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* 阪神尼崎~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜宝塚
* 阪神尼崎~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜~JR・阪急宝塚
* (区間便)阪神杭瀬駅北~阪神尼崎駅北~尼崎浜田車庫
* (区間便)阪神杭瀬駅北~阪神尼崎駅北~尼崎浜田車庫
* (区間便)阪神尼崎~西大島~安倉団地
* (区間便)阪神尼崎~西大島~安倉団地
* (区間便)尼崎浜田車庫~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜宝塚
* (区間便)尼崎浜田車庫~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜~JR・阪急宝塚
* (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~阪神尼崎駅北~阪神杭瀬駅北
* (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~阪神尼崎駅北~阪神杭瀬駅北
* (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~阪神尼崎
* (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~阪神尼崎


尼崎市杭瀬・阪神尼崎から[[伊丹市]]の西側を通り宝塚に至る路線を運行する幹線。西大島まで国道2号、ここから小浜までは[[宝塚尼崎電気鉄道]]の線路敷を流用した[[兵庫県道42号尼崎宝塚線|尼宝線]]、さらに宝塚まで[[国道176号]]を走行する。終点の宝塚停留所は[[阪急電鉄]]・[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]の[[宝塚駅]]である。
尼崎市杭瀬・阪神尼崎から[[伊丹市]]の西側を通りJR・阪急宝塚に至る路線を運行する幹線。西大島まで国道2号、ここから小浜までは[[宝塚尼崎電気鉄道]]の線路敷を流用した[[兵庫県道42号尼崎宝塚線|尼宝線]]、さらに宝塚まで[[国道176号]]を走行する。終点の宝塚停留所は[[阪急電鉄]]・[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]の[[宝塚駅]]である。


昼間時でも10分毎と便数が多く、沿線に駅が少ないこともあり区間利用も多い。なお、途中に武庫荘駅西口(「之」が入らない)という停留所があるが、[[武庫之荘駅]]までは遠く、乗り換えに適しているとはいいがたい。また、昆陽里停留所は[[阪急バス]]と[[伊丹市交通局]]も同名の停留所を設けているが当路線の停留所はこの2事業者が設置している同名の停留所からは若干、離れた場所にある。[[2007年]]から小浜宝塚間を並行する阪急バス[[阪急バス宝塚営業所#空港宝塚線|空港宝塚線]]が当路線の停留所に停車するようになった。
昼間時でも10分毎と便数が多く、沿線に駅が少ないこともあり区間利用も多い。なお、途中に武庫荘駅西口(「之」が入らない)という停留所があるが、[[武庫之荘駅]]までは遠く、乗り換えに適しているとはいいがたい。また、昆陽里停留所は[[阪急バス]]と[[伊丹市交通局]]も同名の停留所を設けているが当路線の停留所はこの2事業者が設置している同名の停留所からは若干、離れた場所にある。[[2007年]]から小浜~JR・阪急宝塚間を並行する阪急バス[[阪急バス宝塚営業所#空港宝塚線|空港宝塚線]]が当路線の停留所に停車するようになった。


かつては、当路線も大阪市からの直通であったが、のちに野田阪神前まで短縮(さらに野田阪神前発着は朝夕のみとなり)、[[2002年]]の改編で野田阪神前への乗り入れは廃止された。安倉団地発は朝に運行されている。
かつては、当路線も大阪市からの直通であったが、のちに野田阪神前まで短縮(さらに野田阪神前発着は朝夕のみとなり)、[[2002年]]の改編で野田阪神前への乗り入れは廃止された。安倉団地発は朝に運行されている。

2010年10月3日 (日) 09:21時点における版

阪神バス株式会社
HANSHIN BUS CO,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
兵庫県尼崎市大庄川田町108-1
設立 2005年12月14日
業種 陸運業
法人番号 1140001072148 ウィキデータを編集
事業内容 乗合バス事業・貸切バス事業
代表者 代表取締役社長 岡田信
資本金 9000万円
従業員数 370名
主要株主 阪神電気鉄道 100%
外部リンク http://www.hanshin-bus.co.jp/
特記事項:営業開始は2006年6月14日。阪神電鉄バス時代の西宮営業所は、阪神西宮駅前にあった。現在も折返し基地として使用。2009年4月1日より阪神電気鉄道自動車部の事業を分割。減資を実施。
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阪神バス株式会社(はんしんバス)は、阪神電気鉄道の子会社で、阪急阪神東宝グループバス事業者である。

概要

ファイル:Hanshinbus-567.JPG
2系統、山手東回りのバス。阪神バスの自社発注車のため、ロゴマークが正面下と右上に入っている

阪神電気鉄道が行ってきた直営バス事業(阪神電気鉄道自動車部)を、2006年から2009年にかけて分社化したもので、兵庫県尼崎市西宮市を中心に大阪市から神戸市にかけての阪神間をカバーする一般路線、大阪・神戸・尼崎・西宮から大阪国際空港および関西国際空港への空港連絡バス、大阪・神戸から中国地方四国地方首都圏への高速バスおよび観光バス事業を行っている。

一般路線の運行エリアは、西宮市南部を中心に、東は、野田阪神前及び天神橋筋六丁目、西は神戸市中央区神戸税関前、北は宝塚まで広がる。大阪ローカル線、北大阪線、尼崎芦屋線、西宮神戸線など、旧路面電車線である国道線北大阪線などをそのまま転換した路線、尼崎宝塚線のように鉄道未成線を代替した路線もある。西宮市、芦屋市宝塚市には市営交通事業がないため、阪急バスとともに、その代わりの任を担う。

社章はHanshin Busの頭文字「HB」をハートの形にしたもので、路線車においては、分社化以前に購入した車両のうち、阪神バスに完全移管される以前から阪神バス西宮浜営業所に所属していた車両については一部を除き、阪神電気鉄道の社章である稲妻がレールを囲んだマークを残しているが、社名部分の変更と前面行先表示脇・側面・後面に阪神バス社章を張り付けている。それ以外の分社化以前に購入した車両は社名部分の変更のみが行われている。当初より阪神バス籍で購入した車両については阪神電気鉄道の社章に代えて阪神バス社章を取付けている。

事業者としては地味であるが、業界で初めてMCA無線を導入し、これを利用した運行管理システムも整備されている。また、2002年2月1日には一般路線バスの運賃を全線均一の210円(大阪・神戸市内で市バスと競合する区間は200円、この区間の利用のみ整理券が必要)としたことでも注目された。

呼称は阪神電鉄直営時代は「阪神電鉄バス」としていたが、現在の社名でもある「阪神バス」と呼ばれることもあった。また、沿革で述べる歴史的な事情から、高齢者を中心に今でも「阪国バス」と呼ぶ人もいる。

