「京橋駅 (大阪府)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Yuunar (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
174行目: 174行目:


他に大阪市内で空襲慰霊碑のある駅としては、[[1945年]][[2月14日]]に空襲被害を受けた[[阪和線]][[美章園駅]]([[阿倍野区]])がある。
他に大阪市内で空襲慰霊碑のある駅としては、[[1945年]][[2月14日]]に空襲被害を受けた[[阪和線]][[美章園駅]]([[阿倍野区]])がある。

日本で空襲が一番遅かったのは当駅と[[秋田市]][[土崎]]である。


=== 利用状況 ===
=== 利用状況 ===

2012年6月2日 (土) 09:22時点における版

京橋駅
2008年10月1日現在
きょうばし
Kyobashi
所在地 大阪市城東区都島区
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細
京阪電気鉄道駅詳細
大阪市交通局駅詳細
所属路線 大阪環状線
片町線(学研都市線)JR東西線
京阪本線
長堀鶴見緑地線
テンプレートを表示

京橋駅(きょうばしえき)は、大阪府大阪市城東区都島区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・京阪電気鉄道大阪市営地下鉄である。

概要

大阪府の繁華街にある乗換駅としては、キタ大阪駅梅田駅周辺)やミナミ難波駅周辺)および天王寺天王寺駅大阪阿部野橋駅周辺)に立地する駅ほどの規模ではないが、一日あたり約59万人(2006年)の乗降客の利用があり、大阪市北東部の玄関口となっている。

駅名の由来は、大川との合流地点近くの大阪城北側の寝屋川に架かる「京橋」であるが、この橋は当駅よりも天満橋駅の近くに存在する。

乗り入れ路線

JR西日本の各線(後述)、京阪電気鉄道の京阪本線、大阪市交通局の大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の3社局の路線が乗り入れている。地下鉄の駅には「N22」の駅番号が設定されている。

JR西日本の駅に乗り入れている路線は、当駅の所属線である大阪環状線[1]に、片町線(愛称「学研都市線」)とJR東西線を加えた3路線である。1997年のJR東西線開業と引き換えに片町線は当駅 - 片町駅間が廃止されて当駅が終点となり、一部列車を除いて当駅起点のJR東西線と相互直通運転を行う現在の形態となった。また、特定都区市内制度における「大阪市内」エリアに属している。

JRの駅はICOCA、京阪と地下鉄の駅はPiTaPaおよび「スルッとKANSAI」対応各種カードの利用エリアとなっている。

JR西日本

JR 京橋駅
JR京橋駅北口(2007年10月13日)
きょうばし
Kyōbashi
所在地 大阪市城東区新喜多一丁目2-31
北緯34度41分45.59秒 東経135度32分4.92秒 / 北緯34.6959972度 東経135.5347000度 / 34.6959972; 135.5347000
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 キハ
駅構造 高架駅(大阪環状線)
地上駅(片町線・JR東西線)
ホーム 各2面2線(計4面4線)
乗車人員
-統計年度-
130,359人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1895年明治28年)10月17日
乗入路線 3 路線
所属路線 大阪環状線
キロ程 天王寺駅経由:17.5km
天満駅経由:4.2 km(大阪起点)
大阪城公園 (0.8 km)
(1.8 km) 桜ノ宮
所属路線 片町線(学研都市線)[* 1]
キロ程 44.8 km(木津起点)
鴫野 (1.8km)
所属路線 JR東西線[* 1]
キロ程 0.0 km(京橋起点)
(0.9km) 大阪城北詰
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
  1. ^ a b 両線で直通運転実施
テンプレートを表示

当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として大阪環状線の大阪城公園駅桜ノ宮駅天満駅の3駅を管轄している。

駅構造

相対式ホーム2面2線の高架ホームに大阪環状線の列車が、単式ホーム2面2線の地平ホームに片町線(学研都市線)とJR東西線の列車が停車する。一部の関空快速・紀州路快速は当駅で折り返す。

