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2011年11月2日 (水) 06:11時点における版
萱島駅 | |
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萱島駅西改札口南側出入口 | |
かやしま Kayashima | |
◄大和田 (0.8 km) (2.2 km) 寝屋川市► | |
所在地 | 大阪府寝屋川市萱島本町* |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■京阪本線 |
キロ程 | 12.8 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 萱(駅名略称方式) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
27,833人/日 -2009年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)4月15日 |
* 実際は大阪府門真市上島町にも跨る。 |
萱島駅(かやしまえき)は大阪府寝屋川市萱島本町にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。
天満橋駅からの複々線区間の東端駅である(複々線区間自体は、正確にはこの駅から京都よりの寝屋川信号所が東端である)。京橋方面からの折り返し列車(区間急行・各駅停車)が、終日に渡って多数設定されている。また、準急はこの駅から京都方に各駅に停車する。
第2回近畿の駅百選に選定されている。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ高架駅で、駅のほぼ中央で寝屋川をまたいでいる。改札口は地平にあり、東西1ヶ所ずつである。
バリアフリー対策として東口に身体障害者対応エレベーター、車イス・オストメイト対応の多目的トイレが設置されている。
のりば
1・2 | ■京阪本線(上り) | 枚方市・中書島・三条・出町柳方面 |
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3・4 | ■京阪本線(下り) | 守口市・京橋・淀屋橋・中之島線方面 |
- いずれのホームも8両編成の停車可能。寝屋川車庫への引き上げ線も延びており、当駅始発・終着の列車は寝屋川車庫へ入出庫する。ただし寝屋川車庫を出庫した列車は3番線に入ることはできない。
- 当駅を境に複線区間になることから、内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線となる。主本線がA線に、待避線がB線にそのまま直線で繋がる形になっている。
- 一部の例外を除き、各駅停車と区間急行は1・4番線、準急と通勤準急は2・3番線に入線する。また2008年5月現在設定はないが、当駅で通過列車を待避する準急は1・4番線を使用していた。
クスノキ
3・4番ホームには推定樹齢700年のクスノキが、ホームと屋根を突き抜けて生えている。このクスノキは萱島神社の御神木で、1972年の土居~寝屋川信号所間の高架複々線化に伴う駅の高架化工事に際し伐採される予定だったが、市民に親しまれていることから保存を望む声が上がり残されることになったものである[1]。
樹齢700年と言われる古木で、老化立ち枯れの心配もされている。平成に入り大阪府の「緑化推進・自然保護政策」の一環で行われた古木の樹木診断で『保存治療の必要有り』と判定され、平成3年に「(財)大阪みどりのトラスト協会」により手入れが行われた。
モニュメント
土居駅-寝屋川信号所間の高架複々線化工事の完成を記念して富樫実作の「波形」が駅構内に設置されている[2]。また大阪行きホームのクスノキの囲うコンクリート製の手すりに1983年(昭和58年)「第3回大阪都市景観建築賞」の『奨励賞』が授与された事を示すプレートがはめ込まれている。
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西改札口南側出入口
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東改札口北側出入口
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西改札口北側出入口
特徴
当駅は2007年6月17日の案内放送の更新時に導入された発車メロディの設定駅である。
2006年4月16日のダイヤ改定で昼間時の準急が廃止されたことで、昼間に緩急接続する電車は見られなくなっていた(これは昼間は準急の代わりに急行が運転されていたためである)。しかし、2008年10月19日のダイヤ改定で昼間時の準急が復活したことで、準急と当駅始発の区間急行が相互接続を図るようになった。なおラッシュ時は準急または通勤準急と当駅始発の普通列車(一部は区間急行)が相互接続を図っている。
また2007年6月以前においては、当駅始発列車の発車時、通常は淀屋橋駅などで使われる発車メロディは使用されていなかったが、淀屋橋駅などで使われる普通列車用メロディが設定されている電車も若干存在した。これは、前者は寝屋川車庫からの出庫列車を充当させるため、運行上ではあくまで当駅ではなく寝屋川信号所始発という扱いになっているのに対し、後者は当駅まで直接回送されてきた列車を充当させるため、運行上においても当駅始発扱いになっているためである。