営業所

  • 本社
    所在地 尼崎市大庄川田町
    阪神電鉄バス時代は電鉄本社(梅田野田阪神)とは別にこの地に自動車部本部を設置しており、このため阪神電鉄バスは兵庫県のバス事業者という扱いをされていた。尼崎浜田車庫を併設する。なお、阪神バスとしては西宮市内を先に分社化した関係で、当初は西宮浜に本社を置いていたが、全面分社化により本社機能を移転し、自動車部本部が本社となった。
  • 尼崎営業所(浜田車庫)
    所在地 尼崎市大庄川田町
    最寄停留所 尼崎浜田車庫前
    本社所在地にある阪神バスにおける基幹となる車庫。国道2号に面する。阪神バスの在籍車のうち過半数が当営業所に所属(高速バスは全車)する。車庫前を通る路線はここで運転士の交代も行われる。建物はボウリング場(ボウル阪神)を併設する。隣接して阪神タイガースの二軍がかつて使用した浜田球場があるが、ここはかつての国道線電車の車庫跡である。敷地は広く、子会社・阪急阪神エムテックの自動車整備工場もある。なお、尼崎市交通局の路線も車庫前を通り、車庫の少し西側にある停留所(阪神バスとは別に設置)名を「浜田車庫」としている。向かいには朝日オートセンターがあり、同社のCMでも「尼崎浜田車庫前」という案内が流れる。
  • 大阪営業所(野田車庫)
    所在地 大阪市福島区海老江
    最寄停留所 野田阪神前
    大阪側の拠点として設置。この営業所に所属する車両はなにわナンバー(他は神戸ナンバー)となる。
    ここもかつて広大な車庫があり、一般路線車も配置されていたが、現在はリムジンバスと観光バスのみの配置。阪神本線のガード下に車庫があり、バスターミナルの奥にはターンテーブルも設けられている。かつての車庫跡は、阪神国道線および阪神北大阪線の電車庫が存在した場所でもあり、今では阪神電鉄本社・ウイステ等の再開発ビルになっている。
  • 西宮浜営業所
    所在地 西宮市西宮浜
    最寄停留所 西宮浜営業所前(旧西宮浜三丁目)
    阪神バスの第一次分社化に際し、手狭な西宮営業所の機能を移す形で新設された。西宮・神戸市内の一般路線を中心に担当する。敷地は所属する車両数にくらべ余裕がある。阪神バスとして西宮市内を先に分社化した関係で、当初は西宮浜に本社を置いていたが全面分社化により本社機能を尼崎浜田車庫内の事務所に移した。
  • 西宮車庫(旧西宮営業所)
    所在地 西宮市和上町
    最寄停留所 阪神西宮
    2009年3月31日まで阪神バスの本社はこちらにあった。かつては西宮市内の路線は当車庫で担当していたが、分社化により西宮浜に営業所を移し、こちらには折返のための車庫機能が残っている。
  • 神戸営業所
    所在地 神戸市中央区浜辺通
    最寄停留所 神戸税関
    主に路線バス・空港リムジンバスの折返しおよび配置の機能となっている。西宮神戸線の終点にあたるが、同路線は営業所前の国道2号上で乗降を扱い、車庫には入庫しない。
  • 尼崎市交通局武庫営業所(運行受託)
    所在地 尼崎市武庫豊町
    最寄停留所 尼崎市営バス 武庫営業所
    2009年12月1日より運行管理受託を開始した。
  • その他
    案内所が阪神甲子園に設けられている(かつては野田と宝塚、阪神西宮にもあったが、廃止された)。

沿革

阪国バスから阪神電鉄バスへ

現在の阪神バスの母体は、かつて「阪国バス」と呼ばれた阪神国道自動車である。同社は1928年に阪神国道とも呼ばれる国道2号線の開通と同時に設立された乗合バス会社で、「マッチ王」で知られた滝川儀作、阪神電気鉄道そして阪神急行電鉄(現在は阪急電鉄)の三者を大口出資者として設立された。翌1929年、大阪・福島~神戸・滝道間を開業。まもなく滝川の持株は阪神側に渡り、1932年阪神系の鉄道未成会社・宝塚尼崎電気鉄道の合併で阪国バスは阪神電車の関連会社となる。結局1945年、京阪神急行電鉄は阪神国道自動車の持株を阪神側に譲渡し、阪国バスは完全に阪神電車の系列下に入る。1949年、阪神電気鉄道は阪神国道自動車を合併。以降、暫くは「阪国バス」の呼称のまま阪神電車直営のバス事業が再開された。

元来、阪神電気鉄道は1929年に直営バス事業を開始。路線によって「甲南バス」「西宝バス」「阪神バス(旧)」「芦屋バス」等の呼称を使い分け、阪神電車の培養線として、また阪急の阪神合同バス(現在の阪急バス)に対する防衛線として機能していた。1933年、阪神乗合自動車を設立して分離。同社は淀川乗合自動車を合併し、阪神沿線のバス事業者として営業を続けたが戦災の被害が甚大で戦後の復興もままならなかった。阪国バス合併後の阪神電車のバス事業は直営と阪神乗合自動車の二本立てであったが、1958年阪神乗合自動車はバス事業を阪神電気鉄道に譲渡し、阪神タクシーと改称。タクシー専業となる。ここに阪神電鉄グループの乗合バス事業は一本化され現在に至る。

この間、尼崎市営バスの開業に伴い、運休中の尼崎市内線を廃止。また、芦屋市内の路線は不採算のため昭和30年代に撤退したため、現在は阪神国道・尼宝線の他はほぼ西宮市内に路線が集中している。

以後、阪神国道線と甲子園線、北大阪線が廃止されたことによる代替路線バスの運行などもあり、バス事業は阪神間の都市部を中心に発展することになる。

阪神電鉄バスから阪神バスへ

1995年に発生した阪神・淡路大震災では、被災地を走る阪神電鉄バスも運行不能となる路線が出るなど大きな影響を受けた。代替バスの運行や定時性が確保できないため尼崎神戸線が一時期西宮を境に分断されたほか、震災によって沿線の人口が変わるなどしたため利用者が減少、採算も悪化した。2002年には先述のように運賃210円均一の導入もし、利便性の向上も図ったが、採算は厳しくなった。

このため、2005年12月14日に分離子会社として阪神バス株式会社が設立された。まず、2006年6月14日から阪神西宮発着の一般バス路線と三宮HAT神戸の路線を新設された西宮浜営業所を拠点に分社化し、2007年からはユニバーサル・スタジオ・ジャパン発着の空港リムジンバスも同社に移管された。

その後、阪神バスは設立時より黒字を計上できるほどに採算が改善されたことから、 2009年4月1日より会社簡易分割により阪神電鉄直営の全てのバス路線を継承し[1]、阪神電鉄バスは阪神バスへと生まれ変わった。同時に路線再編、ダイヤ改正、一部停留所名の変更も実施した。また、これによって関西の大手私鉄各社は、いずれの会社もバス事業全てを子会社による運営に切り替えたことになる。

2009年12月1日より、地元・尼崎市交通局武庫営業所の業務について阪神バスが管理委託を受けることになった[2]。これに伴い、市バス路線の終車延長なども行われた[3]

