまとめられる事もある。
なお、卒業論文の提出時期は様々であり、毎年12~3月に定められていることが多い。卒業論文を提出した後に、教授らによる「口頭試問」が行われることもあり学生の理解度が確認される。
近年の卒論
卒業論文はかつて原稿用紙に手書きで書かれていた。その後、ワープロやパソコンを利用するようになり、現在はパソコンで書かれるものが多い。