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2012年10月3日 (水) 08:18時点における版
バンコク กรุงเทพมหานคร | |||
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北緯13度45分8秒 東経100度29分38秒 / 北緯13.75222度 東経100.49389度 | |||
国 | タイ | ||
建設 | 不明 | ||
首都成立 | 1782年4月21日 | ||
下位区分 | 50 ケート | ||
政府 | |||
• 種別 | 首都府 | ||
• 首都圏政庁長官 | スクンパン・ボリパット | ||
面積 | |||
• 都市 | 1,568.737 km2 | ||
• 都市圏 | 7,761.50 km2 | ||
人口 (2010年) | |||
• 都市 | 8,249,117人 | ||
• 密度 | 5,258.60人/km2 | ||
• 都市圏 | 14,565,520人 | ||
• 都市圏密度 | 1,876.64人/km2 | ||
等時帯 | UTC+7 (タイ標準時) | ||
ISO 3166-2 | TH-10 | ||
ウェブサイト | city.bangkok.go.th/ |
バンコク( บางกอก , 英: Bangkok)はタイ王国の首都である。東南アジア屈指の世界都市。
名称
バンコクの儀式的正式名称は長く、下記のとおりである。
- กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
- クルンテープマハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシット
- Krungthepmahanakhon Amonrattanakosin Mahintharayutthaya Mahadilokphop Noppharatratchathaniburirom Udomratchaniwetmahasathan Amonphimanawatansathit Sakkathatiyawitsanukamprasit (音声)
タイ語は後置修飾が基本であるので、意味は後ろの節から訳し、以下のようになる。
- イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。
参考までにハース方式の発音記号(声調略)を挙げると、以下のようになる。なお、太字はラーイ詩形によって韻が踏んであるところである。
- [kruŋ theep mahaanakhɔɔn amɔɔnrattanakoosin mahintharaayutthayaa mahaadilok phop noppharat raatchathaanii burii rom udomraatchaniweet mahaasathaan amɔɔn pimaan awataan sathit sakkathattiya witsanukam prasit]
この儀式的名称はラーマ1世が遷都の際つけられた。後のラーマ4世は「イン神の卓越した宝石」すなわちボーウォーンラッタナコーシン(บวรรัตนโกสินทร์,[bɔɔwɔɔnrattanakoosin])の部分をアモーンラッタナコーシン (อมรรัตนโกสินทร์, [amɔɔnrattanakoosin]) すなわち「イン神の不滅の宝石」と変更させた。[1]
その後、1916年いわゆるムアンをチャンワット(県)と呼ばせるようになる[2]とバンコク(現在のトンブリー地域を除く)は県庁在地のプラナコーン郡にちなんでプラナコーン県と呼ばれ、儀式上と行政上の名称が完全に分離した。
1971年のタノーム元帥は革命後、同年の12月21日の革命団布告によってプラナコーン県とトンブリー県を融合しナコーンルワンクルンテープトンブリー (นครหลวงกรุงเทพธนบุร)と改称した[3]、さらに翌年の革命団布告によってクルンテープマハーナコーン ( กรุงเทพมหานคร ) と改称された[4]。現在はこの略称としてクルンテープ ( กรุงเทพฯ ) (「天使の都」の意)がよく使われている。