高速バス

同社が運行する高速バス・空港リムジンバスにはサラダエクスプレスの愛称名が付いている。詳細はこちらを参照。

夜行路線

昼行路線

空港リムジンバス路線

大阪国際空港路線は、阪急系の大阪空港交通とともに、比較的早くから参入していた。現在では、大阪梅田・神戸三宮に限らず阪神間の都市発着も運行する。関西空港路線は、開港時に神戸、尼崎、大阪梅田路線を開設、のちに西宮やUSJが加わった。2006年に開業した神戸空港発着の路線があったが、短期間で運行休止となった。

大阪国際空港(伊丹)発着路線

関西国際空港発着路線

一般路線

大阪市・尼崎市周辺路線

北大阪線

路面電車の北大阪線を代替した路線。大阪市営バス58号系統とは野田阪神前〜中津間で並行する。中津以遠は、ちゃやまちアプローズなどがある北野を経て、天六の交差点で終点となる。かつては電車の終点を利用した折り返し場があったが、廃止(天六交差点付近の一方通行化)された後は天六付近をループ運行としている。中津付近も野田阪神方向は中津六丁目を経由する形になっている。運行開始後長らく15分毎での運行が続いたが、下記の大阪ローカル線同様に利用者減が進み、2002年2月のダイヤ改正からは30分毎に減便、さらに2007年8月からは、天六乗り入れを朝夕のみに縮小、日中は全便が中津折り返しとなり、運行間隔も40分毎となった。

大阪ローカル線(野田甲子園線)

  • 阪神甲子園~西大島~尼崎浜田車庫前~阪神尼崎駅北~阪神杭瀬駅北~野田阪神前
  • 阪神甲子園~西大島~尼崎浜田車庫前~阪神尼崎駅北~阪神杭瀬駅北
  • 阪神甲子園~西大島~尼崎浜田車庫前
  • 尼崎浜田車庫前~阪神尼崎駅北~阪神杭瀬駅北~野田阪神前

阪神国道線廃止区間の大阪寄りと、大阪~神戸線の大阪側という両方の性格を持った路線である。「野田甲子園線」とも称される。もともと大阪は梅田新道からの発着で神戸まで直通していたが、野田阪神前~甲子園に短縮(尼崎以西は尼崎神戸線に分割、現在は尼崎芦屋線と西宮神戸線に再分割)、さらに国道線電車の廃止により増便も行われたが、利用者離れが進み、一時期は野田~甲子園間を昼間時16分間隔で運行されていた。しかし、JR東西線の開業や歌島橋付近の慢性的な渋滞の影響で大阪市内での利用者減もあり、2002年の改編時に甲子園~杭瀬間を20分毎、以遠を倍の40分毎にまで減便した。1990年代後半には中型車も入るようになったが、それ以前も旧年式車が多く非冷房車が最後まで使われていた路線でもあった。2007年8月20日にダイヤを変更し、野田~甲子園間直通は、平日ダイヤで野田発4回(浜田車庫止め4回)、甲子園発2回(他は浜田車庫および阪神杭瀬駅まで。浜田車庫発野田行が他に6回)のみと大幅に減便され、その他区間便も30〜50分毎に減便されるなど前述の北大阪線と共々厳しい状況にある。

尼崎芦屋線

  • 阪神尼崎~尼崎浜田車庫前~西大島~国道上甲子園~JR西宮駅前西宮戎阪神芦屋
  • (出入庫)尼崎浜田車庫前~西大島~国道上甲子園~JR西宮駅前~西宮戎~阪神芦屋
  • (区間便)阪神尼崎~尼崎浜田車庫前~西大島~国道上甲子園~阪神西宮

元は尼崎と神戸を結んでいた尼崎神戸線であった。同路線は長距離(24km)故に定時性確保が難しくなっていた。このため、2009年4月1日の分社化に際し、定時性確保の観点から路線分割により芦屋までの運行(12km)とし、これとは別に西宮からの西宮神戸線を設定した。芦屋市内路線の撤退後、阪神芦屋には阪神バスの単独路線はなく、業平橋停留所とともに阪急バスの停留所に併設される形となった。運行間隔は尼崎神戸線時代は12分毎であったものを15分毎に減便した(西宮戎~芦屋川間では西宮神戸線が加わるため増便)。起点と終点付近を除き、国道2号を走行する。

尼崎スポーツの森線

2006年に開設された新路線。尼崎市南部に出来た尼崎の森中央緑地の中にあるスポーツ施設が尼崎スポーツの森である。また、隣接地には工都尼崎再生のシンボルと目されるパナソニック プラズマディスプレイの工場があり、両施設へのアクセスを目的に運行している。なお、尼崎市営バスもこの地への乗り入れ路線があるほか、鳴尾浜などからはスポーツの森への送迎バスの運行も行われており、当路線はその中の選択肢の一つといえよう。なお、経路上にある、宝塚ローカル線と西宮尼崎線が停車する、高洲停留所には停車しない(阪神尼崎始発だった頃は昭和南通七丁目と竹谷小学校前も通過していた)。

直行便は2008年10月15日より1往復のみ開設(土休日は臨時便も設定)。尼崎市交通局と共同運行(市バスは85番として運行)するが、直行便は上記停留所以外には停車しない。阪神出屋敷は阪神バス停留所ではなく、駅北口の市バス乗り場を共用する。また、乗降方式(阪神は後乗り前降り、市バスは前乗り後降り)や運賃(阪神は大人210円、市バスは大人200円)の違いはそのままで運行される。これに伴い、当路線と尼崎市営バスの両方に乗車できる共通回数券も設定された。この回数券は市バスは全線で利用できるが、阪神は出屋敷~パナソニックPDP前間に限り利用できる。

2010年4月26日のダイヤ改正で、阪神尼崎~阪神出屋敷間を廃止、阪神出屋敷~尼崎スポーツの森間を増便した。パナソニックPDP折返便は夜間および土休日の朝に運行される。

宝塚方面路線

昆陽里バス停(2009年4月6日撮影)
尼崎市内・西宮市内と宝塚を結ぶ複数路線の一部の区間便はここを起終点とする。阪神電鉄バスから阪神バスへ路線が移管されたことにあわせ、標柱は刷新された。
阪神電鉄バス当時の昆陽里バス停(2009年1月14日撮影)
昆陽里は、標柱とは別に駅名標を模した標識が掲示されている数少ない停留所の一つでもある。かつては標柱が設置されておらず、時刻表も駅名標を模した標識の部分に掲出されていた。

杭瀬宝塚線・尼崎宝塚線(宝塚線)

  • 阪神杭瀬駅北阪神尼崎駅北~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜~宝塚
  • 阪神尼崎~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜~JR・阪急宝塚
  • (区間便)阪神杭瀬駅北~阪神尼崎駅北~尼崎浜田車庫
  • (区間便)阪神尼崎~西大島~安倉団地
  • (区間便)尼崎浜田車庫~西大島~昆陽里~西野~安倉~小浜~JR・阪急宝塚
  • (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~阪神尼崎駅北~阪神杭瀬駅北
  • (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~阪神尼崎

