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'''岩田 ユキ'''(いわた ゆき、[[1972年]] - )は日本の女性[[映画監督]]・[[脚本家]]・[[イラストレーター]]・[[作詞家]]('''白田恵'''名義)。[[静岡県]][[島田市]]出身
'''岩田 ユキ'''(いわた ゆき、[[1972年]] - )は、[[日本]]の女性[[映画監督]]・[[脚本家]]・[[イラストレーター]]・[[作詞家]]('''白田恵'''名義)。

==人物・来歴==
[[静岡県]][[島田市]]出身。[[静岡県立金谷高等学校]]卒業後、OLとして地元企業に勤務する。その後、名古屋の専門学校に進学し、卒業後、大阪の文具メーカーでキャラクターデザイナーとして勤務する。その後東京に移り、[[セツ・モードセミナー]]に在学しながら、フリーのイラストレーターとして「[[ニコラ (雑誌)|nicola]]」([[新潮社]])、「[[KERA]]」([[インデックス・コミュニケーションズ]])、「[[zipper]]」([[祥伝社]])等の雑誌で活躍し、[[学研ホールディングス|学研]]等ではキャラクターデザイナーとして活動。[[2000年]]から映像制作を開始する。[[イメージフォーラム]]と[[ENBUゼミナール]]で映像・脚本を学ぶ(ENBUゼミでの担任講師は[[中島哲也]])。


==経歴==
[[静岡県立金谷高等学校]]卒業後、OLとして地元企業に勤務する。その後、名古屋の専門学校に進学し、卒業後、大阪の文具メーカーでキャラクターデザイナーとして勤務する。その後東京に移り、[[セツ・モードセミナー]]に在学しながら、フリーのイラストレーターとして「[[ニコラ (雑誌)|nicola]]」([[新潮社]])、「[[KERA]]」([[インデックス・コミュニケーションズ]])、「[[zipper]]」([[祥伝社]])等の雑誌で活躍し、[[学研ホールディングス|学研]]等ではキャラクターデザイナーとして活動。[[2000年]]から映像制作を開始する。[[イメージフォーラム]]と[[ENBUゼミナール]]で映像・脚本を学ぶ(ENBUゼミでの担任講師は[[中島哲也]])。
インディーズ時代はイラストレーターらしいアニメやパペットなどを使ったアート作品が主流だった。数多くのインディーズ映画祭で受賞し、[[空気公団]]などの音楽PVも手がけた。[[ぴあフィルムフェスティバル]]受賞の『[[新ここからの景]]』を境に、ヒューマンドラマに作風が移行。
インディーズ時代はイラストレーターらしいアニメやパペットなどを使ったアート作品が主流だった。数多くのインディーズ映画祭で受賞し、[[空気公団]]などの音楽PVも手がけた。[[ぴあフィルムフェスティバル]]受賞の『[[新ここからの景]]』を境に、ヒューマンドラマに作風が移行。

[[2005年]]、オムニバス映画『[[ヘアスタイル]]』の一編「おさげの本棚」で商業映画デビューする。
[[2005年]]、オムニバス映画『[[ヘアスタイル]]』の一編「おさげの本棚」で商業映画デビューする。
[[2007年]]、『[[檸檬のころ]]』で長編映画を初監督する。この作品の主題歌「[[hikari~檸檬のころ~]]」の作詞を、作品の主人公・白田恵名義で行う。
路上似顔絵師として生計を立てていた時期があり、[[2008年]]映画『[[陰日向に咲く]]』の宣伝イラストを担当した際も出演者の似顔絵を描いている。
絵コンテはそのまま漫画として読める程の丁寧な描き込みを行う(『[[檸檬のころ]]』より)。
雑誌[[cinema☆cinema]]にて漫画「銀幕髭サーカス」を連載。