日本語や英語で慣用されるバンコクの語は、「バーンマコーク (บางมะกอก)」が訛った「バーンコーク (บางกอก) 」がさらに訛ったものである[5]。バーンマコークとは「アムラタマゴノキ (オリーブに外見の似たウルシ科の樹木、Spondias magnifera) の水村」という意味である[5]。
一般にはアユタヤ王朝時代この地トンブリー側にある要塞に駐屯していたポルトガル傭兵団が地名を現地人に訪ねたところこの名前が答えとして返ってきたが、バーンコークは固有名詞ではなくふつうの名詞なのでこれが誤って広まり定着したとされる[6]。一方、17世紀のフランスの外交官、シモン・ド・ラ・ルベールは本当の名前であるトン(ブリー)を外国人から隠すためにわざとバンコクという名を用いているとしている[7]。いずれにせよ、外国ではこの地をバンコクと呼ぶことが定着した[6]。
なお、タイ語のバーンコークであるが、現在ではトンブリー側にある一地域を指す言葉であって、(タイ語の)バーンコーク=(外国語の)バンコクではない。
なおバンコクは、日本語ではバンコック、バンコークとも表記される。また、バンコクの漢字表記は曼谷、盤谷の2通りがある。中国語表記では主に前者が、かつての日本では主に後者が使用されたが、確定的ではなく、2者が混交されて使用される。
歴史
バンコクの歴史は1782年、ラーマ1世がタークシンを処刑しそれまでのトンブリーからチャオプラヤー川対岸に首都を移したことに始まる。ラーマ1世が遷都した理由として、トンブリーがチャオプラヤー川西岸にあり、当時チャオプラヤー川周辺に勢力を広げようとしていたビルマのコンバウン王朝(現、ミャンマー)の進入が容易だったからである。
バンコクの建設は6月10日午前6時45分にラックムアン(市の柱)が建てられ始まった。建設主任はチャオプラヤー・タンマーティコーン (ブンロート)。3年後に建設が終了した。アユタヤと同じく王宮や関連施設を含む土地の周囲には運河が掘られラッタナーコーシン島と呼ばれる人工の島を形成した。この島の中には王に許された者のみ住むことが出来た。記録によれば、当時ラッタナコーシン島に居住していたのは王族を除けばタイ族ではなく「王室華人」と呼ばれた潮州系の華人であった。
建国当初はラッタナコーシン島のみがバンコクの中心として機能していたが、タイの経済発展と共に市街地は東へ延びて行った。またラーマ5世(チュラーロンコーン)の時代にすでにラッタナコーシン島の王宮のみでは妻や子供を十分に収容することが出来ないため北にドゥシット宮殿郡を建設している。チュラーロンコーンの子供はさらに北にバーンクンプロム宮殿、スコータイタンマティベート宮殿などを建設している。
また、経済の中心もチャクリー王朝初期には当時ラッタナコーシン島から運河を挟んで東側のヤオワラートにあったが、20世紀後半にシーロム通りに中心が移った。そのためラッタナコーシン島周辺は現在、旧市街地と見なされることが多い。
建設からラーマ5世時代までは、バンコクはチャクリー王朝の王による直轄地であった。しかしラーマ5世の以降市街地が拡大を始めたため、チャクリー改革によって、バンコクは畿内省という機関の管轄に置かれることになった。
1972年には、拡大が進みバンコクの行政機関の手に負えなくなっていたノンタブリー県、サムットプラーカーン県、パトゥムターニー県がバンコクから分離。一方で1975年にはバンコクと経済的に密な関係にあったトンブリー県がバンコクに吸収されている。その間にもさらにバンコクの市街地の拡大が進んだ。
とくに1980年代にはタイ国内の投資が拡大し、タイの経済の中心であるバンコクも必然的に発展する事になった。バンコクは特に目立って教育が普及しリベラルな住民が増えたため内務省の直接統治が難しくなった。このため1985年に『仏暦2528年バンコク首都府行政組織法』が国会で成立。これ以降、住民に選ばれた知事による自治が行われている。
地理
気候
バンコクは熱帯に位置し、年間を通じて最高気温は33℃前後、最低気温は20度から25度を保つ。バンコクの季節は、5月から10月にかけての蒸し暑く雨の降る雨季、11月から2月のやや涼しく過ごしやすい乾季、そして2月から5月にかけての雨があまり降らず非常に高温となる暑期の3つに分かれる。最高気温極値は40.8℃。最低気温極値は9.9℃。
バンコクの気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 32.0 (89.6) |
32.7 (90.9) |
33.7 (92.7) |
34.9 (94.8) |
34.0 (93.2) |
33.1 (91.6) |
