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設置作業は灯浮標などを海面に浮かべるだけでなく、コンクリート製のアンカーと鎖で繋ぐ作業や [[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]] などでの正確な測位なども含まれる。灯浮標などの航路標識は、鎖の摩耗による破断を防ぎ、かき殻や錆を取り除くため、2年に1度の割合で交換される。
設置作業は灯浮標などを海面に浮かべるだけでなく、コンクリート製のアンカーと鎖で繋ぐ作業や [[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]] などでの正確な測位なども含まれる。灯浮標などの航路標識は、鎖の摩耗による破断を防ぎ、かき殻や錆を取り除くため、2年に1度の割合で交換される。

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| title = 海上保安庁「ぎんが」解役へ 最後の設標船、播磨灘での作業完了 兵庫
| newspaper = 産経新聞
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==脚注==
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2012年3月7日 (水) 09:34時点における版

海上保安庁第三管区 設標船 LL11「ほくと」

設標船(せつひょうせん)とは、海上保安庁に所属している船舶で、灯浮標など航路標識の設置や回収を主な任務とする。なお、排水量500トン未満のものは灯台見回り船と呼ばれる。

設置作業は灯浮標などを海面に浮かべるだけでなく、コンクリート製のアンカーと鎖で繋ぐ作業や GPS などでの正確な測位なども含まれる。灯浮標などの航路標識は、鎖の摩耗による破断を防ぎ、かき殻や錆を取り除くため、2年に1度の割合で交換される。

日本では海上保安庁などが保有している。しかし、2012年3月末に海上保安庁の最後の設標船「ぎんが」は解役となり、今後、日本国内の設標船の業務は民間企業に委託される[1]

脚注