[[2007年]]、『[[檸檬のころ]]』で長編映画を初監督する。この作品の主題歌「[[hikari~檸檬のころ~]]」の作詞を、作品の主人公・白田恵名義で行う。路上似顔絵師として生計を立てていた時期があり、[[2008年]]映画『[[陰日向に咲く]]』の宣伝イラストを担当した際も出演者の似顔絵を描いている。絵コンテはそのまま漫画として読める程の丁寧な描き込みを行う<ref>『[[檸檬のころ]]』より</ref>。雑誌[[cinema☆cinema]]にて漫画「銀幕髭サーカス」を連載。
==主な作品==

*[[お別れのあいさつ]]([[2000年]]、監督/脚本/美術/編集)
== 主な作品 ==
**[[調布短編映画祭]]入選
* [[お別れのあいさつ]]([[2000年]]、監督脚本美術編集)
**[[ショートブレイク大賞]]グランプリ
** [[調布短編映画祭]]入選
*[[僕はコッソリ泣きました]]([[2002年]]、監督/脚本/美術/編集) 
** [[ショートブレイク大賞]]グランプリ
**[[仙台短篇映画祭]]市川準監督特別賞
* [[僕はコッソリ泣きました]]([[2002年]]、監督脚本美術編集) 
**[[盛岡自主制作映画祭]]招待作品
** [[仙台短篇映画祭]]市川準監督特別賞
*[[卵黄のきみ]]([[2002年]]、監督/脚本/美術/編集)
**[[プラネット映画祭]]入選
** [[盛岡自主制作映画祭]]招待作品
* [[卵黄のきみ]]([[2002年]]、監督脚本美術編集)
**[[NHK達人ビデオ]]大賞入賞
** [[プラネット映画祭]]入選
**[[ショートショートフィルムフェスティバル]]大阪招待作品
** [[NHK達人ビデオ]]大賞入賞
*[[プールの母]]([[2002年]]、監督/脚本/編集) 
** [[ショートショートフィルムフェスティバル]]大阪招待作品
*[[ここからの景]]([[2003年]]、監督/脚本/編集) 
* [[プールの母]]([[2002年]]、監督脚本編集) 
**[[PJ映画祭]]エンタマニア賞
* [[ここからの景]]([[2003年]]、監督脚本編集) 
**[[長崎ピースな映像祭]]最優秀賞/観客賞
**[[長岡アジア映画祭]]グラプリ
** [[PJ映画祭]]タマニア賞
**[[仙台短篇祭]]観客賞
** [[長崎ピースな祭]]最優秀賞・観客賞
**[[さっぽろ映画祭]]招待作品
** [[長岡アジア映画祭]]グランプリ
**[[盛岡自主制作映画祭]]招待作品
** [[仙台短篇映画祭]]観客賞
**[[プラネット映画祭]]入選
** [[さっぽろ映画祭]]招待作品
** [[盛岡自主制作映画祭]]招待作品
**[[ぴあフィルムフェスティバル]]審査員特別賞
** [[プラネット映画祭]]入選
*[[空気公団]]PV「旅をしませんか」「通りは夜だらけ」「窓越しに見えるは」([[2003年]]、監督/美術/編集)
** [[ぴあフィルムフェスティバル]]審査員特別賞
*[[少年笹餅]]([[2004年]]、監督/脚本)
* [[空気公団]]PV「旅をしませんか」「通りは夜だらけ」「窓越しに見えるは」([[2003年]]、監督美術編集)
**[[伊参映画祭シナリオ大賞]]中編の部大賞
*[[ヘアスタイル]]「おさげの本棚」([[2005年]]、監督/脚本) 
* [[少年笹餅]]([[2004年]]、監督脚本)
** [[伊参映画祭シナリオ大賞]]中編の部大賞
*[[檸檬のころ]]([[2007年]]、監督/脚本)
*[[陰日向に咲く]]([[2008年]]、宣伝イラストレーション
* [[ヘアスタイル]]「おさげの本棚」([[2005年]]、監督・脚本 
*[[8ミリメートル]](全5話)([[2009年]]、監督/脚本)
* [[檸檬のころ]]([[2007年]]、監督脚本)
* [[陰日向に咲く]]([[2008年]]、宣伝イラストレーション)
**[[スキマスイッチ]]2009年11月4日発売アルバム「[[ナユタとフカシギ]]」初回盤特典映像として本編全5話を収録
* [[8ミリメートル]](全5話)([[2009年]]、監督脚本)
**[[ショートショートフィルムフェスティバル]] アジア2010ミュージックショートPV部門 最優秀賞
** [[スキマスイッチ]]2009年11月4日発売アルバム「[[ナユタとフカシギ]]」初回盤特典映像として本編全5話を収録
*[[指輪をはめたい]]([[2011年]]、監督/脚本)
** [[ショートショートフィルムフェスティバル]] &アジア2010ミュージックショートPV部門 最優秀賞
* [[指輪をはめたい]]([[2011年]]、監督脚本)