32.7 (90.9) |
32.5 (90.5) |
32.3 (90.1) |
32.0 (89.6) |
31.6 (88.9) |
31.3 (88.3) |
32.7 (90.9) |
平均最低気温 °C (°F) | 21.0 (69.8) |
23.3 (73.9) |
24.9 (76.8) |
26.1 (79) |
25.6 (78.1) |
25.4 (77.7) |
25.0 (77) |
24.9 (76.8) |
24.6 (76.3) |
24.3 (75.7) |
23.1 (73.6) |
20.8 (69.4) |
24.1 (75.4) |
降水量 mm (inch) | 9.1 (0.358) |
29.9 (1.177) |
28.6 (1.126) |
64.7 (2.547) |
220.4 (8.677) |
149.3 (5.878) |
154.5 (6.083) |
196.7 (7.744) |
344.2 (13.551) |
241.6 (9.512) |
48.1 (1.894) |
9.7 (0.382) |
1,496.8 (58.929) |
平均降雨日数 | 1 | 3 | 3 | 6 | 16 | 16 | 18 | 20 | 21 | 17 | 6 | 1 | 128 |
出典:Thai Meteorological Department[8] April 19, 2010 |
行政
よく間違われるがバンコクは市ではなく首都府である。そのため、日本の外務省の資料では必ず「バンコク都」と表現される。
都章はそのフルネームに由来するプラ・イン(インドラ)がエーラーワン象に乗っているところを示したものである。
バンコクはある程度内閣による制限があるもの、他の市と違い内務省の役人でなく選挙で選ばれた知事が行政を行う。2004年から2008年までアピラック・コーサヨーティンが知事をつとめた。現在の知事は、スクムパン ボリパットである。
バンコクには50の区(ケート)が設置されている。
経済
タイの首都でタイ最大の都市であるバンコクはタイ経済の中心であり、またラオスやカンボジア、ミャンマーを含むインドシナ半島の経済圏の中心地でもある。タイ証券取引所 (SET) があるなどバーツ経済圏の中心であり、その他金などの貴金属や宝石などの取引の中心である。2011年3月、英国のシンクタンクにより世界第61位の金融センターと評価されており、東南アジアではシンガポール、クアラルンプールに次ぐ第3位である[9]。
2012年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第43位の都市と評価された[10]。東南アジアではシンガポールに次ぐ第2位である。
都内にはタイ国際航空やバンコク銀行、シン・コーポレーション・グループなどの大企業の本社やスタンダード・チャータード銀行やメルセデス・ベンツ、アリアンツなどの外国企業の支店が立ち並ぶ他、サイアム・パラゴンや伊勢丹、ロビンソンなどの大規模なデパートやショッピングセンターなどが立ち並ぶなどタイ国内における消費トレンドの発信地でもある。
また、タイの他の観光地と同じく、観光も大きな産業の一つとなっており、市内には高級ホテルからバックパッカー向けの安宿までが立ち並び、また市内の至る所で日本や中華民国などのアジア諸国の他に、ヨーロッパやアメリカから来た観光客を目にすることができる。
2009年にタイ統計局が公表した家計調査によると、バンコク首都圏の1世帯当たりの平均所得は月3万7732バーツ(約10万円)である[11]。1人当りの平均所得だとその3分の1程度である。
日本企業
第二次世界大戦前より多くの日本企業が進出しており、特に1960年代の高度経済成長前後にはホンダや三菱電機、東京海上日動、鹿島建設、間組、東急百貨店や伊勢丹など、さまざまな業種にわたる日本企業が進出してきている。また、これらの企業進出にあわせてバンコク日本人学校(泰日協会学校バンコク校)の生徒数も増加を続けている。東南アジアで最も邦人の多い都市であり、2010年の統計によると、バンコクの在留邦人数は33,967人であり、外国の都市で5番目に多い[12]。
交通
市内
都心部では高架鉄道や地下鉄が開通しているが、タイ国鉄には通勤輸送に活用できる郊外鉄道の路線網が少ない上、都心部の立体交差化の遅れからラッシュ時の列車運行本数が極端に制限されているため、中流階級以上を中心に乗用車が、また、タクシーやバスが公共交通機関として広く用いられている。しかしこれがバンコクを世界有数の渋滞都市にしている。