改札口は、大阪環状線ホームの北側にある北口、JR東西線ホームに接する南口、片町線(学研都市線)・JR東西線ホームの西側にある西口の3か所がある。最も大きな改札口は北口だが、駅長室のある駅本屋は南口側にある。西口はダイエー京橋店に接続しており、西口から京阪京橋駅方面へ行く場合はダイエー京橋店内の自由通路を通ることになる。また、大阪ビジネスパーク方面へのペデストリアンデッキがあり、をささずに主要なビルまで行けるようになっている。また北口は京阪京橋駅中央口と向かい合っており、かつ幅の広い京阪のガード下を通ることになるため、雨の日でも濡れずに互いの駅舎を行き来できる。

片町線ホームは1955年複線化された当時島式ホーム1面2線だったが、1970年の南口の設置により南口と大阪環状線ホームに直結する1番のりば(設置当初は片町行きホーム、JR東西線開業後は同線方面ホーム)が設けられたため、単式ホームに変更された。

また、北口はかつて大阪環状線の東側にのみ向いており、西側(京阪京橋駅寄り)との間は大阪環状線の線路をくぐる通路でつながっているだけだった。もとは京阪の京橋駅も大阪環状線の東側にあったためだが、京阪の駅が高架化で西側に移転後も付近の商店に配慮して西側には入口を設けなかったといわれる。1980年代以降の改修で西側にも通じる様になり、1990年国際花と緑の博覧会(花の万博)開催に際して現在の姿になった。

国鉄型駅名標だった当時、ローマ字表記の下に所在地名の表記がなかったが、これは正確には城東区新喜多に位置してはいるものの、実際には大阪環状線ホームが都島区にまたがっているためである。

のりば

ホーム 路線 方向 行先
1 JR東西線 下り 北新地尼崎方面
2 学研都市線 上り 四条畷同志社前方面
3 大阪環状線 内回り 大阪西九条ユニバーサルシティ
奈良関西空港和歌山方面
4 大阪環状線 外回り 鶴橋天王寺方面

大阪環状線ホームは、当初のりば番号が与えられていなかったが、2008年3月に内回りが3番のりば、外回りが4番のりばとなった。この駅の付番をもって環状線内のすべての駅にのりば番号が設定された。

2008年3月15日以降、当駅からの奈良方面行きの列車は、従来の3番のりば(内回り)から大阪駅経由の大和路快速・区間快速が、2番のりばから松井山手駅・木津駅経由に、2番のりばからのおおさか東線経由で直通快速を加えた3パターンがある。ただし、日中は大阪駅経由の列車のみであり、2番のりばから奈良方面行は直通快速4本が夕ラッシュ時のみ、松井山手駅・木津駅経由は夜間の2本のみである。

ダイヤ

大阪環状線

日中時間帯は1時間あたり環状運転の普通、大和路快速、関空・紀州路快速がそれぞれ4本停車する。午前中はこれに加えて桜島線(JRゆめ咲線)直通普通が4本停車する。朝晩は本数が多くなる。当駅折り返しの関空・紀州路快速は乗客を降ろしたあと、天王寺寄りにある引き上げ線で折り返す(一部は森ノ宮電車区に入区している)。

片町線(学研都市線)・JR東西線

日中時間帯は1時間あたり快速と普通がそれぞれ4本の計8本が停車する。朝晩は当駅始発・終着を含めて本数が多くなる。学研都市線の当駅折り返しの列車は1番のりばに停車後、地上の引き上げ線に入り、2番のりば(四条畷方面行き)に移る。また、夜間時間帯に1本、当駅留置運用がある。

配線図

JR西日本京橋駅 JR東西線・片町線 配線略図

JR東西線
尼崎西明石
宝塚 方面
JR西日本京橋駅 JR東西線・片町線 配線略図
片町線
(学研都市線)
松井山手木津
奈良 方面
凡例
出典:以下を参考に作成。
* 祖田圭介、「図15-2 京橋駅の配線」、「特集 - 立体交差駅66クロス」、『鉄道ファン』、第46巻10号 通巻第546号
2006年10月号、交友社、29頁。
* JR西日本公式ホームページ JRおでかけネット - 京橋駅 - 構内図


