「スーパーマリオ (本山一城の漫画)」の版間の差分

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:いじけたり、兄想いだったりと言動が今のマリオシリーズにつながる面がある。
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; [[ピーチ (ゲームキャラクター)|ピーチ姫]]
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: マリオRPGなどで見られるように自ら冒険に付いてきたりする。やんちゃな性格(作品によって異なるが)であり、'''マリオとデイジーが乗っている飛行機を砲撃する'''ほどである。他に、マリオとデイジーが仲良くしているのが許せなく、'''デイジーに[[喧嘩|ケンカ]]を売る'''等の行為をしていた。
: マリオRPGなどで見られるように自ら冒険に付いてきたりする。やんちゃな性格(作品によって異なるが)であり、'''マリオとデイジーが乗っている飛行機を[[バズーカ砲]]で砲撃する'''ほどである。他に、マリオとデイジーが仲良くしているのが許せなく、'''デイジーに[[喧嘩|ケンカ]]を売る'''等の行為をしていた。
; [[デイジー (ゲームキャラクター)|デイジー]]
; [[デイジー (ゲームキャラクター)|デイジー]]
: 彼女もまた大胆であり、ピーチがいるのに関わらず、'''マリオにウィンクをする'''など、いかにもピーチから反感を買われそうな行為を繰り返す。恐らく、マリオを愛している様子。ピーチと戦う気があり、彼女の[[ライバル]]という位置付け。稀に原作前からルイージと交際する、パートナーを務める描写がある。
: 彼女もまた大胆であり、ピーチがいるのに関わらず、'''マリオにウィンクをする'''など、いかにもピーチから反感を買われそうな行為を繰り返す。恐らく、マリオを愛している様子。ピーチと戦う気があり、彼女の[[ライバル]]という位置付け。稀に原作前からルイージと交際する、パートナーを務める描写がある。

2011年4月11日 (月) 10:18時点における版

この項目で扱う『スーパーマリオ』とは、本山一城によって『コミックボンボン』(講談社)および『デラックスボンボン』(講談社)に連載された、任天堂のゲーム「マリオシリーズ」を原作とするマンガ作品の総称。

概要

タイトルは統一されておらず、「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオカート」といったように、そのとき扱っている原作のゲームの名前をタイトルに冠している。連載は10年に渡り、話数は『コミックボンボン』、『デラックスボンボン』、増刊号を含めて183話。これは『ボンボン』史上最長連載である[要出典]。連載期間は1988年12月号から1998年9月号。ちなみにSDガンダムフルカラー劇場は1997年11月号から2007年12月号。

同じく長期連載となっている沢田ユキオの『スーパーマリオくん』(小学館月刊コロコロコミック』連載)と比べ、『沢田先生がマリオ漫画の徳川家康だとしたら、本山先生は織田信長[1]』と評されている。掲載時の時節ネタが多い。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


各タイトル&ストーリー

スーパーマリオブラザーズ3

スーパーマリオランド

ドクターマリオ

スーパーマリオワールド

  • 原作ゲーム - スーパーマリオワールド (SFC)
  • 内訳
    • ゲーム本編(単行本1 - 4巻)
    • スポーツバトル編(単行本5巻)
    • マリオ刑事編(単行本6巻)
    • スーパーマリオG編(単行本7巻)
    • オリンピック編(※)
    • タイムトラベル編(※)

ゲーム本編において、コミックボンボンとデラックスボンボンの同時並行で連載をしていた経緯から単行本においても一冊内で前半はボンボン版、後半にデラボン版と分かれている。ボンボン版においてはストーリー重視、デラボン版においては攻略情報重視の内容となっている。

スーパーマリオG編 作者のオリジナルストーリーでマリオの世界観にサンダーバードウルトラマンを混ぜたような特撮的な話となっている。マリオシティーの市長、マリオは市の人口が50万人に達成した記念に正義の使者スーパーマリオGから石像と変身カプセルを渡される(石像はSFC版シムシティーのネタ)。マリオは変身カプセルから出るパワーアップアイテムを食べると全長数10mにもおよぶスーパーマリオGと一体化をし、その力をもって亀一族のメカや怪獣と戦うのであった。

オリンピック編 キノコ王国、サラサラ・ランド、ゴルフ王国、恐竜ランド、クッパ帝国の計5国で行うオリンピックのオリジナルストーリー。 ちなみにマリオはキノコ王国代表として出ている。元はコミックボンボンで4ヶ月構成で連載された。

タイムとラベル編 ドクターマリオが開発した丸型タイムマシーンがクッパに奪われ、後を追うマリオたちのお話。 ちなみにクッパが奪ったのは試作機で、マリオが使ったのはヨッシーのタマゴに酷似したマシン。 幼少時のピーチ姫が出てきたり、未来のマシンにマリオペイントメカが出たりとオリジナル要素が多い。 元はデラックスボンボンで掲載された漫画