尼崎市杭瀬・阪神尼崎から伊丹市の西側を通りJR・阪急宝塚に至る路線を運行する幹線。西大島まで国道2号、ここから小浜までは宝塚尼崎電気鉄道の線路敷を流用した尼宝線、さらに宝塚まで国道176号を走行する。終点の宝塚停留所は阪急電鉄JR西日本宝塚駅である。

昼間時でも10分毎と便数が多く、沿線に駅が少ないこともあり区間利用も多い。なお、途中に武庫荘駅西口(「之」が入らない)という停留所があるが、武庫之荘駅までは遠く、乗り換えに適しているとはいいがたい。また、昆陽里停留所は阪急バス伊丹市交通局も同名の停留所を設けているが当路線の停留所はこの2事業者が設置している同名の停留所からは若干、離れた場所にある。2007年から小浜~JR・阪急宝塚間を並行する阪急バス空港宝塚線が当路線の停留所に停車するようになった。

かつては、当路線も大阪市からの直通であったが、のちに野田阪神前まで短縮(さらに野田阪神前発着は朝夕のみとなり)、2002年の改編で野田阪神前への乗り入れは廃止された。安倉団地発は朝に運行されている。

宝塚ローカル線

  • JR・阪急宝塚駅~安倉~西野~昆陽里~西大島~昭和通八丁目~出屋敷~高洲~パナソニックPDP前~尼崎スポーツの森

平日朝の宝塚発と夕方の宝塚行それぞれ1本のみ運行する路線。もともとは阪神電鉄の尼崎海岸線の代替と臨海地区の工場勤務者のための路線とみられるが、便数は最小限になっている。尼崎宝塚線の昭和通八丁目(旧:竹谷)で国道2号から右折して出屋敷駅を経て臨港地区の工場地帯へ向かう。2009年4月の改編後はパナソニックPDP・尼崎スポーツの森まで延伸され、夕方に逆方向の宝塚行も設定されたが、それまでは平日と土曜の朝に宝塚発高洲行のみが2便運行され、逆方向の便が存在しない路線であった。

宝塚甲子園線

  • JR・阪急宝塚~宝塚市立病院前~安倉団地~西野~昆陽里~西大島~鳴尾高校前阪神甲子園~甲子園八番町~鳴尾浜(循環)
  • JR・阪急宝塚~宝塚市立病院前~安倉団地~西野~昆陽里~西大島~鳴尾高校前~阪神甲子園
  • (区間便)JR・阪急宝塚~宝塚市立病院前~鳥島~宝塚安倉団地~JR・阪急宝塚(循環)
  • (出入庫)JR・阪急宝塚~宝塚市立病院前~安倉団地~西野~昆陽里~西大島~尼崎浜田車庫
  • (区間便)安倉団地~西野~昆陽里~西大島~鳴尾高校前~阪神甲子園~甲子園八番町~鳴尾浜(循環)

JR・阪急宝塚駅から甲子園までの路線で、もとは高校野球観戦客向けの臨時バスとして昆陽里(こやのさと)や安倉(あくら)団地まで運行されていたものが、1985年から通年運行になったもの。同時に宝塚市立病院を経由し宝塚まで運行するようになった。鳴尾浜へ向かうのは朝にわずかにあるだけで(宝塚発着1往復と安倉団地発1回)、他は甲子園までの運行。2005年からららぽーと甲子園への足として、土休日の日中にJR・阪急宝塚駅から甲子園の間に臨時便を運行している。他に、朝夕(土休日は朝のみ)にJR・阪急宝塚駅と安倉団地を循環する系統が運行される。また、甲子園球場のタイガース戦ナイター終了後にも臨時便の運行が行われている。なお、LED式行先表示を採用する前は方向幕の色を緑にしていた(甲子園・鳴尾浜発着系統のみ)。これは鳴尾浜方面は甲子園八番町経由であることを示す意味あいとともに、安倉団地経由であることを示すための識別であった。

甲子園地区路線

主に阪神甲子園を拠点に運行する路線。

武庫川団地線

1970年代後半に開発された「レインボータウン武庫川団地」への路線である。それまでも、この地区にあった工場の従業員輸送に従事していたが、跡地を団地として開発したことから、住民の足へと生まれ変わった。阪神甲子園以南の経路が2種類あり、八番町経由と阪神鳴尾駅前国道43号)経由がある。方向幕時代は、宝塚甲子園線と同様に八番町経由が緑色の幕になっていた。便数は八番町経由が主体である(阪神鳴尾は下記2路線を含めて20分毎)。阪神甲子園以南の系統もある。現在は、下記の高須東線の開設により一部がそちらに振り替えとなった。

高須東線

  • JR甲子園口~県道上甲子園~阪神甲子園~甲子園八番町~武庫川団地南~高須東(循環)
  • 阪神甲子園~甲子園八番町~武庫川団地南~高須東(循環)
  • JR甲子園口~県道上甲子園~阪神甲子園~阪神鳴尾駅前~武庫川団地南~高須東(循環)

2001年に武庫川団地の東側を循環する路線として開設された。武庫川団地南までは武庫川団地線と同じだが、単純折り返しの武庫川団地線に対し、当路線は団地内を走行して武庫川団地前駅を経て、甲子園方向を目指す循環路線となっている。昼間時は概ね30分毎で、八番町経由と鳴尾経由が交互に運行される。

鳴尾浜線

  • JR甲子園口~県道上甲子園~阪神甲子園~甲子園八番町~武庫川団地中央~鳴尾浜(循環)
  • 阪神甲子園~甲子園八番町~武庫川団地中央~鳴尾浜(循環)
  • JR甲子園口~県道上甲子園~阪神甲子園~阪神鳴尾駅前~武庫川団地中央~鳴尾浜(循環)

甲子園の南方、阪神タイガースの二軍がある阪神鳴尾浜球場、温泉施設のリゾ鳴尾浜や企業の工場などがある鳴尾浜地区への路線。八番町経由は阪神甲子園発がほとんどで、逆に鳴尾経由はJR甲子園口発着のみとなっている。武庫川団地中央を出ると、陸橋を超えて鳴尾浜へ入るため、武庫川団地線の武庫川団地南は通過する。なお、鳴尾浜西には阪神電車を製造していた武庫川車両工業の工場もあった。また、鳴尾浜南第二停留所前にはかつて甲子園高速フェリーの乗り場があり、当時は「フェリー前」の停留所名であった。

浜甲子園線

  • JR甲子園口→県道上甲子園→阪神甲子園→浜甲子園三丁目→浜甲子園→阪神甲子園→上甲子園→JR甲子園口(循環)
  • 阪神甲子園→浜甲子園三丁目→浜甲子園→阪神甲子園(循環)
  • (区間便)浜甲子園→阪神甲子園→県道上甲子園→JR甲子園口

