「鬼平犯科帳 (テレビドラマ)」の版間の差分

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'''鬼平犯科帳'''は、[[池波正太郎]]の[[時代小説]]で、『[[オール讀物]]』に連載され、『[[鬼平犯科帳]]』のテレビ番組である。[[テレビ朝日|NET(現:テレビ朝日)]]系と[[フジテレビジョン|フジテレビ]]で[[放送]]された。
'''鬼平犯科帳'''は、[[池波正太郎]]の[[鬼平犯科帳|同名時代小説]]を原作としたテレビ時代劇である。[[テレビ朝日|NET(現:テレビ朝日)]]系と[[フジテレビジョン|フジテレビ]]で放送された。


== 各シリーズ ==
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2010年10月2日 (土) 16:23時点における版

鬼平犯科帳 > 鬼平犯科帳 (テレビドラマ)

鬼平犯科帳』は、池波正太郎同名時代小説を原作としたテレビ時代劇である。NET(現:テレビ朝日)系とフジテレビで放送された。

各シリーズ

各シリーズ名は以下のとおり:

丹波哲郎版

萬屋錦之介版

二代目 中村吉右衛門版

解説

池波正太郎原作のテレビ時代劇。東宝及び松竹が制作し、NET系とフジテレビ系で放映された。主人公・長谷川平蔵を八代目松本幸四郎、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門が演じている。NET版は開始当初モノクロで、途中からカラー放送となった。

TV作品における最初の長谷川平蔵役は歌舞伎役者の八代目松本幸四郎で、このTVシリーズは「原作のイメージそのまま」という高い評価を受けた。これは幸四郎の演技力もさることながら、原作者の池波が長谷川平蔵の人物像を構築する際に、劇作を通じて親交があった幸四郎の面持ちや人となりを少なからずモデルにして書いたため。後年テレビ版で4代目の長谷川平蔵を演じた幸四郎の次男・二代目中村吉右衛門はインタビューなどで、「あて書きなんだから親父は素のまま演じれば良かったが、自分はそういう訳に行かないのでそう簡単にはいかない」といった心境を告白している。

その吉右衛門は最初のTVシリーズで平蔵の息子・辰蔵を演じ、親子共演している。彼は実父そっくりの風貌を理由に、2作目のTVシリーズを作成する際、是非長谷川平蔵をと懇願されたが、実際の平蔵に比べ若過ぎることを理由に断っている。そして4作目のTVシリーズになって、長谷川平蔵が火付盗賊改方に着任した頃とほぼ同じ年齢になったため、ようやく演じることになったという経緯がある。なお吉右衛門によれば、原作者の池波からも吉右衛門が平蔵と同年代になれば演じて欲しい(幸四郎は実際の平蔵に比べてかなり年上だった)と当初から言われていたのだともいう。 原作を使い切ったらドラマは終了する、つまり原作に基づかないドラマは制作しないという原作者との取り決めによって、中村吉右衛門版が全作品(池波の死によって未完となった遺作は、エンディングをシナリオライターが補った)をドラマ・映画化した2001年の第9シリーズを最後にシリーズは一旦終了となった。但し幸四郎の時代に、当時連載中だった原作の小説が数量的にドラマの放送回数に間に合わなくなるという事態が起こり、窮余の策として『鬼平』以外の池波作品から転用できるものを池波の諒承を得たうえで書き換えたドラマ・オリジナル脚本が数作あり、これが吉右衛門版でも再使用されている。これとは別に、吉右衛門の時代には数篇の原作をひとつにまとめたスペシャル版を制作することがよくあった。

こうした手法を使うことにより、鬼平ファンからの放送復活を望む強い声に応えるかたちで、2005年から年1作程度のペースで鬼平犯科帳スペシャルが制作されている。

八代目幸四郎版

主演:八代目松本幸四郎、制作:東宝、放送:NET系

各話のタイトル

第1シリーズ(1969年10月7日~1970年12月29日、NET系 火曜21時台時代劇枠)

  • 第1話 血頭の丹兵衛
  • 第2話 四度目の女房
  • 第3話 谷中いろは茶屋
  • 第4話 蛇の眼
  • 第5話 怪談さざ浪伝兵衛
  • 第6話 本所・桜屋敷
  • 第7話 暗剣白梅香
  • 第8話 密偵(いぬ)
  • 第9話 唖の十蔵
  • 第10話 女掏摸(めんびき)お富
  • 第11話 老盗の夢
  • 第12話 妖盗葵小僧
  • 第13話 埋蔵金千両
  • 第14話 お雪の乳房
  • 第15話 むかしの女
  • 第16話 駿州宇津谷峠
  • 第17話 熊五郎の顔
  • 第18話 市松小僧始末
  • 第19話 霧(なご)の七郎
  • 第20話 山吹屋お勝
  • 第21話 浅草御厩河岸
  • 第22話 血闘
  • 第23話 罪(つみ)
  • 第24話 八丁堀の女
  • 第25話 男の毒
  • 第26話 井筒屋おもん
  • 第27話 五年目の客
  • 第28話 縄張り
  • 第29話 麻布ねずみ坂
  • 第30話 盗法秘伝
  • 第31話 女の毒
  • 第32話 まじめの新助
  • 第33話 鬼坊主の花
  • 第34話 むかしの男
  • 第35話 情炎
  • 第36話 白痴(こけ)
  • 第37話 おみね徳次郎
  • 第38話 敵(かたき)
  • 第39話 猿(ましら)の銀次郎
  • 第40話 かわうそ平内
  • 第41話 白浪看板
  • 第42話 恋文
  • 第43話 うんぷてんぷ
  • 第44話 おみよは見た
  • 第45話 夜鷹殺し
  • 第46話 報復(しかえし)
  • 第47話 運の矢
  • 第48話 密通
  • 第49話 神田明神裏
  • 第50話 かまいたち
  • 第51話 艶婦の毒
  • 第52話 乞食坊主
  • 第53話 おせん
  • 第54話 色と欲
  • 第55話 深川千鳥橋
  • 第56話 金太郎蕎麦
  • 第57話 お菊と幸助
  • 第58話 雨の湯豆腐
  • 第59話 おっ母ァすまねえ
  • 第60話 罠(わな)
  • 第61話 あほうがらす
  • 第62話 罪ほろぽし
  • 第63話 女賊の恋
  • 第64話 女の一念
  • 第65話 おしろい猫

第2シリーズ(1971年10月7日~1972年3月30日、NET系 木曜22時台時代劇枠)

  • 第1話 剣客
  • 第2話 猫じゃらしの女
  • 第3話 兇族
  • 第4話 狐火(前篇)
  • 第5話 狐火(後篇)
  • 第6話 おしげ
  • 第7話 夜狐
  • 第8話 兇剣(前編)
  • 第9話 兇剣(後編)
  • 第10話 隠居金七百両
  • 第11話 女賊
  • 第12話 鈍牛
  • 第13話 雨乞い庄右衛門
  • 第14話 平松屋おみつ
  • 第15話 下段の剣
  • 第16話 掻掘のおけい
  • 第17話 のっそり医者
  • 第18話 情事
  • 第19話 刃傷以后
  • 第20話 裏道の男たち
  • 第21話 あいびき
  • 第22話 殺しの掟
  • 第23話 泥鰌の和助始末
  • 第24話 大川の隠居
  • 第25話 礼金二百両
  • 第26話 はさみ撃ち
NET 木曜22時台
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新・鬼平犯科帳