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2011年5月6日 (金) 19:52時点における版
美術家(びじゅつか)とは、
- 日本標準職業分類では、「彫刻・絵画・美術工芸品などの芸術作品の創作の仕事に従事するもの」と説明される[1]。
また、同分類では収入を伴う仕事を職業とするため、収入が創作物に対してではなく大学における教育によるものは「大学教員」、予備校における教育によるものは「個人教師」と分類される。 - [要出典]美術(=ファインアート主に絵画、彫刻、工芸)の制作者、美術に関わる仕事をする者のうち、自身の表現媒体が平面、立体、などという専門的ジャンルにとらわれない美的表現を美術的思考のもとに構築し、表現活動を行うプロフェッショナルのこと。アーティストとも。
日本の芸術系大学の美術科はFine art department、美術学士号はBachlor of Fine Art (BFA) と英語表記される。
なお、Yahoo!辞書([1])によると、美術家の説明として、『日本国語大辞典』(小学館)による定義「美術品の制作・研究にあたる人。また、美術に巧みな人。」が紹介されている。
職人・作家・美術家の違い
職人は素材、表現方法を均一にして日々職人的技術を洗練していく、いわば生業(なりわい=job)をこなすプロである。作家は専門的なジャンルにおける新製品の開発、オリジナリティのある美術品をプロデュースしていくプロである。美術家は作家の持つ専門性にこだわらないジャンルを超えたオリジナルの美術作品をクリエイトするプロである。美術家は国内における発表だけでなく、海外でも美術品として通用する美術作品をクリエイトしていけるプロのことを示す場合もある。作家、美術家は作品の発表、販売を行うことによって活動を行っている。
「美術家」の概念が見え始めるのは、ルネサンス期にレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロが活躍し、作家の個性が発揮された時代以降であるが、この時代においても、職人を超えた存在としての技能者とみなされたのはごく一握りの人間でしかなく、例えばオランダでは17世紀においても、その大半の画家たちは職人とみなされていたのである。
呼称はあくまで便宜的なもので、今日美術と呼ばれているものを仕事としている人間が、何れの時代にも「美術家」と呼び得るような存在であったわけではない。中世西欧では教会「美術」の担い手は、極めて敬虔な信者の手によらねばならなかった為、始めに修道僧、後に職人があたった。当時は、絵画や彫刻も一手工業でしかない。
西欧において「美術家」と職人が決定的に分かれたのは、18世紀後半から19世紀初頭にかけてである。[要出典]