甲子園口駅から兵庫県道340号浜甲子園甲子園口停車場線(甲子園筋)を南下し、かつて甲子園競輪場があった南甲子園一丁目、浜甲子園三丁目から浜甲子園を循環して甲子園駅、さらに甲子園口駅へと戻る。なお、循環経路は浜甲子園三丁目→浜甲子園回りで運行する。ただし、並行して西宮尼崎線や西宮団地線もあるので、多くの停留所では両方向にバスが来ていることになる。メインのJR甲子園口発の循環系統が終日運行され(昼間時20分毎)、その補完として阪神甲子園発の循環系統が昼間時を除く時間帯に運行されている。かつての路面電車・甲子園線と並行していた路線で、甲子園線の廃止後、上甲子園~浜甲子園間の区間便も運行されていた。現在の区間便は早朝始発の数本のみ設定されており、始発の浜甲子園ののりばは県道上ではなく、そこから少し南にある転回場の中にある。2009年4月の改編以前は、循環経路は17時以降、逆回りで運行されていた。

西宮団地線

  • 阪神西宮~JR西宮駅前~阪神国道駅~国道・県道上甲子園~阪神甲子園~浜甲子園団地(循環)
  • (区間便)阪神甲子園~浜甲子園団地(循環)

西宮団地線は、阪神西宮と浜甲子園団地を結ぶことからこの名称となった。行先表示には「浜甲団地」と略される。阪神西宮〜上甲子園間は国道2号経由である。朝と夕方以降は阪神甲子園発着便も運行される(阪神西宮発は19時台が最終。昼間時は15分毎)。かつては臨時便として厚生年金スポーツセンター前(現・浜甲子園運動公園前)~浜甲子園をショートカットした便や、昼間時含め多数の甲子園発着便があったが、団地の住民が減ったこともあり減便された。

誠成公倫線

  • 阪神甲子園~誠成公倫会館(ノンストップ)

1993年に宗教法人誠成公倫会が西宮市東浜町に施設を開設したことから、運行を開始した。施設は阪神西宮にも近いのだが、ターミナルに余裕があるからか甲子園からの路線となっている(阪急バス西宮市内線の一部が経由)。10分毎に運行と頻度は高い。なお誠成公倫会とは関係のない者も乗車できる。休館日は運休。

甲子園西宮北口線

阪急バス西宮営業所と共同運行。

  • 阪神甲子園~国道上甲子園~高畑町~西宮北口
  • 阪神甲子園→西宮北口直行便、試合終了20分後発)

開設当初は阪神タイガースの試合終了後に運行される帰宅する観客向けの臨時便であったが、2010年4月3日より土休日に阪神甲子園 - 西宮北口間を9 - 19時台に阪急・阪神が各8往復(合計16往復)する形で定期便としての運行を開始。定期路線としての運行便は臨時運行の便とは異なり途中経路上の停留所にも停車する[4]。阪神甲子園で阪急バスが見られるのはこの路線のみである。

甲子園なんば線

阪神甲子園球場での阪神タイガース戦終了後(20分後を基準)に運行、定員制である。直行便1便だけだが、リムジンバス車両を動員して数台で運行される。阪神なんば線が開通した2009年以降のシーズンも当路線の運行は継続している。

西宮地区路線

主に阪神西宮・JR西宮を発着する市内路線。

西宮山手線(循環)

  • (1:西回り)阪神西宮→満池谷→甲陽園駅前→新甲陽→広田神社前→阪神西宮
  • (1:西回り)阪神西宮→満池谷→甲陽園駅前→新甲陽→広田神社前→JR西宮→阪神西宮
  • (2:東回り)阪神西宮→広田神社前→新甲陽→甲陽園駅前→満池谷→阪神西宮
  • (2:東回り)阪神西宮→JR西宮→広田神社前→新甲陽→甲陽園駅前→満池谷→阪神西宮
  • (1/2:区間便)阪神西宮~広田神社前~新甲陽

阪神西宮から、高級住宅街の山手エリアに足を伸ばす路線。循環線で西回り・東回り両方があるが、利用者が遠回りになるのを防ぐため、識別の番号が振られている。阪神バスは基本的に系統番号を設けていないので、この路線は例外的な扱いといえる。JR西宮(北口)は、朝〜昼間の西回りと午後以降の東回りの一部便が経由。住宅地の狭隘な道を進むため、途中経路沿いには「阪神バス徐行」の看板が建てられている。両回りとも昼間時は20分毎の運行。

鷲林寺線(循環)

  • (7:西回り)阪神西宮→満池谷→獅子ヶ口北→鷲林寺西宮甲山高校県立甲山森林公園前→新甲陽→広田神社前→阪神西宮
  • (7:西回り)阪神西宮→満池谷→獅子ヶ口北→鷲林寺→西宮甲山高校→県立甲山森林公園前→新甲陽→広田神社前→JR西宮→阪神西宮
  • (7:西回り)阪神西宮→満池谷→獅子ヶ口北→鷲林寺→県立甲山森林公園前→新甲陽→広田神社前→阪神西宮
  • (7:西回り・夙川経由)阪神西宮→JRさくら夙川阪急夙川→獅子ヶ口北→鷲林寺→県立甲山森林公園前→新甲陽→広田神社前→JR西宮→阪神西宮
  • (7:東回り)阪神西宮→広田神社前→新甲陽→県立甲山森林公園前→西宮甲山高校→鷲林寺→獅子ヶ口北→満池谷→阪神西宮
  • (7:東回り)阪神西宮→JR西宮→広田神社前→新甲陽→県立甲山森林公園前→西宮甲山高校→鷲林寺→獅子ヶ口北→満池谷→阪神西宮
  • (7:東回り)阪神西宮→広田神社前→新甲陽→県立甲山森林公園前→西宮甲山高校→鷲林寺→獅子ヶ口北→満池谷→JRさくら夙川→阪神西宮

西宮山手線からさらに大回りして甲山森林公園や甲山高校への足として運行される。元々循環路線ではなく、当初は現在の西半分のルートで阪神西宮~県立甲山森林公園前を往復していたが、1990年代に東回りルートを開設したことで循環系統化した。阪神バス随一の山岳路線でもあり、途中経路には「ブレーキテスト」と書かれた看板が建っていたりもする。県立西宮甲山高校の生徒の利用も多い。甲山高校や森林公園へは阪急バス西宮市内線(夙川台系統)も運行しており、2007年3月18日のさくら夙川駅開業時には、同線ともども、同駅への乗り入れを開始した(便数は西回りが夜、東回りが朝にそれぞれ2便ずつ)。方向幕時代は白色(JR西宮乗り入れ便は黄色)の幕を表示していたが、LED表示化された際に西宮山手線と同様に、阪神西宮でののりば番号である7番が表示されるようになった。

西宮尼崎線(臨港線)

  • 阪神西宮~JR西宮駅前~阪神今津駅前~浜甲子園~阪神甲子園~高洲~出屋敷~難波~阪神尼崎
  • (区間便)阪神西宮~JR西宮駅前~阪神今津駅前~浜甲子園~阪神甲子園
  • (区間便)西谷町→浜甲子園→阪神甲子園

