「第一飛騨川橋梁」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
*供用: [[1928年]](昭和3年)
* 供用: [[1928年]]([[昭和]]3年)
*延長: 285.1m
* 延長: 285.1m
*構造: 単線上路プレートガーダー 13連
* 構造: 単線上路プレートガーダー 13連
*区間: [[白川口駅]] - [[鷲原信号場]](白川口駅 - [[下油井駅]])
* 区間: [[白川口駅]] - [[鷲原信号場]](白川口駅 - [[下油井駅]])


==鉄道写真の撮影スポット==
== 鉄道写真の撮影スポット ==
[[鉄道写真]]の撮影場所として知られている。ここで撮影された[[ワイドビューひだ]]などの[[オレンジカード]]も多数発売されていて、鉄道関連書籍の高山本線の紹介ページには必ずと言っていいほどここで撮影された写真が掲載されている。基本的に[[国道41号]]の歩道から撮影する。1990年代半ば頃までは白川口駅側の山の斜面に登り、線路が見える位置から列車を撮影することも可能であり、そのようなアングルから撮影されている写真も多数あるが、現在はコンクリートで固められてしまい、撮影は極めて困難な状態となっている。そのため、素人は避けた方が無難である。
[[鉄道写真]]の撮影場所として知られている。ここで撮影された[[ワイドビューひだ]]などの[[オレンジカード]]も多数発売されていて、鉄道関連書籍の[[高山本線]]の紹介ページには必ずと言っていいほどここで撮影された写真が掲載されている。基本的に[[国道41号]]の歩道から撮影する。[[1990年代]]半ば頃までは白川口駅側の山の斜面に登り、線路が見える位置から列車を撮影することも可能であり、そのようなアングルから撮影されている写真も多数あるが、現在はコンクリートで固められてしまい、撮影は極めて困難な状態となっている。そのため、素人は避けた方が無難である。


== その他 ==
== その他 ==
*橋脚は[[切石積]]であるが、鉄筋コンクリートを巻くことで補強が行なわれている。
* 橋脚は[[切石積]]であるが、鉄筋コンクリートを巻くことで補強が行なわれている。
*飛騨川に架かる高山本線の橋梁は、24箇所(第一から第三飛騨川橋梁と第一から第二十一益田川橋梁)存在する。途中で飛騨川でなく益田川になっているのは、かつて飛騨川の名称は[[美濃国]]で使用された名称であり、[[飛騨国]]では益田川と呼称していたからである。第一から第三飛騨川橋梁は旧美濃国の加茂郡白川町であるが、第一から第二十一益田川橋梁は旧飛騨国の[[下呂市]](旧[[益田郡]][[金山町 (岐阜県)|金山町]]、[[下呂町]]、[[萩原町]]、[[小坂町 (岐阜県)|小坂町]])、[[高山市]](旧[[大野郡 (岐阜県)|大野郡]][[久々野町]])である。
* 飛騨川に架かる高山本線の橋梁は、24箇所(第一から第三飛騨川橋梁と第一から第二十一益田川橋梁)存在する。途中で飛騨川でなく益田川になっているのは、かつて飛騨川の名称は[[美濃国]]で使用された名称であり、[[飛騨国]]では益田川と呼称していたからである。第一から第三飛騨川橋梁は旧美濃国の加茂郡白川町であるが、第一から第二十一益田川橋梁は旧飛騨国の[[下呂市]](旧[[益田郡]][[金山町 (岐阜県)|金山町]]、[[下呂町]]、[[萩原町]]、[[小坂町 (岐阜県)|小坂町]])、[[高山市]](旧[[大野郡 (岐阜県)|大野郡]][[久々野町]])である。
*1983年9月に発売されたEP[[しんや修一]]『高山本線』のジャケット写真に第一飛騨川橋梁を渡る[[国鉄キハ80系気動車|キハ82系]]の特急ひだが採用されている。[[鳳しん也]]と改名後の2003年9月21日にCDシングルとして発売された際にはこの鉄橋を渡る[[JR東海キハ85系気動車|ワイドビューひだ]]の写真が採用された。
* [[1983年]]([[昭和]]58年)9月に発売されたEP[[しんや修一]]『高山本線』のジャケット写真に第一飛騨川橋梁を渡る[[国鉄キハ80系気動車|キハ82系]]の特急ひだが採用されている。[[鳳しん也]]と改名後の[[2003年]]([[平成]]15年)9月21日にCDシングルとして発売された際にはこの鉄橋を渡る[[JR東海キハ85系気動車|ワイドビューひだ]]の写真が採用された。


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2011年6月24日 (金) 22:25時点における版

第一飛騨川橋梁(だいいちひだがわきょうりょう)は、岐阜県加茂郡白川町飛騨川に架かる高山本線の橋梁である。

白川口駅鷲原信号場の間(駅では白川口駅と下油井駅の間)に架かる単線鉄道橋であり、飛騨川に架かる高山本線の橋梁では一番下流(起点側)になる。

概要

鉄道写真の撮影スポット

鉄道写真の撮影場所として知られている。ここで撮影されたワイドビューひだなどのオレンジカードも多数発売されていて、鉄道関連書籍の高山本線の紹介ページには必ずと言っていいほどここで撮影された写真が掲載されている。基本的に国道41号の歩道から撮影する。1990年代半ば頃までは白川口駅側の山の斜面に登り、線路が見える位置から列車を撮影することも可能であり、そのようなアングルから撮影されている写真も多数あるが、現在はコンクリートで固められてしまい、撮影は極めて困難な状態となっている。そのため、素人は避けた方が無難である。

その他

  • 橋脚は切石積であるが、鉄筋コンクリートを巻くことで補強が行なわれている。
  • 飛騨川に架かる高山本線の橋梁は、24箇所(第一から第三飛騨川橋梁と第一から第二十一益田川橋梁)存在する。途中で飛騨川でなく益田川になっているのは、かつて飛騨川の名称は美濃国で使用された名称であり、飛騨国では益田川と呼称していたからである。第一から第三飛騨川橋梁は旧美濃国の加茂郡白川町であるが、第一から第二十一益田川橋梁は旧飛騨国の下呂市(旧益田郡金山町下呂町萩原町小坂町)、高山市(旧大野郡久々野町)である。
  • 1983年昭和58年)9月に発売されたEPしんや修一『高山本線』のジャケット写真に第一飛騨川橋梁を渡るキハ82系の特急ひだが採用されている。鳳しん也と改名後の2003年平成15年)9月21日にCDシングルとして発売された際にはこの鉄橋を渡るワイドビューひだの写真が採用された。