== 参考文献 ==
* 映画『檸檬のころ』パンフレット([[ゼアリズエンタープライズ]])
* 静岡新聞2007年4月10日夕刊([[静岡新聞社]])
* http://www.at-s.com/html/cinema/movie_topics/lemonnokoro/070322.html


== 出典・脚注 ==
==参考文献==
<references />
*映画『檸檬のころ』パンフレット([[ゼアリズエンタープライズ]])
*静岡新聞2007年4月10日夕刊([[静岡新聞社]])
*[http://www.at-s.com/html/cinema/movie_topics/lemonnokoro/070322.html]


==関連項目==
== 関連項目 ==
*[[日本の映画監督一覧]]
* [[日本の映画監督一覧]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://nihoneiga.info/now/0021/01.html 日本映画劇場 監督 岩田ユキ]
* [http://nihoneiga.info/now/0021/01.html 日本映画劇場 監督 岩田ユキ]
*[http://www8.wind.ne.jp/isama-cinema/rekidai/iwata2003.htm 岩田ユキ監督最新情報]
* [http://www8.wind.ne.jp/isama-cinema/rekidai/iwata2003.htm 岩田ユキ監督最新情報]


[[Category:日本の映画監督|いわた ゆき]]
[[Category:日本の映画監督|いわた ゆき]]

2012年2月27日 (月) 11:43時点における版

岩田 ユキ(いわた ゆき、1972年 - )は、日本の女性映画監督脚本家イラストレーター作詞家白田恵名義)。

人物・来歴

静岡県島田市出身。静岡県立金谷高等学校卒業後、OLとして地元企業に勤務する。その後、名古屋の専門学校に進学し、卒業後、大阪の文具メーカーでキャラクターデザイナーとして勤務する。その後東京に移り、セツ・モードセミナーに在学しながら、フリーのイラストレーターとして「nicola」(新潮社)、「KERA」(インデックス・コミュニケーションズ)、「zipper」(祥伝社)等の雑誌で活躍し、学研等ではキャラクターデザイナーとして活動。2000年から映像制作を開始する。イメージフォーラムENBUゼミナールで映像・脚本を学ぶ(ENBUゼミでの担任講師は中島哲也)。

インディーズ時代はイラストレーターらしいアニメやパペットなどを使ったアート作品が主流だった。数多くのインディーズ映画祭で受賞し、空気公団などの音楽PVも手がけた。ぴあフィルムフェスティバル受賞の『新ここからの景』を境に、ヒューマンドラマに作風が移行。

2005年、オムニバス映画『ヘアスタイル』の一編「おさげの本棚」で商業映画デビューする。

2007年、『檸檬のころ』で長編映画を初監督する。この作品の主題歌「hikari~檸檬のころ~」の作詞を、作品の主人公・白田恵名義で行う。路上似顔絵師として生計を立てていた時期があり、2008年映画『陰日向に咲く』の宣伝イラストを担当した際も出演者の似顔絵を描いている。絵コンテはそのまま漫画として読める程の丁寧な描き込みを行う[1]。雑誌cinema☆cinemaにて漫画「銀幕髭サーカス」を連載。

主な作品

参考文献

出典・脚注

  1. ^ 檸檬のころ』より

関連項目

外部リンク