西宮と尼崎を兵庫県道341号甲子園尼崎線(通称:臨港線)経由で運行する。同区間は国道2号経由の尼崎芦屋線が多数運行しているため、裏ルートともいえ、区別のため「臨港線まわり」の名称が与えられている。長らく1日3往復(休日4往復)が西宮〜尼崎間を往復するだけだったが(阪神・淡路大震災後は3年間運休したが同じダイヤで再開)、阪神バスへの移管に伴い、西宮〜甲子園間を増便し、同区間では昼間時1時間毎になるように変更された。2006年10月28日の改正からは出庫を兼ねて早朝に西谷町始発の区間便が設定された。なお、方向幕時代の末期はオレンジ色の幕を用意していたが、LED化に伴い、オレンジ幕採用前に前面に掲出していた「出屋敷・浜甲子園まわり」の黄色い標識円盤を復活させた。

2009年12月1日の改正で、甲子園〜尼崎間を大幅減便。平日は運行なし、土休日に1往復のみとなった(西宮〜甲子園間は減便なし)。

西宮北口線

  • 阪神西宮~西宮市役所前~JR西宮~両度町~西宮北口

阪急バスとの共同運行(阪急バスは26・27系統〈進行方向によって系統番号が違う〉・西宮北口経由甲東園行)。阪急阪神ホールディングス発足後の2006年10月28日のダイヤ改正に伴い新設された。長らく両社の市内ターミナルが接続されていなかったが、両者合わせ1日10往復と少ないとはいえ、親会社の統合によってようやく実現した。なお、西宮浜線の西宮北口直通便とはルートが違う。
2009年12月1日のダイヤ改正で大幅減便され、平日5往復・土休日6往復となり、このうち阪神バス運行便については土休日1往復のみとなった。

西宮浜手線(浜手循環)

  • 阪神西宮南口~浜松原町~白鹿博物館~泉町~戎神社前~阪神西宮南口(循環)
  • (区間便)阪神西宮南口→戎神社前→泉町→白鹿博物館前

阪神西宮駅の南側を循環する路線で、午前中は右回り(浜松原町→泉町)、午後は左回り(泉町→浜松原町)で運行される。おおむね35~40分毎と比較的閑散であり、中型車での運行が基本である。

西宮浜線(マリナパーク線)

  • 西宮北口JR西宮駅前~阪神西宮南口または阪神西宮駅東~西宮浜東/西宮浜営業所前~マリナパーク(大回り循環)
  • JR西宮駅前~阪神西宮南口~西宮浜東/西宮浜営業所前~マリナパーク(大回り循環)
  • JR西宮駅前~西宮浜東/西宮浜営業所前~マリナパーク(大回り循環)
  • 阪神西宮南口~西宮浜東/西宮浜営業所前~マリナパーク(大回り循環)
  • JR西宮駅前~西宮浜中央/西宮浜営業所前~マリナパーク(小回り循環)
  • 阪神西宮南口~西宮浜中央/西宮浜営業所前~マリナパーク(小回り循環)
  • JR西宮駅前〜阪神西宮南口~西宮浜中央/西宮浜営業所前~マリナパーク(小回り循環)
  • (区間便)JR西宮駅前~阪神西宮南口~西宮浜中央
  • (区間便)阪神西宮南口~西宮浜中央

西宮浜マリナパークへの路線。もとは東側の産業団地のみであったが、住宅の開発により西側へも循環するようになった。さらに阪神西宮発着をJR西宮、さらに2007年3月の改編で昼間に限り西宮北口まで延長するようになった。この路線の西宮北口~阪神西宮間は西宮北口線とはルートが異なる(この路線は駅南のJR西宮駅前のターミナルを使用するが西宮北口線は駅北側のJR西宮のターミナルを使用する)。マリナパーク発JR西宮駅前・阪急西宮北口行きの全便と、平日朝ラッシュ時のマリナパーク行きの一部の便は阪神西宮南口を経由しない(阪神電車利用者は阪神西宮駅東口を利用)など、需要に応じて系統を変えている。なお、西宮浜エリアは午前中が右回り、午後が左回りとなる。西宮浜中央に車庫があるため、ここを起終点とする便がある。方向幕時代は大回り循環は緑色の幕、小回り循環は青色の幕を表示していた。

神戸方面路線

西宮神戸線

2009年4月1日の再編時に今までの尼崎神戸線を分割する形で運行を開始した。運行本数は今までの1時間5本(12分毎)から4本(15分毎)に減便された。その代わり今まででは定時に来ることが少なかったところが、定時で来ることが多くなっている。神戸市内は甲南本通(再編時に甲南学園前を改称)より西が神戸特区(運賃については後述)となるため、神戸税関前行では整理券が発行される。起点と三宮付近を除き国道2号上を直進しており、三宮にも直通するため神戸市内を中心に利用者が多い。

HAT神戸線

  • 三宮駅前→中央区役所前→灘の浜東→灘の浜西→県立美術館前人と防災未来センター→日赤病院前(西行バス停)→脇の浜住宅東→脇の浜住宅中央→脇の浜住宅西→中央区役所前→三宮駅前
  • (区間便)(西宮出庫)→灘の浜東→灘の浜西→県立美術館前→人と防災未来センター→日赤病院前(西行バス停)→脇の浜住宅東→脇の浜住宅中央→脇の浜住宅西→中央区役所前→三宮駅前
  • (区間便)三宮駅前→中央区役所前→灘の浜東→灘の浜西→県立美術館前→人と防災未来センター→日赤病院前(東行バス停・止まり)→(西宮入庫)

阪神・淡路大震災復興のシンボル事業とされる、神戸市の東部新都心エリア(HAT神戸)と三宮を結ぶ路線。基本的にはノンステップバス・ワンステップバスで運行している。昼間時のみ35分毎の運行。ただし昼頃に区間便があり、車両の取り替えが行われる。なお、三宮からは神戸市営バスもHAT神戸方面への路線を持っている(101系統、29系統)。2007年7月1日からは中央区役所前にも停車、さらに脇の浜住宅東・中央・西のバス停が新設。市バス29系統のHAT神戸内での西行きを補完するようになった。

期間限定路線

もだんるーぷバス

兵庫県阪神南県民局が企画・事業主体となり、2007年11月3日から2008年2月24日までの年末年始を除く土・日・祝日のみに運行された。西宮市と芦屋市の浜手に点在する酒蔵や美術館などを巡る観光ループバスである。「美術館コース」と「酒ぐらコース」が設定された。阪急バスとの共同運行。

乗車は1日乗車券のみで、大人500円、小人250円。

酒ぐらコース
阪神西宮→交通公園前(白鷹禄水苑)→白鹿博物館前(白鹿記念酒造博物館)→石在町(日本盛煉瓦館)→今津二葉町(大関関寿庵)→北今津アサヒビール工場)→西宮北口→JR西宮→阪神西宮
阪神西宮発9:40~16:40、1時間間隔で1日8本運行。全線乗車の所要時間は約70分。
美術館コース
阪神西宮→川東町(市民ギャラリー)→大谷美術館前(大谷記念美術館)→緑町(谷崎潤一郎記念館芦屋市立美術博物館)→阪神芦屋→JR芦屋南口→開森橋(ヨドコウ迎賓館)→阪急芦屋川→阪神芦屋→緑町(谷崎潤一郎記念館・芦屋市立美術博物館)→川東町(市民ギャラリー・大谷記念美術館)→阪神西宮
阪神西宮発9:20~16:20、1時間間隔で1日8本運行。全線乗車の所要時間は約50分。

