「白昼の死角」の版間の差分
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* 原作者の高木彬光は、ニセ会社員の応募に応じる役で出演している。年配者なので課長役になるところだったが、「指を詰めている」為に不採用となる、と言う役どころ。 |
* 原作者の高木彬光は、ニセ会社員の応募に応じる役で出演している。年配者なので課長役になるところだったが、「指を詰めている」為に不採用となる、と言う役どころ。 |
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* 太陽クラブの後始末に関わる部分が飛ばされている。原作では「リンゴの歌」と共に自殺する隅田が「巴里の屋根の下」を口ずさみながらの焼身自殺という派手なオープニングを飾った。東大生グループとして始まる太陽クラブの面々が(当時としては)中年後期という雰囲気のいかつい俳優ぞろいという大胆なキャストも話題を呼んだ。 |
* 太陽クラブの後始末に関わる部分が飛ばされている。原作では「リンゴの歌」と共に自殺する隅田が「巴里の屋根の下」を口ずさみながらの焼身自殺という派手なオープニングを飾った。東大生グループとして始まる太陽クラブの面々が(当時としては)中年後期という雰囲気のいかつい俳優ぞろいという大胆なキャストも話題を呼んだ。 |
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*[[ビデオ]]化は過去に[[VHS]]版でリリースされている。併せて[[レンタル]]も存在した。初の[[DVD]]は[[2012年]][[3月]]に[[リリース]]予定である。 |
*[[ビデオ]]化は過去に[[VHS]]版でリリースされている。併せて[[レンタル]]も存在した。初の[[DVD]]は[[2012年]][[3月]]に[[東映]]より[[リリース]]予定である。 |
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== テレビドラマ版 == |
== テレビドラマ版 == |
2011年11月11日 (金) 12:35時点における版
『白昼の死角』(はくちゅうのしかく)は、高木彬光の推理小説。1959年5月1日から1960年4月22日まで「週刊スリラー」に連載された(連載中は『黄金の死角』)。カッパ・ノベルス(光文社)刊行。
1979年に映画化、テレビドラマ化されて話題となった(テレビドラマは1963年版もある)。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
鶴岡七郎を主人公としたピカレスクロマン。学生金融会社「太陽クラブ」の残党である鶴岡は、法律の盲点(死角)を突き、手形詐欺などを働く。
鶴岡の手法は、事前に十分な情報を収集し、「一滴の血も流さず」に行うもの(本人いわく、「イチかバチかの博打ではない」)。しかし、犯罪の成功によって、犠牲者も現れてくる(手形をパクられた被害者ばかりでなく、友人、妻、愛人も不幸になっていく)。残された鶴岡は…。
- 原作版は、探偵小説家が鶴岡と知り合うところから始まる。映画版では、探偵小説家の出番はカットされている。
小説前半の太陽クラブ立ち上げの部分は、実在の事件である光クラブ事件がベースとなっているが、後半の鶴岡の犯罪記録はオリジナルの物語となっている。
作中、自作『幽霊西へ行く』を引き合いに出している箇所があるが、同作を枕にしている作品として、読売新聞1959年5月24日発表の短編『公使館の幽霊』がある。この作品は鶴岡が本作で行った詐欺事件のひとつの原型である(本作での公使館の事件が語られるのは『週間スリラー』1960年2月19日号から)。
映画版
1979年4月7日公開。上映時間154分。
スタッフ
キャスト
- 鶴岡七郎:夏木勲
- 九鬼善司:中尾彬
- 木島良助:竜崎勝
- 隅田光一:岸田森
- 綾香:島田陽子
- 藤井たか子:丘みつ子
- 血桜の定子:夏樹陽子
- 立川:阿藤海(現・阿藤快)
- 偽・木下雄次郎:藤岡琢也
- 今泉昌男:草薙幸二郎
- 稲垣専務:長門勇
- 酒井部長:福田豊土
