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『'''EUREKA'''』(ユリイカ)は、[[2000年]]製作の[[日本映画]]。[[青山真治]]監督作品。『[[Helpless]]』、『EUREKA』、『[[サッド ヴァケイション]]』と続く、青山の“北九州サーガ”第2作。
『'''EUREKA'''』(ユリイカ)は、[[青山真治]]監督による[[2000年]]製作の[[日本映画]]。『[[Helpless]]』から本作そして『[[サッド ヴァケイション]]』と続く“北九州サーガ”第2作である。第53回[[カンヌ国際映画祭]]で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞し、さらにベルギー王立フィルムアーカイブよりルイス・ブニュエル黄金時代賞を授与されている。監督である青山自身によって執筆されたノベライズは2000年に[[角川書店]]より刊行され、第14回[[三島由紀夫賞]]を受賞した


== 概要 ==
本編3時間37分。
モノクロ・フィルムで撮影して現像時にカラー・ポジにプリントするクロマティックB&Wという手法が採用されている。挿入曲として、[[アルバート・アイラー]]の「ゴースツ」と[[ジム・オルーク]]の「ユリイカ」が使われている。[[ヴィム・ヴェンダース]]監督の『[[さすらい (1976年の映画)|さすらい]]』に影響を受けており、サングラスをかけるシーンなどにオマージュを見出すことができるとされている。


== 概要 ==
== ストーリー ==
[[九州]]で起きた[[バスジャック]]事件によって、心に深い傷を負った運転手の沢井、中学生の直樹と小学生の梢の兄妹は、人生の再生をかけた旅に出る。
[[九州]]で起きた[[バスジャック]]事件によって、心に深い傷を負った運転手の沢井、中学生の直樹と小学生の梢の兄妹は、人生の再生をかけた旅に出る。

[[ヴィム・ヴェンダース]]監督の名作「[[さすらい (1976年の映画)|さすらい]]」の影響を強く受けており、サングラスをかけるシーンなどにオマージュを見出すことができる。

第53回[[カンヌ国際映画祭]]国際批評家連盟賞・エキュメニック賞、ベルギー王立フィルムアーカイブ・グランプリ受賞。

監督である青山自身によってノベライズが執筆されており、2001年に[[角川書店]]より刊行された。同年に青山はこの小説作品によって第14回[[三島由紀夫賞]]を受賞した。


== スタッフ ==
== スタッフ ==
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*監督・脚本・音楽・編集 - [[青山真治]]
*監督・脚本・音楽・編集 - [[青山真治]]
*音楽 - [[山田勳生]]
*音楽 - [[山田勳生]]
*撮影 - [[田村正毅]]


== キャスト ==
== キャスト ==

2012年1月28日 (土) 22:10時点における版

EUREKA
監督 青山真治
脚本 青山真治
製作 仙頭武則
出演者 役所広司
宮崎あおい
宮崎将
音楽 山田勳生
青山真治
撮影 田村正毅
編集 青山真治
配給 サンセントシネマワークス
公開 日本の旗 2001年1月20日
上映時間 217分
製作国 日本
言語 日本語
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EUREKA』(ユリイカ)は、青山真治監督による2000年製作の日本映画。『Helpless』から本作、そして『サッド ヴァケイション』と続く“北九州サーガ”の第2作である。第53回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞し、さらにベルギー王立フィルムアーカイブよりルイス・ブニュエル黄金時代賞を授与されている。監督である青山自身によって執筆されたノベライズは2000年に角川書店より刊行され、第14回三島由紀夫賞を受賞した。

概要

モノクロ・フィルムで撮影して現像時にカラー・ポジにプリントするクロマティックB&Wという手法が採用されている。挿入曲として、アルバート・アイラーの「ゴースツ」とジム・オルークの「ユリイカ」が使われている。ヴィム・ヴェンダース監督の『さすらい』に影響を受けており、サングラスをかけるシーンなどにオマージュを見出すことができるとされている。

ストーリー

九州で起きたバスジャック事件によって、心に深い傷を負った運転手の沢井、中学生の直樹と小学生の梢の兄妹は、人生の再生をかけた旅に出る。

スタッフ

キャスト