一般路線バスの運賃

  • 大人210円・小児110円の均一制。
  • ただし、神戸特区と大阪特区に相当する区間と路線は大人200円・小児100円。
    • 神戸特区は西宮神戸線の甲南本通~神戸税関前間とHAT神戸線の全区間。
    • 大阪特区は大阪ローカル線の阪神杭瀬駅北~野田阪神前間と北大阪線の全区間。
    一方、尼崎市交通局伊丹市交通局も大人200円・小児100円だが、阪神は運賃を合わせていないため両交通局の競合・共同区間でも10円高い二重運賃となる(なお、両市内を走る阪急バスは両市営バスに合わせた運賃制度である)。
  • 運賃均一化以前は、一部の路線では整理券制であった。現在も上記200円区間での乗車時(西宮神戸線西行き・大阪ローカル線東行き)には発行する。
  • 小学校就学前の幼児は、運賃を支払う大人1名につき、2名まで無料。
    2009年2月28日までは1名まで無料だったが、阪急バスに合わせる形で変更となった。

定期券・カードの取扱

一般路線全線でスルッとKANSAI対応カード、PiTaPaに対応する。PiTaPa利用の場合、1ヶ月の利用額(3,000円以上)に応じて割引となる。

阪急バスとの共通バスカードも発売されている。2009年3月1日からは阪急バスと阪神バスのカードは完全に共通化され、発売額1,000円(利用額1,100円)、2,000円(同2,200円)、5,000円(同5,600円)の3種類となった。阪神バス専用カード時代は5,000円カードがなく、4,000円(利用額4,620円)カードがあった。(共通化により実質値上げとなる)

定期券は大阪特区用、神戸特区用と、全線フリーの3タイプに加え、阪神尼崎・阪神甲子園・阪神西宮・宝塚からの近距離旅客を対象としたミニ定期券が発売されている。阪神電車との連絡定期、通学用に学期定期券も発売されている。これら定期は阪神電車の駅(梅田駅・尼崎駅・甲子園駅・西宮駅・御影駅・三宮駅)で購入できる。

株主優待の扱い

阪神電鉄が株式を上場していた時代の株主用全線パスは「電車全線・路線バス全線でご利用いただける優待乗車証(無記名・定期券式)」として、路線バスにも乗車可能だったが、2006年10月1日阪急・阪神経営統合で阪急ホールディングス(当時)以外の阪神電気鉄道株主はすべて株式交換により阪急阪神ホールディングス株主となったことにあわせて株主優待内容が変更されたため、2006年9月30日現在の阪神電気鉄道株主に対して発行された同パスの有効期限満了となる2007年7月10日をもって阪神電鉄バス・阪神バスの利用はできなくなった。これは旧阪急ホールディングス(←阪急電鉄)の株主優待は阪急バスを優待乗車の対象としておらず、これに合わせることになったためである。

過去の路線

尼崎神戸線(神戸線)

尼崎神戸線のバス(阪神尼崎にて)
  • 阪神尼崎~西大島~上甲子園~北今津JR西宮駅前西宮戎芦屋駅前芦屋川~甲南学園前~住吉駅前西灘春日野道三宮駅前神戸税関前
  • (区間便)阪神尼崎~西大島~上甲子園~北今津~JR西宮駅前~阪神西宮
  • (区間便)阪神尼崎~尼崎浜田車庫前
  • (区間便)尼崎浜田車庫前~西大島~上甲子園~北今津~JR西宮駅前~西宮戎~芦屋駅前~芦屋川~甲南学園前~住吉駅前~西灘~春日野道~三宮駅前~神戸税関前
  • (区間便)阪神西宮→JR西宮駅前→北今津→西大島→尼崎浜田車庫前
  • (臨時便)阪神尼崎~西大島~上甲子園~北今津~JR西宮駅前~阪神西宮~芦屋川~甲南学園前

尼崎・神戸間約24kmの路線。阪神尼崎および三宮周辺を除き、国道2号を走る。通し利用は少ないが、通過する4市の中心部を通るため、全線を通して利用者が多い。尼崎市内では尼崎市営バス、西宮・芦屋市内では阪急バス、神戸市内では神戸市営バスと共有する区間があるものの、以上3事業者は国道2号から途中で別の道に入ってしまう系統が大半のため、実質阪神電鉄バスの独擅場であった。

阪神・淡路大震災直後は、電車代替バスの運行や国道2号の渋滞から運休を余儀なくされ、一時期は阪神西宮折返しとなったりもしたが、震災翌年には震災前の10分毎を12分毎に減じた他は元に戻った[5]

もとは、大阪(梅田新道)~神戸税関前を直通していた路線であるが、大阪側を短縮(大阪ローカル線が代替)し現在の形になった。それでも距離は長く、所要時間も1時間20から30分ほどかかった。

なお、西宮戎停留所は阪神西宮の国道沿いに当たる。停留所名には阪神国道線時代の名称を引き継いでいるものも多かった(他に北今津、甲南学園前など)。甲南学園前(現在の甲南本通)までの臨時便は1月9~11日の西宮神社の十日えびす期間中に運行された。

2009年4月1日の阪神バス分社化にあたり、定時性向上を目的に阪神尼崎~阪神芦屋(尼崎芦屋線・約12km)と阪神西宮~神戸税関前(西宮神戸線・約16km)とで系統分割した[6]

六甲山系統

1980年6月15日六甲摩耶鉄道に譲渡しており、六甲山上循環バスとして運行している。さらに六甲山から阪神西宮への車庫へ回送を兼ねた運用をするための路線も存在した。芦有バス#(参考)接続路線も参照。

大阪エリア

1970年代中頃までは「第2阪神国道」と呼ばれる国道43号線上でも運行していたほか、大阪は梅田新道、さらに内本町の郊外線バスターミナルまで乗り入れていた。

その他

芦屋市内・尼崎市内。沿革にもあるように、尼崎市内は尼崎市営バスへの譲渡で国道および宝塚方面を除きほとんど廃止、芦屋市内は不採算のため撤退。

リムジンバス

  • 神戸空港→阪神西宮→JR西宮→西宮北口(早朝の西宮発は2007年5月31日までで、夜の空港発1便のみとなった後、2007年12月1日より運行休止)
  • 阪神尼崎JR尼崎~大阪国際空港(大阪空港交通と共同運行、2010年3月24日限りで運行休止)

