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===2ndアルバム「Lonely Road」===
===2ndアルバム「Lonely Road」===
2009年2月3日には、プロディーサーに、[[セイオシン]],[[スリー・ディズ・グレイス]]等を手がけた[[ハワード・ベンソン]]を迎えた2ndアルバム「Lonely Road」をリリース。全米最高14位となる。また、この作品では音楽性が以前と一変しており、楽曲から絶叫を外す「脱スクリーモ」を行っている。それに加え、[[オルタナティブ・ロック]]調や[[カントリー・ミュージック|カントリー]]調の楽曲まで収録されており、それまでのハードコアなサウンドから一転、非常に大きな路線変更を図実験作となった。その為、当時、全米では多くの賛否両論が巻き起こった。
2009年2月3日には、プロディーサーに、[[セイオシン]],[[スリー・ディズ・グレイス]]等を手がけた[[ハワード・ベンソン]]を迎えた2ndアルバム「Lonely Road」をリリース。全米最高14位となる。また、この作品では音楽性が以前と一変しており、楽曲から絶叫を外す「脱スクリーモ」を行っている。それに加え、[[オルタナティブ・ロック]]調や[[カントリー・ミュージック|カントリー]]調の楽曲まで収録されており、それまでのハードコアなサウンドから一転、非常にポップな路線へと移行している。その為、当時、全米では多くの賛否両論が巻き起こっていた。


===フリーでの活動、原点回帰===
===フリーでの活動、原点回帰===

2010年9月16日 (木) 10:05時点における版

ザ・レッド・ジャンプスーツ・アパラタス
2010年5月のライブ。
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 フロリダ州ジャクソンビル
ジャンル スクリーモ (現在)
エモ
ポップ・パンク
オルタナティブ・ロック (2008-2009年)
活動期間 2001年 – 現在
レーベル 未契約
ヴァージン (2005-2010年)
公式サイト redjumpsuit.com
メンバー ロニー・ウィンター
デューク・キチンズ
マット・カーター
ジョーイ・ウエストウッド
ジョン・ウィルケス

ザ・レッド・ジャンプスーツ・アパラタスThe Red Jumpsuit Apparatus)とはアメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のスクリーモバンドである。

バンドの名前である"Red Jumpsuit Apparatus"(直訳:赤ジャンプスーツ器具)は、目隠しされたメンバーの一人が、壁に貼られたでたらめの単語の中から3つ選んで決めたもので、メンバーは名前にはこだわっていなかった。"Face Down"は、全米シングルチャートにて最高24位を記録した彼等の代表曲。

現在のメンバー

ロニー・ウィンター / Ronnie Winter - (ヴォーカル)

  • 2006年8月、5年以上付き合った彼女ステイシーと結婚。

デューク・キチンズ / Duke Kitchens - (リード・ギターピアノ)

マット・カーター / Matt Carter - (リズム・ギター)

ジョーイ・ウエストウッド / Joey Westwood - (ベース)

  • 2007年8月、恋人ローラとの間に娘をもうける。

ジョン・ウィルケス / Jon Wilkes - (ドラム)

元メンバー

エリアス・レイディ / Elias Reidy - (ギター)

  • 2008年10月に脱退。

来歴

結成

2001年冬にロニー(ヴォーカル)とデューク(ギター)が、フロリダ州にてバンドを結成。初期の頃はBlink 182等のカバーを行っていた。その後も、地方で精力的に活動し評判を得るもメンバー数人が脱退。ロニーがネットでメンバーを募集し、それをみたエリアス(ギター)が加入、その後エリアスが以前活動していたメタル・バンドのメンバーで、幼なじみのジョーイ(ベース)が加入する。同じ時期にジョン(ドラム)が入り今のメンバーとなる。数ヶ月後にヴァージン・レコードと契約。プロデューサーとしてホーソーン・ハイツブレイキング・ベンジャミンを手がけたデビット・ベンデスを迎えアルバムの製作に着手する。

