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'''バルムンク''' ('''Balmung''')は、[[ニーベルンゲンの歌]]に登場する剣。
'''バルムンク''' ('''Balmung''')は、[[ニーベルンゲンの歌]]に登場する[[]]


幅広で、黄金の柄には青い宝玉が埋め込まれ、鞘は金色の打紐で巻き上げた宝剣である。
幅広で、黄金の柄には青い[[宝玉]]が埋め込まれ、鞘は金色の打紐で巻き上げた宝剣である。


[[北欧神話]]の[[グラム (北欧神話)|グラム]]、[[ニーベルングの指輪]]の[[ノートゥング]]に相当する。
[[北欧神話]]の[[グラム (北欧神話)|グラム]]、[[ニーベルングの指輪]]の[[ノートゥング]]に相当する。


本来はニーベルンゲン族の宝だったが、財宝の分配を巡って争った[[ジークフリート]]が奪い取り、ニーベルンゲン族を斬り捨てるのに使う。
本来はニーベルンゲン族の宝だったが、[[財宝]]の分配を巡って争った[[ジークフリート]]が奪い取り、ニーベルンゲン族を斬り捨てるのに使う。


その後、ジークフリートの愛剣として、数々の軍功を挙げた。
その後、ジークフリートの愛剣として、数々の軍功を挙げた。


ジークフリートが暗殺された後、ハーゲンはニーベルンゲンの財宝をライン川に沈めるが、バルムンクだけはとっておき、自分の剣とした。
ジークフリートが[[暗殺]]された後、ハーゲンはニーベルンゲンの財宝をライン川に沈めるが、バルムンクだけはとっておき、自分の剣とした。


その後、ハーゲンを捕らえた[[クリームヒルト]]は、バルムンクでハーゲンの首を刎ね、夫の復讐を果たした。
その後、ハーゲンを捕らえた[[クリームヒルト]]は、バルムンクでハーゲンの首を刎ね、夫の復讐を果たした。


[[Category:神話の武器|はるむんく]]
[[Category:神話の武器|はるむんく]]
[[Category:ドイツの伝承|はるむんく]]

2005年11月28日 (月) 14:58時点における版

バルムンク (Balmung)は、ニーベルンゲンの歌に登場する

幅広で、黄金の柄には青い宝玉が埋め込まれ、鞘は金色の打紐で巻き上げた宝剣である。

北欧神話グラムニーベルングの指輪ノートゥングに相当する。

本来はニーベルンゲン族の宝だったが、財宝の分配を巡って争ったジークフリートが奪い取り、ニーベルンゲン族を斬り捨てるのに使う。

その後、ジークフリートの愛剣として、数々の軍功を挙げた。

ジークフリートが暗殺された後、ハーゲンはニーベルンゲンの財宝をライン川に沈めるが、バルムンクだけはとっておき、自分の剣とした。

その後、ハーゲンを捕らえたクリームヒルトは、バルムンクでハーゲンの首を刎ね、夫の復讐を果たした。