「轟世剣ダイ・ソード」の版間の差分

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2006年1月4日 (水) 00:12時点における版

轟世剣ダイ・ソード(ごうせいけんだいそーど)は、長谷川裕一漫画作品。『マップス』などと並ぶ作者の代表作の1つで、主人公・百地王太はじめ中学生550人が学校ごと異世界へ飛ばされる冒険ファンタジーである。

雑誌連載時の経緯

現代人が何らかの理由で「剣と魔法の異世界」へ飛ばされるというシチュエーションの漫画アニメは数多い。ところがこれらの作品の多くは異世界へ赴くのは1人あるいは少人数である。そこで長谷川裕一は「大人数が異世界へ飛ばされる」作品企画を構想し、前々から売り込んではいたのだが編集者になかなか理解されず実現には至っていなかった。

1992年10月、角川書店でお家騒動が勃発しメディアワークスが角川から分裂する形で設立された。この影響で当時角川が刊行していた「月刊コミックコンプ」はメディアワークスが新たに立ち上げた「月刊電撃コミックガオ! 」に多くの漫画家編集者が移籍してしまい壊滅状態にあった。そんな中で角川が白羽の矢を立てた内の一人がこの当時既に『マップス』で知られていた長谷川裕一だったのである。かくして、「コンプ」1993年3月号にて『ダイ・ソード(この時点ではまだ「轟世剣」はつかない)』はドタバタの内で連載を始めたのである。とはいえ、急場しのぎ的な体制であったため「コンプ」は翌年の1994年10月号をもって休刊することとなる。同誌にはACT20まで連載された。

このまま未完で終わるのかと思われたが、徳間書店の「月刊少年キャプテン」に移籍して1995年1月号より連載再開の運びとなった。『轟世剣ダイ・ソード』とタイトルに「轟世剣」がついたのはこのときからである。ちなみに、この頃の長谷川裕一はこれに前後して「月刊コミックNORA」で『マップス』の連載終了直前、角川が新たに立ち上げた「月刊少年エース」創刊号より『機動戦士クロスボーン・ガンダム』を連載開始という状態であったため、一時的にではあるが3誌同時連載をしていたことになる。(もっとも、翌1995年は『マップス』は一応終了したものの全編単行本描きおろし作品『飛べ!イサミ』があるため総執筆量はさらに増えた。)

「キャプテン」での連載は順調に進んだが、元々他誌から移籍した作品であるという事情もあり1996年に同誌編集部は新作への切替を打診してきた。ところがそれは作者が考えていた計画ではページ数が足らず、それでは完結できないような見通しだった。そこでとられたのが、単行本(少年キャプテンコミックススペシャル版)第6巻相当までで雑誌連載を打ち切り(最終掲載は1996年9月号のACT41)、最終巻である第7巻を1冊まるまる描きおろすという方法であった。こうして1997年1月、本作は漫画界でもまれにみる流浪の上に無事完結することができたのである。なお、「キャプテン」は同月発行の1997年2月号をもって何の予告もなしに突然休刊したが、第7巻が描きおろしとなったのは前述の理由によるものであり休刊とはまったく関係がない(ただし、徳間版の後半の単行本が入手困難な理由の一因ではある)。

単行本

※第2巻はACT12まで掲載であり、「月刊コミックコンプ」連載分の途中までしか刊行されていないことになる。

上記の版の単行本はいずれも現在古本でも非常に入手困難である。現在は次に挙げる講談社漫画文庫版が比較的入手しやすい。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ストーリー

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登場人物

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