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2012年5月8日 (火) 02:52時点における版
ポール・デルヴォー(Paul Delvaux、1897年9月23日 - 1994年7月20日)は、ベルギー・リエージュ州生まれの画家。
16世紀のマニエリスト達の女性像や、独自の夢とノスタルジーの世界を築く。くり返し表現される裸体、建物、電車、背景にはギリシャ神殿がよく用いられる。静寂さの中に幻想的な世界が広がる。幻想画家といわれるゆえんがある。1935年以後、運動には直接参加しないままシュルレアリスム展にしばしば出品。長くブリュッセルに住んだが1994年に没す。
ベルギー北西部のリゾート地KoksijdeのSint-Idesbaldには彼の主要作品を多く所有するポール・デルヴォー美術館[1]がある。愛知県美術館には代表作「こだま」(1943年)が収蔵されている。
日本にあるデルヴォー作品[1]
- 「海は近い」など139点 姫路市立美術館
- 「階段」など18点 横浜美術館
- 「トングルの娘たち」など2点 ポーラ美術館
- 「オルフェウス」(1956年) 松岡美術館
- 「森」 埼玉県立近代美術館
- 「こだま」(1943年) 愛知県美術館
- 「捧げもの」 メナード美術館
- 「夜の汽車」 富山県立近代美術館
- 「夜の通り(散歩する女たちと学者)」 福岡市美術館
- 「出現/クロード・スパーク『鏡の国』のための連作『嵐』より」 宮崎県立美術館