JR西日本 京橋駅大阪環状線 配線略図

鶴橋天王寺 方面
JR西日本 京橋駅大阪環状線 配線略図
大阪西九条 方面
↓ 森ノ宮電車区
凡例
出典:以下を参考に作成。
* 湯川徹二、「図-1 大阪環状線配線略図」、「特集 - 大阪環状線」、『鉄道ピクトリアル』、第59巻6号 通巻第819号
2009年6月号、電気車研究会、42頁。
* JR西日本公式ホームページ JRおでかけネット - 京橋駅 - 構内図

※ 2009年2月14日現在


歴史

当駅がある地に鉄道が開通したのは、1895年8月浪速鉄道が現在の片町線となる片町駅 - 四条畷駅間を開業してからであるが、開業当時は駅が設置されていなかった。当駅は、同年10月大阪鉄道 (初代) が現在の大阪環状線となる天王寺駅 - 大阪駅(当時は梅田駅)間の鉄道を開業させた際に浪速鉄道との交差地点に設けられたのが始まりである。

両路線とも、関西鉄道を経て国有化された後、1912年、片町線片町駅に京橋口乗降場が設けられ、城東線(現在の大阪環状線)の京橋駅と連絡するようになる。これが翌1913年に当駅の片町線乗り場となった。

長らく片町線の終点で当駅の西隣にあった片町駅は、1997年のJR東西線の開業に伴い廃止され、以来当駅が片町線の終点駅・JR東西線の起点駅となった。

大阪大空襲の被害

空襲の爪痕が残る京橋駅(1946年6月)

南口改札口の駅前には、終戦の前日にあたる1945年8月14日京橋駅空襲により駅構内で犠牲となった人を弔う慰霊碑と納経塔がある。

空襲時、城東線(現在の大阪環状線)の上下2列車の乗客が片町線ホームに避難していたが、1トン爆弾が落下して爆発し、避難していた乗客らが爆弾の直撃を受けた。1947年(昭和22年)8月14日に慰霊碑が建立され、1955年(昭和30年)以来、毎年8月14日には慰霊祭が営まれている[4]

他に大阪市内で空襲慰霊碑のある駅としては、1945年2月14日に空襲被害を受けた阪和線美章園駅(阿倍野区)がある。

日本で空襲が一番遅かったのは当駅と秋田市土崎である。

利用状況

2010年度の1日平均乗車人員は130,359人で、JR西日本の駅では大阪駅京都駅天王寺駅に次ぎ第4位である。

大阪府統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1997年 154,563
1998年 147,400
1999年 145,039
2000年 142,881
2001年 142,874
2002年 139,496
2003年 139,577
2004年 137,994
2005年 138,142
2006年 138,091
2007年 135,857
2008年 135,158
2009年 130,987
2010年 130,359

隣の駅

大阪環状線
大和路快速・区間快速・関空快速・紀州路快速・快速・直通快速・普通
大阪城公園駅 - 京橋駅 - 桜ノ宮駅
学研都市線(片町線)・JR東西線
快速・直通快速・区間快速[5]
放出駅(学研都市線) - 京橋駅 - 大阪城北詰駅(JR東西線)
普通
鴫野駅(学研都市線) - 京橋駅 - 大阪城北詰駅(JR東西線)

過去の隣接駅

学研都市線(片町線)
京橋駅 - 片町駅 …1997年廃止

京阪電気鉄道

京阪 京橋駅[# 1]
京阪京橋駅(2007年10月13日)
きょうばし
Kyobashi
天満橋 (1.7 km)
(1.6 km) 野江
所在地 大阪市都島区東野田町二丁目1-38
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 京阪本線
キロ程 3.0 km(淀屋橋起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
181,763人/日
-2009年-
開業年月日 1910年明治43年)4月15日
  1. ^ 1949年に蒲生駅から改称。2008年10月までの副駅名は「京阪モール前」
テンプレートを表示
京阪本線京橋駅のホームと2400系(2008年11月2日)