1stアルバム「Don't You Fake It」

2006年6月18日、デビューアルバム「Don't You Fake It」をリリース。全米最高25位となる。当時、時代の流れに乗った先鋭スクリーモサウンドに全米から注目が集まり、最終的に全米で100万枚以上を売り上げる大ヒットを記録[1]。このアルバムには、後の彼らの代表曲となる「Face Down」が収録されており、全米シングルチャートにて最高24位を記録している。ちなみに、この曲「Face Down」は、家庭内暴力について書かれた曲で、インタビューでロニーは自身の経験をもとにしてつくられたものだという。「In Fate's Hands」はエリアスとジョーイがいたメタルバンドの名前と同名で、「Seventeen Ain't So Sweet」は、才能はあるがミュージシャンとして成功できないでいる女友達に捧げた曲である。またすべての曲のコンセプトは実際に起きた出来事である。

2008年4月、幕張メッセにて開催されたPUNKSPRING'08に出場。その後の10月に、ギターのエリアス・レイディが脱退する。直後にマット・カーターを正式メンバーへ迎え入れる。

2ndアルバム「Lonely Road」

2009年2月3日には、プロディーサーに、セイオシン,スリー・ディズ・グレイス等を手がけたハワード・ベンソンを迎えた2ndアルバム「Lonely Road」をリリース。全米最高14位となる。また、この作品では音楽性が以前と一変しており、楽曲から絶叫を外す「脱スクリーモ」を行っている。それに加え、オルタナティブ・ロック調やカントリー調の楽曲まで収録されており、それまでのハードコアなサウンドから一転、非常にポップな路線へと移行している。その為、当時、全米では多くの賛否両論が巻き起こっていた。

フリーでの活動、原点回帰

2010年になると、当時契約を結んでいたヴァージン・レコードからの離脱を表明。その後はフリーで活動を行っており、8月24日には自主制作でミニアルバム「Hell or High Water EP」をリリースした。なお、今作からロニーの絶叫も完全復活し、サウンドも以前のスクリーモ寄りへと戻っている。ファーストシングル「Don't Hate」のミュージックビデオが、現在、彼らの公式MySpaceで試聴できる。

音楽性の変化

1stアルバム「Don't You Fake It」では、ポップ・パンクに巧みに絶叫を交ぜた攻撃的なサウンド、いわゆるスクリーモと呼ばれるサウンドを聴かせてくれた彼等だが、2ndアルバム「Lonely Road」からは完全に絶叫を外し、全体的に落ち着いた楽曲が並んでいる。そのため、アメリカでは発売当時、数多くの賛否両論が巻き起こった。しかし、レーベル離脱後にセルフリリースしたミニアルバム「Hell or High Water EP」では、「Choke」や「Don't Hate」を筆頭に以前の彼らのスクリーモサウンドへと回帰している。

ディスコグラフィー

ロニー・ウィンター

アルバム

  • Don't You Fake It (2006年) 全米最高25位
  1. In Fate's Hands
  2. Waiting
  3. False Pretense
  4. Face Down
  5. Misery Loves Its Company
  6. Cat and Mouse
7. Damn Regret
8. Atrophy
9. Seventeen Ain't So Sweet
10. Justify
11. Your Guardian Angel
12. The Grim Goodbye


  • Lonely Road(2009年)全米最高14位
  1. You Better Pray
  2. No Spell
  3. Pen & Paper
  4. Represent
  5. Pull Me Back
  6. Step Right Up
7. Believe
8. Pleads and Postcards
9. Lonely Road
10. Senioritis
11. Godspeed


シングル

タイトル アルバム チャート
U.S.
Hot 100
U.S.
Pop 100
U.S.
Mod. Rock
U.S.
Main. Rock
New
Zealand
2006 "Face Down" Don't You Fake It 24 15 3 38 4
2007 "False Pretense" - - 39 - -
"Your Guardian Angel" 122 - - - 19
2008 "Damn Regret" - - - - -
"You Better Pray" Lonely Road - - 17 31 -
2009 "Pen and Paper" 75 - 32 - -
"Represent" - - - - -

デモ・EP

  • The Red Jumpsuit Apparatus (2005年)
  • Ass Shaker/Justify/Face Down EP (2006年)
  • AOL Sessions Undercover EP (2007年)
  • Your Guardian Angel EP (2007年)
  • Shock Session (2010年)
  • Hell or High Water EP (2010年)

外部リンク

脚注