無料送迎バス路線

すべて過去に存在したもので、現存しない。

  • リゾ鳴尾浜シャトルバス(リゾ鳴尾浜がチャーター運行、通常1台のみ)
    阪神甲子園~武庫川団地中央~リゾ鳴尾浜(他の停留所はすべて通過、阪神甲子園~武庫川団地中央間のみの乗車は不可)
    660号が専用塗装で使用されていた。阪神電鉄バス初のラッピング車で、平日の朝ラッシュ時には一般路線に入ることもあり、逆に検査などで660号が使えない時は一般塗装のバスが送迎シャトルバスに使われていた。
    2002年3月で運行を終了。その後はリゾ鳴尾浜が所有する中型ノンステップバス(自家用)が送迎バスとなり、阪神電鉄バスとは関係がなくなった。
    専用塗装の660号は廃車となり、塗装はそのまま(RESOのロゴなどは消された)で他の一般塗装バス3両とともに2002年6月に鞆鉄道に譲渡され、鞆鉄道ではF9-278号として就役したが、3年弱の活躍の後、2005年3月に廃車された。
  • 甲子園競輪シャトルバス(競輪主催者がチャーター運行、状況により最高10台以上)
    阪神甲子園~甲子園競輪場(ノンストップ)
    甲子園競輪の開催日に、来場する競輪ファンを輸送するために運行した。阪神甲子園では、現在はおりば専用の14番~16番付近に発着していた。阪神甲子園発は概ね10時~15時頃まで(満員になり次第随時発車)と、他の競輪場の無料送迎バスと比較して運行時間が長かった。
    1973年7月、運行開始。甲子園競輪が廃止された2002年3月、運行終了。
    甲子園競輪場跡地に隣接する道路には、阪神甲子園行きの乗り場と雨除けの屋根が残されている。甲子園競輪場の項目を参照のこと。

高速バス路線

車両

サラダエクスプレス
関西空港リムジン
右は阪神電鉄バスからの承継車で、正面下に阪神電鉄の社紋が入る。左は阪神バス自社発注車で、正面下に入るのはロゴマーク。2008年3月、阪神西宮駅前にて

全体で194台が在籍する(2008年11月現在、阪神バス・阪神電鉄バスの合計)。三菱ふそう日野自動車いすゞ自動車製を使用する。

路線バス

日野製、いすゞ、三菱ふそう製。西日本車体工業(西工)製の車体を架装する車両もいる。一時期日野車が多く入っていたが、現在はいすゞがメインで投入されている。

  • かつては日野の新車は尼崎神戸線や尼崎宝塚線に投入された後、各線に回されていたが近年は崩れている。
  • ノンステップバスも在籍。主に尼崎宝塚線・宝塚甲子園線に使用される。ハイブリッドバスや、CNGバスも在籍する。
  • 塗装は、下半分がクリームと青、上半分が白となる。この塗装は冷房車が導入された際に採用されたもので、それ以前は同じデザインで、青は紺色、クリームは銀色となっていた。このため、冷房の有無の識別が容易であった。
  • 大型車が中心だが、大阪ローカル線、北大阪線などには中型車も用いられる。冷房化は周辺他社よりも遅い1991年に完了した。
  • 車内内装はピンク色を基調に、オレンジと茶色の座席となっている。ただし、阪神バス籍で購入した車両やノンステップバスなどには「ノンステップバス標準仕様」としたものもある。なお、車内放送装置はネプチューン製、運賃箱は小田原機器製、方向幕巻取器は交通電業社製、運賃表示器はレシップ製である。
  • ラッピングバスでは、企業の広告のほかに阪神タイガースのキャラクターイラストを付けた車両がある。
  • 2005年8月の新車から行先表示にLED式表示器を導入、既存車両も取り替えを進め、同年11月に完了した。
空港リムジンバス

殆どが三菱ふそう車で日野車が少数在籍する。

  • かつては空港別のカラー・仕様(大阪空港は旧貸切色・ハイデッカー、関西空港はマゼンタ色・スーパーハイデッカー)で投入されていたが現在、新車は全て「サラダエクスプレス」のカラーで投入されている。
  • 現在では色に関係なくさまざまな路線に投入されている。
高速バス車両

長らく三菱ふそう車のみでスーパーハイデッカー主体だったが、昼行路線は一部にハイデッカーも在籍する。2005年には日野車(セレガR)も登場した。塗装は社員の提案による「サラダエクスプレス」と称する野菜のイラストが入ったものである。長距離高速バス用の塗装だったが、空港リムジンバスにも波及している。

貸切観光バス

三菱ふそう車のハイデッカー車である。台数は少なく、一部は高速・空港バスの応援に入ることもある。塗装はダークグリーンにゴールド、これに白と赤の翼模様が入る。なお、塗装はそのまま空港リムジンに転用されたものもある。

社番

阪神バスでは、ナンバープレートのほかに3桁の社番をつけている。無線番号も社番と一致する。

100位の数字が、1・2はいすゞ、3・4は日野、5・6は三菱ふそうである(他に0は社用車を示す)。以後は通し番号である。 路線バスは、車体側面窓下の最後部に大きめに書かれているが、さらに左側面には1708といった数字が書かれている。これは購入した時期を示している(1708は平成17年(2005年8月)。 高速、空港リムジン、貸切車は側面裾に小さな文字で書かれている。書体は独特のものが使われているが、全車に使われているわけではない。

不祥事

運転手の飲酒運転問題

2007年9月27日付の各新聞報道によると、同社のバス運転手のうち8人が、乗務前の飲酒検査で、アルコールの陽性反応が見付かり、うち2人は、検査直前にマイカー出勤していたことが発覚した([1])。同社は記者会見を開き謝罪したが、いずれのケースも警察には届けず、2人を乗務停止10日間の処分にとどめており、身内に甘い体質が問題となっている。他、阪急バス京阪バス南海バスなどでも、運転手の飲酒運転による乗務停止が、相次いで発覚しており、バス業界のモラルが問題視されている。

その他

  • 阪神タイガースに在籍したランディ・バースは、正確には「バス」と読むのだが、好調時に「阪神バス大爆発」、不振時に「阪神バスエンスト」、「バス大渋滞」などとメディアに報道される事を憂慮した親会社の阪神電鉄の配慮により「バース」となった。ただし、これについて阪神球団では正確な理由は不明としている[7]
  • 阪神電鉄線では野田、甲子園、西宮の各駅に到着の際に「阪神バス(分社化前は阪神電鉄バス)はお乗り換えです」と車掌がアナウンスする。しかし尼崎では案内されない。

注釈

  1. ^ 会社分割に関するお知らせ阪神電気鉄道2008年12月5日、PDF
  2. ^ 武庫営業所を阪神バスに委託します。(尼崎市交通局)
  3. ^ 市営バスがもっと便利に!(尼崎市交通局)
  4. ^ 阪急西宮北口駅と阪神甲子園駅を結ぶバス路線の運行を開始します - 阪急バス報道発表資料 2010年3月10日
  5. ^ 震災からしばらくの間は、尼崎~阪神西宮、JR西宮~神戸税関前の2系統に分断されていた。
  6. ^ http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20090305.pdf
  7. ^ 虎が継いだ勇者の志 阪神・阪急 今津駅(asahi.com関西 ぶらっと沿線紀行 2008年12月6日付、2008年12月14日閲覧)

外部リンク