- 加藤精吉:内田良平
- 政:柴田恭兵
- 江波みどり:和田瑞穂
- 野崎寿美男:角川春樹
- 梶鉄夫:鈴木ヒロミツ
- 五十畑:田崎潤
- 小岩恭三:成田三樹夫
- 広田:中田博久
- 色川貢:草野大悟
- 熊谷経済主任:室田日出男
- 西郷警部:伊吹吾郎
- 三課の刑事:宮口二郎
- 金森光蔵:内田朝雄
- ボディガード:山西道広
- 債権者代表:田口計
- 大和皮革の顧問弁護士:鬼頭史郎
- モンタージュ係:福地泡介
- 刺客:志賀勝、片桐竜次
- 配下:ガッツ石松、佐藤蛾次郎、大前均
- 金森光蔵の部下:菊池英一
- バンド:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
- ゴンザレス:エドワード・ジェームズ・オルモス
- 上松利勝:佐藤慶
- 西田:西田敏行
- 戸塚:藤巻潤
- 高木彬光:高木彬光
- 高島総長:嵐寛寿郎
- 太田洋助:千葉真一
- 木下雄次郎:丹波哲郎
- 福永検事:天知茂
ほか
備考
- 原作者の高木彬光は、ニセ会社員の応募に応じる役で出演している。年配者なので課長役になるところだったが、「指を詰めている」為に不採用となる、と言う役どころ。
- 太陽クラブの後始末に関わる部分が飛ばされている。原作では「リンゴの歌」と共に自殺する隅田が「巴里の屋根の下」を口ずさみながらの焼身自殺という派手なオープニングを飾った。東大生グループとして始まる太陽クラブの面々が(当時としては)中年後期という雰囲気のいかつい俳優ぞろいという大胆なキャストも話題を呼んだ。
- ビデオ化は過去にVHS版でリリースされている。併せてレンタルも存在した。初のDVDは2012年3月に東映よりリリース予定である。
テレビドラマ版
1963年版
1963年5月1日~6月26日にフジテレビ系で放送。放送時間は水曜22:15 - 22:45。
スタッフ
- 演出:福中八郎
キャスト
ほか
フジテレビ系 水曜22:15 - 22:45枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
白昼の死角
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1979年版
1979年8月4日~9月29日に毎日放送制作・TBS系で放送(全9回)。
スタッフ
- 企画:角川春樹事務所、毎日放送
- 脚本:国弘威雄
- 監督:松尾昭典
- プロデューサー:池田徹朗(毎日放送)、桑原秀郎、佐伯明、岡田裕介
- 音楽:市川秀男
- 制作協力:S・H・P
- 制作:毎日放送、東映
- 主題歌:『欲望の街』(ダウン・タウン・ブギウギ・バンド)
キャスト
- 鶴岡七郎:渡瀬恒彦
- 綾香:浜木綿子
- 藤井たか子:森下愛子
- 隅田光一:山本圭
- 木島良助:小倉一郎
- 九鬼善司:岸部シロー(現・岸部四郎)
- 血桜の定子:宮下順子
- 熊谷経済主任:菅貫太郎
- 太田洋助(関東油屋一家):下川辰平
- 矢沢(関東油屋一家 / 偽・木下雄次郎):藤木悠
- 稲垣専務(新陽汽船):藤村有弘
- 高島総長(高島一家):富田仲次郎
- 加藤精吉(高島一家):山本昌平
- 吉井(中部銀行東京支店):左右田一平
- 大谷(米村産業):伊豆肇
- 坂口(米村産業):北原義郎
- 五十畑(川前工業):田崎潤
- 小岩清造(協和自動車):田島義文
- 広田(協和自動車):本郷淳
- 戸塚(相模化工):幸田宗丸
- いと(鶴岡の母親):折原啓子
- フランシスコ・ゴンザロ:ジェーソン・ヘラー
- 刑事:勝部演之、佐々木剛、梅津栄
- 島浦三枝子:堀越陽子
- みどり:伊佐山ひろ子
- 油屋一家組員:たこ八郎
- 西郷警部:宮口二郎
- 福永博正検事:天知茂
ほか
備考
TBS系 土曜22時台(当時は毎日放送の制作枠。一部地域を除く) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
高木彬光シリーズ・検事霧島三郎
(第3部「密告者」) |
高木彬光シリーズ・白昼の死角
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