スーパーマリオワールド!ヨッシーのたまご

  • 原作ゲーム - ヨッシーのたまご (FC)
  • ピザ屋を始めたヨッシー。クッパの妨害をきっかけに敵キャラ(元ボム兵)をトッピングしたスペシャルピザが生まれて店は大繁盛をしていた。そんなある日、ヨッシーは海でビンに入ったマザーヨッシーからの手紙を見つけて、マリオ達とともに南の孤島に漕ぎ出した。しかし、そこは爆弾が降りしきる死の島となっていた。

スーパーマリオワールド!マリオオープンゴルフ

スーパーマリオカート

  • 原作ゲーム - スーパーマリオカート (SFC)
  • 内訳
    • グランプリ編(単行本1巻)
    • バトルモード編(単行本2巻)
    • カートラリー編(単行本3巻)

スーパーマリオUSA

スーパーマリオランド2 6つの金貨

スーパーマリオヨッシーのロードハンティング

マリオとワリオ

スーパーマリオワリオの森

キノピオが主役であるゲームだが、主役はマリオである。ピーチとマリオが結婚したり、ルイージが二人の息子であるという、パラレルストーリー。

スーパーマリオランド3ワリオランド

スーパーマリオDONKEY KONG

SUPER DONKEY KONG withマリオ

スーパーマリオヨッシーアイランド

  • 原作ゲーム - ヨッシーアイランド (SFC)
  • 内訳
    • ゲーム本編(単行本1 - 2巻)
    • ヨッシー救助隊編(単行本3巻)

本山版マリオでは『スーパードンキーコング2』や『スーパーマリオRPG』を題材にすることはなかったが、今作のゲーム本編第2巻にディクシーコングが1コマだけゲスト出演していたり、エピローグにて水色ヨッシーが後にワッシーになったことが語られたりしている。

スーパーマリオ64

スーパーマリオ四コマ大行進

アンソロジー形式でマリオ作品の4コマ漫画を掲載した単行本で、本山一城も寄稿している。他の著者は以下の通りである。

ちなみに本山理咲は、作者の妹でもある。

登場人物

主な原作キャラ

マリオ
一人称は「オレ」または「ぼく」。ややスケベな一面もあり、下ネタにはしることもあるが沢田マリオと違い、金よりも仲間の命を優先し、正義感がある。
ルイージ
一人称は「オイラ」。マリオを「兄さん」と呼ぶ。やや弱気な性格だが、目立とうと頑張る。
いじけたり、兄想いだったりと言動が今のマリオシリーズにつながる面がある。
ピーチ姫
マリオRPGなどで見られるように自ら冒険に付いてきたりする。やんちゃな性格(作品によって異なるが)であり、マリオとデイジーが乗っている飛行機をバズーカ砲で砲撃するほどである。他に、マリオとデイジーが仲良くしているのが許せなく、デイジーにケンカを売る等の行為をしていた。
デイジー
彼女もまた大胆であり、ピーチがいるのに関わらず、マリオにウィンクをするなど、いかにもピーチから反感を買われそうな行為を繰り返す。恐らく、マリオを愛している様子。ピーチと戦う気があり、彼女のライバルという位置付け。稀に原作前からルイージと交際する、パートナーを務める描写がある。
ヨッシー
作者の勘違いからウィッキーと鳴くのが特徴である。原作と違い、ピーチに交際を求めたり、キャサリンに惚れられる描写がある。
クッパ
ピーチに惚れることもあるが、召使いとしてこき使ったりと設定が矛盾している。初期の頃は清純な悪役だったがマリオ64編あたりから威厳が無くなってきた。
ワリオ
性格設定は原作と変わらず、やはりマリオをライバル視している。クッパと手を組む事もある。

主なオリジナルキャラ

キノッペ
キノピオの女の子バージョン。八頭身の美少女。本山版マリオのマスコット的存在。「クスッ」と子悪魔的な笑いをするのが特徴。作品によってピーチ姫の従者であったり、ドクターマリオの娘であったりと設定は色々である。
王様
ピーチ姫の父親。キノコ王国の国王。国が滅びかけてもお茶に興じているなど、かなり暢気な王様。
じい
ピーチ姫の執事。
長老ヨッシーダムス
ヨッシー族の伝説の長老。クッパに敗れたマリオとルイージを鍛え上げてくれた。スーパーマリオカートでもひそかに登場している。
スーパーマリオG
マザーヨッシー
キノピオ仮面
デビデビ大王

単行本

脚注

  1. ^ 太田出版CONTINUE』Vol.24

関連項目