このため、更なる地下鉄や高架鉄道の路線の建設が進められている他、スワンナプーム国際空港との連絡鉄道の建設が進められ、2010年8月23日にエアポート・レール・リンクとして開業した。また、排気ガス浄化のためにタクシーの定期的な新型車両への代替が義務付けられている。
また、バンコクではチャオプラヤー川が南北を横断しており、これを利用した定期ボートが頻繁に運航されている他、運河を縫って船舶路線網が完備されており、渋滞の心配がないため多くの市民や観光客に利用されている。
ボート
チャオプラヤー川ではチャオプラヤー・エクスプレスと呼ばれる水上交通も利用されている。運賃は5バーツから。またセーンセープ運河を中心に市営ボートも運営されているほか、トンブリー区やミンブリー区を中心にロング・テイル・ボートが運航されている。
鉄道
- 国鉄
- フワランポーン駅を起点として、チエンマイやパタヤをはじめとする国内各地に路線を伸ばしている。また、マレーシア・シンガポール・ラオス方面への国際列車もある。詳細はタイ国有鉄道を参照のこと。
- BTS
- 1999年12月に、バンコク市内の渋滞解消の切り札として高架鉄道 BTS(Bangkok Mass Transit System、通称スカイトレイン)が開業した。北 - 東を走るスクムウィット線と、南 - 西を走るシーロム線から成っており、両線はサイアム駅(サヤーム駅)で交わっている他、郊外鉄道の駅とも接続している。初乗りは15バーツ。現在路線延長工事を複数行っている。
- 地下鉄
- また、2004年7月3日にはバンコクに初の地下鉄が開通した。バンコク・メトロが経営している。上記のBTSと同じくエアコン完備の上に渋滞の影響を全く受けない上、郊外鉄道のいくつかの駅の他にBTSの路線とも接続しており利便性が高いため、人気を呼んでいる。
- エアポート・レール・リンク
- 2010年8月23日、スワンナプーム国際空港とバンコク市中心部のマッカサン駅やパヤータイ駅を結ぶ空港連絡鉄道、エアポート・レール・リンクが開業した。
バス
バンコク大量輸送公社(BMTA)が運営する[13][14]。このバスは「エアコン・バス」、「ノンエアコン・バス」、などに分かれ、運賃についても、エアコン・バスは距離によって12 - 20バーツ、ノンエアコン・バスは扇風機なし(赤バス)は7.5バーツ、扇風機つき(白バス)は8.5バーツとなっている。ワンマン化は進んでおらず、バス車両はキャブオーバー型の非ワンマン仕様車が多く使用されている。一部路線では連節バス(エアコンつき)も運行されている。時刻表はなく数多くの本数が走っているが、渋滞の影響をもろに受ける弱点がある。
タクシー
タクシーは初乗り35バーツ(メーター制タクシー)と経済的な上に、エアコン完備で快適なのでよく利用される。主にトヨタカローラや日産ティーダ、三菱・ランサーなどが使用されており、定期的な新型車両への代替が義務付けられていることから、殆どが現行車種の年式が新しいものを使用している。なお、メーター制でないタクシーもあり、最初に値段を交渉して乗る必要がある。
トゥクトゥクやソンテウ
有名なトゥクトゥクは、安全性の観点と排気ガス規制などの理由から現在新規登録ができなくなっており、これから減少が予想される。なお、最初に値段を交渉して乗る必要がある。
主に郊外の小道でよく利用されるのが、ピックアップトラックの荷台を改造したソンテウと呼ばれるミニバスや、モーターサイ(いわゆるバイクタクシー)などがある。
地方および国外
バス
チェンマイやパッタヤー、プーケットやチャンタブリーなどの国内主要都市の他、カンボジアやマレーシア、ミャンマーとの国境地域への長距離バスが頻繁に運行されている。なおこれらの長距離バスにもエアコン装備とノンエアコンの2種類が存在する。
郊外に3つのバスターミナルがあり、目的地によって使い分ける必要がある。
航空
- 東南アジアのハブ
バンコクはクアラルンプールやシンガポールなどと並び、ヨーロッパ諸国から東南アジア各国やオーストラリアなどへの中継地点として、また、東南アジアのハブ空港として重要な地位を保っている。さらに更に近年は、タイ・エアアジアやノック・エア、バンコク・エアウェイズなどのタイ国内線やアジア圏内を運航する格安航空会社が競って乗り入れており、航空の要所としての地位がますます高まっている。
- 2つの空港