上り列車の停車駅表示は以東の停車駅の関係で全列車に対して「各駅にとまります」となるはずだが、普通樟葉行きと普通枚方市ゆきは全停車駅を羅列表示している。過去には、2008年10月17日まで運転されていた準急ひこぼしが全停車駅を羅列表示していた。
利用状況
2009年の1日平均の利用客は約27,833人(大阪府統計年鑑より)、京阪電鉄の同年11月10日の調査では26,840人[3]となっている。
駅周辺
バス路線
- 府道上で乗降扱いをする路線
- 駅東側ロータリー内で乗降扱いをする路線
- 京阪バス
- タウンくるAルート 黒原旭町方面循環
- タウンくるBルート 寝屋川市駅(北行き)、河北(南行き)
- タウンくるBルート 市立総合センター(北行き)※一部便のみ
- 京阪バス
歴史
由来・エピソード
萱島という地名は、茅、葦といった植物が育っていた寝屋川の中州から来ている。江戸時代に開拓して、作物を作っていったことから、萱島流作新田という名で呼び、明治43年、萱島流作と改名した。もともと1軒の家もなく、附近の村々から耕作しに来ていたが、次第に人が移り住むようになっていった土地である。
また、駅建設時には「(萱島)駅が出来ると、若い衆が町に遊びに行くようになる」という理由で駅の所在地について村同士のなすり合いになり、その結果、川の真上に駅を作ったというエピソードがある[4]。
年表
- 1910年(明治43年)4月15日 - 京阪本線開通と同時に開業。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1962年(昭和37年)2月27日 - 構内旅客通路を新設下りホームを大阪側1ヶ所に[5]
- 1968年(昭和43年)10月5日 - 構内旅客通路を廃止上り改札口新設[5]。
- 1969年(昭和44年)
- 1972年(昭和47年)11月28日 - 高架複々線化工事の起工式が挙行される[7]。
- 1973年(昭和48年)4月11日 - 萱島駅の高架工事の設計変更が認可、御神木のクスノキが残されることに[7]。
- 1977年(昭和52年)7月24日 - 下り線(大阪行き)が高架化され、現在のクスノキの聳える大阪行きホーム使用開始[7]。
- 1978年(昭和53年)7月30日 - 上り線(京都行き)も「現在の大阪行きA線を使用」して仮高架化[7]。
- 1980年(昭和55年)
- 1983年(昭和58年)
- 1984年(昭和59年)11月18日 - 高架下京都側にショッピングゾーン「エル萱島東」開業[10]。
- 1985年(昭和60年)5月26日 - 「東駐輪場」営業開始[11]。
- 1991年(平成3年)3月5日 - 「大阪みどりのトラスト協会」の手で『クスノキ』の手入れが行われる[12]。
- 1992年(平成4年)7月中旬 - ホームにある4ヶ所待合室冷房化[13]。
- 1994年(平成6年)7月1日 - 「北駐輪センター」営業開始[12]。
- 2001年(平成13年)9月21日 - 『第2回近畿の駅百選』に選定された。
- 2006年(平成18年)12月25日 - 東改札口に身体障害者対応エレベーターとオストメイト対応の多目的トイレ・ホーム異常通報装置の設置[14]。
- 2007年(平成19年)6月17日 - 発車メロディ導入。
当駅を舞台とする作品
脚注・出典
- ^ 出典元・京阪電鉄総務部広報課発行の駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1983年11月号の「えんせん・あ・ら・かると」わが駅の自慢①『萱島のご神木』
- ^ 出典元・「くらしの中の京阪」1994年7月号記事『駅を彩るモニュメント』
- ^ 出典・『京阪百年のあゆみ』資料編103頁「駅別乗降人員の推移」より
- ^ 郷土出版・寝屋川市の100年 91pより
- ^ a b c 出典元・京阪電気鉄道開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」資料編138頁
- ^ 出典元・京阪100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編の年表232頁
- ^ a b c d e f g 出典元・鉄道ピクトリアル1980年8月号 P55『京阪電鉄複々線化工事完成とダイヤ改正』
- ^ 出典元・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1983年11月号
- ^ 出典元・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1983年10月号より
- ^ a b 出典元・開業90周年記念誌「街をつなぐ 心をむすぶ」P212より
- ^ 出典元・開業80周年記念誌「過去が咲いてる今」の巻末年表より
- ^ a b 出典元・開業90周年記念誌「街をつなぐ 心をむすぶ」の巻末年表より
- ^ 出典元・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1992年9月号より
- ^ 出典元・駅置きの広報誌「K PRESS」2007年1月号16面『くらしのなかの京阪』より
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- ■京阪本線