京阪は開業当初、当駅を開業時の位置の地名から「蒲生駅」と名付けた。これとは別に、本来の京橋近くに初代「京橋駅」を設置していたが、隣接する天満橋駅と野田橋駅(片町駅と後に改称し、2代目の「京橋駅」に統合して廃止)に近すぎたため開業後、約8ヵ月で廃止されている。その後、国鉄への乗り換え駅である事を明確にするため、国鉄京橋駅に合わせて1949年、「蒲生駅」を「京橋駅」に改称した。

駅構造

島式ホーム2面4線を持つ高架駅駅ビルに内包されている。

改札口はJR京橋駅寄りの1階にある中央口、淀屋橋寄りの2階にある片町口、京阪モール3階にある京阪モール連絡口(営業時間内のみ)の3ヶ所である。さらに片町口側の1階にはエレベーター専用改札口(ここのみきっぷうりばはない)も設けられている。ホームは4階にあり、中央口からは出町柳方面行ホームへ直結するエスカレーターが設けられている。片町口からは大阪ビジネスパークに通じるペデストリアンデッキがあり、雨の日でも濡れずに行き来できる。

のりば 路線 方向 行先
1・2 京阪本線 上り 枚方市中書島三条出町柳方面
3・4 京阪本線 下り 淀屋橋中之島方面
備考
  • 当駅の前後は複々線区間であり、内側2線(2番線と3番線)がA線、外側2線(1番線と4番線)がB線である。
  • 上り列車は、速達列車は2番線から、普通列車と昼間時間帯の準急は1番線から発車するが、5時22分発の普通列車(平日・土休日ダイヤ共通)とラッシュ時の準急、昼間時の一部の普通列車は2番線から発車する[6]。下り列車は当駅より先、速達列車でも各駅に停車するが、普通列車・平日7時台の淀屋橋行き区間急行・一部の特急(毎時2本程度)は4番線から発車、それ以外の速達列車はすべて3番線から発車する(休日23時44分発の普通中之島行きは3番線から発車する)。
  • 日中の中之島発着の準急・普通は当駅で5分ほど停車する。
  • 発車メロディが導入されている。淀屋橋・中之島方面は種別に関係なく淀屋橋行きは特急用、中之島行き(中之島線開業以前は天満橋行き)は一般列車用のメロディを使用している。出町柳方面の快速特急発車時には『朝靄の京橋で乗り換え』が流れていたが、2011年5月のダイヤ改正で快速特急が廃止されたため、使用されなくなった。
  • かつて中央口の側壁には巨大なからくり時計(モールクロック)が設置されており当駅の象徴でもあったが、のちに撤去された[7]
  • 第4回近畿の駅百選に選ばれている。

配線図

京阪電気鉄道 天満橋-京橋駅間 鉄道配線略図

Nなにわ橋中之島方面

Y北浜淀屋橋方面
京阪電気鉄道 天満橋-京橋駅間 鉄道配線略図
中書島
三条出町柳
方面
凡例
出典:以下を参考に作成。
* 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』 第59巻第8号 通巻第822号 2009年8月 臨時増刊号、
「特集 - 京阪電気鉄道」、巻末折込「京阪電気鉄道線路配線略図」、2009.6.3現在
* 京阪電気鉄道公式ホームページ「おけいはん.ねっと」- 構内図 - 天満橋駅京橋駅(PDFファイル)


歴史

1910年、京阪電気鉄道が天満橋駅 - 五条駅(現在の清水五条駅)間を開業させた際に蒲生駅として設けられたが、当初は城東区蒲生1丁目付近にあった。

1932年に旧蒲生信号所 - 守口駅間複々線化に関連して、現在のグランシャトーの場所に移転し、2面2線の相対式ホームが設置された。京都行ホーム北側には、京阪スーパーマーケット京橋店が隣接して設けられていた。列車長の拡大につれてホーム長も京都方に延長された(淀屋橋方ホーム端に踏切が存在したため)が、1969年の再移転直前には京都方ホーム端が急カーブと上り勾配をミックスした形状になっており、列車運転上のネックになっていた。なお、高架駅移転直前の旧線路は寝屋川橋梁から上り2線位置を東に進み、東野田町で現大阪市営地下鉄鶴見緑地線が通る道路へと北東方向に別れ、現京橋公園北東端で東方向に急カーブして、グランシャトー北側道路に進入していた。

