「フラッシュ・ゴードン」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Ibex (会話 | 投稿記録)
m +cat
1行目: 1行目:
'''フラッシュ・ゴードン''' ('''Flash Gordon''') は[[アメリカ合衆国|米国]]の[[コミック・ストリップ]](新聞連載漫画)であり、同名の主人公が活躍する[[スペースオペラ]]である。
'''フラッシュ・ゴードン''' (Flash Gordon) は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[コミック・ストリップ]](新聞連載漫画)であり、同名の主人公が活躍する[[スペースオペラ]]である。


初出は1934年1月7日で日曜版の連載であった。作者は画家の[[アレックス・レイモンド]]、のちにドン・ムーアが物語作者として加わる。1940年には週日連載版も開始された。長期にわたる連載には多くの作家や画家がかかわっており、[[ハリー・ハリスン]]や[[フランク・フラゼッタ]]もその中の一人である。
初出は1934年1月7日で日曜版の連載であった。作者は画家の[[アレックス・レイモンド]]、のちにドン・ムーアが物語作者として加わる。1940年には週日連載版も開始された。長期にわたる連載には多くの作家や画家がかかわっており、[[ハリー・ハリスン]]や[[フランク・フラゼッタ]]もその中の一人である。
9行目: 9行目:
[[ジョージ・ルーカス]]は『フラッシュ・ゴードン』の映画化を念願していたが、映画化権がおさえられていたので『[[スター・ウォーズ]]』を製作したのだという。
[[ジョージ・ルーカス]]は『フラッシュ・ゴードン』の映画化を念願していたが、映画化権がおさえられていたので『[[スター・ウォーズ]]』を製作したのだという。


===映画===
== 映画 ==
1930年代に[[バスター・クラブ]]主演で[[連続活劇]]として映画化され人気を博し続編も作られた。これらはその後、編集版も作られくり返し上映された。製作はいずれも[[ユニヴァーサル映画]]。
1930年代に[[バスター・クラブ]]主演で[[連続活劇]]として映画化され人気を博し続編も作られた。これらはその後、編集版も作られくり返し上映された。製作はいずれも[[ユニヴァーサル映画]]。


20行目: 20行目:
1980年に、[[ディノ・デ・ラウレンティス]]の製作により米[[20世紀フォックス]]で映画化。主演はサム・ジョーンズ。デイル・アーデン役はメロディ・アンダーソン。ほかに、[[マックス・フォン・シドー]](ミン皇帝)、[[トポル]](ザーコフ博士)、[[ティモシー・ダルトン]]、[[オルネラ・ムーティ]]などが配役された大作であった。監督はマイク・ホッジス。音楽を[[クイーン (バンド)|クイーン]]が担当した。
1980年に、[[ディノ・デ・ラウレンティス]]の製作により米[[20世紀フォックス]]で映画化。主演はサム・ジョーンズ。デイル・アーデン役はメロディ・アンダーソン。ほかに、[[マックス・フォン・シドー]](ミン皇帝)、[[トポル]](ザーコフ博士)、[[ティモシー・ダルトン]]、[[オルネラ・ムーティ]]などが配役された大作であった。監督はマイク・ホッジス。音楽を[[クイーン (バンド)|クイーン]]が担当した。


===外部リンク===
== 外部リンク ==
*[http://www.kingfeatures.com/features/comics/fgordon/about.htm King Features]
*[http://www.kingfeatures.com/features/comics/fgordon/about.htm King Features]

[[Category:SF作品|ふらつしゆこおとん]]
[[Category:アメコミ作品|ふらつしゆこおとん]]
[[Category:新聞漫画|ふらつしゆこおとん]]
[[Category:アメリカの映画作品|ふらつしゆこおとん]]


[[da:Jens Lyn]]
[[da:Jens Lyn]]

2006年1月1日 (日) 08:35時点における版

フラッシュ・ゴードン (Flash Gordon) はアメリカコミック・ストリップ(新聞連載漫画)であり、同名の主人公が活躍するスペースオペラである。

初出は1934年1月7日で日曜版の連載であった。作者は画家のアレックス・レイモンド、のちにドン・ムーアが物語作者として加わる。1940年には週日連載版も開始された。長期にわたる連載には多くの作家や画家がかかわっており、ハリー・ハリスンフランク・フラゼッタもその中の一人である。

物語は冒険家フラッシュ・ゴードンと恋人のデイル・アーデンがザーコフ博士の発明したロケットで惑星モンゴに向かうところから始まる。モンゴは冷酷な皇帝ミンに支配されており、彼らは皇帝軍を敵にまわして戦う。

スペースオペラのコミック・ストリップとしては当時『バック・ロジャース』が人気だったが主流ではなかった。『フラッシュ・ゴードン』はアレックス・レイモンドの素晴らしいアートワークとあいまって人気を博し、のちのスペースオペラにもおおきな影響を与えた。コミック・ブック版も発行され、1980年代にはリニューアルされたコミック・ブックも出ている。また映画、ラジオドラマ、テレビドラマなども多数製作された。

ジョージ・ルーカスは『フラッシュ・ゴードン』の映画化を念願していたが、映画化権がおさえられていたので『スター・ウォーズ』を製作したのだという。

映画

1930年代にバスター・クラブ主演で連続活劇として映画化され人気を博し続編も作られた。これらはその後、編集版も作られくり返し上映された。製作はいずれもユニヴァーサル映画

  • 超人対火星人 (Flash Gordon) - 1936年製作、全13編
  • フラッシュ・ゴードンの火星旅行 (Flash Gordon's Trip to Mars) - 1938年製作、全15編
  • 宇宙征服 (Flash Gordon Conquers the Universe) - 1940年製作、全12編

1974年には『フラッシュ・ゴードン』をパロディ化したポルノ映画『フレッシュ・ゴードン』(Flesh Gordon) が米国で製作されて話題をよんだ。

1980年に、ディノ・デ・ラウレンティスの製作により米20世紀フォックスで映画化。主演はサム・ジョーンズ。デイル・アーデン役はメロディ・アンダーソン。ほかに、マックス・フォン・シドー(ミン皇帝)、トポル(ザーコフ博士)、ティモシー・ダルトンオルネラ・ムーティなどが配役された大作であった。監督はマイク・ホッジス。音楽をクイーンが担当した。

外部リンク