- 2006年9月28日には、アジア最大の規模を持つ空港となるスワンナプーム国際空港が、バンコク中心部から32km東方のサムットプラーカーン県バーンプリー郡に開港した。スワンナプーム国際空港はドンムアン国際空港に代わるバンコクの主要空港として、また、東南アジアのハブ空港として、観光国タイの表玄関として世界中から航空路線が集まっている。なお、ドンムアン国際空港も、第2空港として国内線用に引き続き使用されている。
- 日本との便
- また、日本からは成田国際空港発着便を中心に東京、大阪、名古屋、福岡などの主要都市からタイ国際航空(成田、羽田、関西、中部、福岡)や日本航空(成田、羽田、関西)、バンコク・エアウェイズ(札幌(12月から))、全日空(成田、羽田)、デルタ航空(成田のみ)などがそれぞれ1日に1便-数便運航している他、台北や香港経由で行くこともできる。
観光
交通の要所である上に観光資源が豊富なこともあり、東南アジア観光の中心地である。2012年には、アメリカの旅行雑誌『トラベル+レジャー』によって、3年連続で世界最高の観光都市と評価された[15]。マスターカードが2012年に公表した統計によると、アジアで最も外国人旅行者が訪れる都市であり、世界でもロンドン、パリに次ぐ3位である[16]。
寺院や歴史的建造物が多数存在する他、物価も比較的安いことから、カオサン通りなどバックパッカーが集まる一帯もある。他にも、中心部にある「パッポン通り」や「ソイ・カウボーイ」などはバーやクラブが立ち並ぶなどナイトライフが活気を見せている。これらの地域はベトナム戦争当時、レスト・アンド・レクリエーションのためにバンコクを訪れたアメリカ軍兵士が多く来たことから急速に発展し、現在も世界各国の多くの観光客をひきつけている。
- 王宮
- ジム・トンプソンの家
- ジム・トンプソンアウトレット
- シーロム通り
- ダムヌーンサドゥワック水上市場
- チャオプラヤー川
- 水上バス
- ナーナー・エンターテイメント・プラザ
- パッポン通り
- バンコク国立美術館
- ラチャダムヌン・スタジアム
- ルンピニー公園
- ルンピニー・スタジアム
- ワット・アルン
- ワット・プラケオ
- ワット・ポー
ホテル
中心部やチャオプラヤー川沿いには世界的に著名な マンダリン・オリエンタル・バンコクやザ・ペニンシュラ・バンコク、シャングリ・ラ ホテル バンコクなどの最高級ホテルが立ち並び、また、それ以外にもフォーシーズンズ・ホテル・バンコクやザ・スコータイ・バンコクなど多数の最高級ホテルが林立している。
- アマリ・ウォーターゲート・ホテル
- インターコンチネンタル・バンコク
- グランド スクンビット バイ ソフィテル
- グランド・ハイアット・エラワン・バンコク
- コンラッド・バンコク
- ザ・スコータイ・バンコク
- ザ・ペニンシュラ・バンコク
- シャングリ・ラ ホテル バンコク
- デュシタニ・バンコク
- バイヨークスカイホテル
- フォーシーズンズ・ホテル・バンコク
- マンダリン・オリエンタル・バンコク
- ミレニアム・ヒルトン・バンコク
- メトロポリタン・バンコク
- ロイヤル・オーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ
姉妹都市
バンコクの姉妹都市は以下の通り。
- ワシントンD.C.(アメリカ)- 1962年2月19日
- 北京市(中国)- 1993年5月26日
- モスクワ(ロシア)- 1997年6月19日
- マニラ(フィリピン)- 1997年6月24日
- サンクトペテルブルク(ロシア)- 1997年[17]
- 潮州市(中国)- 2005年11月23日[18]
- ソウル特別市(韓国)- 2006年
- アンカラ(トルコ)- 2006年
- ハノイ(ベトナム)- 2006年
- ウランバートル(モンゴル)- 2006年
- ブリスベン(オーストラリア)- 2007年
- ミラノ(イタリア)- 2007年
- リヴァプール(イギリス)- 2007年
- 福岡県(日本)- 2006年2月8日
- ブダペスト(ハンガリー)- 2007年
- シドニー(オーストラリア)- 2007年
- パース(オーストラリア)- 2007年
- スチョルダール(ノルウェー)- 2009年[19]
- イスタンブール(トルコ)- 2009年[20]
- 広州市(中国)[21]
- ラーグンダ(スウェーデン)
友好都市
風景
舞台となった作品