1969年に現在地へ移転して高架駅になったが、移転当初は上りは2番線のみ、下りは4番線のみ使用されていた。1970年の天満橋駅 - 旧蒲生信号所間複々線化完成によって4線使用されるようになり、同時に駅ビル内に京阪ショッピングモール(現、京阪モール)が開業した。駅ビルには、2002年10月のリニューアル当時「エスポート京橋」の愛称が付け加えられていたが、現在は使用されていない。

利用状況

  • 2009年11月10日の利用客数は181,763人であった[26]
  • 以下、近年の大阪府統計年鑑による一日平均利用客数を示す。

これらの数値は、京阪電気鉄道の駅では最も多い数である。

隣の駅

京阪本線
特急
天満橋駅 - 京橋駅 - 枚方市駅
通勤快急(平日下りのみ運転)・深夜急行(上りのみ運転)
天満橋駅 - 京橋駅 - 寝屋川市駅
通勤準急(平日下りのみ運転)
天満橋駅 ← 京橋駅萱島駅
快速急行・急行・準急・区間急行
天満橋駅 - 京橋駅 - 守口市駅
普通
天満橋駅 - 京橋駅 - 野江駅

大阪市営地下鉄

大阪市営地下鉄 京橋駅
地下鉄京橋駅1号出口
きょうばし
Kyobashi
蒲生四丁目► N23
(1.7km)
所在地 大阪市都島区東野田町二丁目6-18
駅番号  N22 
所属事業者 大阪市交通局大阪市営地下鉄
所属路線 長堀鶴見緑地線
キロ程 8.5 km(大正起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
34,233人/日
-1998年-
開業年月日 1990年平成2年)3月20日
テンプレートを表示

大阪市営地下鉄 京橋駅
配線図

大阪ビジネスパーク駅

2 1


STRg STRf
KRWgl+l KRWgr+r
STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSr
STRg STRf

蒲生四丁目駅

当駅のデザインテーマは所在する都島区の区花にちなんで「」である。コンコースに桜のタイル壁画が飾られている。長堀鶴見緑地線の京橋駅 - 門真南駅間の各駅はがデザインテーマに選ばれている。ホームなどは、1996年以降に開業した駅と比べれば、比較的簡素なデザインとなっている。

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ地下駅。大正方に両渡り線がある。改札口は1か所のみ。

ホームは地下3階で、地下2階にコンコースがあり、そのコンコースが地下街コムズガーデンに直結している。なお、当駅前後の長堀鶴見緑地線は、京阪本線がかつて走っていた跡地の道路の下を通っている。

のりば 路線 行先
1 長堀鶴見緑地線 門真南方面
2 長堀鶴見緑地線 心斎橋大正方面

歴史

  • 1990年平成2年)3月20日 - 鶴見緑地線として当駅 - 鶴見緑地駅間開通と同時に同線の起点駅として開業。後の延伸を考慮して駅の位置が決定されていた。
  • 1996年(平成8年)12月11日 - 心斎橋駅までの延伸と同時に鶴見緑地線が長堀鶴見緑地線に改称。途中駅となる。
  • 2010年(平成22年)12月20日 - 可動式ホーム柵の使用を開始。

利用状況

1998年度の1日平均乗降人員は34,233人である。

隣の駅

長堀鶴見緑地線
大阪ビジネスパーク駅 (N21) - 京橋駅 (N22) - 蒲生四丁目駅 (N23)
  • ( )内は駅番号を示す。

駅周辺

としての京橋(左)と京橋駅(右上)の位置関係。

江戸時代には京街道からの大坂の玄関口として賑わった場所である。駅周辺(特に東側)は歓楽街になっており、キタミナミに対して「ヒガシ」とも呼ばれている。

バス路線

当駅周辺は大阪市内有数のバスターミナルであり、大阪市バス近鉄バスの路線が乗り入れている。また以前は京阪バスの路線も乗り入れていた。但し、高速バス空港連絡バスは乗り入れていない。

京橋駅前停留所(大阪市営バス)(京阪京橋駅北側)
京橋駅前停留所(大阪市営バス)(JR京橋駅南口前)
京橋北口停留所(大阪市営バス)(国道1号上)
  • 31号系統:新森公園前経由 花博記念公園北口行、天満橋行
  • 36号系統地下鉄門真南行/南森町経由 大阪駅北口行
  • 57号系統:大東町・毛馬橋経由 大阪駅前行
  • 京橋駅 - 毛馬(赤バス):大東町方面
京橋停留所(近鉄バス)(国道1号上)

廃止路線

京橋駅前停留所(大阪市営バス)
  • 68号系統:新森七丁目行(2012年4月1日のダイヤ改正で廃止、31号系統に統合)
京阪京橋停留所(京阪バス

参考文献

  • 「開業80周年記念誌『過去が咲いている今』」1990年7月1日発行 京阪電気鉄道発行
  • 「開業90周年記念誌『街をつなぐ、心をむすぶ』」2000年10月1日 京阪電気鉄道発行
  • 「開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』」2011年3月24日 京阪電気鉄道発行
  • 京阪月刊広報誌「くらしの中の京阪」各号
  • 京阪月刊広報誌「K PRESS」の中の最終ページ「くらしのなかの京阪」
  • 京阪季刊広報誌「グラフ京阪」1983年夏号 - 1999年秋号
  • 『車両発達史シリーズ1』関西鉄道研究会 「京阪電気鉄道」
  • 『関西の鉄道』関西鉄道研究会No8, 17, 38, 53, 58 「京阪電気鉄道特集号」
  • 『鉄道ピクトリアル』電気車研究会 1973年7月増刊号・1984年1月増刊号・1991年12月増刊号・2000年12月増刊号・2009年8月増刊号

脚注

  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ 読売新聞 明治31年1月5日付4面「大阪鉄道駅長の轢死」
  3. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  4. ^ 「終戦1日早ければ…」JR京橋駅前で慰霊祭 大阪 - 産経新聞 2009年8月15日
  5. ^ 四条畷方面からの区間快速は、京橋駅から普通として運転
  6. ^ 2009年正月ダイヤにおいては、昼間時の中之島発の急行は1番線、淀屋橋発の普通は2番線から発車した。
  7. ^ 毎時0分に人形が出る仕掛けであった。同様の時計は新大阪駅に存在する。
  8. ^ a b c d e f g h i 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」資料編136頁
  9. ^ 出典・京阪電鉄開業90周年記念誌「街をつなぐ 心をむすぶ」の69頁
  10. ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」資料編234頁
  11. ^ 参考文献・『京阪百年のあゆみ』370頁「優先座席の設置と駅施設の充実」、駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1979年3月号
  12. ^ a b 出典・京阪電車開業80周年記念誌『過去が咲いている今』(1990年7月1日発行)の巻末年表より
  13. ^ 出典・京阪電車開業80周年記念誌『過去が咲いている今』(1990年7月1日発行)の146頁より
  14. ^ 出典・京阪広報誌「くらしの中の京阪」1990年7月号
  15. ^ 出典・「くらしのなかの京阪」1993年11月号
  16. ^ 出典・「くらしのなかの京阪」1995年4月号
  17. ^ 出典元・「くらしのなかの京阪」1997年5月号
  18. ^ 京阪沿線2号店
  19. ^ 「開業90周年記念誌『街をつなぐ、心をむすぶ』」P174の記事と巻末年表
  20. ^ 出典・「くらしのなかの京阪」1998年12月号
  21. ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2002年5月号12面「くらしのなかの京阪」
  22. ^ 出典・「K・PRESS」2002年9月号12面「くらしのなかの京阪」
  23. ^ 出典・「K・PRESS」2002年11月号16面「くらしのなかの京阪」
  24. ^ 出典・「K・PRESS」2004年5月号12面「くらしのなかの京阪」
  25. ^ 出典・「K・PRESS」2008年3月号14面「KBOX」より
  26. ^ 参考文献・京阪百周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編103頁の「駅別乗降人員の推移」より

関連項目

外部リンク