- 東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯 (1973年) - 主演 : 千葉真一
- 激殺! 邪道拳 (1977年) - 主演 : 千葉真一
関連項目
- 世界一の一覧
- バンコク銀行
- 南回りヨーロッパ線
- バンコクの市場
- アサニー・ワサン(タイの人気兄弟デュオ。1989年にバンコクの非常に長い名称に曲をつけて歌い、大ヒットさせた)
- マレイ・ヘッド (1985年に「ワン・ナイト・イン・バンコック」をリリースした。)
脚注
- ^ “6 เมษายน - วันจักรี”. Department of Cultural Promotion. 2011年6月16日閲覧。
- ^ “ประกาศกระทรวงมหาดไทย เรื่อง ทรงพระกรุณาโปรดเกล้า ฯ ให้เปลี่ยนคำว่าเมืองเรียกว่าจังหวัด” (Thai). Royal Gazette เล่ม ๓๓ (ตอน ๐ ก): หน้า ๕๑-๕๓. (๒๘ พฤษภาคม ๒๔๕๙) .
- ^ “ประกาศของคณะปฏิวัติ ฉบับที่ ๒๔” (Thai). ราชกิจจานุเบกษา เล่ม ๘๘ (ตอน ๑๔๔ ก): หน้า ๘๑๖-๘๑๙. (๒๑ ธันวาคม ๒๕๑๔) .
- ^ “ประกาศของคณะปฏิวัติ ฉบับที่ ๑๖๘” (Thai). ราชกิจจานุเบกษา เล่ม ๘๙ (ตอน ๙๓ ก ฉบับพิเศษ): หน้า ๑๘๗-๒๐๑. (๑๗ มิถุนายน ๒๕๑๕) .
- ^ a b 冨田 [1997] p.820
- ^ a b 小杉 [2003] p.11
- ^ La Loubére [1693] p.4
- ^ “30 year Average (1961-1990) - BANGKOK METROPOLIS”. Thai Meteorological Department. 2010年4月19日閲覧。
- ^ The Global Financial Centres Index 9
- ^ 2012 Global Cities Index and Emerging Cities Outlook (2012年4月公表)
- ^ タイ統計局による家計調査
- ^ 海外在留邦人数調査統計 平成23年速報版
- ^ 『鉄道ジャーナル』2010年10月号(No.528)p.156-p.157 鉄道ジャーナル社
- ^ また、バンコクのバス事情については「バンコクのバス特集」に詳しい。
- ^ Travel+Leisure誌による世界の観光都市ランキング 2012年版
- ^ MasterCard Global Destination Cities Index 2012
- ^ St. Petersburg in figures > International and Interregional Ties
- ^ http://office.bangkok.go.th/iad/eng/viewpage.php?page_id=38
- ^ "Bangkok er ny vennskapsby". Adresseavisen. Retrieved on 29 May 2009.
- ^ >Istanbul and Bangkok Become Sister Cities
- ^ “Sister Cities of Guangzhou”. Guangzhou Foreign Affairs Office. 2010年2月10日閲覧。
参考文献
- 冨田竹二郎編著『タイ日大辞典』めこん、第三版1997年10月1日 ISBN 978-4-8396-0114-0
- 友杉孝「バンコク史スケッチ」『アジア遊学 No.57』勉誠出版、2003年、pp.10-22 ISBN 978-4-585-10308-0
- La Loubére, Simon de, A New Historical Relation of the Kingdom of Siam, London: 1693
外部リンク
- 政府
- バンコク都庁 (タイ語)(英語)
- 日本政府
- 在タイ日本国大使館 (日本語)
- 観光
- バンコク観光局 (日本語)
- タイ国政府観光庁 - バンコク (日本語)
- バンコクナビ (日本語)
- バンコク観光案内 (日本語)
- バンコク - Wikitravel (日本語)